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スペイン・アンドラ周遊記(19年6月) [海外旅行記]

バルセロナ、アンドラ、グラナダ、コルドバ、マドリードを周遊してきました。実はこれまで首絞め強盗が怖くてスペインに行きそびれていたので、今回の旅行でアンドラと合わせて私の渡航国が2国増えたことになります。
昨年末、Surpriceで下記航空券を購入しました。航空券代69500円+αで総額106150円です。
DAY1 CX539 NGO 1610 HKG 1920
DAY2 CX321 HKG 0020 BCN 0735
DAY8 CX320 MAD 1230 HKG 0705+1
DAY9 CX532 HKG 1615 NGO 2110(CX、NGO、HKG、BCN、MADはキャセイパシフィック航空、名古屋、香港、バルセロナ、マドリード)

Expedia で下記航空券を購入(航空券代17.99ユーロ(以下E)=2263円+手数料600円で総額2863円)。
DAY4 VY2014 BCN 1710 GRX 1840(VY、BCN、GRXはブエリング航空、バルセロナ、グラナダ)

ALSA(https://www.alsa.com/en/web/bus/home)で下記バス乗車券を購入。
DAY2 バルセロナ 1500 アンドラ1815(28.7E=3610円)
DAY3 アンドラ 1100 バルセロナ 1415(5.0E=629円、復路は安くなる料金設定)
DAY5 グラナダ1500 コルドバ1740(8.05E=1013円)

スペイン高速鉄道のサイト(https://train.trenes.com/)で下記乗車券を購入。購入開始は通常2か月前からですが、なぜか7週間前まで購入できなかったので少し焦りました。早く買うほど安くなる料金設定になっており、予約開始日に速攻で申し込んだので、一等車としては破格の値段で購入できました。細かいことですが、平日の昼食タイム(スペインでは14時ごろ)できちんと車内食がついている日時を選んでいます。
DAY6 コルドバ 1325 マドリード 1523(一等車、48.6E=6637円)

各観光地のサイトで下記チケットを購入。いずれも当日入場券を買おうとすると1~2時間待ちという人気観光地で、ナルス宮殿のデイタイムチケットは2か月半前の時点で残りわずかでした。
DAY3の1700からバルセロナのグエル邸(12E=1527円)
DAY4の0800からグエル公園(10E=1289円)
DAY4の1015からサグラダファミリア教会(1045生誕のファサード入場、32E=4247円)
DAY4の2200からアルハンブラのナルス宮殿ナイト入場(8.48E=1120円)
DAY5の1000からナスル宮殿デイタイム入場(14.85E=1961円)

booking.com で下記ホテルを予約。いずれもバス・トイレ付の個室で、無料Wifiが利用でき、交通の便が良くて安いという条件で選びました。この条件で絞り込むのに一番便利なサイトが booking.com です。
ホテル・ピレネー(アンドラ、3つ星、朝食付きで41E=4976円)
ペンション・ポルトガル(バルセロナ、1つ星、素泊まりで46ユーロ(以下E)=5583円)ホステル・アルヒベ・デ・サンタ・アナ(グラナダ、星なし、朝食付きで18E=2237円)
ロス・オメヤス(コルドバ、2つ星、朝食付きで34.5E=4228円)
オスタル・オリベール(マドリード、星なし、素泊まり2泊で58E=7208円)

以上、ホテルと主要都市間の移動、有名観光地の入場料で総額155278円です。今回の旅程を旅行会社風に書き出してみました。
1日目 午後セントレア出発。香港経由でバルセロナへ(機中泊)
2日目 朝、バルセロナ着。市内観光後、15時のバスで隣の小国アンドラへ(アンドラ泊)
3日目 11時のバスでバルセロナへ。着後、市内観光(バルセロナ泊)
4日目 バルセロナ市内観光。夕方、飛行機でグラナダへ(グラナダ泊)
5日目 グラナダ市内観光。午後、バスでコルドバへ(コルドバ泊)
6日目 コルドバ市内観光。午後、高速鉄道でマドリードへ(マドリード泊)
7日目 終日マドリード市内観光(マドリード泊)
8日目 昼の便でマドリード発。
9日目 朝、香港着。午後の便で香港を発ち、夜に名古屋着。お疲れさまでした。


旅行初日、午前中仕事をしてからセントレアへ。前もってWEBチェックインを済ませ、スマホにモバイル搭乗券をダウンロードしておいたので、保安検査と出国審査を済ませてからプライオリティパスでスターアライアンスラウンジに直行できました。
香港到着後、プラザプレミアムラウンジに入り、すぐにシャワーを予約。2時間半後とのことですが、想定の範囲内で、搭乗まで4時間以上あるので大丈夫です。その間に食事をしたり、ビールを飲んだり、ネット接続したりして時間をつぶしました。

2日目、日が変わったところで香港を出発。フライト時間は12時間ですが、時差の関係で前半が日本や香港での一般的な就寝時間、後半がスペインでの就寝時間になります。時差ボケを防ぐなら、後半をいかに寝るかが大事であり、私はルネスタとベルソムラという2種類の睡眠剤を使いました。この2剤は筋弛緩作用がほとんどないので、エコノミークラスでも寝相が崩れて寝苦しくなることはありません(個人の感想です)。また睡眠薬の一部は国によっては持ち込み禁止になっていますが、これらは機序的に考えてその可能性は低いと思います(保証はできません)。
バルセロナには定刻通り到着し、0800発の空港バス(往復10.2E)でカタルーニャ広場へ。日曜朝ですいていたこともあり、所要時間は20分強です。
そこから徒歩でカテドラル(入場無料)、王の広場(入場無料)を見て回り、ピカソ博物館(12E)へ。ここではピカソの絵画が年代ごとに展示されています。弱冠10代で写実画の教科書的な技法はマスターし、次第に抽象画へと移行していく過程を目で追うことができました。なお余談ですが、抽象画を書いていた人が認知症になり、写実画を描くようになったという症例を知っています。逆に言えば、写実画に飽き足らなくなったピカソの創造力が抽象画に向かったのは、必然だったのでしょう。ピカソの絵画は、超ひも理論で見られる多次元のカラビ・ヤウ多様体を二次元に落とし込んだイメージとどこか通じるものがあります。もしかしたらピカソは三次元の物体を四次元から俯瞰し、それを二次元に落とし込む感覚をもっていたのかもしれません。
ここから最寄りの地下鉄ジャウマ・プリメ駅で10回券(10.2E)を買い、地下鉄4号線、1号線、カタルーニャ鉄道を順に乗り継いでモリノウ駅へ。駅から徒歩20分くらいのところに、ガウディの作品で世界遺産のコロニア・グエル教会(オーディオガイドなしで8.5E)があります。この教会の最寄り駅はモリノウ駅の一つ先にあるコロニア・グエル駅ですが、ここまで行くと10回券を使えるゾーン1からはみ出してしまうので、カタルーニャ鉄道の切符を別に買う必要があります。逆にモリノウ駅までなら10回券の1回分で行けるのでお得です。片道あたり7~8分余分に歩くことになりますが、電車の本数はモリノウ駅のほうが多いので、利便性では大差ありません。
コロニア・グエル教会はガウディの最高傑作という人もいて、かなり独創的な造形ですが、なぜかほっこりできます。私がついた時にはちょうどミサをしていて、それが終わってしばらくするまで教会で滞在していました。
徒歩でモリノウ駅に戻り、今度はカタルーニャ鉄道と1号線を乗り継いでアルク・ダ・トリオンフ駅へ。すぐそばには北バスターミナルがあり、ここからアンドラ行きのバスが出発するのです。
近くのバルでハンバーグのワンプレートディッシュ(5.5E)を食べ、物足りなかったのでバスターミナル内の売店で2.4Eの総菜パンを買いました。
1500発のバスに乗り、定刻より早い1800前にアンドラ着。ここは山間の小国であり、バルセロナよりさっぱりして近代的な建物が目立ちます。避暑地というイメージだったのですが、夕方にもかかわらず気温は30℃もありました。
一度ホテルにチェックインをして、部屋に荷物を置いてから市内散策へ。メインストリートにはおしゃれなショップが立ち並び、レストランも数件見つけました。しかし、がっつり食べたい気分ではなく、かといってマクドナルドやバーガーキングでは面白くありません。結局ピレネーというデパート3階のスーパーマーケットでこの地方の伝統料理のお惣菜(ミネラルウォーター、ビールも買って合計6.09E)を見つけ、それを部屋で食べました。乾燥したそぼろのような料理で、かすかにガーリックが効いています。250グラムのパックが2パックセットで、賞味期限が長かったので、1パックだけ食べて、残りを後日に回すことにしました。
この日使ったのは上記54.89Eとミネラルウォーターであわせて56.54Eです。

3日目、0800からホテルで朝食をとり、部屋に荷物を置いたまま市内散策へ。すぐ近くまで迫ってくる山の岩肌と近代的なヨーロッパの街並みとのコントラストが楽しい場所です。ただし目ぼしい観光地があるわけではなく、ショッピングが目的でもないので、あくまで初めての国に来たという事実欲しさにやって来ました。
1010にホテルに戻り、荷物を引き払ってチェックアウト。1100発のバスに乗り、1405にバルセロナ着。
バスターミナル近くの店に入り、海鮮パエリア(9.95E)を食べました。バルセロナは今回の旅行先で一番海に近い街です。日本で食べるのとそれほど味が変わるわけではありませんが、バルセロナで海鮮パエリアを食べることに意義があるのです。
食後、地下鉄に乗って3号線のドラサナス駅へ。ここから徒歩数分の場所にあるホテルにチェックインしました。しかしバス・トイレ付きの部屋を予約していたのに、手違いでバス・トイレなしの部屋に通されました。他に空き部屋はないとのことで、差額の10Eを返金されて諦めることに。今さら他のホテルを探しまわる元気もないので、仕方ありません。
部屋に荷物を置き、気を取り直して市内観光に出発。すぐ近くにはコロンブスの塔があります。塔のてっぺんには海に向かって右手を上げるコロンブスの像があり、周りはロータリーになっていました。6E払えば塔の上まで上れるそうですが、高い場所からバルセロナの街並みを眺めるのは翌日のサグラダファミリア教会まで取っておくことにしました。また近くには海洋博物館(10E)もありますが、個人的に船にはあまり興味がないので見合わせました。それよりはランプラス通りを散策するほうが楽しめると思ったのです。
そのまま通りを北上して、ガウディ作の世界遺産グエル邸の近くに行くと、そこに行列はありません。私は混んでいるという経験談を見て前売り券を買ったのですが、これなら必要なかったようです。入場を予定より1時間早めてもらい、そのまま中に入りました。とても居心地の良さそうな邸宅で、造形のところどころにガウディらしさが感じられます。
その後レイアール広場を見て、ミネラルウォーター2本とビール(0.8×2+0.75=2.35E)を買ってからホテルに戻りました。夕食時まで少し時間をつぶして、1830に出発。ランプラス通り中央の遊歩道にあるオープンテラスのレストランで、タパス(スペイン風のおかず)3種と海鮮パエリアのセット(10.95E)を注文しました。地球の歩き方には、バルでは基本的にチップは不要で、レストランでは5~10%が目安と書かれています。15ユーロを払ってお釣りをもらったところ、2ユーロ+1ユーロ+50セント×2+5セントという形で帰ってきました。これは50セント~1.5Eの幅でチップを渡せるようにという店側の温かい心配りです。1ユーロをチップとして置いてきました。
この日使ったのは昼食、夕食、ミネラルウォーター2本とビールの代金で、そこからホテルの返金を引くと14.25Eです。アンドラのホテルでベッドにチップを置いてくるのを忘れました。テヘペロ。

4日目、この日はグエル公園に0800、サグラダファミリア教会に1015に入場するチケットを購入済です。アンドラで買った伝統料理の総菜とミネラルウォーターで朝食を済ませ、ホテルに荷物を預けて0650にチェックアウト。地下鉄でアルフォンス・デシモ駅に向かい、そこからシャトルバスでグエル公園に向かう予定でした。しかし0710と相当早く着いてしまったので、まだシャトルバスの姿は見えません。バスを待っても良かったのですが、そのまま歩いて0730に到着しました。実は0800前であれば、グエル公園には無料で入場できます。もともとはガウディがデザイン監修した高級住宅地になる予定でしたが、その計画が頓挫してしまい、今では世界遺産の公園になっています。カラフルなトカゲの像が入り口付近で出迎えてくれ、全体のテイストもガウディらしさ満点です。ここで1時間ほど滞在し、外に出て帰りのシャトルバスを探しましたが、見当たりません。帰りも最寄りのレセップス駅まで歩いてしまいました。往復のシャトルバスを利用せず、入場料不要の0800前に入場したので、結果的にここのチケットは買う必要がなかったのですが、入場したことは事実なので良しとします。
そこから地下鉄でサグラダファミリア駅に向かい、入場時間の1015まで周囲を散策したり、マックでコーヒー(1.1E)を飲んだりして時間をつぶしました。物々しい金属探知機を通って中に入ると、そこにはガウディ特有の柔らかいデザインで統一された空間が広がっていました。色とりどりのステンドグラスからはカラフルな光が降り注ぎ、私がこれまで見てきた中でもトップクラスの高い天井には昆虫の骨格を思わせる不思議な造形があります。1045から予約してあった生誕のファサード頂上へのエレベーターに乗り、上空からバルセロナの街並みを一望しました。しかし一度に10人前後しか滞在できない仕様であり、そこから長い階段を下りてくる必要があったので、もし次に来るならファサードへのエレベーターはなしでも良いと思いました。
結局サグラダファミリアには2時間ほど滞在し、正午過ぎに出てきました。近くのバルで6.5Eのワンプレートディッシュを食べ、地下鉄でディアゴナル駅へ。ここの駅そばにカサ・ミラというガウディが建築した世界遺産の建物があるので、外観だけ見て、再び地下鉄でカタルーニャ駅に向かいました。ここではカタルーニャ広場とその隣にあるデパートに立ち寄ってから、地下鉄でホテルまで往復し、荷物を引き払ってきました。10回券が1回分余ってしまいましたが、十分に元は取っています。
カタルーニャ広場横のエアポートバス乗り場からバスに乗って空港へ。あらかじめWEBチェックインを済ませてあったのでそのままプライオリティパスのラウンジに向かい、そこで軽く食事をしました。
グラナダ空港には定刻より10分遅れで到着し、そこからエアポートバス(3E)で市内中心部のカテドラルに着いたのは2010 でした。
すぐホテルにチェックインして部屋に荷物を置き、地球の歩き方に載っていたロス・ディアマンディスという近くのバルに向かいました。グラナダのバルではワンドリンクごとにタパス(小皿料理)を付けてくれ、しかも1杯目と2杯目では違うタパスを出してくれるとのこと。この店では一杯目のタパスが小魚のフライで、2杯目はアサリのオリーブオイル蒸しでした。ビール2杯とタパス2皿で4.4Eと格安ですが、どうもタパス乞食のようで肩身が狭く感じました。気分的にも胃袋的にも満たされなかったので、別の店でフライドポテトとフライドチキンのセット(3.5E)を頼みました。
そうこうしているうちに2200予約のアルハンブラ宮殿ナスル宮のナイトツアーの時間が迫ってきました。私が行くとすでに長蛇の列ができており、2200のオープンから15分経ってようやく入場することができました。ここは簡単に言えばイスラム教徒が建造し、のちにキリスト教徒が改修した場所です。しかし美しいイスラムの造形はほぼそのまま残されており、千夜一夜物語の気分を味わうことができました。昼とは趣が異なり、ロマンチックさとミステリアスさが当社比80%アップします。ここは夜にも来て正解でした。
この使ったのは上記18.5E とホテルへのチップ、ミネラルウォーターであわせて22.1Eです。

5日目、0800から隣のホテルで朝食をとりました。そちらの宿泊客はみなビュッフェ式の朝食ですが、私はトーストとコーヒーだけの簡素なセットです。私も差額を払ってビュッフェにしたかったのですが、先に注文を聞かれてオーダーしてしまったので仕方ありません。
部屋に荷物を置いて0830に出発。この日は1000にナスル宮に入場するチケットを持っており、1200のチェックアウト時間までに戻ってこないといけません。時間配分を考えて最初にヘラネリフェに入り、よく手入れされた美しい庭園を見てからナスル宮に入りました。ナスル宮は前夜にも来ていたのでこれで二度目です。やはり昼はどこか凡庸な雰囲気になり、夜ほどの感動はありません。ここを抜けるとパルタル庭園に出ます。その出口がヘラネリフェに近い場所にあるので、本来ならヘラネリフェは最後に見たほうが効率的です。私は順番が逆になり、最後にアルカサバに入りました。ここはイスラム時代に作られた軍事要塞です。難攻不落と言われたのが良く分かる堅牢な作りで、一番先端にある見張り台からはグラナダの街を一望できました。建物の壁と屋根の色が統一されているので、とても美しい街並みになっています。
ここを見終えてからホテルに戻り、チェックアウト。昼食はどうしようか迷ったのですが、たまたま見つけたイスラム料理のレストランで9.5Eのセットメニューを見つけ、そちらを注文しました。チップ込みで10E渡したのですが、店の人の反応を見るとチップはなくても良かったかもしれません。
食後、王立礼拝堂(5E)とカテドラル(5E)へ。王立礼拝堂は非常に豪奢ですが、写真撮影禁止なのが残念でした。カテドラルは大きな教会ですが、前日にサグラダファミリアを堪能した身にはどこか物足りなく思えました。
カテドラルからグラナダのバスターミナル(Estacion Autobuses)へは21番と33番のバスが走っています。私は券売機で1.4Eのチケットを買い、先に来た21番バスに乗りました。
グラナダからコルドバへはバスで2時間40分の旅です。指定席ですが、空いていたので自由に席を移動できました。車窓からはひまわり畑を眺めることができました。
コルドバでは3番バス(1.3E)に乗り、ポトロ広場へ。ここにある旅籠屋ポトロはドン・キホーテにも登場したそうです。私にはどの建物か分からなかったのですが、適当に写真を撮りました。
ホテルはメスキータの裏手、ポトロ広場からは徒歩圏内にあります。チェックインして部屋に荷物を置いてから夕食に出かけ、たまたま目に止まった店でポークステーキのワンプレートディッシュ(パンとセットで8.4E)を食べました。食後、アルカサルという王城に行くつもりでしたが、営業終了時間が2000で地球の歩き方に書いてある2045よりだいぶ早かったので、すでに閉まっていました。諦めて周囲を散策してからホテルに戻ってきました。
この日使ったのは上記31.1Eとホテルへのチップ、ミネラルウォーターであわせて34.3Eです。

6日目、0800からホテルで朝食をとり、0820に出発。チェックアウト時間の1200までには戻ってくる予定なので、大きな荷物は部屋に置きっぱなしです。この日はメスキータと前日行きそびれたアルカサルに行く予定です。
メスキータは0830~0930に無料開放されているので、まずはそちらへ。ここはイスラム教徒が建造し、その後キリスト教徒が改修した場所です。白と黄色の縞々模様のアーチが延々と連なっていて、やや薄暗い屋内と相まって雰囲気満点です。ステンドグラスとイスラムの飾り窓、イスラム建築と大聖堂という通常ではありえないコントラストが楽しめました。
0920になるとスタッフが観光客を追い出しにかかったので、メスキータを出てアルカサル(5E)へ。ここは一応王城ということになっていますが、王城要素が3割、植物園要素が7割といった場所です。マイペースでまわって所要40分でした。
1015から再びメスキータに入りました。1000以降は入場料10Eが必要ですが、朝は一般解放されていなかった大聖堂部分にも立ち入ることができます。その時と合わせて延べ100分、たっぷりとメスキータを見学できました。
近くのカフェで生ハムとトマトのフランスパンサンド(4E)を買い、ホテルに戻って食べてからチェックアウト。土産物屋を散策し、1200にメスキータ南のバス乗り場から3番バス(1.3E)に乗ってコルドバ駅へ。一等車の切符を正規運賃で買うとラウンジを利用できるのですが、私は早割なのでその権利はありません。待合室のベンチで時間をつぶしました。
列車は定刻通り出発し、1340から車内食のサービスが始まりました。昨年乗車したポーランドの高速鉄道では「前菜+ワンドリンク」といった感じだったので、今回も量的にはあまり期待していなかったのですが、飛行機のエコノミークラスの機内食と同等のボリュームがありました。肉団子とライスのメインディッシュ、サラダ、チョコレートムース、ジュース、ワンドリンク(ワインやブランディ―も選べます)、そして食後のコーヒーといった内容です。正確な列車の走行速度は分かりませんが、車内の揺れは東海道新幹線のN700系の数割増しといったところです。正直なところ、揺れの少なさで言えば中国の高速鉄道のほうが上でしょう。
意外なことに定刻より3分早くマドリードに到着し、地下鉄の駅で10回券を購入しました。マドリードの地下鉄では、1回券(1.5E)にしろ10回券(12.2E)にしろ、最初に 2.5Eの専用カードを買わないとチャージできない仕組みです。つまり合計で14.7Eでした。
地下鉄でソル駅に移動し、そこから徒歩2~3分の場所にあるホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いて、すぐに出発しました。
まずは徒歩で王宮南にあるアルムデナ大聖堂(入場無料)へ。大きいだけでそれほど印象に残らない場所でした。
次に王宮(13E)に入場。こちらも大変豪奢なのですが、ヨーロッパの主要な宮殿に行きつくした者にとっては「いつかどこかで見た風景」でした。マイペースで回って所要1時間です。
その後、ミゲル市場やマヨール広場に立ち寄りながらソル駅に戻り、途中の店でワンプレートディッシュ(7.8E)を食べました。ソル駅から地下鉄に乗り、ソフィア王妃芸術センターへ。ここは近代絵画を多く集めた場所で、通常の入場料は10Eですが、1900以降は入場無料になります(2100終了)。ここの目玉はピカソのゲルニカですが、それさえ見られたら良かったので、この時間を狙っていくことにしたのです。1905に到着して行列に並び、1925に入場してロッカーに荷物を預け終わりました。ゲルニカは2階にあります。この一画だけは撮影禁止で、多くの人が見入っていました。私もゲルニカだけゆっくりと鑑賞し、あとは足早に歩いて所要1時間でした。ゆっくり見るなら3~4時間はかかりそうです。
その後、地下鉄でソル駅に戻り、ホテル近くのスーパーで翌朝の朝食にする予定のパン、ビール、ミネラルウォーター(合計4.55E)を買ってから、ホテルに帰ってきました。
この日使ったのは上記60.35Eとホテルへのチップ、他のミネラルウォーターであわせて63.55Eです。

7日目、前日買っておいたパンで軽く朝食を済ませ、0800に出発。この日は国立考古学博物館とプラド美術館に行く予定です。
まずは前日にも訪れたマイヨール広場に立ち寄り、ソル駅から地下鉄でスペイン広場駅へ。しかし生憎スペイン広場全体が工事中で入ることができません。仕方がないので隣のプリンシペ・ピオ駅まで歩き、かつての駅舎を改築して作られたショッピングセンターを散策してから、地下鉄でセラーノ駅に向かいました。
国立考古学博物館(3E)はここから歩いてすぐの場所にあります。アウストラロピテクスのルーシーの骨格模型に始まり、幅広い人文学的、文化的な展示があり、スペインは古くからギリシア、キプロス、ペルシア、エジプトとの文化的交流があったことがうかがわれます。正直、ここの規模を過小評価していたので少し計算が狂ったのですが、後半少し急いで所要120分でした。
ここを見終えてから地下鉄2号線のレティ―ロ駅まで歩き、同じ2号線のオペラ駅へ。地球の歩き方2018には、ここから南東に少し歩いた場所にあるフレスコという店が紹介されており、そこに入りました。サラダ、パスタ、ピザ、パエリア、肉料理、スープ、デザートなどが食べ放題で、ワンドリンク(ビール可)もついて平日昼間は10.5E(夜や土日は12.5E)です。一人旅だとどうしてもたくさんの種類の料理を注文できませんが、ここならさまざまなスペイン料理を一度に楽しめます。
舌も胃袋も満足したところでソル駅に向かって歩き、その北西にあるエル・コルテ・イングレスというデパートに入り、地下のスーパーでミネラルウォーター(1.5Lで0.21E)を調達しました。
そして地下鉄に乗ってプラド美術館(15E)へ。入場して荷物を預けた時点で時刻は1330です。お腹いっぱいで水も調達し、時間もたっぷり。これで心置きなくプラド美術館を堪能できます。正直なところ作品が多すぎて、印象に残った作品しか覚えていないのですが、マイペースでまわって所要3時間半でした。
その後、地下鉄でソル駅に戻り、地球の歩き方2018に載っていたチョコラテリア・サン・ヒネスへ。ここはホットチョコレートとチュロス(セットで4.2E)の有名店だそうで、私もチュロスをホットチョコレートに浸して食べました。昼にたくさん食べたので、夜は軽めです。
しかしどうしても塩気のものが欲しくなり、昼にも立ち寄ったエル・コルテ・イングレスでムール貝の缶詰(1.15E)とミネラルウォーター(0.21E)を買ってからホテルに戻ってきました。こういう時のために機内食でプラスチックのナイフ、フォーク、スプーンが出てきた時はもらってきて、いつもカバンに入れています。
翌日には帰国の途に就くので、この日は日本時間を意識して早めに就寝しました。
この日使ったのは上記34.27Eとホテルへのチップであわせて35.27Eです。

8日目、2日前に買っておいたパンで軽く朝食を済ませ、0800にチェックアウト。空港には地下鉄で向かいました。地球の歩き方2018には地下鉄料金2E+空港料金3Eで合計5Eと書かれていましたが、残り回数のある10回券カードに空港料金を追加したら3Eの支払いで済みました。
0840に空港に到着し、あらかじめウェブチェックインをしてあったのでそのまま出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジへ。機内では日本時間を意識してルネスタとベルソムラで就寝しました。
この日使ったのは上記3Eとホテルへのチップで4Eです。

9日目、朝に香港着。ラウンジをハシゴして名古屋行きのフライトに乗り、定刻通り帰ってきました。

最後に今回の旅費を算出してみました。
あらかじめ日本で支払った金額が155278円、現地で使ったのが230.01Eです。これを出発時の空港での両替レート(128.22円→1E)で計算すると、155278+29492=184770円になりました。実際には現地でもクレジットカードを多用したのでもう少し安いはずですが、これがお土産を除く今回の旅費の総額です。
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バンコク旅行記(19年3月) [海外旅行記]

タイの首都バンコクへの旅行はこれで12回目です。
マンダリン・オリエンタル、ペニンシュラ、シャングリラ、ロイヤルオーキッドシェラトンのような一流ホテルに泊まり、ムエタイ、オカマショー、民族舞踊を見て、ゴーゴーバーに行って、ドリアン、トムヤムクン、各種タイカレー、パッタイを食べて、王宮、ワット・アルン、ワット・ポー、ワット・トライミット、国立博物館、シリラート病院博物館、ウィマンメーク宮殿、スアン・パッカート宮殿、ジム・トンプソンの家、カムティエン・ハウスを訪れ、ショッピングセンターを散策し、タイ式マッサージを受け、水上マーケット、ワニ園、ゾウ園、アユタヤ、カンチャナブリに足を延ばしてきました。
バンコクの観光地は大体行きつくしたと思うのですが、セントレアからバンコク・ドンムアン空港へエアアジアの直行便が就航した記念に再訪しました。片道8308円の航空券代に空港税や発券手数料を加え、往復とも600円の機内食を申し込んで総額24690円です。
DAY1 XJ639 NGO 1055 DMK 1535
DAY4 XJ638 DMK 0215 NGO 0940(XJ、NGO、DMKはエアアジア、セントレア、ドンムアン)
ホテルは booking.com で The Victory Executive Residences Bangkok(3つ星、素泊まり2泊で2200バーツ(7858円)、以下B)を申し込みました。
また出発前に往復のWEBチェックインを済ませ、搭乗券をプリントしておきました。

旅行初日、チェックインカウンターでパスポートを提示しました。帰りはこの行程が不要なので、そのまま搭乗口に向かうことができます。
この日はスターアライアンスラウンジもKALラウンジも満席であり、プライオリティパスでセントレアグローバルラウンジに入りました。LCCで機内食があまり期待できないので、前もってラウンジで飲食できると大変助かります。
ドンムアン空港には定刻前に到着しました。空港内の両替所はレートが悪い(1万円→2685B)ので2000円だけ両替し、A2バス(30B)で Victory Monument へ。ホテルはここから徒歩圏内です。
ホテルに荷物を置いてから再び出かけ、近くにある Century The Movie Plaza の地下1階でフードコートとスーパーを見つけました。フードコートの予算は一食50~70Bくらいです。
ここで食事をしてからBTS(23B)でサイアムに向かい、改札口を出てすぐのところにある両替所で1万円を2802Bに両替しました。でも後でわかったのですが、サイアム駅やパヤタイ駅の構内、パヤタイ駅のBTSとエアポートリンクの連絡通路にはもっとレートの良い店(1万円→2850B前後)があります。
サイアム駅そばにあるサイアム・パラゴンというショッピングセンターを散策したのですが、水族館の入場料が990B、ドリアンが一切れ300~500B、シンハビールが日本の第3ビールより高い40B、フードコートの予算が70~250Bという価格設定を見て、何となく心が折れました。物価の安さがタイの良さだったはずなのに、最近ではムエタイの入場料も1500~2000Bと高騰してしまい、あまり安さを感じられなくなってしまいました。
しかしBTSでホテルに戻る途中、スーパーで12Bのカップヌードルを見つけて少し和みました。

2日目は10年以上ぶりにアユタヤに行く予定です。これまでツアーで3回訪れているので、今回は公共交通機関で行くことにしました。
0700からホテルで別料金(150B)の朝食をとり、0800に出発。最寄りのビクトリー・モニュメント駅からBTSでモーチット駅に移動し(33B)、BTSの進行方向右前方の改札口を出て、そのまま進行方向に数十メートル進むと、バス停があります。そこで96、104、122、134、136、138、145、182、517のいずれかのバスに乗ると北バスターミナル(通称モーチット・バスターミナル)に着きます。番号ごとに料金が違うようですが、私は138番バスに乗って11Bでした。バスには料金徴取をする車掌の女性が乗っているので、20B札を出してお釣りを受け取れば簡単です。ローカルバスターミナルに着き、周りのスタッフに「アユタヤ」と言ってミニバスの乗り場を探したところ、陸橋を渡って道向かいのバスターミナルにたどり着きました。ここで60バーツを払って指定のバスに乗ると、定員13人のミニバスが満席になったところで出発します。行きは所要80分でした。
1100にアユタヤに着き、バスを降りるとすぐにトゥクトゥクの運転手がしつこく言い寄ってきます。それを完全スルーしてスマホで現在位置と方角を確認し(アンドロイドでMAPS.MEを使っています)、近くの店でレンタサイクル(1日50B+預け金500B)を借りました。しかしレンタサイクルに乗っているもなお言い寄ってくる運転手がいたので、商魂たくましいとしか言いようがありません。
個々の説明は省きますが、ワット・ラーチャーブーラナ(50B)とワット・プララーム(50B)を見てから、近くの食堂でタイ料理のワンプレート・ディッシュ(45B)を食べ、午後はワット・プラシー・サンペット(50B)、ワット・プララーム(50B)、ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット(無料)、クンペーン・レジデンス(無料)、ワット・ローカヤースッター(無料)、チャオ・サーム・プラヤー国立博物館(150B)を見て回りました。
アユタヤは隣国によって破壊された古都であり、赤レンガで色こそ違え、どこかギリシア遺跡を彷彿とさせるところがあります。白い外装で覆われていた当時はさぞ美しかったことでしょう。
レンタサイクルを返し、「バンコク・モーチット」と周りの人に言って場所を教えてもらい、ミニバスの乗り場にたどり着きました。行きにバスを降りた場所から200メートルほど西にそれらしきバスが固まっていました。
60B払ってバスに乗り、1545に出発。帰りは渋滞に巻き込まれ、1730にBTSモーチット駅のそばで途中下車しました。BTS(33B)でビクトリー・モニュメント駅に向かい、前日にも来たCentury The Movie Plaza 地下1階のフードコートで、シーフード・パッタイ(70B)と海南チキンライス(50B)を食べてから、ホテルに帰ってきました。ホテルの最上階にはプールもあり、日中の熱をたっぷりと含んだ温水プールでひと泳ぎしました。

3日目はバンコク市内を適当に散策する予定です。
0700からホテルで別料金(150B)の朝食をとり、0830にチェックアウト。大きな荷物はホテルで預かってもらいました。
Century The Movie Plaza 前のバス停から出る39番バスが王宮方面に行くとのことで20分以上待っていたのですが、一向に来ません。目的地を変え、ビクトリー・モニュメントからウィマンメーク宮殿に行く108番バスに乗りました(13元)。しかしいざ着いてみると、この日はクローズとのこと。ここから王宮方面へは12番バスが行くようですが、もうこれ以上熱暑の中を待つ元気もなく、タクシーで王宮そばの国立博物館(200元)に向かいました(59元)。ここは以前にも来たことがありますが、その時は時間の制約があったので、今日は時間を気にせずマイペースで見て回ろうと思ったのです。途中、博物館内にある屋台でヌードル(40元)を食べ、タイの美術品の数々を見て回り、所要190分でした。前日訪れたアユタヤの国立博物館と比べ、数倍の規模です。タイの仏像にはカンボジア、中国、インドの様式が少しずつ混ざり合っていますが、それを十分に堪能しました。
博物館道向かいのバス停で、BTSパヤタイ駅に向かう59番、503番、MRTフアラムポーン駅に向かう507番のうち、最初に来たバスに乗ろうと思っていたら503番バスが来たのでそれに乗りました。パヤタイ駅まで15元でした。
ここまでですっかり暑気にやられ、もはやこれ以上炎天下の屋外を歩く元気はありません。パヤタイ駅付近で買い物をしてからBTSでサイアム駅に向かい、駅付近のショッピングセンターを散策して時間をつぶしました。途中、妙に倦怠感が強く、ペットボトルの水を1本飲み干したら復活したので、どうやら脱水症だったようです。しかしその後も足元がふらつくため、糖分とナトリウムが不足していると考え、フードコートでトムヤムフィッシュとオムレツごはん(60B)を食べたらかなり復活しました。
その後、サイアム・パラゴンの道向かいにある屋台街そばの店でタイマッサージ(1時間250B+チップ)を受け、途中ホテルで荷物を受け取ってからBTSモーチット駅に向かい(26B+33B)、進行方向左手のバス乗り場でA1バス(30B)に乗り換え、ドンムアン空港へ。あらかじめ自宅でプリントアウトしてきた搭乗券で出国審査と保安検査をすまし、プライオリティパスで2つのラウンジをハシゴしました。食事に関してはスワンナプーム新国際空港のプライオリティパスのラウンジより充実している気がします。

そして4日目の午前中、ほぼ定刻通りセントレアに到着。セントレアのカードラウンジは到着時にも利用できるので、こちらに立ち寄ってから帰宅しました。

今回の旅で使った費用は航空券24690円、ホテル7858円、現地両替分12000円で、合計44548円です。それで財布の中に500Bほど残りました。
最近では旅行に行きすぎて、たいていの場所はリピートになってしまい、非日常を感じられなくなりました。その結果、海外旅行先でも地元民と同様に公共交通機関を使い、そこら辺の店で食事をして、バスとトイレだけついた格安ホテルに泊まり、金を使わない旅行がすっかり板についてしまいました。
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高雄旅行記(19年2月) [海外旅行記]

泉佐野市にふるさと納税をして、ピーチポイントで高雄に行ってきました。昨年7月に下記航空券を購入して総額19670円でしたが、そのうちピーチポイントが15000円分で、残りがカード払いです。
DAY1 MM035 KIX 1100 KHH 1340
DAY2 MM036 KHH 1425 KIX 1810(MM、KIX、KHHはそれぞれピーチ、関空、高雄)
関空1100のフライトであれば名古屋から始発の新幹線でも間に合いますが、余裕をもって前日のうちに大阪入りすることにしました。大阪難波までの近鉄特急は、金券ショップで購入した株主優待券(乗車券)1800円と近鉄ホームページで購入した特急券1600円を組み合わせ、片道3400円です。
ホテルは、楽天トラベルで大阪・動物園近くのビジネスホテルみかど(素泊まり2000円)を、booking.com で高雄・六合夜市の北にあるウィーカンホテル(朝食付き2泊で1800台湾ドル、以下T$)を予約しました。

今回は大阪に前日入りする日を0日目とします。この日、自宅で夕食と入浴を済ませ、名古屋2000発のアーバンライナーと地下鉄を乗り継いで、ホテルに向かいました。

1日目、ホテル近くの定食屋で朝食をとり、南海電鉄(920円)で関空へ。
ターミナル1のカードラウンジに立ち寄ってからターミナル2へ移動し、セブンイレブンで総菜パンを買いました。これがこの日の昼食です。また保安検査後にペットボトルの水を買いました。
高雄には20分ほど遅れて到着し、両替(1万円→2659T$)をしてから、MRT駅の窓口で48時間券(250T$)を買いました。これで今回の高雄滞在中はMRTに乗り放題です。
まずはMRTで美麗駅に行き、近くの店で鶏肉飯(30T$)を食べてから、ホテルにチェックインしました。美麗駅の天井アートを見て、台湾風の肉そぼろかけご飯を食べると、高雄に来たという実感がわいてきます。
ホテルの部屋に荷物を置いてから再び出かけ、MRTで西子湾駅へ。打狗鉄道故事館(屋外鉄道博物館、入場無料)に立ち寄ってから、旗津フェリー(片道30T$)で旗津半島に向かいました。フェリーを降りて、海鮮屋台が立ち並ぶ道を歩いていくと、海岸公園にたどり着きます。コンビニで台湾ビール(35T$)と味付きゆで卵(10T$)を買い、海岸公園で足だけ海水に浸りました。
再びフェリーで西子湾に戻り、火鍋の店で香港風火鍋(145T$)を食べてから、MRTで隣駅まで移動。そこから徒歩で高雄市立歴史博物館と愛河に向かいました。歴史博物館(入場無料)は内部展示よりも建物の外観のほうが見ごたえがあり、また夜は美しくライトアップされるので、あえて閉館後のこの時間帯を狙ってきた次第です。
そこからさらに徒歩で六合夜市に向かい、貝がらを使った海鮮グラタン(40T$)を食べてから、ホテルに帰ってきました。

2日目、0700からホテル指定レストラン(隣のホテル地下)で朝食をとり、0740に出発。
まずはMRTで左営駅に向かい、そこで自強号(特急)の時刻表を調べました。この日の午後は台南に行く予定です。そこからさらにMRTで橋頭火車駅まで北上し、駅のすぐ北にある台湾糖業博物館(入場無料)を散策しました。ここは日本統治時代の砂糖工場の跡ですが、それが観光の目的ではありません。ここでは毎日10時半と15時から十鼓という太鼓のショー(350T$)が行われており、それを見たかったのです。1020になっても私以外の観客は見当たらず、少し心配になりましたが、1025になるとどこからともなく大勢の団体客が現れました。
最初は薄膜を通した向こうで演者たちのおぼろげな姿が浮かび上がり、臓腑に響くような太鼓の音が襲ってきます。後半はその幕が上がり、演者たちは足元の水たまりを蹴飛ばしながら激しく舞い、バチをふるい続けます。途中、天井から雨が降ってくるシーンもあり、目と耳の両方で楽しむことができる40分間のショーです。
これを見終えてからMRTで左営駅に向かい、駅地下のセブンイレブンで駅弁(75T$、駅舎内店舗限定商品)と台湾ビール(35T$)を買いました。これがこの日の昼食です。1220に列車が来るまで時間があり、また(自由席なので)列車内でゆっくりと座って食べられる保証がないため、駅のホームで食べ終えてから乗車しました。
所要25分で、料金は86T$です。普通列車だとこの倍近く時間がかかりますし、高鉄(台湾新幹線)の台南駅は在来線の台南駅からかなり離れているので、左営から台南までの移動なら自強号がお勧めです。
台南は高雄よりひなびた田舎町で、特に観光したい場所があった訳ではありませんが、初めての訪問だったので、国立台湾文学館、孔子廟、呉園、祀典武廟、祀典台南大天后宮、赤かん楼(50T$)をざっと見て回りました。
帰りは1518の自強号(86T$)で左営駅に戻り、そこからMRTで中央公園駅へ。新堀江という若者の集まるエリアを散策し、そのまま一駅隣の三多商圏まで歩きました。新光三越に立ち寄って少し時間をつぶし、高雄85ビルの東隣にある火鍋の店で麻辣火鍋(130T$)を食べてから、高雄85ビルの展望台(250T$)に上りました。
時刻は1800前です。最初明るかった街がすぐに暗くなり、それとともに観光客の姿も(なぜか)減って、夜景をほぼ独り占めすることができました。1時間ほど展望を楽しんでから、南接する高雄市立図書館(入場無料)へ。ここは外観も内装も美しくライトアップされる場所であり、訪れるなら夜がお勧めです。
その後、MRTで巨蚕駅に向かい、近くにある瑞豊夜市を見て回りました。ここは地元民が多く集まるローカルな市場ですが、通路が狭いので大渋滞してしまい、移動するだけで疲れてしまいます。すぐに断念してMRTで美麗島駅に向かい、広い道路の両脇に広がる六合夜市で牡蠣のオムレツ(50T$)を食べてから、ホテルに戻ってきました。

3日目、0700に朝食をとり、0740にチェックアウト。この日は高雄の定番観光地、蓮池譚に行く予定です。
MRTで左営駅に向かい、そこから紅35バス(12T$)に乗り換えて蓮池譚へ。湖の中に二つの塔がそびえ、その手前で龍と虎が大きく口を開けています(任意で寄付)。塔の上からはあたりの景色を一望できました。
少し離れた場所にも、湖に突き出した建造物が二つあり、それぞれの陸側には中国風の寺院があります。ゆったりと散策して90分ほど時間を費やしました。帰りは301バス(12T$)で左営業駅に戻り、そこからMRTで高雄駅へ。以前はレトロな感じの駅舎でしたが、現代的な建造物に大改装中でした。
ここからMRTで空港に向かい、出国審査後にプライオリティパスでラウンジに入り、この日の昼食をとりました。おでん、肉そぼろかけご飯、各種ヌードル、肉まん、焼き芋、粥など、台湾のB級グルメがそれなりにそろっています。
関空には定刻通り到着しました。空港内で夕食をとり、近鉄特急の時間に合わせてカードラウンジで時間をつぶし、南海電鉄(ピーチ機内で820円)と近鉄特急を乗り継いで、名古屋に帰ってきました。
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西安旅行記(19年1月) [海外旅行記]

17年ぶりに中国の古都、西安に行ってきました。
昨年7月、Surprice で下記航空券を購入しました。航空券代21200円に空港使用料などが上乗せされ、総額31150円ですが、Surrprice の割引クーポンを使ったので30650円になりました。昨年の発券なので、空港税(1000円)は免除されています。
DAY1 MU292 NGO 0855 XIY 1520 
DAY3 MU291 XIY 1330 NGO 2050
(往復とも上海経由。MU、NGO、XIYはそれぞれ中国東方航空、名古屋、西安)
また Trip.com で西安途悦酒店(準4つ星、朝食付き2泊で5117円)を予約しました。このホテルは地下鉄1号線と2号線が交わる北大街駅のすぐ南西にあり、どこに行くにも便利な場所です。

旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、プライオリティパスのラウンジで朝食をとってから搭乗。乗り継ぎ地の上海では西安行きの人たちだけ別に集められ、係員の指示で入国審査を済ませました。乗り継ぎ時間は短めで、ラウンジには10分ほどしか立ち寄れなかったのですが、上海の前後で同じ便名、同じ機材なので、フライトが遅延しても乗り継ぎできなくなる心配はありません。
西安には定刻通り到着し、ここでも名古屋からのフライトの人たちだけ別に集められ、税関を通過しました。
空港内にあるエアポートバスのチケット売り場で、地球の歩き方の鐘楼のページを見せて、G45番バスのチケット(25元)を買い、所要80分で鐘楼の南西にある鐘楼飯店の駐車場へ。帰りのバスもここから乗車することができるようです。
まずは街の城郭の中央やや南方にある鐘楼(30元)に上り、そこから西安の街並みを眺めました。でもただそれだけなので、30元は割高です。
次に地球の歩き方・西安敦煌ウルムチ2018に載っていた同盛祥(鐘楼店)という店で、看板メニューの羊肉泡〇(食莫)35元を頼みました。最初にCDサイズのナン2枚が入ったどんぶりを渡され、それを手で千切るように(ゼスチャー込みで)言われます。そこで2センチ大に千切って店の人に見せるたところ、もっと細かくするように言われました。たしかに周りの人たちも5ミリ~1センチ大になるまで千切っています。言われた通り細かく千切ったところ、それをいったん回収され、5分ほどしてから羊肉が載ったラーメンっぽい料理になって戻ってきました。なるほど、細かく千切らないとナンにスープが染みこまないのですね。より美味い料理にするためには、より多くの単純作業を要します。その体験も含めて、なかなか面白い料理でした。
外に出るとすでにあたりは暗く、鐘楼やその北西にある鼓楼が素敵な感じにライトアップされています。それらの写真を撮ってから、鼓楼の北に延びる回族料理の屋台街を散策し、鳥の手羽に米を詰めて焼いたもの(イカ飯の鶏肉バージョン、10元)を食べました。味付けは中国のイスラム系料理独特のスパイシーなものです。
その後、そのまま徒歩で北上し、途中のコンビニでミネラルウォーターだけ買ってからホテルにチェックインしました。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0730に出発。五路口駅までは地下鉄(2元)、そこからは徒歩で西安駅南西のバスターミナルに向かい、遊5バスに乗車しました。これは途中、華清池に立ち寄り、兵馬俑に向かう観光客向けのバスです。ほとんどの乗客は華清池で降りたのですが、私は前回の旅行で「一度来たら十分」と感じていたので、今回はスキップしました。でも兵馬俑だけはもう一度見たかったのです。
兵馬俑までは7元で、所要60分でした。ここから周囲の人の流れに従えば、徒歩5分ほどでチケット売り場に到着します。冬季120元のチケットを買い、1号坑、3号坑、2号坑、文物陳列庁の順に見学しました。1号坑に入るとすぐ、あのあまりにも有名な兵馬俑がずらりと並ぶ景色が広がっています。個人旅行の醍醐味で、好きな景色を好きなだけ堪能できました。3号坑や2号坑も軍隊の配置など学術的価値の高い展示なのですが、素人にも伝わる凄さという点では、1号坑がダントツです。
次に訪れた文物陳列庁は、分かりやすく言えば兵馬俑の博物館です。発掘品を間近で見られるので一見の価値ありですが、なぜかその一角にエジプト文明展があり、そちらも食い入るように見てしまいました。
これらすべてを見終えて外に出ると、時刻は1130です。屋台でスパイシーな焼き鳥(3串で10元)を頼み、近くの食堂で羊肉泡〇(食莫)38元を食べました。後者は前日の夕と同じ料理ですが、こちらの店では最初から完成品として出てきました。やはりナンは5~8ミリ大に切られており、スープがよく染みこんでいます。
食後、矢印で誘導される方向に歩いていくと、秦の始皇帝陵に行く無料のシャトルバス乗り場に着きます。所要4分ほどで到着し、始皇帝のお墓参りをしてきました。と言っても、立ち入りが禁止された正方形の巨大な敷地があり、内部は木々で覆われているだけです。フェンスに沿って外周を一回りすると徒歩で25分かかりました。もし発掘すれば、学術的、観光的価値の高いものがたくさん見つかるはずですが、今のところ始皇帝の眠りを妨げる計画はないとのことです。
ここから外に出ると、すぐ目の前に西安駅行きの遊5バスが停まっていました。帰りはなぜか10元で、道が混んでいたこともあり所要75分でした。
西安駅南にある五路口駅から、地下鉄(2元)で大雁塔駅へ。駅のすぐそばに大雁塔北広場があり、その向こうには大雁塔が見えています。ここはもともと唐の時代に建立されたお寺であり、初代大雁塔もその時代に建てられましたが、現在残っているのは明代のものだそうです。お寺の入場が40元で、大雁塔に上る場合はプラス20元です。せっかくなので大雁塔最上階からの景色をフレームに収めてきました。
その後、近くのショッピングセンターを散策してから地下鉄(2元)で鐘楼に向かい、その北西にある徳発長(鐘楼店)に入りました。ここは餃子の有名店だそうで、私は酸湯羊肉水餃(31元)とニンニクの茎を炒めた冷菜(22元)を注文しました。まあ、普通に美味しかったです。
食後、前日と同じルートで回族料理の屋台街を抜けつつ、なぜか焼き鳥(4串10元)やナンのサンド(9元)が胃袋に収まり、ホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0750にチェックアウト。この日は適当に鐘楼付近を散策し、1000過ぎの空港バスに乗る予定です。
ホテルから徒歩で南下し、まずは清真大寺(イスラム寺院、15元)へ。中国風の寺院ですが、偶像崇拝を禁じるイスラム教だけあって、人や動物を模した装飾は一切ありません。そのせいか中国風なのに、中国らしい華美に欠ける、かといってモスクらしさもほとんどない不思議な場所でした。
次に鼓楼に向かいました。鼓楼と鐘楼の入場券はそれぞれ30元、共通入場券は50元なので、両方同じ日に入れば少し安くなるのですが、観光時間の兼ね合いで別々の日になってしまいました。初日の鐘楼が物足りなかったので、実は鼓楼も期待していなかったのです。しかし建物の1階に打楽器の展示があり、2階には伝統的家具の展示があります。外から望む鐘楼の姿も見事ですし、何より1階では1日8回(0930、1015、1100、1145、1400、1445、1530、1620)、10分間の演奏会があります。中国の伝統衣装に身を包んだ7人の奏者による打楽器、弦楽器、笛の演奏はそれだけで30元の価値がありました。
その後、1005発に鐘楼飯店を出発する空港バス(25元)に乗り、所要65分で空港へ。プライオリティパスでラウンジに立ち寄りながら、定刻より25分早く名古屋に帰ってきました。

さて、2月から燃油サーチャージが上がりますが、現在のシンガポールケロシンチャートを見る限り、4月以降は現在よりもさらに下がることが予想されます。今から駆け込みで発券も良いですが、4月まで待てるならその方が安くなると思います。
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南京旅行記(18年12月) [海外旅行記]

中国の南京に行ってきました。
ふと、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館(以下、南京大虐殺記念館)に行ってみたくなったのです。
現在では中国共産党が主張する30万人という数字が独り歩きしていますが、日本軍が来る直前の南京の人口は(多くの人が逃げ出して)30万人いなかった説とか、その後人々が戻ってきたので「南京大虐殺」後に南京の人口が増えた説とか、100人斬りの日本兵がいたというのに実際の日本刀は7人も斬るとなまくら刀になる不思議とか、日本軍と南京の子供たちが笑顔でフレームにうつる写真があるとか、ヨレヨレの日本軍がどうやって自分たちより多い30万人もの人間を虐殺できたのか謎とか、時代とともに中国共産党が主張する被害者数が2万人から30万人に漸増したとか、実は毛沢東は1500万人くらい中国人を殺害しているとか、それを隠して「日本が悪い」にしたかったという動機もあるとか、そういう情報制限をしているから中国ではgoogleを使えなくて不便とか、思うところがあったっていいじゃないか。人間だもの。まいる。

そんな訳で今年1月、Trip.comで下記航空券を買いました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA1561 PEK 1355 NKG 1615
DAY3 CA1818 NKG 1145 PEK 1350
DAY3 CA159 PEK 1645 NGO 2045(CA、NGO、PEK、NKGは中国国際航空、名古屋、北京、南京)
値段は、一度中国元建てにしてから日本円にしているのかもしれませんが、他のサイトより1円安い27499円です。しかし事前座席指定ができなかったので、少し懲りました。
ホテルは、やはりTrip.comで南京心之旅花園酒店(準3つ星、朝食付き2泊で7354円)を予約しました。先日、このサイトが日本の宿泊施設で勝手にダブルブッキングをしていたとのニュースがありました。中国系のサイトなので、その程度のアコギなことをしていても不思議ではありません。しかし中国国内のホテルを予約するのであれば、現地でトラブったときのことを考えて、中国最大のホテル予約サイトを味方につけておきたいのです。逆に言えば、中国以外でホテルを予約する際にこのサイトを使う動機はありません。

旅行初日、セントレアで南京までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
飛行機で北京に近づくと、窓の外は普段以上にPM2.5で白く霞んでいます。冬になると貧しい人たちが粗悪な暖房設備をフル稼働させるので、PM2.5濃度が高くなるのです。もちろんこれを見越して、ちょっとお高いPM2.5対応マスクを用意してきました。
北京でもプライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに立ち寄り、南京へと到着しました。こちらもPM2.5の影響で空は白く濁っています。
空港から地下鉄(7元)で中華門駅まで移動し、中華門に立ち寄ってからホテルにチェックインするつもりでしたが、途中で気が変わって、先にホテルへと向かいました。部屋に荷物を置いてから再出発。途中のコンビニで豚肉ソーセージ、肉まん、ネタのお土産品(計13.2元)を買い、小腹を満たしてから中華門(50元)へ。ここは明の時代に作られた南京城壁(1周35キロ)の一部であり、ここから城壁の上に登ることができます。あたりに人影はほとんどなく、万里の長城に似た城壁の上から南京の街を一望できました。
この日の観光はこれで終了です。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0800過ぎに出発。まずは一番来たかった南京大虐殺記念館(入場無料)へ。個人的に知りたかったのは、南京大虐殺のどこまでが史実で、どこからが中国共産党の誇張かということです。しかし展示内容を見て思いました。
人数はともかくとして南京大虐殺は史実だ――と。
当時、欧米の複数のメディアが遺体の山の写真とともにその詳細を報じていますし、犠牲者の中には子供も混じっています。市民に紛れ込んだ便衣兵と間違えただけとも思えません。100人斬りの兵士の話も「二人で競い合っていたら二人とも知らない間に100人を超えちゃった、テヘペロ。今度は150人斬りを目指そう」という誇らしげな日本の新聞記事が残っていました。写真に写っていた兵士の顔の骨格も(当時日本兵に交じっていた)朝鮮半島出身者のものではありません。
実は10年位前にアメリカで、日本を慰安婦問題で糾弾するべく大金を投じて調査したところ、予想に反して「休日には自由に行動できる高給取りの職業売春婦としか言えない」という結論になったことがあります。南京大虐殺も中国共産党の嘘と誇張があるのではと疑っていたのですが、思っていた以上に具体的な資料があり、認識を改めました。
次に地下鉄(2元)で向かったのは総督府・く園(40元)です。600年の歴史を持つ、く園の中に中華民国の総督府が建てられたため、今ではそこが中国庭園 兼 近代史博物館になっています。総督府のメンバーが蝋人形で再現されており、かつそれがマダム・タッソーの蝋人形館レベルの巧緻な出来栄えなので感心しました。
再び地下鉄(2元)に乗り、南京博物館(入場無料)へ。時間は1300を回っていたので、途中の鶏肉料理店で蒸し鶏(28元)とチャーハン(20元)を食べてから、入場しました。ここでは恐竜やマンモスの骨格標本や、古代から近代までの文物が展示されており、その他にもデジタル映像を用いた展示や近代の街並みを再現したブースがあります。その奥にはお茶館があり、ちょうど京劇をやっていました。なかなか楽しい場所です。
そこから地下鉄(2元)で夫子廟にむかいました。このあたりは昔の建物をそのまま再利用した繁華街になっており、科挙&地下博物館(50元)と夫子廟(30元)にも立ち寄りました。前者は世界最大級の地下博物館であり、地下4階から1階にかけて科挙に関する展示がされています。後者は廟であり、中国式の宮殿と寺院を足して2で割ったような場所でした。ここを見終わると時刻は1800過ぎです。最寄り駅の近くで黒椒鶏肉飯(黒コショウのスパイシーチキン丼)のセット(30元)を食べてから、地下鉄(2元)でホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0800過ぎにチェックアウト。地下鉄(7元)で空港に移動し、名古屋までのチェックインを済ませてから、ラウンジに立ち寄りました。途中の北京でもラウンジに立ち寄り、定刻より少し遅れて名古屋に帰ってきました。


今後の予定ですが、1月は西安と大分、2月は高雄、3月はバンコク、4月は青森、5月は釧路、6月はスペイン周遊、7月は稚内、9月はウランバートルへの航空券を発券済みです。
現在、Surpriceで海外航空券2000円引きキャンペーンをしていますし、最近になってユナイテッド航空のマイルでANAの国内航空券を1年近く先まで発券できるようになったので、ついつい先まで予約を入れてしまいました。
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ヤンゴン旅行記(18年11月) [海外旅行記]

15年ぶりにミャンマーの最大都市ヤンゴンに行ってきました。
今年1月に中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券22000円にサーチャージや空港税が上乗せされ、総額32450円です。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA905 PEK 1900 RGN 2250
DAY3 CA906 RGN 2350 PEK 0550+1
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、RGNはそれぞれ名古屋、北京、ヤンゴン)
またAGODAでサクラタワーのすぐ南にあるイーストホテル(3つ星、朝食付き2泊で6312円)を、カラウェイパレスのホームページ(https://karaweikpalace.com/en)でDAY2に民族舞踊のディナーショー(27ドル=3105円)を予約しました。
航空券を申し込んだ当初は、ビザの取得が必要でしたが、今年10月から不要になりました。


旅行初日、セントレアでヤンゴンまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジへ。この日のホットミールはカレーライス、上海焼きそば、つくねです。最近はどうも月替わりでメニューが変わっているようです。
PM2.5で白く霞む北京に到着し、外を出歩く気になれなかったので、ラウンジに直行することにしました。しかしCAファーストクラスラウンジに行くと、同ビジネスクラスラウンジに行くように言われました。プライオリティパス所持者へのアクセス制限がかかったようです。ビジネスクラスラウンジの雰囲気やコールドミールはファーストクラスのそれと変わりませんが、これまでファーストクラスでは見たことのないチープそうなホットミールが並んでいました。ワインもファーストクラスラウンジではオーストラリアと中国の2種類があるのに、こちらはエコノミークラスの機内でもサーブされる妙な渋みのある中国ワインだけです。
しかし酒と食べ物に囲まれての読書タイムに大きな支障はなく、ファーストクラスとビジネスクラスのラウンジの違いを知る良い機会になってので、今回はこれで良しとします。
ヤンゴンには定時より早く着き、入国審査と税関審査もあっけなく終了。空港内で手持ちの60ドルを両替すると、93300チャット(以下K)になりました。100K=8円くらいと思ってください。この時間、空港バスは営業を終了しているため、タクシーを探していると、タクシー案内の服を着た人を含む4人組から10ドルを提示されました。相場は10000Kくらいと思っていたのですが、そのまま乗ってしまいました。頑張れば8~9ドルまで値切れたかもしれません。タクシーがかなり飛ばしていたこともあり、空港バスだと1~2時間かかる距離が20分で到着しました。

2日目、0630からホテルで朝食(メインディッシュ1品選択、パン、フルーツ、ドリンクはビュッフェ形式)をとり、0800に出発。ヤンゴン中央駅を0835に出発する環状線左回り(100K)にのりました。この電車は日本製のお古で、岐阜←→美濃加茂という表記もそのまま残っていました。日本製は高性能というイメージがあり、わざと日本語表記を残すこともあるそうです。とはいえ、天井に扇風機がついた昭和時代の車両であり、ドアはすべてオープンしたまま時速20キロ以下でゆっくりと走ります。行商たちが籠いっぱいの野菜をもって乗りこんできたり、音楽を奏でながら物売りが練り歩いたりと、こちらの雰囲気を楽しめました。
所要45分でTadagale(地球の歩き方2019の表記ではタダーレイ)駅に着き、そこから徒歩でメーラーム・パヤー(無料)へ。パヤーとはお寺のことですが、ミャンマーのお寺では境内を裸足で歩かないといけないので、靴を入れるビニール袋を用意して、クロックスを履いていくのが無難です。境内には肌色に塗装された仏像もあり、後光がイルミネーションのように光っているので、日本人の感覚では少し俗っぽく感じるかもしれません。
そこを見終えてから36番バス(200K)で南下し、カバーエー・パヤー(無料)へ。内部の仏像を安置した部屋にはクーラーがかかっているので、涼むことができました。
再び36番バス(200K)で南下し、カントージ湖西の停留所で降りて、シュエダゴォン・パヤー(1万K)へ。ここはヤンゴン最大の見どころであり、その入場料が800円というのは決して高くないのですが、他の物価があまりに安すぎるのでどうしても割高に思えてしまいます。中央には黄金色の巨大な仏塔がそびえ、その周囲にも様々な建物が林立していました。地球の歩き方2019に必見スポットが10か所載っていたので、それらをくまなく回っていたら、所要80分ほどでした。
時刻は1240です。お腹も減ったので食堂を探したのですが、周囲には屋台しかありません。そのうちの一つでビーフンの焼きそばとスープ(500K)を食べ、念のため整腸剤を飲んでおきました。
先ほどのバス停から29番バス(200K)で北上し、ンガータッヂー・パヤー(座位の大仏、無料)とチャウータッヂー・パヤー(横になっている大仏、無料)をハシゴしました。そして今度は29番バス(200K)で南下し、ホテル向かいの停留所で降りて、一旦ホテルに戻ってきました。
1620に再出発し、ホテルの南にあるスーレー・パヤーから29番バス(200K)に乗って、カントージ湖西の停留所へ。そこからカラウェイパレスまでは、湖を見ながら散歩して25分ほどです(途中、公園入場料300K)。
ここは民族舞踊のディナーショーの会場ですが、ミャンマー料理はタイ料理を少し脂っこくした感じで、ミャンマーの民族舞踊には指先の繊細な動きを重視するタイとアクティブな動きのインド双方のニュアンスがありました。中国やフィリピン、カンボジアでも見た演題があったので、他国の踊りも一部取り入れているのかもしれません。ショーは2030に終わったのですが、たまたま隣に座った日本語ガイドさんから、市内バスは1900頃に終わること、ここからホテルまでの相場は1500~2000Kであることを教えてもらいました。帰りのタクシーは2000Kと3000Kから双方の値段交渉が始まり、結局2500Kで帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0800に出発。このホテルの最終チェックアウトは正午なので、それまでに戻ってくるつもりです。
スーレー・パヤー、独立記念碑を抜けて、ヤンゴン川のほとりにあるパンソダン埠頭へ。地球の歩き方には、外国人向けで1日4便しかない水上バス(1200K)が紹介されていますが、私が乗ったのは地元民の足であるフェリーです。通常、外国人は4ドル必要とのことですが、日本人「だけ」はパスポートを見せて記名すれば無料で乗れます。対岸のダラ埠頭までの短い船旅を終えると、未舗装の道路をバイクやトゥクトゥクが行きかう田舎町が広がっています。ここを少し散策してから、フェリーでパンソダン埠頭に帰ってきました。
埠頭から近くにあるアルメニア教会に向かったのですが、地球の歩き方ではオープンしているはずの日時にも関わらず閉まっていました。次にヤンゴンのダウンタウンの中心地ともう言うべきスーレー・パヤーに向かいました。入場料4000Kを払って中に入ると、前日のシュエダゴォン・パヤーを二回りほど小さくしたような境内があります。入るときに靴を預けさせられたカウンターで、帰りに1000Kを要求され、正規の預かり料という可能性を排除できなかったので払ってしまいました。
そこからホテルに帰り、パヤー内を素足で歩いた足を洗い、少し休憩してからチェックアウト。その際、大きな荷物はフロントで預かってもらいました。
昼食をとるため、ホテル向かいのスーレー・スクエアに行き、その地下でミャンマー風のチキンカレー(4000K)を注文しました。味は良いのですが、カレーが冷蔵庫から出してきたばかりのように冷えているのには閉口しました。食後、ヤンゴンのダウンタウンを西に向かい、サンピャのバス停から37番バス(200K)に乗って国立博物館(5000K)へ。ここは王朝時代の品や庶民の生活用品、ミャンマーの仏像、動物、少数民族など多岐にわたる展示があり、途中で疲れてきたので少し雑に見て回っても所要120分でした。吹き抜けのフロアに設置された荘厳な玉座は必見です。
そこから再び37番バス(200K)でサンピャのバス停に戻り、ヤンゴン総合病院、ジャンクション・シティ、ボージョーアウンサン・マーケットに立ち寄ってから、スーレー・スクエアへ。時刻は1700を回っていたので、地下の先ほどとは違う店で海南チキンライス(4200K)を食べました。海南とついていますが、中国の海南島ではなく、シンガポール発祥の料理だったはずです。茹でた鶏肉に中華風のソースをかけ、茹で汁で作ったスープ、茹で汁で炊いたご飯と一緒に食べる料理で、私の好物です。
食後、ホテルで荷物を引き払い、スーレー・パヤー近くにあるバス乗り場で空港行きバス(500K)に乗りました。行きは深夜のタクシーで20分だったところ、帰りは1時間強かかりました。
空港で残っていた55500Kを米ドルに両替してもらったところ、34ドルぴったりになりました。1590K→1ドルのレートなので本来なら端数が出ますが、小数点以下を切り捨てる特殊な電卓の設定になっていたようで、結果的に14000Kほど騙し取られました。100の位に違和感があったのですが、その場で電卓の計算結果に異論を唱えることはできませんでした。
それでも現地で使ったのはタクシー10ドル、60-34=26ドルの合計36ドルなので、安いものです。
出発の3時間前からチェックインが始まり、名古屋までのチェックインを済ませました。プライオリティパスでラウンジに入り、シャワーを利用してから搭乗。

4日目の早朝に北京に着き、今回は無事ファーストクラスラウンジに入ることができました。そちらで読書しながら時間をつぶし、定刻通り名古屋に帰ってきました。


15年前に訪れた時には、軍事政権下で経済制裁をされていたせいか、15~20年落ちのボロボロの車ばかり走っていました。しかし今回は最新モデルも目立ちました。だいたい7~8割が日本車です。ヤンゴン川の渡し船が日本人「だけ」無料になっていることからも分かるように、ミャンマーから日本へは熱い期待が寄せられています。しかしその一方で、親切に道案内してくれる人(ただとは言っていない)にも数多く出会いました。私の場合、向こうから親切に近づいてくる人がいる時点で警戒してスルーする癖がついているので、「またか」と思う程度でしたが、免疫がない人なら地味にチップをむしり取られるかもしれません。
日本にとってミャンマーはそれなりに良いビジネスパートナーになるかもしれませんが、インドのように「とりあえずダメ元で吹っかけてみる」国民性だと感じました。
最後に今回の旅費をまとめてみました。前払い分が航空券32450円、ホテル6312円、カラウェイパレス3105円で合計41867円、現地利用分が36ドルです。1ドル116円で計算すると、総額46043円になりました。おそらく日本からのミャンマー旅行で史上最安値でしょう。
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シェムリアップ旅行記(18年10月) [海外旅行記]

カンボジアのシェムリアップはアンコールワットの最寄り都市です。カンボジアの国旗にはアンコールワットが描かれており、シェムリアップではアンコールワットより高い建物を建てることが禁止されているそうです。つまりはカンボジアの誇りのような場所です。
今年3月下旬、燃油サーチャージが上がる直前に Surprice で全航空券、全ツアー5000円引のキャンペーンをしていたので、下記ツアーを申し込みました。
DAY1 VN347 NGO 1015 HAN 1320
DAY1 VN837 HAN 1555 REP 1740
DAY3 VN834 REP 2045 HAN 2230
DAY4 VN346 HAN 0015 NGO 0655
(VN、NGO、HAN、REPはそれぞれベトナム航空、名古屋、ハノイ、シェムリアップ)
288ブティックホテル(朝食、空港片道送迎付き)2泊 
以上でツアー総額47586円のところ、5000円引きで42586円です。
しかし9月になり、288ブティックホテルが閉鎖になったため、近くにあるファンシーブティックビラ(朝食、空港片道送迎付き)2泊に変更になりました。値段的には少しだけグレードアップです。空港での出迎えは自分でホテルに直接依頼する必要があったため、英語メールで便名を伝えて依頼しておきました。
また現地ツアーとして、VELTRAで下記ツアーを申し込みました。
2日目:アンコールワット3大遺跡1日観光ツアー 朝日夕日鑑賞+アプサラダンスショー <昼・夕食/日本語ガイド> 57$(6621円)
3日目: ベンメリア遺跡観光ツアー 「天空の城ラピュタ」のモデルとなった場所へ! 35$(4066円)
また現地ビザ取得用の写真をあらかじめ用意しておきました。


旅行初日、セントレアでシェムリアップまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。実は私がツアーを申し込んだ当初、ハノイ空港にはプライオリティパスで利用できるラウンジはなかったのですが、最近になって利用できるようになったので、そちらでもラウンジに立ち寄りました。天井は高くて開放感があり、生春巻き、揚げ春巻き、フォー、トロピカルフルーツ、ホットミール、ビール、ワイン、ソフトドリンクなど選り取り見取りで、寿司の隣にはしょうがとキムチがありました。諸外国では韓国人の経営する日本料理店も多いので、寿司の付け合わせにキムチというケースも珍しくないようです。
シェムリアップ到着後、ゆっくりと歩く人たちを抜かしてビザ申請用紙をもらい、アライバルビザ(30ドル)の行列に並びながら用紙を記入しました。南国の入国手続きは得てしてスローなので、ここでほんの少し急ぐだけで、待ち時間が大きく変わってきます。それでもビザを取得し、入国審査を済ませるまでに50分近くかかりました。カンボジアの観光地は基本的に米ドル払いであり、現地通貨はほとんど使わないのですが、念のため20ドルを78000リエルに両替しておきました。ただし値段表示はすべて米ドルであり、1ドル札が4000リエル紙幣の代わりにもなるので、両替はゼロでも困りません。
到着ロビーではホテルスタッフが私の名前を書いた紙を持って、待っていてくれました。オープンエアのトゥクトゥクに揺られて夜道を疾走するのは、なかなか爽快です。前回来たのは17年前で、その時は舗装道路や電飾はほとんどなかったのですが、今ではどちらも当たり前になっていました。
ホテル到着後、部屋に荷物を置いて買い出しへ。350ccのローカルビールと1.5Lのミネラルウォーター2本で6800リエルでした。

2日目、0430にツアーバスでピックアップしてもらい、ガイドの案内でアンコール遺跡入場券(37ドル)を購入してから、アンコールワットの西側に向かいました。次第に空が明るみ、遺跡の輪郭があらわになり、0605に日の出を迎えました。アンコールワットの彼方に見える茜色の空と雲のコントラストが美しく、それらがすべて手前の湖に倒立像を描いています。この景色を見慣れているはずのガイドも一緒に写真を撮っていたので、なかなか良いシチュエーションだったのでしょう。
その後、ホテルに送り届けてもらい、プールでひと泳ぎしてから0730に朝食をとりました。今回は直前になって半ば強制的にホテルを変えられたので仕方ないのですが、13室しかないこのホテルの朝食は、ジュース、1個分の卵料理、薄い食パン3枚という貧相なセットメニューです。やはり50室以上あるホテルに泊まらないと、モーニングビュッフェは期待できません。
0855に再びツアーバスでピックアップしてもらい、午前中の観光地であるアンコールトムへ。バイヨン、王宮、象のテラスを巡ったと思うのですが、何しろ暑い中、ガイドについて回っただけなので、オリエンテーションがやや曖昧です。ただ、どこを切り取っても絵になる風景が続き、良い写真をたくさん撮れました。その後、修復途上で遺跡の上にガジュマルが生い茂るタプロームを見て回り、この手のツアーでお約束の土産物屋に立ち寄ってから、カンボジア料理の昼食をとりました。この日のツアーには一人旅の達人が何人も参加しており、私も刺激を受けました。
昼食後、1時間で12ドルのクメールマッサージと免税店、好きな方を選んで時間をつぶすことになり、私は前者を選びました。タイ古式マッサージとよく似ており、店頭価格は10ドルです。
そこからアンコールワットに向かい、一番高いところまで上ってから、眼下の大地を睥睨してきました。その後、夕陽を見るためにアンコールワット西の寺院に向かったのですが、あいにく厚い雲で太陽が隠れてしまい、消化不良に終わりました。
再びお約束の土産物屋に立ち寄ってから、夕食会場へ。クーラーの効いた広い会場で、カンボジア料理のビュッフェスタイルです。1930から50分ほど、アプサラダンスのショーがありました。クメールルージュの時代にはこの踊りも禁止され、多くの踊り子たちが処刑されたそうです。しかしその中でアプサラダンスのノウハウを隠し通し、生き残った老婆によって再興されました。たおやかな指の動きで感情を表現する点はタイの古典舞踊と似ています。またその合間に挿入される木の実を使ったテンポの良い踊りは、フィリピンでも見たことのあるものでした。
食後、ホテルの近くまで送り届けてもらい、この日のツアーが終わりました。

3日目、0730からホテルで朝食をとり、0755にピックアップしてもらいました。この日のツアー客は、私を含めて2人だけです。1時間強のドライブでベンメリアに到着し、5ドルの入場料を別途支払ってから、1時間ほど観光しました。ここはまだ修復途中の遺跡であり、ラピュタのモデルとも言われている場所です。苔むした石造りの遺跡とそこに生い茂るガジュマルの組み合わせが幻想的で、あとは甲殻類のようなロボットを配置したらラピュタそのものです。
12時過ぎにシェムリアップに戻ってきて、私は国立博物館(12ドル)の前で降ろしてもらいました。他国の博物館でクメール仏を目にする機会があり、鼻ペチャで厚い唇に笑みを浮かべた独自の顔立ちに興味があったのですが、それを思う存分堪能できました。昔は女性も上半身裸だったのか、豊満なバストと腰のくびれのラインが美しい天女象も数多くあります。しかしヒンドゥー教と仏教が何度か入れ替わり、その度に像が破壊されてきたため、五体満足な像はほとんどありません。日本だと八百万の神という神道をベースとしたアミニズムの中に仏教もキリスト教も組み込まれていったため、宗教の違いによる破壊行為はほとんど起きなかったのですが、致し方ありません。
その後、ラッキーモールやアンコールマーケットに立ち寄りながら、オールドマーケットに向かいました。ここは一つ屋根の巨大な敷地内に、ローカルな小店舗が密集する場所です。私の目当ては蛙のBBQとポンティアコーン(アヒルの有精卵のゆで卵、中は半分ピヨピヨ)だったのですが、どちらも見つけられずに終わりました。
すぐ近くにある州立シェムリアップ病院に立ち寄ると、クーラーのない建物内にベッドが所狭しと並べられ、場合によっては廊下に寝転んで点滴を受けている人もいます。ここには入院したくありません。
その後、ホテルで荷物を受け取り、トゥクトゥク(4ドル)で空港へ。ベトナム航空の別便のカウンターで1800前にチェックインを済ませ、出国審査後にプライオリティパスでプラザプレミアムラウンジに入りました。最初にシャワーを使い、フォー、生春巻き、サラダ、チャーハン、チキンBBQの夕食をとってから搭乗。
ハノイでも行きと同じラウンジに立ち寄り、4日目の朝、定刻より20分早くセントレアに帰ってきました。
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黄山旅行記(18年9月) [海外旅行記]

中国の黄山に行ってきました。空港近くにある屯渓という町は、二つの世界遺産、黄山風景区と安(あん)き古民居群へのアクセス拠点となる場所です。
燃油サーチャージが上がる直前の1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1120
DAY1 CA1551 PEK 1905 TXN 2105
DAY3 CA1552 TXN 2130 PEK 2340
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045(NGO、PEK、TXNはそれぞれ名古屋、北京、黄山)
航空券代19000円に空港税、サーチャージなどが加算され、総額28760円です。
また中国国内での宿泊は Trip.com で黄山錦泰精品酒店(屯渓バスターミナルの道向かい、朝食付き2泊で356元)、新悦国際酒店(北京首都空港T3から徒歩圏内、1泊素泊まり212元)を予約しました。

旅行初日、セントレアで黄山までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
北京の空は相変わらずPM2.5で真っ白です。マスクを着用し、3日目に泊まるホテルまでの道を明るいうちに歩いて往復し、状況を確認しておきました。片道20分で、危ない交差点もなく、貧乏そうな地元民ぽい格好であれば、一人で夜道を歩いても何とかなりそうです。これまで北京首都空港に夜遅く到着した場合、近隣ホテルの送迎バスを呼ぶにしろ、空港バスで街中に出るにしろ、ホテルまでのアクセスが1時間以上かかる大仕事だったのですが、これでだいぶ楽になりそうです(夜間の空港タクシーは犯罪に巻き込まれやすく、ぼったくりも多いので、極力避けています)。
空港に戻り、プライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入って時間をつぶし、黄山空港には定刻通りつきました。街中までのバスはなく、タクシーを利用するしかありません。一応の料金目安が書いてあり、バスターミナルまでは25元以下と予想したのですが、最初に運転手が提示した金額は40元です。30元までなら値切れたのでしょうが、つい言い値で乗ってしまいました。
ホテルのフロントにいた女性はまったく英語を話せませんが、パスポートとバウチャーを見せ、押金(預け入れ金)を書かれたとおり払い、部屋の鍵を受け取るだけなので、特に問題はありません。

2日目、ホテルで6時から朝食をとり、7時前に出発。道向かいにある屯渓汽車駅(バスターミナル)から黄山風景区行きのバスに乗りました。予約の必要はなく、20~30分ごとに出発しており、所要1時間弱です。運賃(20元)は、バスが動き始めてから同乗の係員が集めに来ました。
終点で降りると、その奥隣がロープウェイ(片道90元)の麓駅に向かうバス乗り場です。雲谷寺行きと慈光閣行きの2路線があり、どちらも19元ですが、ロープウェイ山頂駅の標高差を考えると、雲谷寺から上り、慈光閣に下りてくるのがお勧めです。ロープウェイの乗車券(90元)とともに黄山の入場料(220元)を払い、40分並んでようやくロープウェイに乗れました。所要10分ですが、徒歩だと3時間かかるそうです。
ロープウェイは8人乗りで、山の中腹に差し掛かると切り立った岩山とその上に生い茂る森が見えてきました。周りからは歓声が上がるのですが、私自身はさほど感じ入るものがありません。張家界やメテオラで見てきた景色の劣化コピーと感じたからです。
山頂ではアップ・ダウンばかりの険しい道が続き、気温は高く、霧がかかっていて視界も不良でした。途中でソーセージ(3本で10元)や牛串(1本5元)を買って食べながら、西海飯店を経由して大回りし、玉屏駅にたどり着いた時には、もう上り階段はコリゴリ、下り階段も膝が笑いそうな状態でした。
90元のロープウェイで慈光閣へと下り、そこから19元のバスに乗るところで、なぜかこのバスの終点まで歩いてしまおうと思いました。結果は所要70分で、すぐそばをバスがビュンビュンと通り過ぎていくので絶対にお勧めしません。
行きと同じバス乗り場で屯渓バスターミナル行きのバス(20元)に乗り、着いてから、近くにあった清真(イスラム)料理の食堂で紅焼羊肉〇〇飯(赤いタレで味付けしたマトンと野菜のぶっかけご飯、18元)を食べ、ホテルに戻ってきました。

3日目、ホテルで朝食を済ませ、0740にチェックアウトして、荷物を預かってもらいました。この日は世界遺産・安き古民居群のうち、西逓 and/or宏村に行く予定です。とりあえず距離的に近い西逓に行こうと思い、屯渓バスターミナルで西逓という文字を見せてバスを探したところ、〇(黒多)〇(且の下にム)行きのバスを案内されました。バスの運転手も西逓の文字を見てうなづくので、大丈夫でしょう。出発後、係員に13元支払い、所要70分ほど経ったところで、西逓まで4キロと書かれた何もない三差路で降りるように言われました。しかしここで降りると、往復8キロの徒歩と、帰りのバスの確保で苦労することが目に見えています。とっさに行き先を宏村に変えたところ、バスの行き先である〇〇のバスターミナルで降ろされました。そこから宏村行きのバス(3元)があり、他の乗客も大多数がそれに乗り継いでいました。20分ほどで宏村に着き、他の乗客の後をついていくと、村の入り口に着きます。パスポートチェックと104元の入村料支払いを済ませ、中に入りました。何の変哲もない昔ながらの中国家屋の集落ですが、村の中心部と南側に池があり、周りの自然と相まってそれなりに風光明媚な場所です。至るところでスケッチする学生(皆かなり上手だったので美大生?)の姿があり、団体ツアー客もひっきりなしです。ここで青椒牛肉炒面(ピーマンと牛肉入り焼きそば、18元)を食べ、140分ほど滞在しました。
帰りは、行きにバスを降りた場所の道向かいから〇〇バスターミナル行きのバス(3元)に乗り、そこで屯渓バスターミナル行きのバス(13元)に乗りつぎました。ここから老街に行こうと思い、1,2、8番のバス運転手に老街という文字を見せたのですが、違うと言われました(中国語は分かりませんが、ゼスチャーと口調で何となく分かります)。19番は空港行きで完全に別方向ですし、どうやらバスでのアクセスはできないようです。諦めてタクシー(11元)で向かいました。老街は、中国の古い街並みにショップが連なる場所です。端から端まで一往復して満足しました。帰りはバイクの後ろに四人乗りの荷台をつけたバイクタクシーに声をかけられたので、行きのタクシーより安い10元まで値切って乗りました(それでも相場よりは高いはずです)。乗り心地は悪く、速度も出ないのですが、これ自体が中国観光のアトラクションと思えば楽しめます。
屯渓バスターミナルからホテルに戻り、荷物を引き払ってから、前日と同じ清真料理の店で羊肉拉麺(12元)を食べ、1700発の19番バスで空港に向かいました。実は1630のバスに乗ろうと思っていたのですが、運転手がバスに近づき、エンジンをかけるや否や出発してしまったので、乗り損ねたのです。1700のバスでは運転手とほぼ同時にバスに近づき、乗車することができました。なお19番バスの最終は1730とのことですから、それまでは毎時0分と30分に出発しているのかもしれません。1710に空港最寄りの路上で降ろされ、そこから空港ターミナルまで歩くと20分かかりました。値段こそ2元と格安ですが、一般の旅行者が使う路線ではないですね。
空港ターミナルでは電子書籍を読んで時間をつぶしました。2000にチェックインが始まり、保安検査後にプライオリティパスでラウンジへ。北京到着後は、前もって下調べしてあった道を歩いてホテルに向かいました。幸いなことに街頭の明かりもあり、時々車や人も通りかかります。前方にたむろしている集団がいないことを確認し、万が一にも車やバイクの物取りが突然現れたら、車道と歩道の間にある20センチほどの段差を用いてその機動力をなくすつもりでした。そもそも空港そばの夜道を少ない荷物だけ持って歩く人間が大金を持っている可能性は低いので、私が強盗でもわざわざ待伏せしようとは思いません。それよりはタクシー運転手と結託して、空港からの乗客を狙う方が効率は良いでしょう。その裏をかいた形です。今後このホテルは、私が深夜・早朝に北京首都空港を利用する際の常宿になりそうです。

4日目、0800の送迎バスで空港ターミナル3に送ってもらいました。このホテルの朝食は50元と高く、その日は営業しているふいんき(なぜか変換できない)すらありません。平日朝とあって、空港までの道は渋滞していました。この日の午前中は北京で半日市内観光をしようと思っていたのですが、交通量を見てげんなりしてしまい、そのままチェックインと出国審査に進みました。一応、北京市内で空港から半日で行ける観光地にはリピートしつくしているのです。代わりにプライオリティパスでBGSプレミアムラウンジとCAファーストクラスラウンジをはしごし、食事と飲み物に囲まれた環境で一日読書をしてから、定刻通り名古屋に帰ってきました。

なお余談ですが、私は Andoroid 端末で MAPS.ME というアプリを愛用しています。海外旅行前に渡航先の地図をダウンロードしておくと、オフラインでGPSナビが使えるので、とても便利です。
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チェコ・ポーランド旅行記(18年7月) [海外旅行記]

チェコのプラハとチェスキー・クロムロフ、ポーランドのクラクフとワルシャワを周遊してきました。
今年1月、燃油サーチャージが上がる前にエミレーツ航空(EK)のホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 EK7031 NGY 1500 KIX 1830
DAY1 EK317 KIX 2345 DXB 0450+1
DAY2 EK139 DXB 0905 PRG 1330
DAY8 EK180 WAW1500 DXB 2245
DAY9 EK316 DXB 0340 KIX 1750
DAY9 EK7032 KIX 1920 NGY 2250
NGY、KIX、DXB、PRG、WAWはそれぞれ名古屋駅前、関空、ドバイ、プラハ、ワルシャワで、名古屋駅前と関空の往復はエミレーツ航空の専用バスです。航空券代86500円に空港税、サーチャージなどが上乗せさせて総額103370円でした。
ホテルは Expedia でカーリン・プラハ(朝食付き3泊で14870円)とブラマホステル(朝食付き1泊で4542円)を、Booking.com で Amicus Zoliborz(朝食付き2泊で9223円)を予約しました。
現地での陸路移動は、REGIOJET のホームページで下記バスチケットを予約(片道 7.5ユーロ(以下E)×2=15E=1962円)
https://www.regiojet.com/
DAY3 Praha Na Knížecí 0900 Český Krumlov - AN 1150
DAY3 Český Krumlov - AN 1800 Praha Na Knížecí 2055
LEO EXPRESS のホームページで下記の鉄道とバスのチケットを予約(1等車で34.5E=4567円)
https://www.leoexpress.com/en
DAY5 鉄道 Praha 0810 Bohumin 1142
DAY5 バス Bohumin 1155 Kraków 1425
ポーランド国鉄のホームページで国内最速鉄道のEIPを予約(1等車で119ズウォティ(以下Z)=3861円)
http://rozklad-pkp.pl/en
DAY6 EIP3100 KRAKÓW GŁÓWNY 1846 WARSZAWA CENTRALNA 2108
また5日目はアウシュビッツに行く予定ですが、1か月前に予約が始まった都市間の陸路移動の手配を済ませてから、博物館の公式ホームページを見ると、すでに当日午前中の英語ガイドツアーは満席になっていました。チェコ語やポーランド語、ドイツ語のツアーには空席がありましたが、私はそれだと1%も理解できません。やむをえず、ベルトラでクラクフから日帰りの現地発着英語ツアー(40E=5355円)を申し込みました。
https://www.veltra.com/jp/europe/poland/krakow/a/134332
もし個人手配で行く場合は、https://moj-bus.pl/?lang=en で Kraków から Oświęcim へのバス(片道13Z)を申し込み、博物館の公式ホームページ(http://auschwitz.org/en/)でガイドツアー(英語ガイドは50Z)を申し込めば、合計76Z(2466円)で済むと思います。とは言え、親日国で、Wカップの終盤戦も0-1での終局に協力してくれたポーランドで多少余分な出費をするのは、やぶさかではありません。

以上、今回のプランを旅行会社風に書き出してみます。
1日目 午後、名古屋から関空まで専用バスで移動。深夜関空発。(機内泊)
2日目 ドバイで乗り継ぎ。午後、プラハ着。市内観光をしてからホテルへ。(プラハ泊)
3日目 世界遺産チェスキー・クロムロフに日帰り観光。(プラハ泊)
4日目 プラハ市内観光。(プラハ泊)
5日目 プラハから鉄道とバスを乗り継いでクラクフへ。午後、クラクフ市内観光(クラクフ泊)
6日目 クラクフからアウシュビッツ強制収容所へ日帰りツアー参加。その後、高速鉄道でワルシャワへ。(ワルシャワ泊)
7日目 ワルシャワ市内観光。(ワルシャワ泊)
8日目 午前中、ワルシャワ市内観光。その後、空路ドバイへ。(ドバイ空港と機内泊)
9日目 空路、関空へ。その後、専用バスで名古屋へ。お疲れ様でした。

なお事前手配した航空券、都市間の陸路移動、ホテル代、現地発着ツアーの合計は147750円で、他には現地での飲食費、入場料、市内のバスと地下鉄代、土産物代が必要になります。


旅行初日、午前中の仕事を終え、1500過ぎに名古屋駅太閤通口の噴水前に行きました。ここにエミレーツと書かれたジャンパーを着た女性がいて、バスの予約を確認できれば、近くのバスに案内してくれます。1530に名古屋駅を出発し、東名阪道を通って1830に関空着。ターミナル内のすき屋で牛丼を食べてから、カードラウンジに行きました。ここは、当日の搭乗を証明する航空券を持っていれば、チェックイン前でも入ることができます(WEBチェックインをしてこなかったのが悔やまれます)。
2100過ぎにラウンジを出てチェックインカウンターに向かうと、すでに長蛇の列です。結局、50分くらい並びました。この時間、出国審査を済ませた先のカードラウンジはすでに営業を終えており、日本で現地通貨への両替をしてから搭乗しました。
ドバイには0400過ぎに着きましたが、その時点での気温(つまりその日の最低気温)は35度。かつてドバイで海水浴をしたら良い湯加減だったのを思い出しました。プライオリティパスで最寄りのマルハバラウンジに入ると、デーツ(甘い干しナツメヤシ)やアラビアンコーヒー(薬草茶のような感じ)など、こちらの定番メニューもありました。
プラハにはほぼ定刻通り到着。両替レートは関空で5.69円→1クローナ(以下Kc)に対し、プラハ空港で5.95円→1Kc、プラハ駅で5.40円→1Kc、今回見つけた最もレートの良い両替所(国立マリオネット劇場最寄り駅の出口そば)で5.19円→1Kcでした。東ヨーロッパでは日本円のレートがあまり良くないイメージがあったので、日本である程度両替したのですが、微妙でした。
入国審査を済ませてから、エアポートエクスプレスバス(60Kc)でプラハ駅へ。駅の地下にあるLEO EXPRESSの営業所で5日目に乗る鉄道のホームが1Bであることを教えてもらい、キオスクで1.5Lのペットボトル(24Kc)を買い、地下鉄の切符売り場で24時間券(110Kc)2枚と30分有効の1回券(24Kc)1枚を買い、これで仕込みは完了です。1枚目の24時間券に刻印をしてから、地下鉄でKrizikova駅に向かいました。ホテルはそこから徒歩数分です。
荷物を置いて少し休憩してから、この日の観光に出発。ホテルからFlorenc駅まで歩き、駅近くに2300まで営業しているスーパーを見つけました。一番安いミネラルウォーターは2Lで4.9Kc、ビールは500ccで16.9Kcです。近くの店では割と大きなピザが一切れ35Kcで売られており、これで地元民の物価感覚が分かりました。ここから地下鉄に乗り、Andel駅へ。翌日乗る予定のチェスキー・クロムロフ行きのバスは、この駅から地上に出たところにあるNa Knížecí バスターミナルから出発しています。バスターミナルといっても小さく、たまたまチェスキー・クロムロフ行きのバスが止まっていたので、乗り場はすぐに分かりました。
時刻は1700過ぎです。空腹だったこともあり、バス乗り場から100メートル程のところにあるポトレフェナー・フサという店に入りました。ここは地球の歩き方2018にも載っていますが、プラハの地ビール会社の直営ビアレストランだそうです。私は厚切りポテトの上に肉団子をのせて3種類のソースと野菜を美しく盛りつけた大皿料理(149Kc)と地ビール500cc(39Kc)を頼みました。チップが必要かどうか分からなかったのですが、注文を取って料理を持ってきてくれたウェイターと会計のウェイターが別人だったので、不要だと判断しました。ちょうどいい感じで酔いが回り、腹も膨れています。
地下鉄で Namesti Republiky 駅に行き、そこから徒歩で旧市街広場を抜けてカレル橋まで歩きました。これはヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋ですが、両脇の観覧に聖人像が安置されており、プラハの定番観光地です。川向こうの丘の上にそびえるプラハ城や、周りの建物の雰囲気が、ブダペストの街並みに似ていると感じました。どこかヨーロッパになりきれていないエキゾチックな風景です。しかし夕方だとプラハ城は逆光になるので、写真を撮るなら朝のほうが良さそうです。
そこから徒歩と地下鉄でホテルに帰ってきました。

3日目、0700からホテルで朝食をとり、0800過ぎに出発。地下鉄でAndel駅に向かいました。前日使い始めた24時間券はこれでお役御免です。Andel駅地下のパン屋でパン(総菜パン1個と菓子パン2個で62Kc)を買い、0900発のバスに乗りました。3時間弱の間、車内にトイレもなければ、トイレ休憩もありません。車内で総菜パンを食べ、水は飲まないようにして過ごしました。途中、何度か乗客の入れ替えがありますが、終点まで乗っていれば地球の歩き方2018の地図にあるバスターミナルに着きます。とはいえ、バスが停まるスペースがあるだけで建物は一切ありません。ここから地域博物館を超えて市庁舎前広場に向かう途中、右手にトイレ(10Kc)を見つけました。やはり現地通貨、水、ホテル、確実な移動手段と並んで、トイレは必須のライフラインです。
チェスキー・クロムロフ城はプラハに次いでチェコ国内で2番目に大きな城であり、ここの城主になれば国内で最大面積の支配者になれるというジンクスがあったそうです。16世紀には最盛期を迎えますが、その後徐々に廃れていき、結果的に当時の面影をそのまま残す白っぽい壁とレンガ色の三角屋根の街並みが残ったため、世界遺産にもなっています。城と街並みのあいだには曲がりくねったウルタヴァ川が流れ、ボートなどで渓流下りを楽しむ人たちの姿もありました。
この日はあいにく月曜日なので、城内の英語ガイドツアー(所要1時間で320Kc)は休みでしたが、城の博物館と塔(共通券180Kc)に入場しました。博物館では城主たちの暮らしぶりが分かりますし、塔の上から望む世界遺産の街並みとその彼方に見える豊かな自然は一見の価値ありです。
買っておいた菓子パンを食べてから、城の売店でエッケンベルグ(チェスキー・クロムロフの地ビール、500ccで35Kc)を注文しました。ブドウの木が生い茂って作り出した木陰に座り、眼下の街並みを睥睨しながら、よく冷えた地ビールを喉に流し込むと、かなり幸せな気分になれます。
その後、遠大な城の庭園(入場無料)を見て回り、寄り道しながら市庁舎前広場へと戻ってきました。時刻は1600です。地球の歩き方2018に乗っていたホスポダ・ナ・ロウジというレストランに入り、ローストポーク(200g、サラダとパンがついて139Kc)とエッケンベルグ(300ccで23Kc)頼みました。これがちょっと早めの夕食です。その後、街中を散策しながら時間をつぶし、1740にトイレに寄ってから、1800のバスに乗りました。夕食からトイレまで1時間以上あけておけば、ビールによる利尿作用もなくなり、その後3時間のトイレなしタイムに安心して突入できます。それを見越した上で夕食を早めにしました。
2100前にNa Knížecí バスターミナルに着き、2枚目の地下鉄24時間券を刻印して(使用開始して)ホテルに帰ってきました。

4日目、0700からホテルで朝食をとり、0800前に出発。地下鉄で Namesti Republiky 駅に行き、そこから市民会館、火薬塔、旧市場広場、カレル橋を散策しながらマラー・ストラナ広場にある聖ミクラーシュ教会(70Kc)へ。0900オープンで、0905に着きました。内部は「普通の教会」という印象しか残っていません。
そこから階段を上ってプラハ城へ。私はAコースのチケット(350Kc)を買いました。尖塔とステンドグラスが美しい聖ヴィート大聖堂、巨大なホールを持つ旧王宮、プラハ城博物館とも言うべきプラハ城についての展示、10世紀に建てられた聖イジー教会、中世の武具や錬金術師たちの暮らしぶりを展示した黄金小路、ルネッサンス様式のロジュンベルグ宮殿の順に見て回ると、時刻は正午になりました。
地下鉄で一駅だけ移動し、ユダヤ人地区へ。地球の歩き方には、この近くにあるバッテルカというレストランで平日のお得なランチがあると書かれていましたが、「ランチメニュー」と言っても普通のメニューしか出てきません。仕方なくパスタ(140Kc)とビール500cc(49Kc)を頼みました。
私はこれまで寺院、モスク、教会へは数多く訪れていますが、ユダヤ教教会のシナゴークは初めてです。少し高かったのですが、530Kcのセット券を買い、すべて見て回ることにしました。シナゴークごとに趣がまったく違いますが、ダビデの星が描かれていたり、ユダヤの言葉で書かれた書物や銀細工の展示があったり、男性が肖像画でユダヤ教の帽子をかぶっていたり、ナチスに殺害された人たちの名前が壁にびっしりと書かれていたりと、いずれもユダヤ教であることは何となく伝わる仕様です。ピンカス・シナゴークでは、ナチスの収容所に入れられた子供たちの描いた絵が展示されていましたが、ベッドの上で人が人を襲う構図や、ナイフを持って切りかかるところを多くの人が並んで見ている構図の絵があり、全体的に色彩は暗く、これを描いた子供たちの境遇がどのようなものだったか想像できてしまいます。
また旧新シナゴーグには半地下の礼拝堂があり、ここの屋根裏にはゴーレムが安置されているという言い伝えがあります。16世紀に高徳のラビ(司祭)が土塊から人造人間を作り出し、護符を入れると動き始めましたが、そのうち制御できなくなり、護符を外して眠りにつかせたとのこと。でも個人的には、ゴーレムは妖精の笛で眠りにつき、ザメハで目覚めるというイメージです。
ここまででシナゴークはお腹いっぱいになり、旧市街広場に面した聖ミクラーシュ教会とティーン教会をハシゴしました。どちらも「教会や、ああ教会や、教会や」と言わんばかりの見事な教会っぷりですが、見慣れたはずのそれがなぜか新鮮に見えました。
ここから再び地下鉄で移動し、国立博物館本館へ。しかし周辺が工事されており、入り口スタッフから ”close” と言われてしまいました。何だか気が抜けて、これ以上観光する元気はなくなりました。Muzeum 駅地下のピザ屋で35Kcのピザを3枚食べ、途中、プラハ駅のスーパーで総菜パン、ペットボトルの水を買いこんでから、ホテルに帰ってきました。

5日目、ホテルで0700から朝食をとり、0720にチェックアウト。プラハ到着初日に買ってあった1回券で地下鉄に乗り、たまたま出くわした切符チェックを難なくやり過ごし、0740にプラハ本駅に着きました。しかし0810発の列車は20分遅れと表示されており、それが40分遅れに変わり、結局55分遅れで出発しました。東欧なので1時間以内の遅れは想定の範囲内です。切符購入の際に電話番号を登録してあったので、逐一メールが届いたのですが、乗り継ぎのバスは電車を待ってくれているようでした。Bohumin駅で電車を降り、駅を出てすぐ右手にLEO EXPRESS のバスが停まっていました。ポーランドの街並みを見ていると、チェコ以上にひなびた印象です。なお今回はビジネスクラスに乗車したので、電車とバスでそれぞれ軽食とドリンク2杯が無料でした。
結局50分遅れでクラクフのバスターミナルに着き、そこから徒歩でホテルに移動しました。私はいつも立地重視でホテルを選ぶので、今回も旧市街のフロリアンスカ門から南に10メートルという超一等地です。ホテルに荷物を置き、すぐに観光に出かけました。
中央広場を超えて南下していくと、徒歩20分ほどでヴァヴェル城に着きます。クラクフは11世紀から15世紀までポーランドの首都として栄えたので、ヴァヴェル城は言ってみれば京都御所のような場所です。途中で見かけた街中の両替商は30.77円→1Zでした。関空のレートは34.75円→1Zなので、結果的にはここで両替すればよかったのですが、それでは京都に初めて来た外国人が京都駅前で日本円の所持金ゼロの状態から観光をスタートするようなものです。それもなかなかハードルが高いので、やむをえません。ちなみにワルシャワのショパン国際空港では、36.36円→1Zでした。
なお到着時に1600を回っていたので、ヴァヴェル城の最終入場には間に合わなかったのですが、ヴァヴェル大聖堂(12Z)には入ることができました。ここは歴代ポーランド王が戴冠し、そして埋葬された場所です。美しく装飾された聖堂内部を見た後、その地下にある歴代王の棺を見て回りました。
その後、聖ペテロ聖パウロ教会(入場無料)、聖マリア教会(礼拝の最中で入り口周辺しか入れませんでしたが無料)を見て回り、ホテル近くの24時間営業の店(カルフール系のEXPRESS)でフランスパンのサンドウィッチ2個(5.99Zと6.35Z)、1.5Lのミネラルウォーター(2.15Z)、500ccの缶ビール(2.89Z)を購入してから、いったんホテルに戻りました。それらで簡単に夕食を済ませ、再び観光に出発。
中央広場には織物会館と呼ばれる中東テイストの建物が建っており、そこの1階はアラビアンな雰囲気の商店街になっています。そこを見て回った後、営業時間は2000までで最終入場が75分前という地下博物館に1830過ぎに行ったところ、”close”と言われてしまいました。
仕方がないので、翌日のアウシュビッツツアーの集合場所であるホテルの場所、その夜に乗る高速鉄道のプラットフォーム、中央広場や駅周辺のトイレの場所を確認し、必要なライフラインだけ確保した上でホテルに戻ってきました。

6日目、ホテルの朝食は0730からで、ツアーの集合は最寄りホテルに0720なので、ホテルでの朝食は諦めるしかありません。前日にも立ち寄ったホテル近くの24時間営業の店まで出向いてフランスパンのサンドウィッチ(3個で21.97Z)を買い、朝食と昼食にすることにしました。
0700にチェックアウトし、大きな荷物を預かってもらってから、集合場所のAndelホテルへ。ほぼ定刻にピックアップしてもらい、他のツアー客もピックアップして回ってから0800に出発しました。バスの車内でいきなりアウシュビッツに触れたドキュメンタリー番組が流れ、まわりの乗客の顔が険しくなります。
0930過ぎにアウシュビッツ博物館に到着し、「働けば自由になる」という(ユダヤ人たちをだます)スローガンの書かれた看板をくぐると、赤レンガの建物が並んでいました。風は心地よく、周りの木々は美しく、元々は穏やかな自然に囲まれた場所だったのでしょうが、今となっては重々しいオーラを放つ負の世界遺産です。
囚人たちの生活の場の他に、処刑された囚人たちの顔写真、その際に用いられた劇薬の空き缶、囚人たちの髪の毛、装具や松葉づえ、かばん、靴――それらが別々に集められ、まさに山積みといった状態で展示されていました。銃殺用の「死の壁」には献花がされており、説明を聞かなくてもここがどのような場所だったのか想像できます。絞首台、焼却炉、ガス室も見学しました。次にバスで少し移動し、ビルケナウへ。ここはアウシュビッツよりさらに巨大な収容所でしたが、今では「死の門」から鉄道の引き込み線が伸び、一部建物だけが端のほうに残っています。唐沢寿明版の「白い巨塔」で何度か出てきたアウシュビッツの光景です。
それらを見終え、バスでクラクフに帰ってくると時刻は1430でした。私は前日に不完全燃焼で終わったヴァヴェル城のそばで降ろしてもらい、ロストヴァヴェル(10Z)とステートルームズ(20Z)を見て回りました。前者は城の足元にある遺構とそこで発掘された品々が展示された場所です。後者は王の居住空間で、巨大なタペストリーが数多く展示されていました。また王族の肖像画に交じってアラビアンな装いの人物もいて、やはりこの地方がイスラムの影響を受けていたことが分かります。そこまで見終えたところでかなり脱水状態になっていたので、旧市街に戻る途中でビールとミネラルウォーターを買いました。
前日も訪れたアラビアンな装いの織物会館の地下には地下博物館(21Z)があります。織物会館の地下で発掘された遺構を利用し、昔のポーランド人たちの暮らしぶりを再現したビデオなど、ユニークな展示がありました。
そこを見終えると時刻は1730です。ホテルで荷物を引き払い、道中の店でプランスパンのサンドウィッチ(5.10Z)を買って、公園のベンチで食べてから、ワルシャワ行きの高速鉄道EIPに乗るため、クラクフ駅に向かいました。電車は定刻通り出発しましたが、加速の際にはアクセルを踏み込んでからギアを切り替えるような加減速の波があり、揺れもそれなりに大きいので、やはり新幹線の乗り心地には及びません。
今回は少し奮発して一等車にしたので、車内でのミールサービスがありました。好みのドリンク2杯とオードブル(4種類の中から選択、私は鴨肉のローストにしました)をオーダーできます。でもそれだけで1食とするには物足りないので、前もってサンドウィッチを食べておいて正解でした。
ワルシャワ中央駅に到着後、地下鉄1回券(3.4Z)を買い、最寄り駅まで移動してからホテルにチェックインしました。なお地下鉄の車両は質素で、照明が暗く、広告もほとんどなくて、旧社会主義国の香りがプンプン漂っていました。

7日目、ホテルで0700から朝食をとり、0830に出発。地下鉄1回券(3.4Z)で Centrum駅に移動し、文化科学宮殿の北部分にある進化博物館(12Z)に入場しました。この日の観光地のうち、ここだけが0800オープンで、あとはすべて1000以降のオープンです。昔の動物、恐竜の化石や骨格標本、メスのアウストラロピテクス(ルーシー?)の復元模型などがあり、30分は楽しめました。
そこから徒歩で国立博物館(20Z)に向かうと、ちょうど開館したばかりの1000過ぎです。中世から現代にいたる絵画や像の展示がメインですが、クラクフでも同じような物をたくさん見てきたので、ポーランドの作風が何となく分かりました。作品数そのものは膨大で、少し駆け足で見て所要90分でした。
次は新世界通りを少し北上し、ショパン博物館(22Z)へ。平日の昼前だけあって、予約なしでもすぐに入れました。ショパンに関する楽譜や文書、肖像画、ポーランド語の説明は正直よく分からなかったのですが、小さなコンサートホールのような場所があり、コンクールのコンテスタント?たちがショパンの曲を奏でる場面を映画形式で流しており、自宅では体験できない臨場感を味わえました。
その後、すぐ近くにあるショパンの壁画(やや落書き風)を見てからさらに北上し、聖十字架教会(入場無料)へ。ここを入って左手前の柱にはショパンの心臓が安置されているそうです。
そこからすぐ近くにあるワルシャワ大学の構内を少し散策してから、今度は国立民族博物館(12Z)に向かい、世界各地の民族衣装、民具、アートなどを見て回りました。これまで世界の民族衣装の写真を撮りためていたので、そのコレクションを増やすことができました。
ここを見終えると時刻は1400です。最寄りの地下鉄駅に歩いていく途中、オープンテラスの店で16.99Zのランチセットを見つけ、食べることにしました。メニューはヌードルが入った大きなスープ、豚の串焼きのポテト添え、デザートのチュロスです。
食後、地下鉄とバスの24時間券(15Z)を買い、地下鉄に乗って旧市街に向かいました。旧王宮(20Z)は前日のヴァヴェル城と内装が似ており、近くにある洗礼者ヨハネ大聖堂(入場無料)は教会としてそれほど印象に残る場所ではありません。旧市街広場はヨーロッパの町で見慣れた光景ですが、中央に武装した人魚像が建っていました。そこに面したワルシャワ歴史博物館(20Z)は古い民家を寄せ集めて作った博物館です。最上階からは旧市街広場を見渡せ、一世代前?の武装人魚像が展示されていましたが、その他には構造が複雑で道に迷った印象しかありません。
そこから地下鉄駅に向かう途中、コンビニで9.99Zの寿司が4.99Zになっているのを見つけました。こちらの寿司はどんなものだろうと思って買ってみたところ、最悪でした。コメの部分は炭水化物を固めた工業製品のような味で、わさびも着色料を使った液体状です。独断と偏見でランキングすると、10点満点中、九兵衛9.5点、なだ万9.2点、マリオットアソシア9点、ユナイテッド航空の成田ファーストクラスラウンジ7点、スシロー6点、中国国際航空の北京ファーストクラスラウンジ3点、ポーランドのコンビニ寿司1点といったところです。
その後、地下鉄に乗って文化科学宮殿へ。30階の展望台(20Z)からワルシャワの街を見渡してきました。周りに高い建物がなければ、このくらいの高さで十分です。四方向とも、市街地の向こうには延々と緑が連なっていました。
その後、ワルシャワ中央駅から空港に向かう175番バスの乗り場(中央駅南側の道路手前から20分に1本程度。道路の向かい側から乗ると、空港とは逆方向に行ってしまいます)と鉄道のプラットフォーム(4番から30分に1本程度)を確認し、先ほどの寿司では舌も胃袋も満足していなかったので、中央駅北隣のショッピングセンター2階(日本式に数えると3階)にあるMARGHEという店に入りました。ここは大皿に自分の好きな料理を盛り付けていき、全体の重量から皿の重さを引いた重量に対して、100g当たり3.99Z払うという形式です。リーズナブルな値段で現地の料理を少しずつ試せるので、旅行者にお勧めです。私は538gで21.47Zでした。寿司を食べた後では少し多かったかもしれません。
その後、地下鉄に乗ってホテルに帰ってきました。

8日目、0700にホテルで朝食をとり、0800に出発。主だった観光地は前日に見て回ったので、この日は地下鉄に乗って街中を適当に散策する予定です。まずはワルシャワ・スタディオン駅を見てから、ヴィスワ川のほとりに建つもう一つの人魚像を見て、残った時間はワルシャワ中央駅北隣のショッピングセンターを散策したり、土産物を買ったりして過ごしました。1020にショッピングセンターを出て、ホテルに戻って荷物を引き払ってから中央駅に戻り、1140発の空港行き鉄道(SKM)に乗りました(前日の24時間券を利用)。1200過ぎに空港に着き、あらかじめWEBチェックインしておいたスマホの搭乗券でシェンゲンエリアを出て、プライオリティパスでラウンジに入り、昼食をとってから搭乗しました。

9日目、ドバイでラウンジに立ち寄り、定刻通り関空着。その後、エミレーツ航空の無料バスで名古屋駅前に帰ってきました。
私は普段、日本より東に行く場合は遅寝遅起き、今回のように西に行く場合は早寝早起きをして時差を多少吸収しています。また旅行先では普段より1時間多く睡眠をとるように心がけ、機内では到着地の時刻に時計を合わせて意識を変えることで、時差ボケを防いでいます。とはいえ、一番の対策は寝ることです。今回も帰りの機内と帰宅後に睡眠剤を飲んで、とにかく寝ることを心掛けました。なお機内で寝る場合は筋弛緩作用のある薬を内服するとかえって寝苦しくなるので、私はルネスタとベルソムラを愛用しています。このあたりのノウハウは旅慣れた旅行医学認定医ならではのものでしょう。


さて、最後に今回の旅の予算をまとめます。16380円を2963Kcに両替し、最終的に507Kc余りました。また13900円を400Zに両替し、最終的に0.01Z余りました(ほとんど使い切りました)。旅行前の手配に要したのが147750円なので、147750+16380+13900=178030円です。これは現地での食事、ドリンク、移動、トイレ、チップなどすべて含めての金額で、実際にはそこから500Kc(端数切捨て)が余りました。
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上海旅行記(18年6月) [海外旅行記]

今年1月、Surprice のホームページで、年末年始3000円引きキャンペーンを利用して下記航空券を購入しました。
DAY1 CZ380 NGO 0915 PVG 1055
DAY3 CZ379 PVG 1755 NGO 2125
CZ、NGO、PVGはそれぞれ中国南方航空、セントレア、上海浦東国際空港です。航空券13000円に空港税やサーチャージが上乗せされて総額21020円が、3000円引きで18020円になりました。
またExpedia で上海市内のハオ・ドォ・ホテル(2泊朝食付きで6672円)を予約し、Trip.com で下記高速鉄道のチケットを購入しました。片道あたり、二等車39.5元+手数料20元=59.5元です。往路だけMUFGプラチナアメックスで購入し、海外旅行傷害保険の上限額を1億円にしておきました。これで高速鉄道の事故が起き、車両ごと埋められてしまっても、残された家族が路頭に迷うリスクを減らせます(事故の概要を知らない人は、中国 高速鉄道 事故 生き埋め、で検索してください)。
DAY2 G7006 上海 0900 蘇州 0925
DAY2 G7021 蘇州 1815 上海 1841

旅行初日、セントレアで出国審査後、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
上海到着後、地下鉄(7元)で人民広場駅へ。途中の駅で乗り換えがあって、所要60分ほどでした。途中までマグレブと呼ばれるリニアモーターカーが並走しています。以前乗ったときは時速430キロで走行しており、割と揺れました。現在では一時時間帯を除いて時速300キロに抑えているようです。
人民広場駅の地下商店街で12元のヌードルをすすって軽く腹ごしらえし、上海市歴史博物館(入場無料)へ。ここは歴史ある建造物を数年前に博物館に改装した場所です。上海市の歴史の紹介という触れ込みですが、後半は共産党のプロパガンダ的展示になっていました。屋上庭園からは近隣の高層ビル群を見渡すことができます。
次に上海博物館(入場無料)へ。私はこれまで中国にあるほとんどの省、自治区、直轄市に訪れていますが、その私が知る限り、中国国内でトップクラスの展示内容を誇る博物館です。内容は古代青銅器、古代彫刻(主に仏像)、陶磁器、絵画、書道、印鑑、貨幣、家具、玉器、少数民族の工芸など多岐にわたり、少し急いで所要2時間強でした。
改めて思うのですが、昔の中国人は良い仕事をしました。もし毛沢東が共産主義とかいう愚かな社会実験で人民のやる気を奪っていなければ、今の中国はもっと栄えていたでしょう。擬人化するなら、中国は粗暴で自己中心的で、でもなかなか優秀だというやっかいな奴です。ちなみに日本は人目を気にしすぎる神経質な優等生、韓国は第一印象だけは悪くない、性根と認知能力の歪んだ話の通じない奴(誇大妄想で病識なし)といったところでしょうか?
博物館から徒歩10分程度でホテルに到着し、チェックイン後、少し部屋で休んでから再び出発。ホテル周辺は下町で、庶民的な食堂が数多くあります。私はそのうちの一軒で美味大腸面(25元)を注文しました。中華スープに粉っぽい麺とホルモンが入っているラーメンです。
そこから地下鉄(3元)で上海火車駅に移動し、翌日の高速鉄道の切符を前もって引き換えておきました。以前、切符の引き換えのために北京西駅で1時間以上並んだことがあり、当日朝では時間的に余裕がないと思ったのです。ただ幸運なことに、この日は10分程度の待ち時間で済みました。
そこから再び地下鉄(3元)に乗って南京東路駅へ。ここから東に数百メートル歩いたところにある外灘(バンド)は、川の手前に十九世紀の歴史的建造物が立ち並び、川の対岸には現代的な超高層ビル群が立ち並ぶという定番の夜景スポットです。高さ632メートルの上海センタービルも新たに加わり、以前よりもにぎやかでバランスの良い夜景を見ることができました。
帰りは南京東路駅を通り越して人民広場駅まで歩行者天国を散策し、人民広場駅から大世界駅までは地下鉄(3元)に乗って、ホテルに帰ってきました。
以前、中国と韓国の高級ホテルで、飲水用のコップをトイレブラシで洗っていた事例がありました。いわんや私が一人旅で利用するような格安ホテルをや、ということでコップは自分で洗ってから使用しました。

2日目、朝7時からホテルで朝食をとり、8時前に出発。地下鉄(3元)で上海火車駅に向かい、そこから9時発の高速鉄道に乗りました。電車番号はG7006ですが、この頭文字がGだと最高時速300キロ、Dだと200キロです。
蘇州到着後、北広場に出て右手にあるバスターミナルで遊1バス(ハイシーズン2元)に乗りました。このバスは虎丘を出発して、蘇州駅北広場、北塔報恩寺、蘇州博物館(拙政園と獅子林も徒歩圏内)、玄妙観、留園、虎丘へと時計回りで巡る観光向けバスです。最初に蘇州博物館で降りましたが、入り口付近に1時間近い行列ができていました。この日は土曜日で、入場無料なので仕方ありません。あきらめて拙政園(オフシーズン70元)に向かいました。ここは蘇州四大名園のうち最大の庭園です。たしかに美しい場所ですが、人民まみれで歩くこともままならず、人民酔いしました。ここを出ると、時刻は11時半です。近くの食堂で平麺の炒め物(20元)と青菜炒め(12元)を頼んだところ、どんぶりいっぱいの白米が出てきて、合計34元でした。この白米はすべてのテーブルに出されていたので、2元のお通しといったところです。
次に獅子林(オフシーズン30元)へ。ここも蘇州四大名園の一つですが、ここには岩山をくりぬいて作った迷路のような通路があり、そこを歩いているうちに方向感覚が狂ってきます。
再び遊1バスに乗って留園(オフシーズン45元)へ。ここも蘇州四大名園の一つですが、全体的に意匠が似ているので、同じような中国庭園でおなか一杯といったところです。
次は遊1バスで虎丘(オフシーズン60元)へ。ここは小高い山の上に立つ中国版ピサの斜塔です。一応電動カーなどもあるようですが、自分の足で登ってもそれほど大変ではありません。この山の北西には美しい竹林もあり、一見の価値ありです。
ここから遊1バスに乗って蘇州駅に戻ろうとしたところ、遊1南というバスを見かけました。
「もしかしたらこれまでと逆回り?」と思ったのですが、時間も十分にあったので乗ってみました。結果、これまでの道を戻りながら、所要1時間で蘇州駅北広場向かいの道路沿いの停留所に到着しました。どうやら遊1が時計回りで、遊1南が反時計回りのようです。
時刻は17 時過ぎで、結果的にちょうど良い時間した。駅構内の食堂で牛肉の炒めものとライス、きくらげの炒め物、コーラのセット(43元)を食べてから、1815発の高速鉄道に乗り、上海駅から地下鉄(3元)でホテルに戻ってきました。

3日目、朝7時からホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発。この日は午前中に豫園、午後に上海一の高さを誇る上海センタービルに行く予定です。
ホテルから歩いていくと、ちょうど豫園がオープンする八時半に到着しました。ただ、最初は豫園の入り口を通り過ぎ、上海城(こざとへんに皇)廟(10元)の入り口についてしまったため、そちらに入りました。さまざまな神像が祀ってあり、正直なところ何の宗教なのかよく分かりません。読経や信者の祈り方を見ている限り、中国仏教に似た何かです。
次に豫園(40元)に入りました。ここの庭園は池を多用しており、緑も多くて都会のど真ん中にいることを忘れされてくれますが、前日からの流れで中国庭園は割とおなかいっぱいです。
時刻は10時前で、すぐに上海センタービルに行っても時間を持て余すと思ったので、上海博物館に立ち寄ろうと思って徒歩で向かいました。しかしそこにあったのは数百メートルはありそうな長い行列。やはり日曜日に入場無料の観光地を訪れようとすると、こうなるようです。すぐに諦めて人民広場駅まで歩き、地下の商店街にある北京ダック専門のファストフード店で北京ダック(皮に包んだ完成品の状態で1ピース3.5元を4個)を食べてから、地下鉄(3元)で陸家嘴駅に向かい、そこから徒歩で上海センタービルに向かいました。展望台だけでも180元するため、さすがにこちらはあまり並ばずに入れると思ったのですが、それでもチケットを買うのに20分並びました。正直なところ私自身、値段が高いので来ようかどうか迷ったのですが、これまでに上海テレビ塔、金茂ビル、上海環球金融中心の展望台に上ったことがあり、ここだけ来ないのも中途半端です。
「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせて(?)入場しました。
ここのエレベーターは世界最速で、上りは秒速18メートル、下りは秒速10メートルです。他の高層ビルのエレベーターもだいたい同じ速さなので、きっと人間の体が気圧変化に対応できる限度がそのくらいなのでしょう。
さすかにかなりの高さですが、PM2.5が視界を遮って全体的に白く霞んでいます。地平線は霧の彼方で見えず、冷静に考えれば、もう少し低いほうが上海の街並みを一望するには良かったのかもしれません。しかしせっかく180元も払い、時間も余っていたので、1時間半ほどそこからの景色を眺めていました。
その後、地下鉄(6元)で空港に向かい、出国審査後にプライオリティ―パスでラウンジに入り、定刻より10分早く名古屋に帰ってきました。
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ウルムチ旅行記(18年4月) [海外旅行記]

中国内陸にあるウイグル自治区の省都ウルムチに行ってきました。
今回はANAマイルによる特典航空券ですが、その獲得には総合内科専門医の受験が関係しているので、そちらにも触れておきます。
私が勤めているのは中堅の民間病院であり、昨年は3名の研修医がやってくるはずでした。しかしその中で、超一流大学卒で素晴らしい経歴を持っていて、私より年上の人が医師国家試験に落ちてしまいました。年を取ってから医学の勉強をするのは大変なのだと実感し、何となく自分でもチャレンジしてみたくなりました。私はもともと神経内科専門医(日本神経学会)を持っており、内科全般の総合内科専門医(日本内科学会)には興味がなかったのですが、医師国家試験の代わりに今から自分が挑戦するなら総合内科専門医試験がうってつけだろうと考え、昨年4月に受験を思い立ちました。試験日は9月です。
私には病院でストックしてある研究費のようなものがあり、学会費や医学書という用途限定で自由に使えるのですが、楽天のセールに合わせて医学書を買いこみ、楽天ポイントを貯めこんでANAマイルに移行しました。それが今回の特典航空券の一部です。
そしていざ勉強を始めてみて実感したのは、記憶力の著明な低下でした。幼稚園の頃は一度聞いただけでアニメソングの歌詞を丸覚えでき、小学二年生までは国語の教科書を二回朗読したら句読点まで丸暗記でき、高校時代は1分間に31桁の数字を覚えてクラス最高記録を出しました。その代わりに頭を使った時の体力消費が著しく、1日3時間の勉強を2週間続けることが困難な体質でした。
医師国家試験の時は図書館で後ろに座っていた同級生から「お前、いつ勉強しているの?」と言われるくらい中座の時間が長く、30代前半で受けた神経内科専門医試験の時も妻から「いつ勉強しているの?」と言われました。しかし直近の20分間で覚えた内容を暗唱して見せたら、妻が黙りこむ程度には覚えることができたものです。
それが現在では一度覚えても数日後には数割忘れてしまい、まったくはかどりません。そのかわり、1日3時間の勉強を2週間以上続けることができる体質になっており、妻からも「今回は勉強していた」と言われました。昔のように頭をフル回転できなくなり、その分体力消費も抑えられただけのような気がします。結果的に辛うじて合格しましたが、昔とは比較にならないほどの記憶力低下を痛感しました。
やはり人間、四十歳を過ぎたらそれまでの貯金(知識や経験)で生きていくのだと再認識しました。私くらいの年になると、勉強してもあまり頭に入らなくなりますが、他人に教えながら勉強すれば効率が上がるという研究を耳にしたことがあります。そこで私は「一緒に総合内科専門医試験を受けることになった、自分をすごく慕ってくれて、でも少し出来の悪い後輩」という空想上の生き物に翌日教えるつもりで勉強していました。
そんなエピソードもあって貯めたANAの23000マイルで、中国ウイグル自治区の省都ウルムチに行ってきました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1120
DAY1 CA1291 PEK 1550 URC 2000
DAY4 CA1296 URC 1010 PEK 1350
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (CA、NGO、PEK、URCは順に中国国際航空、名古屋、北京、ウルムチ)
発券は昨年の11月で、サーチャージや空港税など別途7750円かかりました。
またCtrip で、ウルムチ南駅(旧ウルムチ駅、ウルムチ最大の駅です)から1キロほどの場所にある Yilite Hotel (4つ星、朝食付き、3泊で11360円)と下記の高速鉄道を予約しました。
DAY2 D8802 ウルムチ南 1003 トルファン北1057
DAY2 D8837 トルファン北 1745 ウルムチ南 1845
一等車で片道あたり58.5元(二等車だと49元)ですが、往路だけMUFJプラチナアメックスで支払いました。このカードに附帯する海外旅行傷害保険は5000万円ですが、前もってカードで旅費(の一部)を支払っておくと1億円に増額されるのです。でもマイルを貯める上では非効率的なので、最小の金額だけこのカードで払いました。ちなみに私のメインカードはマイレージプラスセゾンカードです。1000円で15マイル貯まるので、(使い方も工夫すれば)JALやANAのカードより効率が良く、ふるさと納税や車の税金もこのカードで払っています。


そして旅行初日、セントレアでウルムチまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。北京でもCA国内線ファーストクラスラウンジに立ち寄り、ウルムチ行きに搭乗。ウイグル族はイスラム教徒なので、機内食も清真(ハラール対応)で、アルコールのサービスはありません。
定刻前にウルムチ空港に到着し、ターミナル2を出て左に進んだところにある空港バス(15元)で市内へ。2030に出発し、火車南駅(ウルムチ南駅)まで所要55分でした。中国国内の他の駅よりもセキュリティーが厳重な駅舎に入り、翌日の切符を引き換えるのに30分かかり(復路のみ手数料5元)、そこから歩行者に優しくない車道を渡ってホテルまで歩くと30分近くかかりました。ホテルのチェックイン時、外国人は交番でパスポートを見せて登録する必要があるようです。ホテル隣の交番まで足を運ぶ必要があり、デポジットを300元預けてからようやくホテルの部屋に到着しました。客室内のWIFIは携帯電話の番号を登録する必要があり、外国人にはハードルが高い仕様です。私は有線LANに自前の無線LAN親機をつないで事なきを得ました。
駅の入場にしろ、ホテルのチェックインにしろ、無線LANにしろ、かつてウイグル族の暴動が起きたこの町ではいまだにセキュリティーがガチガチになっています。前回、暴動の一か月後に来た時にはネットも携帯電話もつながらなかったのですが、さすがに今回はつながりました。

2日目は日帰りでトルファンに行く予定です。ホテルで0800から朝食をとり、0840に出発。駅近くまで歩いたものの、車がどんどん来る駅前の太い道路を横断する勇気がなかったので、そこだけタクシー(10元)を使ってしまいました。でもBRT1号線(1元)に乗ればよかったのだと、後から気づきました。
駅舎でパスポートチェックを伴う厳重なセキュリティーを通り抜け、1003発の電車に乗車。一等車とはいえ、横幅を少し広くしただけのシートで、新幹線グリーン車のような快適性はありません。窓の外には乾いた大地が広がり、ところどころ工事で掘り返されています。遠くには風力発電のプロペラが連なっていました。
1057にトルファン北駅に着き、駅舎を出るところでもパスポート提示を要求され、そのまま駅前の交番に連れていかれて写真まで撮られました。地球の騙し方2018西安敦煌ウルムチには、208番バスが市内に向かうと書かれていますが、202番バスの間違いです。私も最初すっかり騙されて、駅を出て右手(駅舎に向かって左手)にあるバス乗り場で208番バスを待っていましたが、202番バス(1元)しか来ません。あきらめて乗ってみたところ、市の中心部である高昌路と老城路の交差点より70メートルほど北にある停留所に、所要30分で到着しました。その道向かいからは、トルファン北駅に向かう202番バスが出ています。
帰りの目途も立ったところで、そこから東に800メートルのところにあるトルファン博物館(入場無料、要パスポート)へ。この地方の美術品、書物、恐竜の化石、そして土葬されていた多数のミイラが展示されており、私のペースで所要50分でした。書物以外は撮影もOKです。ミイラはエジプトと違って防腐処理をされていないので、かつお節のような質感になっています。見た目もちょっと生々しいので、
「良いダシが取れそうだけど、良い子のみんなは見たり食べたりしたらダメだぞ」という感じです。
その後、地球の歩き方にも載っていた蘇来曼拌麺王(博物館の道向かい。店の屋根の部分の色が赤系に変わっています)でラグ麺(羊肉や野菜のあんかけが載ったツルツルの麺、15元)と羊肉串(5元)を食べました。人気店だけあって、また来たくなる味です。
とりあえずこれで十分トルファンを満喫できたのですが、まだ時間があるのでブドウ棚で覆われた青年路を歩いてみました。作り物のブドウの房がぶら下がるのは意見が分かれるところでしょうが、オアシス感満載の場所です。トルファンはブドウの栽培が盛んなイスラム教徒の住むオアシス都市で、超市(スーパーマーケット)に入ってもビールは売られていませんが、なぜかワインは見かけます。
その後、老城西路の南にある市場2か所(いずれも要パスポート)に入りました。干しブドウや木の実などが並べられ、量り売りされているところは、中東のスパイスマーケットを彷彿とさせます。食堂では敦煌名物の黄麺(ラクダ or ロバの肉が載った麺)もあり、回族の白い帽子をかぶった人がペルシャ絨毯を売っており、色とりどりの女性の民族衣装が並び、見ているだけで楽しい場所です。その後、ウイグル族のナン(インドと違って円形で硬く、歯で噛み砕かないと食べられませんでした。出来たてならもっとしっとり柔らかいのですが、数日作り置きしてあったようです。直径20センチ、高さ3センチで2.5元)をかじったり、高昌中路の地下街を散策したりして時間をつぶし、1620発の202番バスに乗り、トルファン北駅に戻ってきました。
ここでもやはり厳重なセキュリティーチェックがあり、1745発の電車で1845にウルムチ南駅に到着しました。駅前でラグ麺(18元)を食べたのですが、昼のラグ麺が恋しくなるくらい別物でした。
その後、最終日のために空港行バスの乗車場所と出発時間を確認し、徒歩でホテルに戻ってきました。

3日目はウルムチ市内をブラブラと散策する予定です。0800からホテルで朝食をとり、0940に出発。まずは新疆ウイグル自治区博物館に向かうため、ホテル前の道を走っていた52番バス(1元)に乗りました。地球の騙し方には、52番バスが博物館に向かうと書いてあったからですが、実際には数百メートル離れた友好路を走っていました。仕方なく博物館から最も近そうな停留所で降り、徒歩で博物館に向かいました。時刻は1015です。お決まりのセキュリティーチェックを受けて中に入ると、この地方の歴史的展示、近隣の民族とその文化の紹介、そしてミイラなどの展示がありました。その中でも桜蘭美女と呼ばれる女性のミイラが、この博物館の目玉です。前回来た時は撮影禁止でしたが、今回はフラッシュを使わなければ写真撮影もOKです。この桜蘭美女だけは他のミイラと違って黒ずんでおり、良いダシが取れそうにありません。顔の復元図を見ると、「顔面偏差値50以下」と感じました。あくまで私の独断と偏見です。
所要70分で一通り見終わり、博物館近くのバス停でウルムチ南駅に向かうバス(1元)に適当に飛び乗りました。紅山商城が最寄りの停留所だったと思いますが、その後の進路予測を誤り、一つ先の停留所で降りました。そこから徒歩で紅山方面に向かい、途中の百貨店にあったフードコートでラグ麺(20元)を食べてから紅山公園(入場無料)へ。ここは小さな遊園地といった趣の場所で、日曜日ということもあって子供連れの家族でにぎわっていました。その奥には山道を登る階段があり、山頂にある建物(20元)からはウルムチの街並みを一望できます。周囲は緑で覆われ、川のようにうねる幹線道路を多くの車が走っており、ちょうどその窓ガラスが日の光を反射してキラキラと光っています。空気は澄んでおり、遠くにある雪をいただいた山まで一望できました。気温は高いのですが、湿度が低いため、風を浴びながら異国の街並みを眺めているだけで心地良くなってきます。
その後、小西門まで歩き、BRT3号線(1元)に乗りました。BRTとは、前もって保安検査と料金の支払いを済ませたうえで乗る2両編成の幹線バスです。新華路臨時駅で降り、そこから少し歩くとウイグル色豊かな国際大バザールがあります。アラビアンな建物の中に、アクセサリー、男性服、女性服、子供服、ドライフルーツ、ペルシャ絨毯など様々な商品が売られており、店員も客もウイグル族の比率がぐっと増えます。私は漢族に間違われて彼らから嫌がらせされないように、地球の歩き方を手に持って歩いていました。ここでは日本人アピールをするのが正解でしょう。中東の雰囲気を堪能した後は、地下にあるカルフールでウイグル土産を購入。これでこの日の観光は終了です。
団結路を少し西に歩いていくと、バスの停留所があり、10番と16番のバスがウルムチ南駅に向かうとのこと。私は先に来た16番バス(1元)に乗り、終点一つ手前の長江路(カシュガル国際飯店の前)で降り、そこから徒歩でホテルに戻ってきました。一休みしてから夕食に出かけ、近くの店でラグ麺(25元)を食べました。ラグ麺が気に入ってそればかり食べていましたが、後で本を読み、他の料理も試すべきだと後悔しました。

4日目、1010のフライトに搭乗するのであれば、0800からホテルで朝食をとることは不可能です。泣く泣く断念して0650にチェックアウト。ウルムチ南駅まで徒歩で向かい、0730発の空港バスに乗りました。そのバスが遅れて0750の出発になったのは、中国なので想定内です。空港でチェックイン後、プライオリティパスでラウンジに入り(といっても菓子とドリンクしかありません)、飛行機に搭乗。北京でもBGSプレミアムラン時に立ち寄り(行きの国内線でもそうでしたが、私はCAファーストクラスラウンジではネット接続に失敗します)、定刻より早く名古屋に帰ってきました。

なお5月は東京と札幌に出張があり、そこで1日余分に泊まって観光してくるので、それが旅行替わりです。6月は八丈島と上海、7月はプラハ~ワルシャワ、8月は長男と一緒に札幌、9月は黄山、10月はシェムリアップ(アンコールワット)、11月はヤンゴン、12月は南京に行く予定です。
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釜山旅行記(18年2月) [海外旅行記]

昨年3月、日本航空(JL)ホームページで下記の特典航空券を発券しました。所要12000マイルと5900円です。
DAY1 JL3082 NGO 0815 NRT 0925
DAY1 JL0957 NRT 1035 PUS 1305
DAY3 JL0958 PUS 1405 NRT 1610
DAY3 JL3087 NRT 1830 PUS 1950 (NGO、NRT、PUSはそれぞれ名古屋、成田、釜山)
ホテルは楽天トラベルで東横イン釜山駅店2(3つ星、朝食付き2泊で10100円)を予約しました。

最近、私は韓国人の民族特性を「常に自分は悪くないと考える頭の悪さ」という一文で説明できるような気がしています。
喚こうが、暴れようが、人を貶めようが、常に自分は悪くないと思っていられるので、ヒートアップした時の行動は必然的に醜悪になります。自分は常に悪くないという前提があるので、周りからは理解できない根拠のない自信を持っていられます。自分は常に悪くないので、詰めの甘い仕事をしても堂々としていられます。「ケンチャナヨ」と開き直れます。それで結果が悪ければ、自分のせいではないので他人のせいにします。そして自分は常に悪くないという前提で物事を考えるので(前提条件が間違っているので)、そこから導き出される考察は救いようのないほど的外れなものになります(例:日本人が韓国を嫌うのは嫉妬しているから)。それが「最悪の時に最悪の選択をする」と言われる彼らの行動様式に結びつきます。そしてそれを指摘しても、絶対に受け入れることはできません。この気持ち悪いまでの頭の悪さ、認知バイアスを、昔の日本人は「バカでも○ョンでも」と形容し、バカ○ョンカメラという語が作られたのかもしれません。韓国人には、知能指数に反映されない頭の悪さがあります。もちろんノーベル賞に結びつくような常識にとらわれない発想とも縁遠く(むしろ何かに執着してばかりで)、現在のところ科学系のノーベル賞受賞者は出ていません。相手の神経を逆なでするようなことを散々してきて、いざ冷たくあしらわれると、何も悪くない自分が一方的に冷遇されたと心の底から信じます。彼らの脳内では、彼ら自身は常に何の非もない被害者なのです。
朝鮮には「荒々しい言葉で話しかけてこそ、返ってくる言葉が美しい」ということわざがあるそうです。慰安婦案件での執拗な嫌がらせを見ていると、このチンピラ精神が韓国人の骨の髄までしみ込んでいることがよく分かります。それでも彼らの脳内では、彼ら自身は常に善良な被害者なのです。
一方で中国人ほど粗暴ではなく、民度も中国人よりまともで、表面的には愛想の良い民族です。何も知らなければ、韓国人の第一印象は割と良いでしょう。だからこそ、これまで多くの日本人が騙されてきました。
今回はそんな韓国への旅行です。ヒャッハー!
嬉しさのあまり、つい歓声が出てしまいます。

私が以前ウルムチに行った時、航空券を発券してから旅行当日までの間にウイグル自治区で大規模な暴動が起き、旅行を取りやめるかどうか悩みました(結局行きましたが)。そんな経験があったので、きな臭い朝鮮半島に行くなら、突然戦争になるリスクの極めて低いオリンピック期間中にしようと思いました。釜山を選んだのは、有事に米艦が釜山港から日本人を退避させる計画になっていたからです。
もちろん平昌には行きません。そもそもソウルから平昌までのKTXを個人で予約できず、オリンピック観戦のための韓国旅行そのものを諦めたという話も聞きますし、風が強くて体感温度はバナナで釘を打てるレベル。地下水にノロウイスルが入り込んで、多くの患者が出ています。現地のホテルは直前までぼったくり料金を提示し、結局空室だらけになってしまったとのこと。自業自得ですが、地元ホテル関係者の脳内では、その料金で泊まりに来なかったチョッパリ(日本人の蔑称)のせいになっているかもしれません。そんなところに金を落としたくないので、私は韓国の国内放送でオリンピックを観戦するだけで十分です。一方で会場近くに勃っているというモルゲッソヨ像だけはぜひ見たかったのですが、仕方ありません。釜山で9cm大のモルゲッソヨ像が売られていないか探してみることにします。知らない人は「モルゲッソヨ」でググってください。
かつて北京オリンピック期間中に天津に行った際、ホテルでテレビを見ていると、日本人選手と中国人選手による柔道の決勝戦が放映されていて、日本人選手が勝った瞬間に他の試合に切り替わるというシーンを目撃しました。韓国のテレビではどうなのか、それも楽しみの一つです。

旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、成田乗り継ぎで、釜山に向かいました。今回は手持ちのウォン(以下W)を持ってくるのを忘れてしまったため、釜山金海空港で3000円だけ両替しました。レートは100円=937Wです。そこから軽電鉄(1400W)と地下鉄(16000W)を乗り継いで温泉場駅へ。駅の近くに虚心庁という有名な温泉施設があるのです。料金は平日8000W、土日10000Wで、この日は金曜でしたが、実は旧正月で韓国の祝日だったため、10000W取られました。20世紀に造られたスーパー銭湯のような場所です。
ここでモルゲッソヨ長さについて少しだけ触れておきます。プランク長さはこの宇宙で最小の長さですが、モルゲッソヨ長さは韓国で最小になるとされている長さです。日本人のモルゲッソヨ長さ上位半分をA群、下位半分をB群、韓国人の上位半分をC群、下位半分をD群とします。この四群間で比較すると、D群はかなりの確率で他群とのあいだに有意差が出そうです。ただしあくまで個人の感想なので、本当にそうなのかはモルゲッソヨ。意味が分からない人は、気にせず読み流してください。どうせたいしたことは言っていません。
ここで90分ほど費やしてから、地下鉄で釜山駅に移動しました(1600W)。駅舎内を散策してからホテルに向かい、チェックイン。部屋で少しテレビを見てから、南浦洞へ夕食を食べに出かけました。この日のメニューはサムゲタン(12000W)と屋台のトッポッキ(2000W)です。街中の両替所で両替したところ、100円=995Wでした。食後、手乗り慰安婦像と9cmモルゲッソヨ像が売られていないか探してみましたが、見つかりませんでした。手乗り慰安婦像は実在するようですし、9cmモルゲッソヨ像も作れば私のような韓国マニアに受けると思うのですが……。

2日目、ホテルで朝食をとってから9時に出発しました。まずは地下鉄の一日乗車券(5000W)を買って梵魚寺駅へ。5番出口と7番出口の間にある細い道を山側に数十メートル上っていくと、90番バス(1300W、お釣りは出ません)のバス停があります。人の流れに沿って歩けば迷わずに済み、バス自体も頻繁に出ています。終着のバス停で降り、山道を登っていくと、韓国特有の色鮮やかな寺院が見えてきます。ちょうど読経の最中で、信者も大勢いたので、そこに混じって周りの様子を観察してきました。立位と土下座の姿勢を繰り返す祈り方はイスラム教、ロシア正教、チベット仏教などに通じるものがあります。つまり世界三大宗教すべてに共通しており、敬虔な信者が祈りを捧げようとすると、必然的にこのスタイルに行きつくのかもしれません。
ここを見終えてから90番バスと地下鉄を乗り継いで西面駅に向かい、その南西にあるデジクッパ通りの店でデジクッパ(6500W)を食べました。これは薄い豚肉が入った白湯スープで、釜山の郷土料理です。
食後、地下鉄で大渕駅に行き、そこから徒歩で釜山博物館へ。通常3000Wですが、この日は旧正月で無料でした。ここの日本語説明文に思うところがあったので、いくつか紹介します。

・16世紀後半、北東アジアの国際秩序に変化が起こり始めたことで、日中間の三か国は国内外で揺らぎ始めた。この当時日本は乙卯倭変と寧波の乱以後、朝鮮、明との貿易が廃止され経済的に大きな打撃を受けた。これに戦国時代を終結させた豊臣秀吉は、経済的困難を解決し国内勢力間の対立を解消するため、朝鮮を侵攻し、文禄・慶長の役が始まった。(豊臣秀吉の朝鮮出兵の動機が、私の知っているものと違います)
・近代という新しい時代が海を渡って朝鮮に訪れた。1876年、日本の弾圧によって結ばれた日朝修好条約は、近代という新しい時代の流れが前途多難であることを予告していた。同条約後に朝鮮初の近代的な開港場となった釜山には多くの西洋人が訪れた。開港当初、漁港に過ぎなかった釜山は、次第に都市へと変化し、都市空間の所々にエキゾチックな要素が定着し始めた。これらの開港期の変化は、釜山の人々の生活に、葛藤、調和、共存の可能性を予告した。(えーと、日本の弾圧で釜山が発展したということですか?)
・日本は開港直後に設けた専管居留地を足場に植民地収奪のための施設を拡大していった。朝鮮人らは新たな教育を受け入れ、近代化と民主主義教育を活性化させる一方、商業組織を作って日本の経済侵略に対抗した。しかし1910年、日本の韓国併合により自主的な近代化は失敗してしまった。日本は日本統治時代の間、湾港埋め立て工事や市街地の計画、道路網の整備、電車の開設などを通じて、釜山を植民都市にしていった。(日本が釜山を発展させたという事実しか読み取れませんが、なぜか文句を言っています)
・1876年、釜山港の開港とともに西洋人の居留区が形成され、西洋の文化が移植され始めた。人々は興味深く彼らの姿を見て、不思議なもの、奇異なものとして驚いた。かといって、当時の人々が西洋の見知らぬ文化を快く受け入れたのではなかった。人々は、自動車や電車のような文明の利器を西洋から来た怪物とみなし、強い拒否感を示した。(日本が未開な朝鮮を近代化させてしまいました。ごめんなさい)

ここを見終えた後、地下鉄2号線、3号線、4号線を乗り継いで(試乗して)東菜駅に行き、そこから1号線で草梁駅へ。ここには日本領事館があり、その裏手、駅の5番出口と7番出口の間にあるエレベーターの後ろに、日韓合意後に増殖した慰安婦像があるのです。もともとは米兵が運転する車との交通事故でなくなった少女の像でしたが、いつのまにか慰安婦という設定に変わり、広く定着しました。このあたりに反日さえできれば事実関係はどうでも良いという韓国の国民性が出ています。マフラーやら靴下やら色々と着こんでいましたが、周りに人影がなかったのが意外でした。
だって韓国の国教である反日教の御本尊ですよ?
大統領ですら顔色を窺うという韓国の国母ですよ?
この像に祈りを捧げるだけで、日本の勢力が及ばなかった年代、地域で日本軍の慰安婦として働かされたり、日本軍によってジープやヘリコプターで拉致され、クリスマスを祝ったりしたという時代考証を無視した時をかける少女になれるのですよ?
警察官の七倍という高給を得て、給料の前借りができて、貧しい家で育っても数年後にはなぜか周囲よりもかなり裕福になれるのですよ?
休みの日には将校と出かけることもあったと米軍の資料に書かれているくらい自由で、それでも韓国人が大好きな被害者になれるのですよ?
避妊具を支給されて、現在ではその日本メーカーを戦犯企業と呼んでいるのに、それでも妊娠して開腹手術でおろされたと下腹部の手術痕を見せて「今年」証言できるくらい長生きできるのですよ?
現在、アメリカでは韓国人の職業売春婦が多くて問題になっており、韓国人の若い女性は入国審査で手間取るという話もありますが、そんな時でもこの像に祈りを捧げれば、どこにでも行けて、たくさん客がついて稼げるというご利益があるとかないとか。
そんなありがたい御本尊に対して、韓国人は冷たくないですか?
私はもっとこう、近づくだけで親衛隊が因縁をつけてくるような刺激を期待していて、何か言われても「モルゲッソヨ」とやり過ごすつもりだったのですが、これでは反日が足りません。
という訳で、地下鉄で中央駅に移動し、釜山近代歴史館(入場無料)へ。ここならきっと、あなたの期待していた反日に出会えます。
まずは日本統治時代の楽しそうな写真の数々が展示され、映画で誰かが死んだ時のような切ない曲がミスマッチに流れてくる1階を見てから2階へ。ここが日本統治時代の展示であり、反日成分に満ち溢れています。ちなみに3階は朝鮮戦争時代の展示です。

・釜山港が開港し、朝鮮政府は1896年、日本との外交・貿易業務を担当する監理署を設置して監理を派遣し、対外交渉の業務の体系を備えた。監理の下には治安を担当する警務官を置いたのだが、初代の警務官は朴であった。一方釜山が開港し、仲買い商は経済の事情をよく知らない日本の商人との取引をして利益を得るため、釜山港に集まった。彼らは日本の商人と競争するために銀行・汽船会社・倉庫業などを育成させ、自主的な近代化を推し進めた。朝鮮の商人は日本の商人とまともに競うことはできなかった。そこで釜山の朝鮮の商人らは日本の商人に対して組織的に対抗するため、商人団体である商業会議所を設けたり、1907年に国際報償運動を主導し、日帝の経済侵攻に抵抗した。(事情をよく知っている地元民に有利な展開だったはずなのに、日本の商人に自由競争で負けたのですね。それは経済侵攻ではなく、あなたたちに実力がなかっただけですよ)
・日帝強占期の朝鮮と日本との貿易の骨格は朝鮮米と日本の工業製品との交換であった。日帝は日本人産業資本家の利潤確保のため、安い朝鮮米を日本に持ち去り、日本で生産された工業製品を朝鮮へ持ち込んだ。日本に流入した朝鮮米は日本の労働者の賃金を引き下げ、安い日本の工業製品は朝鮮の家内手工業を破壊した。(ごく普通の競争であり、貿易ですね。安い朝鮮米というからには対価が支払われたということであり、購入したものを持ち去るのは当たり前のことです。朝鮮が一方的に被害者ぶるのは違和感があります)
・日帝の朝鮮に対する基本政策は、米の収奪のための農業振興政策であり、土地調査事業、産米増殖計画などが代表的な農業政策であった。(日本は朝鮮米に対価を払った顧客であり、さらに増産の手助けをしたということですね。これでなぜ感謝されないのか不思議なレベルですが、実際には収奪と言いがかりをつけられ、恨まれています)

まだまだありますが、なんだか途中で疲れてきました。
おなか一杯になったところで南浦のロッテ百貨店に向かい、17時からの噴水ショーを見ました。そして前日と同じ店でソルロンタン(7000W)、トッポッキとチキン(唐揚げチリソース)の盛り合わせ(3000W)を食べてから、ホテルに帰ってきました。
その後、ホテルでテレビを見ていましたが、オリンピック放送については普通ですね。韓国人が勝った試合ばかり何度も再放送しているので、韓国がメダルラッシュなのかと勘違いしそうになりますが、18日時点でのメダル総数は日本のほうが上でした。でも日本人がメダルを取った前日の試合の放送もあったりして、特にこれといった思想は感じられません。

3日目、ホテルで朝食をとり、9時前にチェックアウト。この日はぶらぶらと南浦洞周辺を歩き回りました。チャガルチ市場にはたくさんの魚が並んでいますが、日本より割高ですし、韓国の下水道が未発達で海洋汚染されていることを知ると、まったく食指が動きません。釜山タワー(8000W)の麓まで行きましたが、そもそも韓国の街並みがあまり美しくないので、何度も来たいと思える場所ではありません。今回はパスしました。そして足が向かった先は釜山近代歴史館。もう何もかもが香ばしくてネタの宝庫です。ここではっきりさせておきますが、私が韓国ネタでごはんをおいしく食べられるのは、韓国に嫉妬しているからではありません。認知バイアスでなければ、ここまで読んで分かりそうなものですが、一応言及しておきます。
11時にネタの聖地を後にして、地下鉄(1600W)と軽電鉄(1400W)を乗り継いで空港へ。プライオリティパスでスカイハブラウンジに入り、ここで軽く昼食をとってから搭乗し、成田乗り継ぎで名古屋に帰ってきました。
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武漢旅行記(17年12月) [海外旅行記]

今年1月に中国国際航 (CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券代18000円に空港税などが上乗せされ、総額24640円です。
DAY1 CA 160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA208 PEK 1545 WUH 1810
DAY3 CA203 WUH 1245 PEK 1440
DAY3 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、WUHは名古屋、北京、武漢)
またCtrip で武漢鉄路江城大酒店(漢口駅前、3つ星、2泊朝食付きで8838円)を予約しました。

初日、セントレアで武漢までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入って朝食をとりました。
北京ではターミナル3C(国内線)のファーストクラスラウンジへ。ここはいつも乗車率150%の満員電車状態ですが、この日は80%といったところで、一応空席を確保することができました。
武漢到着後、空港駅から地下鉄2号線(5元、10駅、所要35分)で漢口火車駅へ。ちなみに中国語の火車駅は鉄道駅、汽車駅はバスターミナルです。ホテルは駅舎に隣接しており、駅のアナウンスが夜遅くまで聞こえてきました。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0800に出発。この日は市内の目ぼしい観光地を周遊する予定です。
まずは漢口火車駅から地下鉄(3元)に乗り、鐘家村へ。そこから徒歩で帰元禅寺(10元)に向かいました。ここには複数の堂があり、様々な仏像や菩薩像が安置されています。きちんと基本ルールに従っており、悟りを開く一歩手前の菩薩像はまだ現世での虚栄心が残っているので冠やネックレスで着飾っていたりしますが、悟りを開いた仏像は装飾具を身に着けていません。仏陀のそばに阿南尊者(釈迦の弟子のひとりアーナンダ)らがいて、割と原始仏教にも忠実だと感じました。一方で最後の一角には500人の尊者らの像があり、一人ひとりがファンキーな表情と仕草をしています。ハーフ三十三間堂・ファンキー親父バージョンと言ったところでしょうか。
次の晴川閣(入場無料、要パスポート)までは公共交通機関の便が悪かったのでタクシー(12元)を使いました。ここは湖北省で最も美しい建物と称えられているそうですが、「え、そうなの?」といった感じです。建物自体はごく普通ですが、すぐそばを流れる長江と、PM2.5で白くかすんだ武漢の街並みを一望できます。
ここから次の黄鶴楼へもタクシーを使うつもりでしたが、黄鶴楼南路に行く561番バス(2元)を見つけたので、そちらを利用することにしました。中国のバスではお釣りをもらえませんが、財布の中には小銭がありません。近くの屋台でソーセージを見つけ、「たぶん3元くらいだろう」と思って10元札を出すと7元が戻ってきました。これで小銭を用意でき、黄鶴楼南路へ。そこから徒歩で黄鶴楼(80元)に向かいました。ここは西暦223年に見張り台として建てられた山上の楼閣ですが、その後何度も再建を繰り返し、現在の建物は1985年に五重塔として建造されました。しかしその1世代前は三重塔、2世代前以前は二重塔だったので、歴史的価値よりも見栄えとエンターテイメント性に重きを置いた建造物です。
その後、そこから徒歩圏内にある辛亥革命博物館(入場無料、要パスポート)に向かい、中華民国建国にまつわる展示を見ました。ここには胡錦涛前主席や習近平主席も訪れており、中国共産党にとって中国国民党関連の展示はNGではないようです。
ここを見終わると時刻は1320でした。次に向かう湖北省博物館へは、黄鶴楼南路から411番バス(2元)1本で行けますが、やはり小銭がありません。バス停そばの店で牛肉面(牛肉麺、12元)を食べて小銭を作り、バスに乗りました。
30分ほどバスに揺られて湖北省博物館(入場無料)に着き、広大な博物館内部をざっと見て回りました。本館の所要時間は60分、その後分館で絵画の個展とガンダーラ仏の特別展を見て回り、コーヒーを飲んでいると60分経過しました。このうち私が感銘を受けたのは、ガンダーラ仏の特別展です。ガンダーラ仏は額に比べて目がくぼんでおり、鼻筋が高く、ローブのしわの表現が豊かで、奥行きが強調されているのが特徴です。日本の博物館で同様の特別展を開いたら、入場料が1300円くらいで、それでも人でひしめき合うパターンです。これを人口密度の低い場所で、無料で見せてもらったお礼として、博物館直営の売店で20元のコーヒーを飲んだ次第です。
帰りは411バス(2元)に70分間揺られて漢口火車駅まで戻ってきました。この日利用した561番と411番バスは、いずれも漢口火車駅を発着するので、利用価値が高いと思います。
漢口駅の地下にはフードコートがあり、李先生というチェーン店で、焼き豚、スープ、ごはん、漬物のセット(34元)を食べてから、駅舎隣のホテルに戻りました。空港へは地下鉄1本、主要な観光地へはバス1本で行ける漢口駅に隣接しているので、立地条件は最高です。中国の三つ星ホテルにしては割高ですが、仕方ありません。

3日目、朝食後、部屋に荷物を置いたまま0840にホテルを出発。この日はホテルから徒歩圏内にある武漢博物館に行く予定です。0900のオープンに合わせて行ったのですが、改装中のため来年4月末まで休館でした。仕方なくホテルに戻り、部屋で時間をつぶしてから空港に向かおうと思ったのですが、0925に部屋の主電源が落ちてしまい、「早く出ていけ」という無言の圧力を感じたのでチェックアウトしました。
地下鉄(5元)で空港に向かい、ラウンジで昼食をとってから搭乗。北京でもラウンジに立ち寄り、定刻より早く名古屋に帰ってきました。
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ホーチミン旅行記(17年11月) [海外旅行記]

15年ぶりにベトナムのホーチミンに行ってきました。
1月にアシアナ航空(OZ)のホームページで下記航空券を購入しました。総額39540円です。
DAY1 OZ121 NGO 1105 ICN 1310
DAY1 OZ735 ICN 1915 SGN 2240
DAY4 OZ736 SGN 0010 ICN 0645
DAY4 OZ124 ICN 1530 NGO 1720 (NGO、ICN、SGNはそれぞれ名古屋、ソウル、ホーチミン)
またExpedia でドンコイ通りの近くにある Asian Ruby Center Point Hotel(3つ星、朝食付き2泊で9204円)を予約し、GetYourGuide で2日目の Upper Mekong River tour with Vinh Trang Pagoda(メコン川クルーズ日帰りツアー、英語ガイド、昼食付き22ドル)と3日目の Saigon Sky Deck Fast Track Ticket(高層ビルの展望台入場券、9ドル)を申し込みました。このうち2日目のツアーにはホテルへの無料送迎サービスがついていますが、あらかじめツアーコンダクターに英語メールで依頼する必要がありました。

初日、セントレアでホーチミンまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスで大韓航空のラウンジに入りました。この日はいつも行くスターアライアンスラウンジが混雑のため、プライオリティパス所有者の入場制限をしていました。
韓国当局からの出発許可が下りず、1時間以上遅れて出発。後から機内放送で聞いた話では、この日は大学受験の試験日だったそうです。試験中は飛行制限すら行うという韓国の苛烈な受験戦争の一端を垣間見ました。まあそこまで頑張っても就職の門は狭く、一流企業に就職しても40代でリストラされ、食うに困ってチキン屋を開業し、競争過多でつぶれるまでがヘル朝鮮(韓国人は自虐ネタでこう呼びます)のあるあるネタですが……。
ソウルではスカイハブラウンジに入り、プルコギなどを食べながら時間をつぶしました。
ホーチミン行きの便も日中の遅れのあおりを食らってか、離陸許可待ちで50分遅延しました。ホーチミン到着後、空港の両替所で2000円を35.7万ドンに両替し、ドンコイ通りに向かう49番バス(4万ドン)に乗ろうとしたところ、すでに営業を終えたとのことでした。近くにいたタクシーの運転手が17.5万ドンを提示してきましたが、それを断って109番バス(2万ドン)に乗り、スマホのナビで位置情報を確認しながらドンコイ通りに一番近いところで降ろしてもらい、そこから徒歩10分弱でホテルに到着しました。途中、24時間営業のサークルKを見つけ、333ビール(330mLで1.3万ドン)やミネラルウオーター(1.5Lで1.1万ドン)を購入しました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、0700にオープンする近くの両替商で両替しました。レートは空港より良く、5000円が1013500ドンになりました。200で割ると日本円になる計算(1万ドン→50円)ですが、100で割って円をつけた(1万ドン→100円)くらいが日本の物価感覚に似ています。
0730過ぎにホテルロビーでピックアップしてもらい、旅行会社の営業所でバスを乗り換えて、メコン川クルーズツアーに出発。この日は40名くらいの参加者で、そのうち日本人は私を入れて5名でした。1時間半ほどドライブし、最初にココナッツと竹の繊維を使った商品を売るお店へ。この手のお店は旅行会社にキックバックするために高めの料金設定になっています。つまりここで買う人からぼったくり、その分ツアー代金を安くする仕組みです。特に欲しいものはなく、「買ったら負けかなと思ってる」の精神でやり過ごしました。
次にパゴダ(寺院)に立ち寄りましたが、仏像の顔立ちがいかにもベトナムだと感じました。いろいろな国で博物館に行くうちに、何となく顔立ちで製作国が分かるようになったようです。ここでは僧侶がマイクを使って読経していました。
その後、バスで少し移動してからボートに乗り、メコン川クルーズへ。泥で濁った透明度ゼロの大河をボロボロの船で疾走する様子はバンコクのチャオプラヤ川を彷彿とさせます。もっともこちらは川向うにジャングルがみえるような、ど田舎です。
最初に立ち寄ったのはココナッツ・キャンディーを作って売っている場所です。旅行前、妻にここでお土産を買ってくると言ったら拒否されたので、即席で「ジャングルの奥にあるチャーリーとココナッツ工場」という物語を作って聞かました。私はココナッツミルクのように真っ白になって帰るか、工場の後継者になってココナッツ・キャンディーをたくさん持って帰るか、どちらかという設定です。当然真っ白になるわけにはいかず、ココナッツ・キャンディーを購入したわけですが、280gのパッケージ6個で15万ドンでした。
再びボートに乗って移動し、昼食会場へ。ここではなぜか昼食内容で2グループに分かれ、日本人5名を含む計9名のテーブルには大きな川魚の姿揚げが出てきました。これを野菜と一緒にライスペーパーにはさんでチリソースをつけるのですが、北京ダックのような雰囲気で結構いけました。
そこからまたボートで移動し、大蛇を首に巻くアトラクション(チップ1万ドン)があったので体験しました。鱗は難くないし、変温動物なので余計な熱を発しないし、特に不快感はありません。その後、4人乗りの小さな手漕ぎボートで10分ほどクルーズをして、櫓をこいでいた女性からチップを要求されました。これを払ってから上陸し、ハチミツ茶をふるまわれ、地元の音楽を聞かせてもらい、チップを要求され、バスに乗って1740にホーチミン着。
最寄りの降車場所からホテルに歩いて帰る途中、激しいスコールに見舞われました。この雨の中、これ以上観光する気はなくなったので、ホテル近くにあるフォー専門のチェーン店(フォー24)に入ってフォーの大(5.9万ドン)を食べ、外に出ると雨はやんでいました。
その後ホテルに帰って少し様子を見ても、これ以上降りそうな気配はありません。そこで徒歩で20分かけてメコン川ディナークルーズの船着き場に向かい、予約不要のベンゲー号に乗船しました。これは3階建てで各フロア数百人は乗船できる巨大な船で、各フロアでは歌やダンスのショーが行われています。私は3階に案内され、すでにフォーを食べた後だったので、ソーセージの盛り合わせ(8万ドン)と333ビール(2.5万ドン)だけ注文しました。周りを見ると、私以外の客はみな5人以上の団体客ばかりで、割高な料理をモリモリ食べています。数百人の中で一人だけ「ボッチで金払いの悪い客」になってしまい、その負のイメージを払しょくするために人一倍ダンサーやシンガーに拍手していました。料金はテーブルチャージ込みで15.9万ドンでしたが、従業員がチップを欲しそうな目でこちらを見ていたので2万ドン渡しました。それでも酒とおつまみ、歌とダンスのショー、ナイトクルーズで総額900円弱ですから、安いものです。
2020から50分ほどクルーズがあり、下船後、ホテルに帰ってきました。

3日目、この日はホテルで朝食を済ませた後、部屋に荷物を置いたまま8時過ぎに出発しました。チェックアウトは正午までなので、それまでに小休止のためホテルに戻ってくる予定です。まずはホーチミン作戦博物館(1万ドン)へ。革命の経緯が紹介された博物館ですが、これと言った見どころもなく10分ほどで見終わってしまいました。そこから歴史博物館(1.5万ドン)に行き、9時からの水上人形劇(5万ドン)を見るつもりでしたが、最少催行人数の10人に満たず、中止になりました。その他の展示は石器から始まって、仏像や近代の装飾品など、幅広い展示がありました。ここを出てくると時刻は9時半です。時間つぶしがてら隣にあった動植物公園(5万ドン)に立ち寄り、1時間ほど見て回りました。動物との間が曇ったガラスで遮られており、かなり残念な展示になっています。旭山動物園にスタッフを留学させたいところです。動物自体はキリン、象、トラなどスタンダードな種が種が大体そろっていました。
ホテルに一旦戻り、小休止してからチェックアウト。その際、大きな荷物を預かってもらいました。ホテル近くにあるフォーのチェーン店(フォー・オン・フン)でスペシャルフォー(大)7.6万ドンを食べてから、ホーチミン市博物館(1.5万ドン)へ。近代のベトナム人の暮らしぶりが分かる展示になっていました。
次にホーチミン最大のベンタン市場へ。天井の高い大きな建物の中に屋台のような店がひしめきあっており、旧ソ連圏の市場とどことなく雰囲気が似ています。
そこからサイゴン・スカイデッキへ。私が前もって支払ったのは9ドルですが、ここでは20万ドンです。ファストトラックチケットという名称だったので入場券売り場に並ばなくて済むと思ったのですが、そもそもガラガラでした。それなら当日現地で20万ドン払ったほうがわずかに安かったかもしれません。展望台では頭の中にあったホーチミンの地図を一通り復習でき、今まさに発展中の街並みを体感することができました。
そこから統一会堂(4万ドン)に向かい、南ベトナム政権時代の大統領官邸を見て回りました。プライベートのカジノ室や映画館まであり、まるで王侯貴族のような暮らしぶりです。
時刻が15時になったのを見計らい、15時にオープンするサイゴン大教会に向かったのですが、残念ながら改装中でした。隣にある19世紀に建てられた中央郵便局(入場無料)に立ち寄ったところで低血糖状態になっていたので、ダンキンドーナツに入り、ドーナツとベトナム風アイスコーヒーのセット(3.5万ドン)で血糖値を上げました。
次に戦争証跡博物館(1.5万ドン)へ。ここでは主にベトナム戦争時代の悲惨な写真が展示されています。体が吹き飛び、頭と片腕だけになった遺体を持ち上げる敵兵、死体の山、殺されそうになって命乞いする人々、傷だらけの人、枯葉剤による先天性奇形の子供たち。私はカンボジア、バングラデシュ、タイ、モンゴルなどでえげつない展示を見てきたので慣れていますが、免疫がないとショッキングかもしれません。
ここを1630に見終わり、近くにある水上人形劇(22万ドン)の会場に行くと、すでに当日券は1700と1830の両方とも売り切れていました。サイゴン・スカイデッキではなく、こちらのチケットを前もって押さえておかなければいけなかったようです。
仕方なくドンコイ通り方面に戻り、地球の歩き方に載っていたブン・ダウ・ゴー・ニョー・フォー・ニョーという店で、ポークBBQ入りの甘酸っぱいスープに米麺と野菜を浸して食べる料理とティー(合計6.5万ドン)を頼み、ドンコイ通りを一通り散策してから、荷物を引き取り、空港に向かうことにしました。
ドンコイ通りからであれば49番バスが便利ですが、明らかなバス停がなく、渋滞の不規則な流れの中で49番バスを止めて乗りこむ自信はありません。仕方なく、109番バスの始発地点である9月23日公園バスターミナルまで30分以上かけて歩き、そこからバス(2万ドン)に乗りました。しかし実はパスター通り沿い、サイゴン・センターの道向かいに109番バスのバス停留所があり、ドンコイ通りのすぐ近くから乗車できるようです。
ちなみに空港についた時点での所持金は39.7万ドン。22万ドンの水上人形劇を見ていたら、ちょうどいい残額のはずでした。フライト3時間前の2110にチェックインが始まり、プライオリティパスでラウンジに立ち寄ってから、飛行機に搭乗しました。

4日目、30分遅れでソウルに到着し、朝から午後までプライオリティパスで使えるラウンジをハシゴしました。
マティーナラウンジはシェラトンウォーカーヒルの運営で、5つ星ホテルの簡易ビュッフェを楽しめますが、テーブル席のみでいつも混んでいます。アシアナ航空ビジネスクラスラウンジは最も広くゆったりしていますが、食事は一番しょぼい印象です。スカイハブラウンジはその中間で、それなりに空席があり、食事も充実しています。これらを渡り歩き、定刻通り名古屋に帰ってきました。
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ローマ旅行記(17年10月) [海外旅行記]

今回はもともと3日間の日程で中国の合肥に行くつもりで、中国国際航空(CA)のホームページで航空券を購入していました。しかしその後、帰国便の運休が決まり、翌4日目の帰国日程に無理やり変更されてしまったので、無料でキャンセルしました。CAで4日間の日程なら、もっと他に行きたい場所がたくさんあります。4日間あれば、もっと遠くに行けます。そんな感じでスイッチが入ってしまいました。
そうだ、ローマ、行こう。
ということで、CAのホームページで下記航空券を購入しました。19800円の航空券代にサーチャージ、空港税などが上乗せされ、総額53740円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA939 PEK 1340 FCO 1855
DAY3 CA940 FCO 1950 PEK 1320+1
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、FCOはそれぞれ名古屋、北京、ローマ)
ホテルはExpediaで、テルミニ駅近くのホテルメトロポリ(2つ星、朝食付き2泊で10508円)を予約しました。

旅行初日、セントレアでローマまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスのビジネスクラスラウンジに入り、朝食を済ませました。中継地の北京でもCAファークラスラウンジに入りましたが、保安検査の行列で時間をとられたため、滞在できたのは30分弱でした。
ローマ到着後、Shiaffini社のバス(往復8.9ユーロ、以下E)で、テルミニ駅(ローマ中央駅)へ。駅の売店でローマパス48時間(28E)を買い、駅から徒歩数分のところにあるホテルにチェックインしました。
この日、ローマで使ったのは36.9Eです。

2日目、朝7時半にホテルでコンチネンタルブレックファーストをとり、8時過ぎに出発。2つ星ホテルなので朝食の内容は質素ですし、駅前には24時間営業のマックがあるので、朝食なしのホテルにして早朝出発でも良かったかもしれません。そう思いながら、貧乏性なので、ホテルで朝食がついていると食べてしまうのですけどね。
地下鉄に乗ってローマパスの使用を開始し、まずはコロッセオへ。ローマパス48時間は、最初の観光施設が無料で、2件目からは割引になります。一応、ガイドブックやネットでは12Eのコロッセオを最初にするのがセオリーと書かれていたので、それに従いました。ローマ観光は16年ぶりで、前回コロッセオに来た時にはドラクエ4の闘技場の音楽が頭の中で鳴り出したのですが、今回はそれから年月も経ち、その現象は見られませんでした。今回は昼に訪れたきりですが、前回見た夜のライトアップも見事でした。
ローマパスでコロッセオを無料にすると、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘も無料になり、3施設をマイペースで周遊して所要2時間でした。ここからは徒歩で、近くの施設から順にめぐっていく予定です。
カラカラ大浴場(所要30分、ローマパスで8E→4E)を見てから、古代の競技場跡であるチルコ・マッシモを通り、道中の店でピザ2枚(6.1E)のランチをとり、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。ここは真実の口で有名ですが、近くで見るだけなら行列なしで無料、口の中に手を入れるなら2E払って長い行列に並ばないといけません。ここは見るだけにして、真実の口広場、マルケルス劇場(外から見るだけ)を経由し、世界最古の美術館であるカピトリーニ美術館(15E→13E)に入場しました。コロッセオ3施設が12Eなので、こちらに先に来たほうが得だと気づいても後の祭りです。まあ、正規の15Eでも来る価値のある博物館だと思ったので良しとします。ここの裏手からはフォロ・ロマーノを一望でき、そちらも必見です。ここを見終えたのは14時でした。
巨大なタイプライタと呼ばれるウィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を外から眺め、シエスタ休憩中のジェズ教会とサンタ・マリア・ソプラ・マリアノ教会を素通りし、パンテオン(入場無料)に立ち寄ってから、アンテンプス宮(7E→3.5E)へ。ここはローマ国立博物館のうちの1施設で、他の国立博物館と共通の入場券になっています。ここで料金を払えば、他の3施設も無料で入れます。正直、ここだけならカピトリーニ美術館に相当見劣りすると感じました。ここを見終えると、時刻は16時前です。
サンタンジェロ橋を通って、ローマ皇帝たちの廟として建てられたサンタンジェロ城(14E→7E)へ。チケットを買うのに20分、観光に40分かかりました。昔の城の中を徒歩で上っていき、一番上の展望台からはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を一望できます。
その後、サン・ピエトロ大聖堂(入場無料)でも保安検査に30分並び、17時40分に入場しました。以前来たときはその壮麗さに感動したものですが、今回中に入った時の最初の感想は「なんだ、普通の世界遺産クラスの教会じゃないか」でした。あちこちで世界遺産の教会を見て回り、不感症になってしまったようです。よくよく見れば細部まで手の込んだ装飾が施され、どこもかしこも美術品の塊で、かなり凄いことになっているのですが、裏を返せば世界遺産クラスの教会はどこもかしこもとんでもなく凄いということです。2点ほど普通の教会と異なる点を挙げると、入り口の上にパイプオルガンがないことと、礼拝の時に信者たちが座る椅子が置かれていないことです。
ここを出たのは18時20分で、すでに夜のとばりが訪れようとしていました。かなり良い雰囲気の写真を何枚か撮り、地下鉄オッダヴィアーノ駅まで歩く途中にあった店でカルボナーラのパスタとカプチーノ(9E)の夕食をとり、満員の地下鉄に乗ってホテルに帰ってきました。
一応、この日だけでローマパスの元は取れました。実際に使ったのは42.6Eです。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。この日は10月の最終日曜日です。前日までのサマータイムが終わり、時計を1時間遅くしないといけません。
この時間はまだオープンしていない施設が多いので、営業時間と関係のない観光地からめぐる予定です。地下鉄でスパーニャ駅に行き、スペイン広場の階段に座ってから、トレビの泉に後ろ向きでコインを入れ、バルベリーニ広場の噴水を見てから、9時オープンのカプチン派修道会博物館(ローマパス無効、8.5E)へ。ここでは約4000人の修道僧たちの骨を使って美しく飾られた堂があります。天井からぶら下がる照明の下にある丸いボールは大腿骨頭で、肋骨と脊椎を使って模様を描き出し、「ここでこの骨を使ってくるとは、お主できるな」と唸りたくなる出来栄えです。最初に修道僧の肖像画などの展示がありますが、それを見ても「この人も装飾の一部になったんだろうな」としか思えません。人骨の展示が多い場所と言えば、バンコクのシーウィー博物館や、ウランバートルの戦争博物館などが思い浮かびますが、ここにあるのは天寿を全うした修道僧たちの骨による装飾であり、残虐性のない背徳的な美という点で唯一無二の展示です。
現代人に不足しがちなカルシウムを存分に堪能した後、地下鉄でテルミニ駅に戻り、ディオクレティヌアスの浴場跡へ。ここはローマ黒質博物館の分館の一つであり、前日のアンテンプス宮の入場券で入れます。古代の浴場跡の施設は壮麗ですが、展示品そのものは「ほかの博物館には置けないB級品を並べてみました」という感じです。ここを45分かけてみた後、地下鉄でバチカン博物館へ。通常の入場料は16Eですが、毎月最終日曜日は無料になるのです。そのかわり閉館が14時と早く、激混みになるので、終わり際のほうが空いているのではないかと考え、11時過ぎに到着するように計算していました。しかしその時点でも400メートルほどの長蛇の列で、最初の10分の速度と行列の長さで計算したら、12時半の入場締め切りに間に合わないと思ったのですが、途中から速度がアップし、12時20分になんとか入場することができました。もちろん内部も人でごった返しており、じっくり鑑賞する余裕はありません。人の流れに乗って、8割がたの展示をサラッと見て回り、所要80分でした。出口はサン・ピエトロ大聖堂につながっており、この日も内部を見学できました。日曜日なので、ミサなどで観光客の入場制限があってはいけないと思い、前日のうちに来たのですが、杞憂でした。
この後、地下鉄駅に向かう道中でテイクアウトのピザ2枚(4.8E)を食べ、テルミニ駅そばにあるマッシモ宮(国立博物館の分館の一つ、他の分館と入場券共通)へ。こちらはフラスコ画、コイン、彫像など階ごとに展示内容が分かれており、今回訪れた3館のなかでは一番見ごたえがありました。私のペースで所要60分です。
少し時間が余ったので、近くにあったサンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学し、ホテルで預けてあった荷物を引き払い、16時40分発の空港行きバスに乗りました。所要40分で、フライトの2時間半前に空港に到着し、それから30分でチェックイン、保安検査、出国審査をすべて済ませたのですが、プライオリティパスで使えるラウンジが空港内トレインに乗った先にある離れ小島にあり、40分しか利用できませんでした。シャワーを使い、軽く飲食してからラウンジを出て、空港内トレインで本館に戻り、再び保安検査を受け、ラウンジのために結構大変な思いをしました。これでは本末転倒です。
ローマから北京までの機内は日本時間を意識して、できるだけ寝て過ごしました。
この日使ったのは13.3Eです。

4日目の午後、北京に到着し、CAファーストクラスラウンジに立ち寄ってから、名古屋に帰ってきました。

(追記)
今回の旅費をまとめてみました。
事前払いの航空券とホテルが64248円、現地で使ったのが92.8Eです。これを10月31日のセンレアでの円→ユーロへの両替レート(1E=135.75円)で計算すると、64248円+12598円=76846円になりました。一方、今回の搭乗でANAのマイレージに6218マイル貯まりました。
旅行中は意識していなかったのですが、実はローマ旅行の最安値を更新したのではないかと思っています。
航空券、ホテル、現地での交通費、入場料、食費すべて込みで77000円以下でローマに行ったことがあるという方、おられましたらコメントをください。
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バンコク旅行記(17年7月) [海外旅行記]

今年1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。チケット代15000円に各種料金が上乗せされ、総額30120円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA959 PEK 1405 BKK 1835
DAY3 CA980 BKK 0100 PEK 0620
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100(NGO、PEK、BKKは名古屋、北京、バンコク)
またExpedia で NARAI HOTEL(3つ星、1泊4145円)を予約しました。
今回は「3万円のチケットでちょっとバンコクまで行ってきます」というノリで、現地での予定は決めていません。行きなれた街ですし、マイナーな観光地を適当に見て回る予定です。

旅行初日、セントレアでバンコクまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。最近のスターアライアンスラウンジは何種類かバリエーションのある料理を日替わりで提供しているようで、毎回メニューが違っています。
北京に到着するとかなりの曇り空でしたが、見晴らしは悪くないので、PM2.5によるものではなさそうです。ここでもCAファーストクラスラウンジに入りました。国内線のラウンジはいつも激混みですが、国際線は空いていてゆったりできるので好きです。
バンコク到着後、空港内(1万円=2760バーツ、以下B)ではなく、鉄道駅の近く(同2980B)で両替しました。ちょっと歩くだけで、かなりレートが違います。エアポート・レイル(45B)と高架鉄道(31B)を乗り継いでチョンノンシー駅まで移動し、そこから徒歩10分弱でホテルに到着。チェックイン後、間違えて朝食なしの宿泊プランを予約していたことに気づき、少し凹みましたが、気を取り直して近くの屋台街に出かけました。熱気とカオスにあふれた雰囲気の中、50Bのパッタイを食べるだけで少し幸せになれるのですから、安いものです。

2日目、7時(日本時間9時)まで寝坊し、前日の屋台街に朝食を求めて出かけました。ホテルの朝食会場はお洒落な場所だったのですが、それでも「朝食なしプランの宿泊客ですが、300B払うのでやっぱり食べさせてください」と言うより、「いつもホテルの朝食ばかりだから、たまには屋台の朝食に挑戦してみよう」と考えたほうが、気分が明るくなれる気がしたのです。味付けご飯に卵焼きが乗った弁当(25B)とグリーンカレー(25B)を購入し、部屋でローカルテレビを見ながら朝食。たまにはこういうのも悪くありません。本当は屋台街で食べたかったのですが、朝食の時間帯はテイクアウトの品ばかりでした。
食後、ホテルのプールでひと泳ぎして。10時にチェックアウト。フロントで荷物を預かってもらい、高架鉄道でナショナルスタジアム駅に向かいました(28B)。ここから少し歩いたところにタイのシルク王ジム・トンプソンの家(150B)があります。11:05からの日本語ガイドツアーに参加し、見て回りました。私もジム・トンプソンの商品は好きで、私が気に入るネクタイの柄は、かなりの確率でハンティング・ワールドか、サルバトーレ・フェラガモか、トラサルディか、ジム・トンプソンのどれかです。しかしその一方で、ジム・トンプソンの最大の功績は、タイシルクというアジアンな商品に自分の名前(欧米のブランド名)を与えたことではないかとも密かに思っています。
余談ですが、インナーの棚のクロスは我が家とほぼ同じで、ジム・トンプソンと私はデザインの好みが似ていたのかもしれません。我が家はその後、北欧好きの妻やリビングで寝泊りする長男の影響を受けてカオス化しましたが、当初のコンセプトではアジアンリゾートを目指しました。
ジム・トンプソンの家を見終わり、ナショナルスタジアム駅に戻ってくると、時刻は正午を回っていました。脱水状態のすきっ腹にコンビニで買ったシンハビール(39B)を流しこみ、近くのショッピングセンターにあるフードコートで豚肉入りフライ麺(60B)とトムヤムクン(90B)を注文しました。
食後の散歩を兼ねて、ショッピングセンターを見て回りながら隣のサイアム駅まで歩き、そこから高架鉄道でパヤタイ駅に向かい(25B)、駅から徒歩数分のところにあるスアン・パッカード宮殿(100B)に入場しました。ここはその名の通りかつて宮殿として建てられた建物で、現在は王族のコレクションを展示した博物館になっています。それなりに見ごたえがありますが、王宮そばにある国立博物館の下位互換と言えなくもありません。
そこから高架鉄道でアソーク駅に向かい(34B)、近くにあるカムティエン夫人の家(100B)に入場しました。ここではタイ北方の家屋があり、その内部で彼らの暮らしぶりが紹介されています。個人的には、ここもサイアム・ニラミットの下位互換と感じました
その後、アソーク駅隣のショッピングセンターを散策してから、高架鉄道でチョンノンシー駅に戻り(37B)、近くのマッサージ店でフットマッサージをしてもらいました(1時間250B+チップ)。足裏には多くのツボがあり、どこか内臓が悪いと、その部分に対応するツボを押された際に痛みが走るそうです。しかし特に痛い部分はなかったので、健康状態にはさほど問題がないのかもしれません。
そこから前日と同じ屋台街に向かい、タイ風チャーハン(50B)を食べてから、ホテルで荷物を引き払い、高架鉄道(31B)とエアポート・レイル(45B)を乗り継いでスワンナプーム国際空港に到着しました。
フライト3時間前からチェックインが始まり、私は出国審査後にプライオリティパスでコンコースGのラウンジに入り、シャワーを利用しました。

3日目、0100のフライトに搭乗し、機内ではほぼ寝て過ごしました。
北京到着後、CAファーストクラスラウンジに直行し、夕方までここで時間を過ごしました。最近は北京経由の旅行が多かったため、半日市内観光をすることも多く、新たに行ってみたい場所がなかったのです。
セントレアには、ほぼ定刻通り帰ってきました。

なお今後の予定ですが、8月は宮崎、9月は札幌・旭川、10月はローマ、11月はホーチミン、12月は武漢、1月は奄美大島と松山、2月は釜山へのチケットを手配済みです。
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バルト三国旅行記(17年6月) [海外旅行記]

旧ソビエトで、現在はEU加盟国であるバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)に行ってきました。いずれも初めて訪れた国なので、私の渡航歴はこれで一気に増えて59か国です。
燃油サーチャージが復活する直前の今年1月、楽天トラベルで下記航空券を購入しました。
DAY1 AY80 NGO 1030 HEL 1440
DAY1 AY113 HEL 1625 TLL 1700
DAY6 BA6062 VNO 1145 HEL 1325
DAY6 BA6093 HEL 1715 NGO 0850+1
AY、BA、NGO、HEL、TLL、VNOはフィンエアー、ブリティッシュエアー、名古屋、ヘルシンキ、タリン、ヴィリニュスの略です。往復ともフィンエアーによる運行ですが、帰りはなぜか(形式上)ブリティッシュエアーの共同運航便のほうが安かったので、こうなりました。航空券77000円に空港税などが上乗せされ、総額90540円です。
ホテルはExpedia.co.jp でOlevi residence(エストニアの首都タリン、3つ星、朝食付き1泊で5960円)、Formus Hotel(ラトビアの首都リーガ、3つ星、朝食付き2泊で13014円)、Hotel Conti(リトアニアの首都ヴィリニュス、4つ星、朝食付き2泊で11980円)を予約しました。
またLUX Express のホームページで下記のバスを予約しました。
DAY2 タリン 1830 リーガ2255(16ユーロ、以下E)
DAY4 リーガ0900 シャウレイ 1125(12E)
リトアニア北部の町シャウレイには十字架の丘と呼ばれる有名な観光名所があり、DAY 4 にリーガからシャウレイ経由でヴィリニュスまで移動する予定です。リーガからシャウレイへは小型バスしか移動手段がなく、当日の申し込みではほぼ満席になっているため、あらかじめ申し込みました。一方シャウレイからヴィリニュスまではバスと電車があります。
バス https://www.autobusubilietai.lt/index.php?lang=0&
電車 https://www.traukiniobilietas.lt/portal/en
電車のほうが所要時間も短くて料金も安いのですが、クレジットカードでの支払いができないのでネット購入できません。しかし夕方以降に合計3便、計12車両の運行があり、当日の直前でもすべてが満席になることは皆無であったため、現地で電車の切符を購入することにしました。
以上、航空券とホテル5泊、タリンからリーガ経由でシャウレイまでのバスで合計121494円と28Eです。

ここで、今回の旅程を旅行会社風にまとめてみます。
1日目 名古屋からヘルシンキ乗り継ぎでエストニアの首都タリンへ。タリン泊。
2日目 タリン市内観光。18時半のバスでラトビアの首都リーガへ移動。リーガ泊。
3日目 リーガ市内観光。リーガ泊。
4日目 リーガからバスでリトアニアのシャウレイへ。十字架の丘を観光し、夕方の鉄道で首都ヴィリニュスへ。ヴィリニュス泊。
5日目 ヴィリニュス市内観光。ヴィリニュス泊。
6日目 ヴィリニュスからヘルシンキ乗り継ぎで名古屋へ。機内泊。
7日目 朝、名古屋に到着。お疲れさまでした。


旅行初日、手持ちのユーロが少なかったのでセントレアで両替しました。一般的に両替レートはマイナー通貨国のほうが良いので、円よりメジャーなドルとユーロは日本で、それ以外は現地で両替するのが原則です。チェックインと出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
およそ10時間のフライトを終え、ヘルシンキで入国審査。ここで「ビザ不要」の列があるのを見落とし、”ALL PASSPORT“の列に並んでしまったため、中国人に交じって長時間並び、審査の際にも根掘り葉掘り聞かれ、かなり時間をつぶしてしまいました。ただしフィンランドとバルト三国はシェンゲン条約加盟国なので、最初に入国審査を済ませてしまえば、それ以降は自由に移動できます。
ヘルシンキからタリンまでのフライトは小型のプロペラ機で、雲の上まで上がったと思ったらすぐ降下をはじめ、所要30分ほどで到着しました。空港の両替所で24時間有効のタリンカード(25E)を購入。これさえあれば、タリン周辺の公共交通機関が乗り放題で、主な観光地にも無料で入場できます。
1730に空港を出るバスに乗り、夕方の渋滞に巻き込まれ、30分かけて旧市街に到着しました。その足で19時までオープンしているはずのヘレマン塔に向かったのですが、どうしても入り口を見つけることができません。あきらめてホテルに向かい、チェックインすると、部屋はフロントから階段を下りた地下にあると言われました。ドーム屋根の古い地下室を改装した趣のある部屋です。ほとんど光が差し込まないのは残念ですが、立地と雰囲気が良くてリーズナブルなので仕方ないでしょう。
部屋に荷物を置いて再び散策に出かけました。旧市街の中心地であるラエコヤ広場に行くと、オープンテラスのしゃれた店が並んでいます。メインディッシュの値段は12E以上ですが、それを素通りして、地球の歩き方2017に載っていたコンプレッサーという店に向かいました。ここは伝説的なパンケーキの店だそうで、デザート系から料理系まで様々なパンケーキが4~5Eで用意されています。私はチキンフィレのパンケーキ、クリームチーズ添え(5E)とマッシュルームのスープ(3.2E)を頼みました。かなりボリュームがあり、胃袋的にはどちらか一品でも十分でした。
食後、腹ごなしのため、小高い丘の上にあるトームペアに向かいました。ここはお城や大聖堂があるハイソな一角です。その一番北にある展望台に行くと、旧市街の街並みを一望できました。色とりどりの可愛らしい屋根がひしめき、おとぎ話に出てきそうな景色です。
その後も翌日の下見としてレストランや博物館の場所を確認して回り、スーパーでミネラルウォーターを買ってからホテルに帰ってきました。
この日はタリンカードと夕食で33.2E使いました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウトして、荷物を預かってもらいました。この日はタリンカードを使い倒す予定です。
前日も訪れたトームペアに向かい、8時オープンのアレクサンドルネフスキー聖堂(無料)、9時オープンの大聖堂(通常5Eがタリンカードで無料)に入りました。大聖堂には塔があり、上に登ればタリンの街並みを一望できます。
その後、ラエコヤ広場に開設された青空市場をのぞいて時間をつぶし、10時オープンの聖ニコラス教会(通常6Eが無料)へ。この時間から多くの観光地がオープンします。
1020旧市庁舎(通常5Eが無料)。昔の豪華な家屋の内装を見ることができます。
1050エストニア歴史博物館(通常6Eが無料)。その名のとおりです。
1115ロシア博物館(通常3Eが無料)。その名のとおりです。
1140カルヤケルデルで昼食(4.3E)。地球の歩き方に載っている激安ランチの店で、ランチセットは1種類しかありません。エストニア語のメニューが読めなくても、「ランチメニュー」と言えば店の人が英語で教えてくれます。この日のメニューは肉の入った濃厚なトマトスープ、パン、ミートローフのフライドポテトと温野菜添えでした。やはりかなりのボリュームです。
1220占領博物館(通常6Eが無料)。ソ連統治時代の品などが展示してあります。
1250キークインデキョク(通常5Eが無料)。塔の内部が博物館になっており、中世の展示が目立ちます。拷問道具もありました。
1320エストニア飲み物文化博物館(通常10Eが無料)。入り口でリンゴのスパークリングワインを試飲し、昔のバーなどのセットを2~3個見て終わり。商売熱心で自社ワインを勧めてきます。
1340タリン市博物館(通常4Eが無料)。その名のとおりです。
1415太っちょマルガレータ海洋博物館(通常6Eが無料)。太っちょな塔の内部が海洋博物館になっています。
1500聖オレフ教会(通常3Eが無料)。ここの塔に上ればタリンの街を一望できますが、階段オンリーで息切れします。
1540自然史博物館(通常5Eが無料)。エストニアにいる動物のはく製や魚の模型があります。
1610健康博物館(通常8Eが無料)。人体に関する博物館で、解剖標本もあります。ここを見終わると、バスが出発する2時間前でした。結局ここまでで25Eのタリンカードを74E相当利用しました。別に急いだつもりはなく、マイペースで時間の許す限り観光した結果です。
ホテルに戻って荷物を引き払い、前日のバス停まで歩きましたが、乗ろうとした路線の乗り場が分かりません。結局そのままバスターミナルまで歩いてしまいました。
1730バスターミナル着。売店で買ったチキンサンド(3.2E)とバナナ(0.6E)を待合室で食べ、1830発のバスに乗りました。トイレ、無料ドリンクサービス、無線LAN、プライベートテレビ、コンセントがあり、とても快適です。
2240予定より早くリーガのバスターミナルにつき、道向かいにあるホテルにチェックインしました。
この日は昼食と夕食で8.1E使いました。

3日目、前日の夜が遅かったので、少し朝寝坊。ホテルで朝食をとり、0850に出発しました。まずは道向かいにある中央市場へ。旧社会主義国らしく素っ気ない建物の中に、色とりどりの商品とそれを求める客がひしめきあい、活気にあふれていました。値段もイチゴ1Kgが2.5E、ブルーベリー1Kgが3E、チーズ1Kgが5~6E、菓子パンが1個0.3E以下といった具合で、どれも日本の物価の数分の一です。市場の雰囲気を楽しんだ後、リーガ駅に向かい、市場とは打って変わった真新しいスマートな建物内を散策しました。
その後、旧市街を抜けてダウガヴァ川のほとりへ。対岸には真新しいビルも散見しますが、基本的に緑が豊かです。次にリーガ城(大統領官邸、入場不可)、聖母受難教会(入場無料)、聖ヤコブ教会(入場無料)を見て回りました。マイナーな教会は厳かな雰囲気を独り占めできるので、割と気に入っています。
それからスウェーデン門、城壁を経て、ラトビア軍事博物館(入場無料)へ。軍人の写真や兵器の実物が山ほどあり、中には痛々しい展示も混じっています。ラトビアとしては、無料でも良いので多くの人に来て欲しいのでしょう。
次にリーガ大聖堂横のドゥアマ広場に行くと、青空市場が軒を連ねていました。可愛くデコレーションされたお菓子を売る店が多かったので、0.5Eで小さなものを一つ買ってみました。クッキーの生地に乾燥状態のクリームが乗っていて、しっとりと甘くて美味です。また広場の一角では小学生くらいの子供たちが伝統的な衣装に身を包んで踊りを披露していました。軽快な音楽に合わせて飛びはねるダンスはエネルギッシュで、無料で見られてラッキーでした。
その後、リーガ大聖堂に向かうと、普段3Eの入場料が10Eになっていました。時刻は正午前で、正午からパイプオルガンの演奏が始まるそうです。地球の歩き方にも「これを聞かなければ、リーガに来たことにならない」と書かれていたので、たまたま丁度よいタイミングで来たようです。重厚なパイプオルガンの音色を聞いていると交感神経が弛緩し、リラックスして25分間の演奏を楽しめました。
これを聞き終えてから、地球の歩き方に載っていたマルナー・ビテという店に入りました。洒落た内装の店で、7Eの日替わりランチを頼むと、豆がたくさん入った歯ごたえの良いサラダ、パン、鶏肉と色とりどりの野菜を紙に包んで煮込んだものが出てきました。味もボリュームもばっちりで、これを西欧諸国で頼めば20Eは取られそうです。
食後、聖ヨハネ教会(寄付1E)と聖ペテロ教会(9E)を見て回りました。後者には高さ123mの塔があり、高さ72mの展望台までエレベーターで昇れます。高層ビルのない旧市街を一望でき、かなり遠くまで見通せました。
それからブラックヘッドの会館、市庁舎、国立オペラ座、自由記念塔、ラトビア大学(いずれも外から見るだけ)に立ち寄り、ラトビア歴史博物館(3E)に到着したのは1530でした。普段は17時までオープンしていますが、この日は翌日が休日のため16時に閉まるそうです。前日、タリンの博物館をどれも20~30分で見て回ったので、何とかなると思ったのですが、想像以上に展示内容が多く、最後は時間が足りなくなりました。時間の制約がなければ、私がマイペースで見て40分くらいです。
次にパウルス・ストゥラディンシュ医療歴史博物館(2.13E)へ。ここは医療に関する世界的にも大きな博物館とのことですが、個人的には前日訪れたタリンの健康博物館のほうが見ごたえがありました。20分くらいでサラッと見終わり、近くにあるユーゲンシュティール(新芸術)建築が立ち並ぶ通りへ。一言でいえば、人や動物の彫像で飾り立てた、少し奇抜で派手な建物です。何も知らなければ「この建物、かなり装飾に凝っているなー」と思って終わりですが、逆にこちらに見慣れると通常の建物が殺風景に思えてきます。
これを見終えると時刻は17時。そこからバスターミナルまで歩き、2階にあるカフェテリア形式の店でオイルサーディン(1.1E)、魚、ニンジン、ポテトの山盛りサラダ(2E)、チキンハンバーグ(1.9E)、シナモンの効いたパン(0.6E)を食べ(計5.6E)、ホテルに帰ってきました。
この日は入場料と昼食、夕食で37.73E使いました。

4日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウト。前日にも立ち寄った中央市場を少し散策してから、9時発のバスに乗りました。幸い(?)運転の荒いドライバーで、定刻より早い1110にシャウレイ着。1130~1230に昼休憩があるというバスターミナルの荷物預り所に荷物を預かってもらうことができました(0.6E)。トイレ(0.2E)を済ませ、インフォメーションでドマンタイ行きバスの時刻表をもらいました。2017年6月現在、下記のとおりです。
往路シャウレイ発 0725D 0825D 1025 1100 1215 1310 1415 1540 1730 2030
復路ドマンタイ発 0733D 0850 0932D 1043 1212 1303 1403 1502 1727 1903 (Dは日曜運休)
1215発のバスに乗ることにして、次に切符を買うため駅に向かいました。
1725シャウレイ発、2003ヴィリニュス着、2等席で(9.7E)です。本当は3Eほど高くても一等席が良かったのですが、朝の時点でネットから確認すると売り切れでした。ともあれ、これでヴィリニュスまでの足を確保できたので一安心です。
バスの発車まであと30分ほどしかなかったので、駅隣にあるフライ専門の弁当屋で3.5Eの弁当を買いました。巨大なキュウリのピクルス2本、豆のピクルス、ケバブ系の肉の細切れ、そしてフライドポテトがLサイズで3人前くらい入っていました。これを途中まで食べてからバスターミナルに戻り、1215発のバスに乗車(0.8E)。所要20分ほどで、草原のど真ん中にあるドマンタイのバス停に着きました。そこからさらに20分ほど歩くと、十字架の丘が見えてきます。ここにはエストニアの人口よりもたくさんの十字架があるそうですが、現地を見てその理由がわかりました。手前の売店で1~2Eの小さな十字架が売られており、観光客が思い思いに追加していくのです。おかげで場所によっては十字架のゴミ捨て場のようになっており、5分で十字架は見飽きます。しかしそれは観光客が行き来する中央の道だけであって、少し脇に回ればそういう軽率な十字架はなくなり、地元の人たちの思いがこもった十字架ばかりになります。十字架の丘を抜けた先には、祭壇がガラス張りになっていて十字架の丘を望める教会もありました。この近辺で1時間あまり過ごしてからドマンタイのバス停に戻り、1503のバス(0.84E)でシャウレイのバスターミナルに戻ってきました。
バスターミナル横のショッピングセンターで時間をつぶし、出発1時間前にスーパーの総菜コーナーで、ニシンとオニオンのマリネ288g(1.44E)、オリーブ、トマト、パプリカ、キュウリ、カッテージチーズが入った色とりどりのサラダ260g(1.48E)を買ってから、預けていた荷物を受け取り、駅に向かいました。
電車はこの駅が始発のようで、出発15分前から乗車できました。二等席には向かい合わせの4人ボックスと6人ボックスがありますが、基本的に1つのボックスに1組の客が座っていて、私は6人ボックスを独り占めできました。インターネットで見ていた以上に空席が目立つので、これなら当日に切符を購入しても満席で乗車を拒否される可能性は限りなくゼロでしょう(保証はできません)。
バルト三国はそれぞれ人口300万人以下の小国なので、都市と都市の間にはほとんど手つかずの草原が広がっています。「こんな豊かな自然の中で暮らせたら」と憧れる反面、実際に住んだら、寒くて、物流やインフラが不自由で、冬の間はほぼ一日中真っ暗で、きっと3日で日本が恋しくなることも分かっています。実はモンゴルでパオ(テント)を訪れた際、最初の10分間は感動したのですが、20分後には「なぜお金を払って、こんな寒くて何もない場所にいるのだろう? これなら自分の部屋でネットをしていたほうが幸せなのに」と思ったものです。
電車は定刻通りヴィリニュスに着きました。タリンやリーガはメルヘンチックなおとぎの国でしたが、ヴィリニュスは陰鬱さの残る旧ソ連国家という印象です。ホテルも「ちょっと立派な昭和40年代の建物」的な、中途半端な古さを感じさせました。
この日は荷物預け入れとドマンタイへのバス往復、ヴィリニュスへの切符、昼食と夕食で18.36E使いました。

5日目、ホテルで朝食をとり8時前に出発。最初にホテルからほど近いハレス市場に行きました。ここはリーガの中央市場を小さくしたような場所で、天井の高い殺風景な建物内にさまざまな店が立ち並んでいます。
そこから旧市街に至る門の中で唯一現存する「夜明けの門」へ。ここをくぐると、陰鬱な旧ソ連国家から一変してメルヘンチックな街並みになります。旧市街の雰囲気はタリンやリーガに割と似ていました。門の上にはオープンエアーの聖テレサ教会(入場無料)があり、ちょうど司祭たちが祈りを捧げていました。
そこから旧市街に向けて北上すると、ロシア正教の聖霊教会(入場無料)があります。ロシア正教では信徒たちがひざまずき、ひれ伏すようにして祈りを捧げるため、普通の教会と違って椅子がありません。ここでも司祭たちが祈りを捧げ、聖歌が流れていました。
そこからヴィリニュス駅に向かい、翌日の空港行き電車の時刻表をもらってから、2番トロリーバスに乗って聖ペテロ&パウロ教会(要寄付)へ。バスの運転手に1Eを払って切符を購入し、それに時刻を刻印する必要があります。なお最寄りのバス停は、教会手前にあるロータリーの少し手前です。教会内は無数の白亜の彫像に彩られた壮麗なもので、ヴィリニュスに来たら必見です。
ここから4番トロリーバス(1E)に乗って、KGB博物館に向かいました。ソ連秘密警察のKGBが拷問や処刑に使った建物ですが、この日は祝日で、あいにくの臨時休業です。あきらめて徒歩で大聖堂(入場無料)に向かいました。ここも豪奢な内装で、ヴィリニュスに来たら外せません。
そこからリトアニア国立博物館(2E)、考古学資料展示館(2E)を回りました。この2か所に行けば、昔のリトアニアの人々の暮らしぶりが分かります。
次に丘の上にあるケディミナス塔(丘の上の城博物館、5E)に向かい、その頂上にある展望台からヴィリニュスの街並みを一望しました。博物館を名乗っていますが、塔内部に目ぼしい展示はなく、5Eは丘の上の展望台に上るための値段です。足元に王宮を望み、その向こうには旧市街が広がり、反対側にある川の向こうには現代的な高層ビルが立ち並ぶ一角もあります。
その後、王宮に向かいましたが、ここの博物館も残念ながら祝日で休業でした。時刻は14時前です。地球の歩き方に載っていた、ヴィリニュス大学の東隣にあるフォルト・ドゥヴァーラスというエストニア料理店に入りました。ここには昔の地下室をそのまま流用した地下席があり、1階席よりも趣があります。リトアニアの郷土料理でツェペリナイという芋を柔らかく煮込んだ団子に肉を詰めたもの(4.55E)、芋とトマトのスープ(2.55E)を頼み、サービスで黒いライ麦パンがついて、7.1Eでかなりのボリュームがありました。
食後、ヴィリニュス大学と学内にある聖ヨハネ教会(1.5E)に入場。ヴィリニュス大学という名前から、日本でいう東大のような位置づけかと思ったのですが、人口300万弱のリトアニアで学生数は2万人以上とのこと。どう考えても東大クラスの学生ばかりを集めることは困難です。教会はそこそこ豪奢で、言語学部2階のホールにあるフレスコ画は美しいのですが、よく見るとユニークなものでした。ただし祝日なので19世紀の古書室には入れませんでした。写真で見る限り、スターウォーズの撮影に使われたアイルランドのトニリティー・カレッジのロングルームと少し雰囲気が似ている気がしたのですが……。
その後、後期ゴシック様式のアンナ教会(入場無料)、赤レンガのベルナルディン教会(入場無料)に立ち寄ってから、「ヴィリニュスのモンマルトル」と呼ばれるウジュピスに向かいました。ここはヴィリニャ川のほとりにあり、独立宣言をおこなった芸術共和国で、独自の憲法も制定されています。実際に行ってみると何の変哲もない通りがあるだけですが、その一角に多くの言語で憲法が表示されていました(英語や中国語はありますが、日本語はありません)。すべての人はヴィリニャ川のそばで生きる権利があり、ヴィリニャ川はすべての人のそばを流れる権利がある。すべての人は幸福である権利がある。すべての人は不幸である権利がある。すべての犬は犬である権利がある。といった具合で、芸術家たちの遊び心にあふれた憲法です。
そこから聖カジミエル教会(入場無料)、旧市庁舎(外から見ただけ)に立ち寄り、17時過ぎにホテルに帰ってきました。これ以降食事はとらず、早めに寝て体内時計を日本時間に戻すようにしました。
この日はトロリーバスと入場料、昼過ぎの食事で19.6E使いました。

6日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウト。駅まで歩き、空港行きの切符(0.7E)を買ってから0845発の電車に乗りました。8分で空港に到着し、1時間弱待ったところでチェックインが開始になりました。ホテルの部屋にいても時間が気になるだけで特にすることがなかったので、つい早めに空港に来てしまったのですが、これなら1時間後の電車までホテルで待機していたほうが良かったかもしれません。
ともあれ、早めに保安検査を済ませてプライオリティパスでラウンジに入ることができました。また乗り継ぎ先のヘルシンキでもラウンジに立ち寄り、定刻通り名古屋行きのフライトに搭乗しました。
この日使ったのは電車代0.7Eだけです。

7日目の朝、セントレアに無事帰ってきました

以上、今回の旅費は121494円+145.69Eです。これを出発当日の日本での両替レート(1E=128.26円)で計算すると、140180円になりました。この料金には移動、宿泊、入場料、食事代が含まれますが、現地でのトイレ代、ミネラルウォーター、アルコール類、お菓子、お土産代は別途です。
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石家庄旅行記(17年5月) [海外旅行記]

中国河北省の省都、石家庄に行ってきました。中国に31ある省、直轄市、自治区のうち、これで27か所目です。
今年1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。チケット代8000円に空港税などが加算され、総額13020円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (NGO、PEKは名古屋、北京)
またCtrip のホームページで下記ホテルと高速鉄道を予約しました。
Hoton Hotel(河北博物院そば、準4つ星、2泊朝食付きで438元)
DAY1 G573 北京西 1618 石家庄 1739 (128.5元+手数料35元)
DAY3 G606 石家庄 0935 北京西 1054 (同上)

旅行初日、セントレアで出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
北京には定刻よりも早く着き、手持ちの元が少なくなっていたので空港で両替をしました。ちなみに北京首都空港の両替所はレートが悪い代わりに手数料なし、上海浦東空港の両替所はレートが良い代わりに1回数十元の手数料を取られます。
出発まで微妙に時間があったので、機場快速(25元)と地下鉄(3元)を乗り継いで、北京随一の繁華街、王府井へ。久しぶりの街並みを散策してから天安門広場に向かうと、そこには保安検査の長い行列ができています。天安門広場には過去に何度か来たことがあり、どうしても再訪したかったわけではないので、断念して天安門東駅から地下鉄(4元)で北京西駅に向かいました。
駅の切符売り場に行くと、そこでも長い行列ができています。予約した切符を受け取るために仕方なく並ぶと、その列が途中で窓口を閉められたり、別の列に並びなおすとそこの係員が中座してどこかに行ったりと、日本ではありえない散々な目にあって、何とか切符を受け取りました。手数料5元を払って帰りの切符も一緒に受け取ったのですが、もう一度この苦労をしないで済むなら値千金です。結局ここで50分ほどロスしました。
切符を手に出発フロアに行くと、そこでも多くの人がひしめきあっています。私は少し早い夕食として、構内にある中華風ファストフードの店で牛肉と野菜の炒め物をご飯に乗せたものとホット豆乳のセット(25元)を平らげ、牛肉とマトンのミートパイ(各8元)を買ってから電車に乗りました。列車番号がGから始まる時速300キロの和諧号です。
石家庄到着後、駅のバス乗り場を見ていると博物院を経由する42番バス(1元)を見つけました。以前、長春の駅前からタクシーに乗ったところ、メーターが界王拳をマスターしていて数倍速で跳ね上がったことがあったので、どうも駅前のタクシーは苦手です。博物院近くの停留所から1キロほど歩きましたが、何とかホテルに到着し、チェックインしました。
ちなみに石家庄は人口1000万人の大都市です。夜になって外に出てみると、ネオンと高層ビルに彩られた中国の大都会の夜景が広がっていました。これでなぜ地下鉄がないのか不思議ですが、バスだけで移動するのはかなり大変だと分かりました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時半に出発しました。この日は石家庄の北15キロのところにある古都正定(旧名常州)に行き、隆興寺(50元)、天寧寺(15元)、臨済寺(入場無料)、広恵寺(15元)、開元寺(20元)、県文廟(15元)をハシゴする予定です。バスでのアクセスは大変なので、流しのタクシーに乗りました。「正定寺廟群 隆興寺」と書いた紙を見せ、所要30分で37元です。反日デモが盛んな頃は、日本人だとばれないように漢字を初めて書いたような筆跡で韓国人に成りすましたりしましたが、THAADでもめている現在は、韓国人に間違われるほうが危険なので普通に書きました。行先として隆興寺を選んだ理由は、一番大きくて知名度が高いのと、今回訪れる寺院の中で一番奥にあるため、そこから歩いて戻りながら観光すれば時間のロスが少ないからです。
隆興寺では門を守る四天王、モンゴル人のような顔立ちの大仏、巨大な千手観音像などが広い敷地内に点在しており、奥には中華風の庭園もありました。観光客の数も多く、メジャーな観光地のようです。
天寧寺には高さ41m、臨済寺には30.7m、広恵寺31.5mの塔だけがあり、開元寺には39.5mの仏塔と高さ14mの鐘楼がありました。県文廟は中国各地に点在する孔子を祀る場所であり、奥には孔子像の置かれた建物がありました。これらの場所には観光客の姿もほとんどなく、内容と位置関係から言っても、天寧寺と開元寺だけ押さえておけば十分な気がします。
それらを見て回る道中、それなりにきれいで客も入っている清真(イスラム)料理の店を見つけ、牛肉面(牛肉麵、10元)を食べました。清真料理の麺のスープは独特な風味がありつつもあっさりしており、個人的には気に入っています。
県文廟を見終わったところでタクシーを拾い、前日ホテルにチェックインした時にもらっておいた名刺大のカードを見せてホテルに帰ってきました(35元)。時刻は13時半です。
少しホテルで休憩してから再び出かけて歩いていると、大学病院(河北医科大学附属人民医院)を見つけました。立ち寄ってみると、天井の高いエントランスホールに中国系航空会社のCAのような制服を着た案内嬢がいて、壁には本日診察している医師の写真が掲示されていました。少し斜めになって腕を組んでいる人もいて、白衣を着ていなければまるでラーメン屋の店主です。頑固一徹、腕に自信ありとでも言いたいのでしょうか?
なお余談ですが、私自身はこういう場所に写真を掲示されるのが苦手です。顔が割れるのを避け、数日の休みで世界各国に出かけ、場合によっては国籍を偽り、ヒット&アウェイで観光という情報収集ミッションをこなしてくるのですから、割と忍者や特殊部隊のような仕事に向いているのかもしれません。
大学病院を見学後、河北省博物院(要パスポート、入場無料)に入りました。中国各地の博物館を見てきた私にとって目を見張るほどの展示はありませんが、展示品の数は膨大で、見て回るのに90分ほどかかりました。
その後、ホテル隣のショッピングセンターで羊肉の麻辣火鍋(31元)を食べてからホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。タクシー(18元)で石家庄駅に向かったのですが、行きに1元のバスでホテルまで来た時とは労力も所要時間も雲泥の差。普段は公共交通機関を乗りこなすと幸せになれるのですが、今回は少し懲りました。
0935発の和諧号に乗り、北京西駅からは機場バス(30元、所要70分)で北京首都空港へ。12時半前に空港につき、まだ名古屋行きのチェックインは始まっていなかったのですが、他のカウンターで預け入れ荷物がないことをアピールしてチェックインさせてもらい、出国審査と保安検査を済ませ、13時過ぎにプライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入りました。そちらで少し遅めの昼食をとり、ほぼ定刻通り名古屋に帰ってきました。最近のCA名古屋―北京路線は、体感的に乗客の8割以上が中国人です。
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鄭州・洛陽龍門旅行記(17年4月) [海外旅行記]

中国河南省の省都、鄭州に行ってきました。私はこれで中国に31ある省、自治区、直轄市のうち26か所に訪れたことになり、今年の年末には29か所になっている予定です。「目指せ、全制覇」と言いたいところですが、(一番行きたい)チベット自治区には基本的に団体ツアーでしか行けないため、日程もコストも無駄に要し、ハードルが高いのが現状です。
それはさておき、1月に中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券17000円に空港税などが上乗せさせて総額23700円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA1325 PEK 1455 CGO 1645
DAY3 CA1332 CGO 0945 PEK 1125
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (NGO、PEK、CGO はそれぞれ名古屋、北京、鄭州)
宿泊はCTRIP で鄭州駅から近いAnxin Boke Hotel(準3つ星、2泊朝食付きで516元)を予約しました。
ところが3月末になって急にCA1325 の運航中止(減便)が決まり、この区間を下記の通り変更されてしまいました。
DAY1 CA1331 PEK 2110 CGO 2300
この時間だと空港から市内までの公共交通機関はなく、数少ないタクシーにドライバーの言い値で乗るしかありません。値段面、安全面ともに不安を覚えたため、空港から徒歩数分の鄭州エアポートホテル(準3つ星、2泊朝食付きで736元)に予約を変更しました。
今回は中国3大石窟のひとつで世界遺産の龍門石窟に行く予定です(他の石窟への旅行記はこちら)
↓貴陽・大同旅行記(13年6月)
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2013-06-17
↓ 敦煌旅行記(15年10月)
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2015-10-20
↓ 重慶・大足旅行記(15年5月) 三大石窟ではありませんが、世界遺産です。
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18

そこで新しい宿泊先に合わせてCTRIPで下記の高速鉄道乗車券を申し込みました。
DAY2 C2964 新鄭空港 0853 鄭州東 0912(12元+手数料20元)
DAY2 G2833 鄭州東 1017 洛陽龍門 1056(65.5元+手数料20元)
DAY2 G664 洛陽龍門 1619 鄭州東1658(65.5元+手数料20元)
DAY2 C2835 鄭州東 1843 新鄭空港 1902(12元+手数料20元)
もしかしたら前もって手配しなくても現地で普通に買えるのかもしれません。しかし今回の手数料は満席で乗車できなくなる事態を避けるための保険、いわば必要経費だと思っています。ちなみに中国の高速鉄道はすべて指定席で、それが売り切れたら乗車できません。しかし乗車券さえ持っていれば、もし乗り遅れてもそれより遅い電車に立ち席で乗ることができるそうです(伝聞)。

なお今回の中国旅行では注意すべき点があります。
これまで反日色の強い中国に旅行する際、私は日本人だとばれないように気を遣ってきました。しかし現在ではTHAAD問題で韓国人のほうが叩かれています。おそらくこれはしばらく続くでしょう。今後はむしろ韓国人に間違われないように気を遣う必要があります。
中国共産党による統治には、自分たちへの不満をそらせるための外敵、いわばガス抜きの相手が欠かせません。それはこれまで日本の役目だったのですが、現状では多くの中国人が日本に旅行するようになり、その民度と科学技術の高さに一目置く人たちも増えてきました。「日本が悪い」には齟齬が生じるようになったのです。
そこで彼らには新たな外敵が必要になりました。私はそれが韓国であると考えています。
中国での日本人の蔑称は「日本鬼子」、韓国人の蔑称は「高麗棒子」ですが、前者が本当に恐ろしい相手というニュアンスなのに対し、後者はボーっと突っ立っている木偶の坊というニュアンスです。あなたが中国共産党の指導者だとして、どちらかを敵にする必要に迫られたら、どちらを選びますか?
先日、韓国人の9割は認知バイアスであるとの報告がありました。韓国人は物事を認識する際、目先の感情に引きずられる傾向が顕著です。国をあげて「強大だった古代朝鮮」というファンタジーを信じ、漢字・印刷・飛行機・忍者・ソメイヨシノなどありとあらゆる起源を主張し、「すべて相手が悪い」という思考回路で日本や朴槿恵元大統領にすべての責任を押し付けたがり、相手に対して横暴にふるまうことが許される被害者になることを(無意識に)望み、暴力をふるったほうがふるわれたほうに「自分が被害者」という意味不明の理論を展開することもあり、偽証罪は日本の100倍以上、観光地でのぼったくりは途上国レベル。でも当の本人たちは病識に欠け、尊大でプライドに満ち溢れています。
そのような国民性が嫌われるのでしょう。どうも中国人のネットでの意見を見ている限り、韓国を叩くのであれば異論も少ないようです。
個人的には中国人の隣で日本語のガイドブックを開けやすくなったので助かります。

旅行初日、セントレアで鄭州までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入って朝食をとりました。一部のメニューが更新され、ソーセージ、スクランブルエッグ、スパゲッティナポリタン、サンドウィッチ、おにぎりなどが並んでいました。
北京にはほぼ定刻通り到着し、9時間ほど乗り継ぎ時間があったので、皇帝一族の庭園として作られた世界遺産の頤和園に行くことにしました。機場快速(25元)と地下鉄(5元)を乗り継いで、西苑駅へ。駅から西に5分ほど歩くと、頤和園の東門につきます。入場だけなら30元ですが、徳和園、文昌院、佛香閣、蘇州街(計45元)にも立ち寄れる60元のスルーチケットを買いました。歴史的建造物である徳和園と文昌院の内部には美術品の展示もあり、佛香閣は山の上に建てられた寺院で、蘇州街は川のほとりにある昔ながらの中国の商店街です。
頤和園自体は巨大な池とそれを望む山を擁する非常に広大な庭園で、東門から北門に歩いて抜けると地下鉄一駅分移動することになります。湖のほとりに広がる中国建築とあふれれんばかりの人民を見ながら、スルーチケットの付帯施設にも立ち寄り、北門へと抜けると時刻は16時半でした。
ここから地下鉄と機場快速を乗り継いで、1時間ちょっとで空港に戻ってきました。保安検査を済ませ、プライオリティパスで国内線(ターミナル3C)のファーストクラスラウンジに入ると、そこは大混雑。席を確保できない人たちが通路をさまよい、若い白人男性は床に座り込み、食事コーナーはまるで立食パーティーの会場です。私のようなラウンジ乞食にまで開放しまくったせいで、最近はいつもこんな有様です。まあ文句を言えた筋合いではないので、食べるものを食べ、飲むものを飲んだらさっさとラウンジを立ち去り、近くにある一般スペースのシートに座って時間をつぶしました。こちらには地べたに座り込むバックパッカーもいなくて、のんびり広々と快適にくつろげます。
そして搭乗の1時間前になって、搭乗口が隣のターミナル3Dであることが判明しました(それまでは未定でした)。バスで3Dに移動し、プライオリティパスでこちらのラウンジにも入ってみると、新しくて、空いていて、とても快適でした。本来ラウンジとはこうあるべきです。
鄭州到着後、空港駅の乗車券販売窓口で予約票とパスポートを見せて翌日の切符を入手してから(手数料5元)、屋外に出て、空港左前方にすぐ見えるはずのホテルを探しましたが、それらしき建物はありません。スマホのナビソフトとにらめっこしていると、ホテルはかつて使われていたターミナル1の左前方にあり、現在使われているターミナル2からは少し離れていることが分かりました(ターミナル2を出て正面左側に廃墟となったターミナル1の建物が連なり、その向こうにホテルが見えます)。夜道を15分ほど歩いてなんとかホテルに到着しました。

翌2日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発しました。ターミナル2経由で空港駅まで歩き、保安検査を受けてから乗車。飛行機同様、ペットボトルは持ち込むことができません。
空港駅から東鄭州までは電車番号がC(時速200キロ弱)で、東鄭州から洛陽龍門まではG(時速300キロ弱)です。窓の外には果てしなく草原が広がり、ところどころで何かを採掘した後のように地面が大きくえぐれ、そんな大地の真っただ中に建造中の高層ビル群を散見します。どう考えてもこんな場所にマンションやオフィスの需要はないので、これが噂の鬼城(ゴーストタウン)なのでしょう。
東鄭州に到着後、一度改札を出てから乗車口を探しましたが、どこにもありません。実は中国の高速鉄道駅は空港に似た作りになっており、1階が到着フロア、2階がプラットホーム、3階が出発フロアになっています。それが分かってから3階に移動すると、4階にいくつかのレストランが並んでいるのが見えました。この日の夕食はこの駅で済ませる予定なので、あらかじめ物色しておきました。
洛陽龍門までの電車は時速300キロ弱で走行していましたが、個人的にはN700系よりも揺れが少ない気がします。N700系は加速が鋭い代わりにときどきマッシブなモーターの存在を感じますが、こちらはもっとスルスルと加速していく印象です。あとは日本の新幹線なみの安全性があり、まわりの乗客や乗務員が中国人でなければ言うことなしです。
洛陽龍門駅に到着し、駅の外に出ると目の前に洛陽龍門駅と龍門石窟を往復しているK71番バス(1元)が停まっていました。これに乗れば15分で龍門石窟につきますし、帰りのバスも行きの降車場所とほぼ同じところから出発しています。この区間はタクシーを使うことも考えていたのですが、思わぬ福音でした。
バスの降車場所から人の流れに沿って5分ほど歩くとチケットオフィスに到着します。そこでチケット(100元)を買い、人の流れに沿って西岸の石窟から見ていくことにしました。山の岩肌に多くの穴が穿たれ、そこには大小無数の仏像が彫られています。顔を削り取られた仏像も多いのですが、それすらもこの石窟が歩んできた歴史を語り伝えているのでしょう。振り返ると眼下には青い水をたたえた穏やかな川の流れがあり、その向こう岸には緑の山肌とそれを削り取って作られた対岸の石窟が見えています。空は澄み渡り、風は心地よく、そしてまわりは足の踏み場もないほどの人民でひしめき合っています。
まあ、大都市からのアクセスが容易な中国の世界遺産なのですから、こればかりは致し方ありません。
なおこの近辺には食堂がなく、私はときどき見かける売店でアイス(5元)、ゆで卵(3元)、ハムエッグの中華風ハンバーガー(10元)を買って食いつないでいるうちに、昼食分の胃袋が満たされてしまいました。
西山石窟(川の西岸)、東山石窟(川の東岸)、香山寺(山の中腹にあるごく普通の中国寺院)、白園(白居易を祀った中国庭園)を順に見て回り、帰りのバスに乗って洛陽龍門駅に戻ってくると時刻は15時半でした。帰りの電車が出発する50分前で、思ったより時間を使いました。
鄭州東駅に到着後、あらかじめ物色してあった店に入り、中華風ミートパイとラー油の浮いたヌードル(35元)を注文。大体どの店も予算は50元以下といったところです。食後、マクドナルドでコーヒー(11元)を飲んで一服し、再び電車に乗って空港に戻ってきました。そこからホテルまでの道は、腹ごなしの散歩にちょうど良い距離です。

3日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウト。7時発の空港行き送迎バスに乗せてもらい、チェックインと保安検査を済ませてからプライオリティパスでラウンジに入りました。乗り継ぎ地の北京でもラウンジに直行し、結局この日は1元も使うことなくセントレアまで帰ってきました。

これまで中国の陸路は予約システムが未熟で、私のような短期旅行者が確実にチケットを手配するのは難しかったのですが、今回CTRIPで高速鉄道を予約してみて、ようやく国際水準に追いついたと感じました。これなら空路と陸路を組み合わせて、これまでアクセスしにくかった場所にも足を延ばせそうです。
なお来月は北京西駅から高速鉄道を使って石家庄に行く予定です。
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最安シンガポール旅行記(17年2月) [海外旅行記]

今回の旅行は表題のとおりです。
昨年10月、楽天トラベルで下記の航空券を購入しました。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1120
DAY2 CA975 PEK 0010 SIN 0630
DAY3 CA970 SIN 0015 PEK 0620
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (CA、NGO、PEK、SINはそれぞれ中国国際航空、名古屋、北京、シンガポール)
チケット代金が14000円で、それに空港税などを足して総額25620円です。
通常、シンガポールに旅行すると航空運賃とホテル代がかさみます。そこで今回はCAを利用することで航空運賃を抑え、0泊3日の旅程にすることでホテル代をなくしました。もちろんそれでは色々と大変なので、プライオリティパスでラウンジを使い倒す予定です。実は、北京とシンガポールはプライオリティパスのラウンジだけで1日過ごせる数少ない空港なのです。いわば旅行道ならぬラウンジ乞食道ですが、一度このダークサイドに足を踏み入れると元の明るい世界には戻れなくなるので注意してください。

初日、セントレアでシンガポールまでのチェックインを済ませ、スターアライアンスラウンジで朝食をとりました。唐揚げ、カレーライス、サンドウィッチ、おにぎり、巻き寿司と各種ドリンクが用意されており、ビジネスホテルの朝食くらいの価値はあります。
飛行機で北京上空に差しかかると、青い空と乾いた砂の大地が広がり、はるか彼方はPM2.5の白い霧に覆われていました。旧正月明けで大量の爆竹による大量のPM2.5を想像していたのですが、思ったよりは見通しがききます。
空港から西単行きのバス(24元)に乗り、西直門橋南で降りました。この日は北京動物園に行く予定です。スマホのナビで現在地を確かめて、地下鉄の西直門駅まで歩き、そこから1駅(3元)で動物園駅に着きました。時刻は14時前で、パンダ館にも入れる14元の入場券を買って入場しました。この日の閉演時間は17時ですが、広大な敷地に動物舎が点在しているため、時間内に見て回ることは難しそうです。
結局パンダ、サル、ライオン、クマ、ウマ、カンガルー、キリン、爬虫類、鳥類などを見て回ったものの、ゾウとサイは諦めました。
ゴリラ舎ではゴリラと入場者を隔てるガラスがあり、その1メートル手前に手すりがあるのですが、中国人の母子がそれを乗り越え、ガラスを叩いてゴリラにアピールしていました。中国人の民度は相変わらずで、何というか見ている側も見られている側も両方サルです。パンダ舎では4~5頭のパンダがいましたが、午後の遅い時間帯なのであまり活発には動いていませんでした。
途中、ミネラルウォーター(2元)と台湾式の焼きソーセージ(5元)を買い、17時に動物園を後にしました。当初は北京ダックを食べるつもりでしたが、この時間から確実に入れる店に心当たりがなく、またレストランを求めて中国人だらけの通勤電車に揺られるのも辛かったので、そのまま空港に向かうことにしました。東直門駅で地下鉄(4元)と空港快速(25元)を乗り継ぎ、空港到着後、出国審査を済ませて中国国際航空のファーストクラスラウンジに入りました。時刻は18時半で、夕食コーナーが充実している時間帯です。ホットミール、サラダ、スープ、お粥、ヌードル、点心などが食べ放題で、下手に市内でお金を払って食べるよりも豪華な夕食にありつけました。食後はシャワーも利用し、コンセントそばのシートでこのブログ記事を書いたり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶしました。なおこのラウンジは22時以降プライオリティパスで利用できなくなるため、途中でプラザプレミアムラウンジに移動しました。
というわけで、この日の出費は77元です。

2日目、定刻より少し遅れてシンガポール・チャンギ国際空港に着き、すぐに帰りのチェックインをしました。この空港はショッピング、食事、バタフライパークなどの設備が充実しており、それをユーザーに楽しんでもらうため、多くの航空会社が出発の24時間前からアーリーチェックインを受け付けています。最初の窓口では頭の固そうなお局様から、まだ早いから午後に来るようにと言われましたが、その言葉には何の根拠もありません。別の窓口を探してアーリーチェックインを依頼すると、普通に受け付けてくれました。チャンギ国際空港は搭乗客と到着客が同じフロアで混ざりあう特殊な構造になっているため、ここで搭乗券を手に入れてしまえば、到着直後からラウンジを利用できるのです。近くにあったプラザプレミアムラウンジに入り、朝食をとることにしました。ここにはラクサと呼ばれるシンガポールのローカルヌードルがあります。ココナッツベースの辛いスープに半透明の麺をからませ、パクチーをたっぷり利かせると、それだけで東南アジア旅情がそそられます。このほかにもホットミールやサラダ、マンゴープリンを食べ、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせてから出発することにしました。時刻は8時半です。
入国審査と両替(1万円=122.1シンガポール$、以下S$)を済ませ、まずはセントーサ島へ。ハーバーフロント駅まではMRT(2.6S$)で、そこからはセントーサエクスプレス(往復4S$)です。S.E.A.アクアリウムの入場券(34S$、現地では38S$)もセントーサエクスプレスの乗車券と一緒に購入しておきました。ビーチ駅で降りると、目の前にはアメリカナイズされたリゾートビーチが広がっています。ここを道沿いに西のほうに歩いてくと、途中でレンタサイクル、レンタルセグウェイの店を見つけました。セグウェイには一度乗ってみたかったので、21S$払って500メートルの道のりを体験乗車することにしました。最初は急カーブで苦労しましたが、慣れてしまえば簡単です。最後のほうはかなり意のままに扱えるようになっていました。
そこからさらに西に行くと、エレベーターで高い塔に上り、そこから空中遊歩道を歩いていくアトラクション(無料)があります。その先にはシロソ砦とよばれる遺跡があり、旧日本軍との戦闘についての説明がありました。
次に山の中で鳥がさえずる遊歩道を抜け、S.E.A.アクアリウムの前までやってきました。時刻は正午で、歩き疲れたせいもあって空腹だったため、近くにあったマレーシア料理のフードコートでチキンライス(6S$)を注文しました。今回の旅行中、このチキンライスが自分でお金を払った唯一の食事らしい食事ですが、一番質素な食事でもありました。
そして食後はS.E.A.アクアリウムへ。私はかつてここがアンダーウォーターワールドと呼ばれていた頃にも来たことがありますが、その時よりもかなりレベルアップしていました。ガラスチューブの水中トンネルから始まって、数多い水槽のそれぞれで絵になる写真を撮れるのです。最奥部には美ら海水族館をほうふつとさせる巨大水槽があり、多くの魚たちが泳いでいました。美ら海と違ってジンベイザメがいない分、小魚ばかりで物足りなく感じる部分もありますが、水槽の規模では決して負けていません。私は写真を撮りながら1周し、その後写真を撮らずにもう1周しました。所要時間は2時間で、見終わると時刻は15時半です。
ここからセントーサエクスプレスとMRT(1.6S$)を乗り継いで、シンガポール国立博物館(15S$)へ。ここはシンガポールの歴史に関する展示がメインですが、美術品や歴史的資料などが少ない分、ジオラマや写真、昔の人々の日曜道具などが数多く展示されています。そのため何を見たのかあまり頭に残らないのですが、1942~1945年まで日本に統治されたことだけは強調されており、しっかりと頭にこびりつきました。所要時間は100分で、見終わると17時10分です。この後、時間と体力が残っていればベイサイドに立ち寄ることも考えていたのですが、雨が降り始めたこともありMRTで空港に直行しました(2.2S$)。
出国審査を済ませてからSATSプレミアムラウンジに入り、ラクサやホットフードの夕食をとってからシャワーを利用。その後、搭乗口に近い別のラウンジに移動すると、そこにはフィッシュスパがありました。これまで鳥羽水族館や志摩マリンランドで手だけなら体験したことがありますが、ここでは両足を水槽に浸してドクターフィッシュに角質の掃除をしてもらえます。客は私一人で、巨大な水槽のドクターフィッシュたちを1時間ほど占有すると、明らかに足の皮膚の摩擦係数が減少しました。足の疲れも取れたような気がして(プラセボ効果?)、気分よく飛行機に搭乗できました。この日の出費は86.3S$です。

3日目、6時半過ぎに北京空港に到着し、この日も少しだけ観光することにしました。入国審査を済ませ、空港快速(25元)とMRT(3元)を乗り継いでよう和宮駅に向かい、そこから徒歩で孔廟と国子館(両方で30元)へ。孔廟は孔子を祀った廟で、国子館は元の時代に作られた最高学府です。どちらも科挙とかかわりの深い場所ですが、無理やり日本で例えるなら、学問の神様・菅原道真を祀った神社と鎌倉時代の幕府御用達の学問機関といったところでしょうか? 北京の観光地としてはマイナーですが、メジャーなところは大体行きつくし、空港から近くてまだ行ったことがない観光地を探したらここに白羽の矢が立った次第です。科挙とは膨大な暗記を要した史上最難関の試験の一つと聞いたことがあり、ひらめきで勉強量不足をカバーして何とか辻褄を合わせてきた私のような人間には絶対にクリア不可能です。「思いて学ばざれば則ちあやうし」という孔子の言葉が耳に痛かったのを思い出します。建物そのものは特に印象に残るほどではありませんが、先人たちの向学心と努力に敬意を表して見学してきました。
その後、北京最大のチベット仏教寺院であるよう和宮にも立ち寄ろうと思ったのですが、押し寄せる中国人の群れが尋常ではなく、彼らと入場の順番を争う生存競争に巻き込まれたくなかったので、おとなしくMRTと空港快速(計28元)を乗り継いで空港に戻り、中国国際空港のファーストクラスラウンジで昼食をとりました。ここまでの出費は、途中で買ったミネラルウォーター2本(3元)を含めて89元です。
その後も同ラウンジで仮眠を取ったりして時間をつぶし、定刻通り名古屋に帰ってきました。

以上、0泊3日で北京、シンガポールの周遊旅行を行い、セントレアを出発してから到着するまでの総額は25620円+166元+86.3S$でした。これを当日の空港両替所のレートで換算すると25620+7068+3018円=35706円になります。最安シンガポール旅行記と言って差しつかえない額に収まったのではないかと思います。

実はこれまで長男の中学受験があって長期旅行は難しかったのですが、何とか無事に合格できました。来年度はもう少し足を伸ばせそうです。2月から燃油サーチャージが復活することもあり、1月中にかなり先まで航空券を仕込んでおきました。3月は長男と石垣島、4月は鄭州、5月は石家庄、6月はバルト三国、7月はバンコク、10月は合肥、11月はホーチミン、12月は武漢への旅行を予定しています。
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