岩手・秋田旅行記(10年6月):The 旅行道:So-netブログ
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岩手・秋田旅行記(10年6月) [国内旅行記]

この週末、東北に行ってきました。
これまでの旅行記を見ていただくと分かりますが、私は普段マイルを使った特典航空券を利用することが多く、普通に航空券代金を払って乗る機会はあまりありません。今年のJALカード初回搭乗ボーナスをまだ獲得していなかったこともあり、今回はお金を払って搭乗することにしました。スーパー先得で、行きはセントレアから仙台へ11100円、帰りは秋田から県営名古屋空港へ9800円。仙台から盛岡経由で秋田へと移動しながら観光し、北上と秋田で一泊ずつします。JALエアプラスプランを利用し、宿泊による獲得マイルは北上コンフォートホテル(4400円、朝食付き)が588マイル、ドーミーイン秋田(4900円、夜食&朝食&天然温泉つき)が98マイルです。
仙台には過去2年で2回訪れたため、今回は岩手県と秋田県を中心にめぐることにしました。

6月11日、08:15にセントレアを発ち、09:20仙台空港に到着しました。空港駅にはみどりの窓口がないため、まずは630円の切符を購入し、09:39空港発の列車で仙台駅へ。そこでいったん改札口を出て、みどりの窓口で仙台~盛岡~秋田の乗車券(5250円)を購入しました。JRの切符は100Km以上の場合、途中下車ができるようになり、有効日数も距離とともに伸びていきます。今回の切符は3日間有効であり、1枚の切符で何度も途中下車を繰り返しながら秋田に向かう計画です。その方が各区間を毎回買うよりも安く、切符を買う手間も省けるのです。
駅1階にある駅弁店で網焼き牛タン弁当(1000円)を購入し、10:40仙台発のローカル列車に乗りました。この弁当には紐を引き抜くと化学反応を起こして弁当を温めてくれる仕掛けがついています。途中ガラガラの車内で駅弁を食べ、一関で乗り換えて12:31平泉に到着しました。一関までは新幹線を使うと1時間早く到着できますが、今回はローカルの雰囲気を味わいたくて普通列車を利用しました。
平泉駅からは毛越寺、中尊寺などの主な観光地を回るバスが出ており、1日フリー乗車券を400円で買えます。しかし30分に1本と便が少なく、徒歩でも10分程度で次の観光地に着いてしまうため、歩いて回ることにしました。
駅の観光案内所で散策ガイドマップをもらい、まずは毛越寺(拝観料500円)へ。ここは奥州藤原氏の2代目基衝が建立したもので、極楽浄土を再現したという広大な庭園があります。中央の池に周りの緑が映えこみ、空気も清清しくとても居心地のよい場所でした。
そこから観自在王院跡(中央に池のある史跡公園)を抜けて、平泉郷土館(入場無料)へ。かつて奥州では大量の金が産出され、その豊かな財力を背景に東北の地で権勢を誇ったという奥州藤原氏に関する展示物が数多く紹介されていました。その奥州藤原氏も、源義経をかくまったとの理由で逆賊の汚名を着せられ、源頼朝によって滅ぼされてしまうのですが。
郷土館を後にした私は、平泉観光のメインイベントとも言うべき中尊寺に向かいました。境内の入り口まではすぐに着くのですが、そこから長い山道を登っていくのが大変でした。ここの本堂は入場無料なのですが、金色堂の拝観は800円必要です。屋根を除くすべての部分が黄金で塗られた金色堂は、その全体が覆堂と呼ばれる外殻の建物によって覆われています。本尊である阿弥陀如来をガードするような形で観音菩薩、勢至菩薩、6体の地蔵菩薩、持国天と増長天が立ち並ぶ一団が、中央と左右に計3グループ祭られ、それぞれの下に奥州藤原氏初代~3代目の遺体が安置されているとのこと。装飾には沖縄など南方でしか取れない夜光貝も使われ、当時から盛んな交易があったことを窺わせます。マルコポーロがこの金色堂を「黄金の宮殿」と表現したことから黄金の国ジパングのイメージが出来上がったとのことであり、その歴史的意義を考えても、金色堂の美しさだけを見ても、私がこれまで見てきた数多くの世界遺産に決して引けをとらないと思います。地元では世界遺産登録に向けて色々と活動しているようでした。
金色堂を後にした私は、高館義経堂(入場料300円)に向かいました。ここはその名のとおり、小高い丘の上にある義経を祭ったお堂であり、途中の斜面からは広大な平原とそこを流れる北上川を一望できます。どちらかというと、その展望の方がメインかもしれません。義経堂から無量光院跡(今は単なる空き地です)を経由して駅に戻り、普通列車で16:35平泉発、17:07北上駅着。一旦ホテルにチェックインして荷物を置いた後、夕食に出かけました。北上駅の西改札口横にある食堂で、イクラとサーモンの海鮮丼に蕎麦がついて660円というセットを食べましたが、これは大変お値打ちでした。

翌12日、ホテルで朝食を済ませ、07:09北上発の快速に乗り、07:19花巻着。そこから徒歩10分のところにある花巻城址に行きました。小高い丘の上に城門だけが残る城址に特別思い入れがあった訳ではありませんが、今回は仙台から秋田までの間にできるだけ多くの駅で途中下車しようと思い、立ち寄ってみました。
08:18に普通列車で花巻を発ち、08:59に盛岡着。観光案内所で観光マップをもらい、まずは盛岡城址に向かいました。こちらの方が花巻城址よりもだいぶ規模が大きく、観光客もそれなりにいましたが、所詮は城壁だけなのですぐに飽きます。観光マップに載っていた、啄木・賢治青春館、岩手銀行中ノ橋支店、盛岡信用金庫本店、ござ九、岩手県公会堂を半ば義務のような感じで回っている途中、ちょうどその日にチャグチャグ馬コという祭りがあることを知りました。私は総合旅行業務取扱管理者を受験したときにその名を覚えましたが、装飾品で着飾った馬に昔ながらの衣装を着た子供たちがまたがり、街中を練り歩くというものです。早めの昼食後、盛岡駅前で場所を陣取り、12:45から10分ほどにわたって90頭以上の馬が通り過ぎるのを眺めました。ただ、これも馬の群れがゆっくり通り過ぎるという地味な光景が延々と続くため、途中から飽きてきました。
盛岡から角館までは秋田新幹線に乗ることにしました。特定特急券1150円を追加購入し、駅の構内に入ると、東北新幹線と秋田新幹線が連結された形でやってきました。盛岡からは両者を切り離し、それぞれ別の目的地へと向かいます。しかし秋田新幹線とは名ばかりで、新幹線の形をした単線のローカル列車です。途中、すれちがい車線で対向列車を待って停車することもありました。ただし、この区間にはほとんど普通列車が走っていないため、新幹線に乗る以外に移動手段がないのです。
14:10に角館に着きましたが、ここも新幹線用の駅ビルなどない、小さな平屋の田舎駅でした。そこから12分ほど歩くと、両脇に黒い壁が連なり、その奥に江戸時代からの古い武家屋敷が立ち並ぶ通りにたどり着きます。この街並みは「みちのくの小京都」とも呼ばれ、春には枝垂桜が、秋には紅葉が町に彩を添えるそうです。私はワンカップの濁り酒を飲んだり、きりたんぽの味噌焼きを食べたりしながら散策しました。
16:26発の普通で角館を発ち、16:55大曲に終着。17:33別の普通に乗り、18:26秋田着。この区間は普通列車に乗りましたが、乗り継ぎも悪く、便数も少なく、基本的には新幹線に乗るしかないよう仕向けられています。
駅ビルで夕食をとり、ドーミーイン秋田にチェックイン。ここでは夜食として蕎麦を用意してもらえるため、それを食べた後に屋上にある天然温泉に入りました。

翌13日、ホテルで朝食を摂りましたが、そのメニューにはきりたんぽ鍋が入っています。今回は朝食のきりたんぽ鍋と天然温泉に惹かれてこのホテルを選びました。その後、朝風呂に入ってからホテルをチェックアウト。駅のコインロッカーへ荷物を預け、08:50に秋田駅西口を出発するバスに乗って、ポートタワーセリオンという港の傍にあるガラス張りのタワーに向かいました。ここには高さ100メートルの展望台があり、エレベーターでアクセスすることができます(無料)。展望台好きの私としては押さえておきたい場所でした。周りに高い建物がないため遠くまで見渡すことができますが、工場、港、代わり映えしない民家という眺めであり、景色としては少し残念でした。
20分ほどで観光を終え、09:42のバスに乗って秋田駅へと向かいました。途中、旭川の手前でバスを降り、そこから赤レンガ郷土館、ねぶり流し館(共通チケット250円)、千秋公園(久保田城址)、久保田城御隅櫓(100円)を徒歩で回りました。
赤レンガ郷土館は元々、秋田銀行本店として明治45年に建てられたものであり、戦前の日本の銀行としてはよくある建築様式です。私は日本銀行旧小樽支店やソウルの韓国銀行博物館を思い出しました。
ねぶり流し館は東北三大祭の一つである秋田の竿燈祭りについての展示館です。ビデオが上映されていましたが、竹竿に提灯を何十個もつけ、それを額や肩や腰に乗せてバランスをとるもので、チャグチャグ馬コよりもこちらの方が絶対に楽しそうです(盛岡の人、ごめんなさい)。
久保田城も花巻城や盛岡城と違い、御隅櫓という見張り塔のような建物が再建されている分、見ごたえがありました。もっともそこからの町の眺めは今ひとつでしたが。
駅ビルで昼食を摂った後、秋田空港行きのバスに乗り、空港ではゴールドカードのラウンジを利用したりお土産を買ったりして時間をつぶし、定刻の16:50に県営名古屋空港に帰って来ました。

今回の旅行では中尊寺が一番のハイライトでしたが、もし東北地方でお勧めの観光地を聞かれたら、私は中尊寺の他に、紅葉の季節の奥入瀬渓流~十和田湖、松島の遊覧船めぐりと瑞巌寺を挙げます。瑞巌寺の境内には岩壁を掘った石窟があり、苔の生した様がとても神秘的でした。
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