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ヤンゴン旅行記(18年11月) [海外旅行記]

15年ぶりにミャンマーの最大都市ヤンゴンに行ってきました。
今年1月に中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券22000円にサーチャージや空港税が上乗せされ、総額32450円です。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA905 PEK 1900 RGN 2250
DAY3 CA906 RGN 2350 PEK 0550+1
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、RGNはそれぞれ名古屋、北京、ヤンゴン)
またAGODAでサクラタワーのすぐ南にあるイーストホテル(3つ星、朝食付き2泊で6312円)を、カラウェイパレスのホームページ(https://karaweikpalace.com/en)でDAY2に民族舞踊のディナーショー(27ドル=3105円)を予約しました。
航空券を申し込んだ当初は、ビザの取得が必要でしたが、今年10月から不要になりました。


旅行初日、セントレアでヤンゴンまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジへ。この日のホットミールはカレーライス、上海焼きそば、つくねです。最近はどうも月替わりでメニューが変わっているようです。
PM2.5で白く霞む北京に到着し、外を出歩く気になれなかったので、ラウンジに直行することにしました。しかしCAファーストクラスラウンジに行くと、同ビジネスクラスラウンジに行くように言われました。プライオリティパス所持者へのアクセス制限がかかったようです。ビジネスクラスラウンジの雰囲気やコールドミールはファーストクラスのそれと変わりませんが、これまでファーストクラスでは見たことのないチープそうなホットミールが並んでいました。ワインもファーストクラスラウンジではオーストラリアと中国の2種類があるのに、こちらはエコノミークラスの機内でもサーブされる妙な渋みのある中国ワインだけです。
しかし酒と食べ物に囲まれての読書タイムに大きな支障はなく、ファーストクラスとビジネスクラスのラウンジの違いを知る良い機会になってので、今回はこれで良しとします。
ヤンゴンには定時より早く着き、入国審査と税関審査もあっけなく終了。空港内で手持ちの60ドルを両替すると、93300チャット(以下K)になりました。100K=8円くらいと思ってください。この時間、空港バスは営業を終了しているため、タクシーを探していると、タクシー案内の服を着た人を含む4人組から10ドルを提示されました。相場は10000Kくらいと思っていたのですが、そのまま乗ってしまいました。頑張れば8~9ドルまで値切れたかもしれません。タクシーがかなり飛ばしていたこともあり、空港バスだと1~2時間かかる距離が20分で到着しました。

2日目、0630からホテルで朝食(メインディッシュ1品選択、パン、フルーツ、ドリンクはビュッフェ形式)をとり、0800に出発。ヤンゴン中央駅を0835に出発する環状線左回り(100K)にのりました。この電車は日本製のお古で、岐阜←→美濃加茂という表記もそのまま残っていました。日本製は高性能というイメージがあり、わざと日本語表記を残すこともあるそうです。とはいえ、天井に扇風機がついた昭和時代の車両であり、ドアはすべてオープンしたまま時速20キロ以下でゆっくりと走ります。行商たちが籠いっぱいの野菜をもって乗りこんできたり、音楽を奏でながら物売りが練り歩いたりと、こちらの雰囲気を楽しめました。
所要45分でTadagale(地球の歩き方2019の表記ではタダーレイ)駅に着き、そこから徒歩でメーラーム・パヤー(無料)へ。パヤーとはお寺のことですが、ミャンマーのお寺では境内を裸足で歩かないといけないので、靴を入れるビニール袋を用意して、クロックスを履いていくのが無難です。境内には肌色に塗装された仏像もあり、後光がイルミネーションのように光っているので、日本人の感覚では少し俗っぽく感じるかもしれません。
そこを見終えてから36番バス(200K)で南下し、カバーエー・パヤー(無料)へ。内部の仏像を安置した部屋にはクーラーがかかっているので、涼むことができました。
再び36番バス(200K)で南下し、カントージ湖西の停留所で降りて、シュエダゴォン・パヤー(1万K)へ。ここはヤンゴン最大の見どころであり、その入場料が800円というのは決して高くないのですが、他の物価があまりに安すぎるのでどうしても割高に思えてしまいます。中央には黄金色の巨大な仏塔がそびえ、その周囲にも様々な建物が林立していました。地球の歩き方2019に必見スポットが10か所載っていたので、それらをくまなく回っていたら、所要80分ほどでした。
時刻は1240です。お腹も減ったので食堂を探したのですが、周囲には屋台しかありません。そのうちの一つでビーフンの焼きそばとスープ(500K)を食べ、念のため整腸剤を飲んでおきました。
先ほどのバス停から29番バス(200K)で北上し、ンガータッヂー・パヤー(座位の大仏、無料)とチャウータッヂー・パヤー(横になっている大仏、無料)をハシゴしました。そして今度は29番バス(200K)で南下し、ホテル向かいの停留所で降りて、一旦ホテルに戻ってきました。
1620に再出発し、ホテルの南にあるスーレー・パヤーから29番バス(200K)に乗って、カントージ湖西の停留所へ。そこからカラウェイパレスまでは、湖を見ながら散歩して25分ほどです(途中、公園入場料300K)。
ここは民族舞踊のディナーショーの会場ですが、ミャンマー料理はタイ料理を少し脂っこくした感じで、ミャンマーの民族舞踊には指先の繊細な動きを重視するタイとアクティブな動きのインド双方のニュアンスがありました。中国やフィリピン、カンボジアでも見た演題があったので、他国の踊りも一部取り入れているのかもしれません。ショーは2030に終わったのですが、たまたま隣に座った日本語ガイドさんから、市内バスは1900頃に終わること、ここからホテルまでの相場は1500~2000Kであることを教えてもらいました。帰りのタクシーは2000Kと3000Kから双方の値段交渉が始まり、結局2500Kで帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0800に出発。このホテルの最終チェックアウトは正午なので、それまでに戻ってくるつもりです。
スーレー・パヤー、独立記念碑を抜けて、ヤンゴン川のほとりにあるパンソダン埠頭へ。地球の歩き方には、外国人向けで1日4便しかない水上バス(1200K)が紹介されていますが、私が乗ったのは地元民の足であるフェリーです。通常、外国人は4ドル必要とのことですが、日本人「だけ」はパスポートを見せて記名すれば無料で乗れます。対岸のダラ埠頭までの短い船旅を終えると、未舗装の道路をバイクやトゥクトゥクが行きかう田舎町が広がっています。ここを少し散策してから、フェリーでパンソダン埠頭に帰ってきました。
埠頭から近くにあるアルメニア教会に向かったのですが、地球の歩き方ではオープンしているはずの日時にも関わらず閉まっていました。次にヤンゴンのダウンタウンの中心地ともう言うべきスーレー・パヤーに向かいました。入場料4000Kを払って中に入ると、前日のシュエダゴォン・パヤーを二回りほど小さくしたような境内があります。入るときに靴を預けさせられたカウンターで、帰りに1000Kを要求され、正規の預かり料という可能性を排除できなかったので払ってしまいました。
そこからホテルに帰り、パヤー内を素足で歩いた足を洗い、少し休憩してからチェックアウト。その際、大きな荷物はフロントで預かってもらいました。
昼食をとるため、ホテル向かいのスーレー・スクエアに行き、その地下でミャンマー風のチキンカレー(4000K)を注文しました。味は良いのですが、カレーが冷蔵庫から出してきたばかりのように冷えているのには閉口しました。食後、ヤンゴンのダウンタウンを西に向かい、サンピャのバス停から37番バス(200K)に乗って国立博物館(5000K)へ。ここは王朝時代の品や庶民の生活用品、ミャンマーの仏像、動物、少数民族など多岐にわたる展示があり、途中で疲れてきたので少し雑に見て回っても所要120分でした。吹き抜けのフロアに設置された荘厳な玉座は必見です。
そこから再び37番バス(200K)でサンピャのバス停に戻り、ヤンゴン総合病院、ジャンクション・シティ、ボージョーアウンサン・マーケットに立ち寄ってから、スーレー・スクエアへ。時刻は1700を回っていたので、地下の先ほどとは違う店で海南チキンライス(4200K)を食べました。海南とついていますが、中国の海南島ではなく、シンガポール発祥の料理だったはずです。茹でた鶏肉に中華風のソースをかけ、茹で汁で作ったスープ、茹で汁で炊いたご飯と一緒に食べる料理で、私の好物です。
食後、ホテルで荷物を引き払い、スーレー・パヤー近くにあるバス乗り場で空港行きバス(500K)に乗りました。行きは深夜のタクシーで20分だったところ、帰りは1時間強かかりました。
空港で残っていた55500Kを米ドルに両替してもらったところ、34ドルぴったりになりました。1590K→1ドルのレートなので本来なら端数が出ますが、小数点以下を切り捨てる特殊な電卓の設定になっていたようで、結果的に14000Kほど騙し取られました。100の位に違和感があったのですが、その場で電卓の計算結果に異論を唱えることはできませんでした。
それでも現地で使ったのはタクシー10ドル、60-34=26ドルの合計36ドルなので、安いものです。
出発の3時間前からチェックインが始まり、名古屋までのチェックインを済ませました。プライオリティパスでラウンジに入り、シャワーを利用してから搭乗。

4日目の早朝に北京に着き、今回は無事ファーストクラスラウンジに入ることができました。そちらで読書しながら時間をつぶし、定刻通り名古屋に帰ってきました。


15年前に訪れた時には、軍事政権下で経済制裁をされていたせいか、15~20年落ちのボロボロの車ばかり走っていました。しかし今回は最新モデルも目立ちました。だいたい7~8割が日本車です。ヤンゴン川の渡し船が日本人「だけ」無料になっていることからも分かるように、ミャンマーから日本へは熱い期待が寄せられています。しかしその一方で、親切に道案内してくれる人(ただとは言っていない)にも数多く出会いました。私の場合、向こうから親切に近づいてくる人がいる時点で警戒してスルーする癖がついているので、「またか」と思う程度でしたが、免疫がない人なら地味にチップをむしり取られるかもしれません。
日本にとってミャンマーはそれなりに良いビジネスパートナーになるかもしれませんが、インドのように「とりあえずダメ元で吹っかけてみる」国民性だと感じました。
最後に今回の旅費をまとめてみました。前払い分が航空券32450円、ホテル6312円、カラウェイパレス3105円で合計41867円、現地利用分が36ドルです。1ドル116円で計算すると、総額46043円になりました。おそらく日本からのミャンマー旅行で史上最安値でしょう。
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対馬旅行記(18年10月) [国内旅行記]

今回は初めての対馬旅行です。
8月下旬にユナイテッド航空の1万マイルを使って、下記特典航空券を取得しました。
DAY1 NGO 0800 FUK 0925
DAY1 FUK 1120 TSJ 1200
DAY2 TSJ 1230 FUK 1300
DAY2 FUK 1455 NGO 1610 (NGO、FUK、TSJはそれぞれ名古屋、福岡、対馬)
また楽天トラベルで民宿つりの家(1泊2食、7000円)とオリックスレンタカー(24時間、楽天スーパーセール50%オフで4050円のところ、楽天スーパーセール1500円割引クーポンを使って2550円)を予約しました。

旅行初日、自宅近くのすき屋で朝食をとり、セントレアには0700前に到着しました。チェックインを済ませ、カードラウンジに立ち寄ってから搭乗。福岡空港でもカードラウンジに立ち寄り、保安検査後のエリアにある一蘭でラーメンを食べてから、対馬行きの飛行機に乗りました。左右2シートずつの小さなプロペラ機です。
対馬到着後、レンタカーを借りて北上し、まずは最北端に近いところにある韓国展望所(無料)へ。ここから韓国までは50キロ足らずであり、韓国風の建物から釜山近辺を望むことができます。ちょうど大型バス数台が来ており、多くの韓国人で溢れかえっていました。彼らからすれば異国から望む祖国という形になるのでしょうが、私にとっては初めて来た国内の島から望む何十回と訪れた外国です。分かってはいましたが、何の感慨もありません。島の北側まで来たという分かりやすい証拠が欲しかっただけなので、ここは10分ほどで満足しました。
途中でスーパーに立ち寄ってから、対馬野生動物保護センター(無料)へ。ここではツシマヤマネコなど、対馬の動植物に関する展示を見ることができます。本物のツシマヤマネコも一匹だけ飼われており、1500からのモグモグタイムにも立ち会えました。イリオモテヤマネコとの対比もあり、(絶滅危惧種であり、時々道路に出てきて轢かれる点など)私自身も西表島でのイリオモテヤマネコの立ち位置に似ていると感じました。この建物の裏手には海を臨む棹崎公園があり、ちょうど午後の日差しを受けて輝く海とその波の音を堪能できました。
そこからさらに南下し、次に訪れたのは和多都美神社です。ここの鳥居のうち2つは遠浅の海に建っており、ちょうど引き潮だったので、そのうちの一つまで歩いていくことができました。宮島の厳島神社ほど壮麗ではありませんが、少しひなびた趣も悪くありません。そこからすぐ近くにある烏帽子岳展望所に行くつもりでしたが、たまたま道路工事中で11月末まで閉鎖されていました。
少し時間があまったので、観音寺に行くことにしました。ここは何年か前に韓国人が仏像を盗み出したというお寺です。かつて朝鮮半島では仏教の排斥が行われたことがあり、「ヒャッハー。まーだこんなもん(仏像)を持ってやがった」というノリで仏像も破損されました。そんな時に一人の種もみ爺さんが大事に仏像を抱えて対馬まで逃れてきて、そこの住職に仏像を託した――と地元では言われています。しかし韓国の裁判所は「日本が盗んだものかもしれないから返すのを待て」という判決を出し、いまだに返還されていません。日本人の価値観として仏像を盗むという行為は考えにくく(信心が篤ければ仏罰を恐れますし、出所不明の仏像を高額で買い取ることもしないでしょう。信心がなければ仏像に興味はないでしょうし、前述の理由で売れません)、そもそも明らかに国際条約違反なのですが、韓国はそれが通用する情治国家です。最近ではそれが原因で信頼をなくし、諸外国の博物館から朝鮮半島由来の文物を韓国に貸し出すことを拒否されるケースも散見されます。私としてはぜひにも観音寺にお参りして、寺の現状を確認したかったのですが、地図の場所では天神神社しか見つけることができませんでした。せっかくなのでそちらにお参りしてきました。
そこから民宿に向かい、1800過ぎにチェックイン。家庭用のような風呂を借りてから、食堂へ向かいました。この日のメニューは白身魚と貝の鍋、白身魚の煮物、刺身、アワビの壺焼きでした。
食後、空港から国道を少し南下した場所にある、2200まで営業しているスーパーまで足を延ばしました。

2日目、0700から朝食をとり、0720にチェックアウト。
まずは海の玄関口である厳原港のフェリーターミナルに立ち寄ってから、鮎もどし自然公園へ。ここには一枚の大きな花崗岩の上を流れる渓流があり、その上空には吊り橋もあります。夏休みの休日であれば家族連れで賑わうのでしょうが、この日は10月末の平日です。私以外に人影はありません。渓流の水を口に含んでみると、無味無臭の軟水でした。
そこからさらに南下して豆酘崎(つつざき)へ。ここは島の最南端付近にある展望台で、丘の上には灯台もあります。どこまでも青い海が広がっていましたが、その彼方に九州の大地を見つけることはできませんでした。一応これで、対馬の南北にある展望台に訪れたことになります。
次に厳原の近くにある万松院(300円)に向かいました。ここは歴代津島藩主の菩提寺です。朝鮮と日本に挟まれ、両者の顔色を見ながら立ち振る舞うことを強いされた対馬藩の歴史に、何となく興味を抱きました。大学受験の頃は大の勉強嫌いで、センター試験の地理は全国平均マイナス16点、英単語模試は偏差値40台前半、自称「もっとも勉強しないで国公立の医学部に受かった男」なのですが、それは自分が好奇心を持たない知識を詰め込まれようとしたからであり、そして自分の気持ちの赴くままに生きてきたからであって、今では「好奇心>知識量」になっています。なので近くで建設工事中の対馬博物館(仮称)にはいつか行ってみたいと思いました。
この日の昼食をどうしようか迷っていたのですが、近くにあるスーパーで5貫580円の寿司パックが3パックで1000円になるのを見つけ、それに決めました。空港についてから食べればちょうどいい時間になりますし、何よりも対馬でたくさん魚を食べたかったのです。
この後、武家屋敷跡や犯行日新舘門にも立ち寄るつもりでしたが、前者は車で入るのがためらわれる細い路地の奥にあり、後者は近くに駐車場が見つからなかったので断念しました。
そんな訳で少し早かったのですが、レンタカーを返却しました。フィットで266キロほど走行し、ガソリン代は16リットルで2912円です。そこから空港まで送迎してもらい、チェックインを済ませてから寿司の昼食をとりました。福岡空港ではカードラウンジで時間をつぶし、定刻通りセントレアに帰ってきました。
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シェムリアップ旅行記(18年10月) [海外旅行記]

カンボジアのシェムリアップはアンコールワットの最寄り都市です。カンボジアの国旗にはアンコールワットが描かれており、シェムリアップではアンコールワットより高い建物を建てることが禁止されているそうです。つまりはカンボジアの誇りのような場所です。
今年3月下旬、燃油サーチャージが上がる直前に Surprice で全航空券、全ツアー5000円引のキャンペーンをしていたので、下記ツアーを申し込みました。
DAY1 VN347 NGO 1015 HAN 1320
DAY1 VN837 HAN 1555 REP 1740
DAY3 VN834 REP 2045 HAN 2230
DAY4 VN346 HAN 0015 NGO 0655
(VN、NGO、HAN、REPはそれぞれベトナム航空、名古屋、ハノイ、シェムリアップ)
288ブティックホテル(朝食、空港片道送迎付き)2泊 
以上でツアー総額47586円のところ、5000円引きで42586円です。
しかし9月になり、288ブティックホテルが閉鎖になったため、近くにあるファンシーブティックビラ(朝食、空港片道送迎付き)2泊に変更になりました。値段的には少しだけグレードアップです。空港での出迎えは自分でホテルに直接依頼する必要があったため、英語メールで便名を伝えて依頼しておきました。
また現地ツアーとして、VELTRAで下記ツアーを申し込みました。
2日目:アンコールワット3大遺跡1日観光ツアー 朝日夕日鑑賞+アプサラダンスショー <昼・夕食/日本語ガイド> 57$(6621円)
3日目: ベンメリア遺跡観光ツアー 「天空の城ラピュタ」のモデルとなった場所へ! 35$(4066円)
また現地ビザ取得用の写真をあらかじめ用意しておきました。


旅行初日、セントレアでシェムリアップまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。実は私がツアーを申し込んだ当初、ハノイ空港にはプライオリティパスで利用できるラウンジはなかったのですが、最近になって利用できるようになったので、そちらでもラウンジに立ち寄りました。天井は高くて開放感があり、生春巻き、揚げ春巻き、フォー、トロピカルフルーツ、ホットミール、ビール、ワイン、ソフトドリンクなど選り取り見取りで、寿司の隣にはしょうがとキムチがありました。諸外国では韓国人の経営する日本料理店も多いので、寿司の付け合わせにキムチというケースも珍しくないようです。
シェムリアップ到着後、ゆっくりと歩く人たちを抜かしてビザ申請用紙をもらい、アライバルビザ(30ドル)の行列に並びながら用紙を記入しました。南国の入国手続きは得てしてスローなので、ここでほんの少し急ぐだけで、待ち時間が大きく変わってきます。それでもビザを取得し、入国審査を済ませるまでに50分近くかかりました。カンボジアの観光地は基本的に米ドル払いであり、現地通貨はほとんど使わないのですが、念のため20ドルを78000リエルに両替しておきました。ただし値段表示はすべて米ドルであり、1ドル札が4000リエル紙幣の代わりにもなるので、両替はゼロでも困りません。
到着ロビーではホテルスタッフが私の名前を書いた紙を持って、待っていてくれました。オープンエアのトゥクトゥクに揺られて夜道を疾走するのは、なかなか爽快です。前回来たのは17年前で、その時は舗装道路や電飾はほとんどなかったのですが、今ではどちらも当たり前になっていました。
ホテル到着後、部屋に荷物を置いて買い出しへ。350ccのローカルビールと1.5Lのミネラルウォーター2本で6800リエルでした。

2日目、0430にツアーバスでピックアップしてもらい、ガイドの案内でアンコール遺跡入場券(37ドル)を購入してから、アンコールワットの西側に向かいました。次第に空が明るみ、遺跡の輪郭があらわになり、0605に日の出を迎えました。アンコールワットの彼方に見える茜色の空と雲のコントラストが美しく、それらがすべて手前の湖に倒立像を描いています。この景色を見慣れているはずのガイドも一緒に写真を撮っていたので、なかなか良いシチュエーションだったのでしょう。
その後、ホテルに送り届けてもらい、プールでひと泳ぎしてから0730に朝食をとりました。今回は直前になって半ば強制的にホテルを変えられたので仕方ないのですが、13室しかないこのホテルの朝食は、ジュース、1個分の卵料理、薄い食パン3枚という貧相なセットメニューです。やはり50室以上あるホテルに泊まらないと、モーニングビュッフェは期待できません。
0855に再びツアーバスでピックアップしてもらい、午前中の観光地であるアンコールトムへ。バイヨン、王宮、象のテラスを巡ったと思うのですが、何しろ暑い中、ガイドについて回っただけなので、オリエンテーションがやや曖昧です。ただ、どこを切り取っても絵になる風景が続き、良い写真をたくさん撮れました。その後、修復途上で遺跡の上にガジュマルが生い茂るタプロームを見て回り、この手のツアーでお約束の土産物屋に立ち寄ってから、カンボジア料理の昼食をとりました。この日のツアーには一人旅の達人が何人も参加しており、私も刺激を受けました。
昼食後、1時間で12ドルのクメールマッサージと免税店、好きな方を選んで時間をつぶすことになり、私は前者を選びました。タイ古式マッサージとよく似ており、店頭価格は10ドルです。
そこからアンコールワットに向かい、一番高いところまで上ってから、眼下の大地を睥睨してきました。その後、夕陽を見るためにアンコールワット西の寺院に向かったのですが、あいにく厚い雲で太陽が隠れてしまい、消化不良に終わりました。
再びお約束の土産物屋に立ち寄ってから、夕食会場へ。クーラーの効いた広い会場で、カンボジア料理のビュッフェスタイルです。1930から50分ほど、アプサラダンスのショーがありました。クメールルージュの時代にはこの踊りも禁止され、多くの踊り子たちが処刑されたそうです。しかしその中でアプサラダンスのノウハウを隠し通し、生き残った老婆によって再興されました。たおやかな指の動きで感情を表現する点はタイの古典舞踊と似ています。またその合間に挿入される木の実を使ったテンポの良い踊りは、フィリピンでも見たことのあるものでした。
食後、ホテルの近くまで送り届けてもらい、この日のツアーが終わりました。

3日目、0730からホテルで朝食をとり、0755にピックアップしてもらいました。この日のツアー客は、私を含めて2人だけです。1時間強のドライブでベンメリアに到着し、5ドルの入場料を別途支払ってから、1時間ほど観光しました。ここはまだ修復途中の遺跡であり、ラピュタのモデルとも言われている場所です。苔むした石造りの遺跡とそこに生い茂るガジュマルの組み合わせが幻想的で、あとは甲殻類のようなロボットを配置したらラピュタそのものです。
12時過ぎにシェムリアップに戻ってきて、私は国立博物館(12ドル)の前で降ろしてもらいました。他国の博物館でクメール仏を目にする機会があり、鼻ペチャで厚い唇に笑みを浮かべた独自の顔立ちに興味があったのですが、それを思う存分堪能できました。昔は女性も上半身裸だったのか、豊満なバストと腰のくびれのラインが美しい天女象も数多くあります。しかしヒンドゥー教と仏教が何度か入れ替わり、その度に像が破壊されてきたため、五体満足な像はほとんどありません。日本だと八百万の神という神道をベースとしたアミニズムの中に仏教もキリスト教も組み込まれていったため、宗教の違いによる破壊行為はほとんど起きなかったのですが、致し方ありません。
その後、ラッキーモールやアンコールマーケットに立ち寄りながら、オールドマーケットに向かいました。ここは一つ屋根の巨大な敷地内に、ローカルな小店舗が密集する場所です。私の目当ては蛙のBBQとポンティアコーン(アヒルの有精卵のゆで卵、中は半分ピヨピヨ)だったのですが、どちらも見つけられずに終わりました。
すぐ近くにある州立シェムリアップ病院に立ち寄ると、クーラーのない建物内にベッドが所狭しと並べられ、場合によっては廊下に寝転んで点滴を受けている人もいます。ここには入院したくありません。
その後、ホテルで荷物を受け取り、トゥクトゥク(4ドル)で空港へ。ベトナム航空の別便のカウンターで1800前にチェックインを済ませ、出国審査後にプライオリティパスでプラザプレミアムラウンジに入りました。最初にシャワーを使い、フォー、生春巻き、サラダ、チャーハン、チキンBBQの夕食をとってから搭乗。
ハノイでも行きと同じラウンジに立ち寄り、4日目の朝、定刻より20分早くセントレアに帰ってきました。
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黄山旅行記(18年9月) [海外旅行記]

中国の黄山に行ってきました。空港近くにある屯渓という町は、二つの世界遺産、黄山風景区と安(あん)き古民居群へのアクセス拠点となる場所です。
燃油サーチャージが上がる直前の1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1120
DAY1 CA1551 PEK 1905 TXN 2105
DAY3 CA1552 TXN 2130 PEK 2340
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045(NGO、PEK、TXNはそれぞれ名古屋、北京、黄山)
航空券代19000円に空港税、サーチャージなどが加算され、総額28760円です。
また中国国内での宿泊は Trip.com で黄山錦泰精品酒店(屯渓バスターミナルの道向かい、朝食付き2泊で356元)、新悦国際酒店(北京首都空港T3から徒歩圏内、1泊素泊まり212元)を予約しました。

旅行初日、セントレアで黄山までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
北京の空は相変わらずPM2.5で真っ白です。マスクを着用し、3日目に泊まるホテルまでの道を明るいうちに歩いて往復し、状況を確認しておきました。片道20分で、危ない交差点もなく、貧乏そうな地元民ぽい格好であれば、一人で夜道を歩いても何とかなりそうです。これまで北京首都空港に夜遅く到着した場合、近隣ホテルの送迎バスを呼ぶにしろ、空港バスで街中に出るにしろ、ホテルまでのアクセスが1時間以上かかる大仕事だったのですが、これでだいぶ楽になりそうです(夜間の空港タクシーは犯罪に巻き込まれやすく、ぼったくりも多いので、極力避けています)。
空港に戻り、プライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入って時間をつぶし、黄山空港には定刻通りつきました。街中までのバスはなく、タクシーを利用するしかありません。一応の料金目安が書いてあり、バスターミナルまでは25元以下と予想したのですが、最初に運転手が提示した金額は40元です。30元までなら値切れたのでしょうが、つい言い値で乗ってしまいました。
ホテルのフロントにいた女性はまったく英語を話せませんが、パスポートとバウチャーを見せ、押金(預け入れ金)を書かれたとおり払い、部屋の鍵を受け取るだけなので、特に問題はありません。

2日目、ホテルで6時から朝食をとり、7時前に出発。道向かいにある屯渓汽車駅(バスターミナル)から黄山風景区行きのバスに乗りました。予約の必要はなく、20~30分ごとに出発しており、所要1時間弱です。運賃(20元)は、バスが動き始めてから同乗の係員が集めに来ました。
終点で降りると、その奥隣がロープウェイ(片道90元)の麓駅に向かうバス乗り場です。雲谷寺行きと慈光閣行きの2路線があり、どちらも19元ですが、ロープウェイ山頂駅の標高差を考えると、雲谷寺から上り、慈光閣に下りてくるのがお勧めです。ロープウェイの乗車券(90元)とともに黄山の入場料(220元)を払い、40分並んでようやくロープウェイに乗れました。所要10分ですが、徒歩だと3時間かかるそうです。
ロープウェイは8人乗りで、山の中腹に差し掛かると切り立った岩山とその上に生い茂る森が見えてきました。周りからは歓声が上がるのですが、私自身はさほど感じ入るものがありません。張家界やメテオラで見てきた景色の劣化コピーと感じたからです。
山頂ではアップ・ダウンばかりの険しい道が続き、気温は高く、霧がかかっていて視界も不良でした。途中でソーセージ(3本で10元)や牛串(1本5元)を買って食べながら、西海飯店を経由して大回りし、玉屏駅にたどり着いた時には、もう上り階段はコリゴリ、下り階段も膝が笑いそうな状態でした。
90元のロープウェイで慈光閣へと下り、そこから19元のバスに乗るところで、なぜかこのバスの終点まで歩いてしまおうと思いました。結果は所要70分で、すぐそばをバスがビュンビュンと通り過ぎていくので絶対にお勧めしません。
行きと同じバス乗り場で屯渓バスターミナル行きのバス(20元)に乗り、着いてから、近くにあった清真(イスラム)料理の食堂で紅焼羊肉〇〇飯(赤いタレで味付けしたマトンと野菜のぶっかけご飯、18元)を食べ、ホテルに戻ってきました。

3日目、ホテルで朝食を済ませ、0740にチェックアウトして、荷物を預かってもらいました。この日は世界遺産・安き古民居群のうち、西逓 and/or宏村に行く予定です。とりあえず距離的に近い西逓に行こうと思い、屯渓バスターミナルで西逓という文字を見せてバスを探したところ、〇(黒多)〇(且の下にム)行きのバスを案内されました。バスの運転手も西逓の文字を見てうなづくので、大丈夫でしょう。出発後、係員に13元支払い、所要70分ほど経ったところで、西逓まで4キロと書かれた何もない三差路で降りるように言われました。しかしここで降りると、往復8キロの徒歩と、帰りのバスの確保で苦労することが目に見えています。とっさに行き先を宏村に変えたところ、バスの行き先である〇〇のバスターミナルで降ろされました。そこから宏村行きのバス(3元)があり、他の乗客も大多数がそれに乗り継いでいました。20分ほどで宏村に着き、他の乗客の後をついていくと、村の入り口に着きます。パスポートチェックと104元の入村料支払いを済ませ、中に入りました。何の変哲もない昔ながらの中国家屋の集落ですが、村の中心部と南側に池があり、周りの自然と相まってそれなりに風光明媚な場所です。至るところでスケッチする学生(皆かなり上手だったので美大生?)の姿があり、団体ツアー客もひっきりなしです。ここで青椒牛肉炒面(ピーマンと牛肉入り焼きそば、18元)を食べ、140分ほど滞在しました。
帰りは、行きにバスを降りた場所の道向かいから〇〇バスターミナル行きのバス(3元)に乗り、そこで屯渓バスターミナル行きのバス(13元)に乗りつぎました。ここから老街に行こうと思い、1,2、8番のバス運転手に老街という文字を見せたのですが、違うと言われました(中国語は分かりませんが、ゼスチャーと口調で何となく分かります)。19番は空港行きで完全に別方向ですし、どうやらバスでのアクセスはできないようです。諦めてタクシー(11元)で向かいました。老街は、中国の古い街並みにショップが連なる場所です。端から端まで一往復して満足しました。帰りはバイクの後ろに四人乗りの荷台をつけたバイクタクシーに声をかけられたので、行きのタクシーより安い10元まで値切って乗りました(それでも相場よりは高いはずです)。乗り心地は悪く、速度も出ないのですが、これ自体が中国観光のアトラクションと思えば楽しめます。
屯渓バスターミナルからホテルに戻り、荷物を引き払ってから、前日と同じ清真料理の店で羊肉拉麺(12元)を食べ、1700発の19番バスで空港に向かいました。実は1630のバスに乗ろうと思っていたのですが、運転手がバスに近づき、エンジンをかけるや否や出発してしまったので、乗り損ねたのです。1700のバスでは運転手とほぼ同時にバスに近づき、乗車することができました。なお19番バスの最終は1730とのことですから、それまでは毎時0分と30分に出発しているのかもしれません。1710に空港最寄りの路上で降ろされ、そこから空港ターミナルまで歩くと20分かかりました。値段こそ2元と格安ですが、一般の旅行者が使う路線ではないですね。
空港ターミナルでは電子書籍を読んで時間をつぶしました。2000にチェックインが始まり、保安検査後にプライオリティパスでラウンジへ。北京到着後は、前もって下調べしてあった道を歩いてホテルに向かいました。幸いなことに街頭の明かりもあり、時々車や人も通りかかります。前方にたむろしている集団がいないことを確認し、万が一にも車やバイクの物取りが突然現れたら、車道と歩道の間にある20センチほどの段差を用いてその機動力をなくすつもりでした。そもそも空港そばの夜道を少ない荷物だけ持って歩く人間が大金を持っている可能性は低いので、私が強盗でもわざわざ待伏せしようとは思いません。それよりはタクシー運転手と結託して、空港からの乗客を狙う方が効率は良いでしょう。その裏をかいた形です。今後このホテルは、私が深夜・早朝に北京首都空港を利用する際の常宿になりそうです。

4日目、0800の送迎バスで空港ターミナル3に送ってもらいました。このホテルの朝食は50元と高く、その日は営業しているふいんき(なぜか変換できない)すらありません。平日朝とあって、空港までの道は渋滞していました。この日の午前中は北京で半日市内観光をしようと思っていたのですが、交通量を見てげんなりしてしまい、そのままチェックインと出国審査に進みました。一応、北京市内で空港から半日で行ける観光地にはリピートしつくしているのです。代わりにプライオリティパスでBGSプレミアムラウンジとCAファーストクラスラウンジをはしごし、食事と飲み物に囲まれた環境で一日読書をしてから、定刻通り名古屋に帰ってきました。

なお余談ですが、私は Andoroid 端末で MAPS.ME というアプリを愛用しています。海外旅行前に渡航先の地図をダウンロードしておくと、オフラインでGPSナビが使えるので、とても便利です。
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青春18きっぷ岡山、高松旅行記(18年8月 [国内旅行記]

今回のテーマは、青春18きっぷを利用した貧乏旅行です。
青春18きっぷとは夏休み、冬休み、春休みの時期に発売され、11850円でJRの普通列車が延べ5日間乗り放題になる切符です。以前から使ってみたいと思っていたのですが、日数のわりに遠出できないこともあり、何となく利用する機会を逃していました。そして今回初めて利用しました。そのうち2日分は長男と一緒に京都日帰り旅行(二条城、嵐山など)で使ったので、残り3日分です。
楽天トラベルで岡山市のホテルリバーサイド(カプセルホテル、2泊で4700円)を予約しておきました。
今回は貧乏旅行というテーマなので、名古屋駅を出発してから帰ってくるまでJR以外の私鉄やバスを一切使わない、食費は一食当たり1000円以下というマイルールを課しました。

旅行初日、午前中仕事をしてから名古屋駅に向かい、下記の電車を乗り継いで岡山に向かいました。
名古屋 1415  大垣1447
大垣 1509   米原 1544
米原 1617   姫路1849
姫路 1947   岡山 2111
夕食は姫路駅構内の吉野家で済ませました。車内ではスマホ端末でキンドル電子書籍を読んだり、車窓からの景色を楽しんだり、少し仮眠をとったりして過ごしました。私はLCCの機内に数時間いてもあまり苦にならない人間なので、少し早めに並んで座席さえ確保してしまえば、普通電車の車内でも苦になりません。むしろ窓の外の景色にメリハリがあり、足元が広く、周りの乗客が入れ替わる分、LCCより快適でした。

2日目、ホテルでトーストとゆで卵の簡易朝食(5時スタート)をとってから、一旦チェックアウト。
岡山 0637   高松 0734(高松駅構内で、すだちぶっかけうどん400円を食べました)
高松 0752   栗林公園北口 0757
栗林公園(410円)は山のふもとに位置する大名庭園です。ここをマイペースで散策すると所要1時間強でした。
栗林公園北口 0932  高松 0937
高松 0957   琴平 1109
琴平は金毘羅山のふもと駅です。そこから本殿に登り、下りてくるまで、私の足で所要80分でした。でもそれはノンストップで山頂まで登りきる体力と脚力がある前提なので、多くの人はもっと時間を見ておくべきかもしれません。本殿からは瀬戸大梨まで一を望できました。下山してから道中の店でかまあげうどん(400円)を食べ、再び高松へ。
琴平 1313   坂出 1345
坂出 1415   高松 1433
高松では高松城址玉藻公園(200円)を散策しました。
高松1540   岡山 1632
岡山では駅近くにある中華そば浅月本店で、岡山のB級グルメとして名高い、とんかつラーメン(900円)を食べました。ここのスープには独特のクセがあり、前回来たときは少し苦手だったのですが、今回は「これはこれでアリ」と感じるようになっていました。
一旦ホテルにチェックインし、少し休憩してから再び出発。
8月中は岡山城と後楽園が2130までナイター営業しており、この二つ(共通券560円)を見て回りました。岡山城の2階では、1900から岡山テレビのアナウンサーによる絵本の朗読会が行われており、生で見るプロの技に感嘆しました。ベテランの朗読は見事なものですが、新入社員の朗読は勢いで押し切るところが少々ありました。
外に出るとあたりはすっかり暗くなっており、岡山城がきれいにライトアップされています。後楽園へと渡る橋の上からは岡山城と満月を同じプレームに収めることができました。ライトアップされるのは8月だけで、満月はそのうち1~2日しかないので、貴重な写真が撮れたと思います。後楽園では野外ビヤホールがあり、庭園内も幻想的にライトアップされていました。

3日目、ホテルで簡易朝食と前日に買っておいた総菜パンを食べてからチェックアウト。
岡山 0707   姫路 0833
姫路では、姫路城と好古園(共通券1040円)を散策しました。姫路城を訪れるのはこれで3回目、平成の大改修が済んでからは初めてです。
改修当初は白すぎると感じた瓦屋根も良い感じで黒ずんでいました。一方の好古園は平成になってから作られた日本式庭園です。これらを見終えた後、姫路駅に戻り、駅構内の吉野家で昼食を済ませました。姫路駅では、ここに停車しない新幹線が時速300キロで通過することが多く、目の前を通り過ぎる新幹線を見ることが一つの観光資源になっています。分かってはいたのですが、酷暑の中で新幹線を待つ元気がなかったので、今回は見合わせました(青春18きっぷでは新幹線構内に入れないので、別途入場券が必要です)。
姫路 1212   京都 1344
京都 1407   稲荷 1412
駅前にある伏見稲荷大社は五年連続で「外国人に人気のスポット日本国内第1位」に選ばれているそうです。本殿でちょうど神楽舞が披露されていたのでそれを見てから、延々と連なる赤い鳥居をくぐって登山し、山頂にある一ノ峰まで踏破しました。
稲荷 1619   京都 1624
京都駅では伊勢丹10階にある京都拉麺小路でラーメンを食べました。炎天下を歩き回り、発汗過多でナトリウム不足になっていたので、健康に気遣うことなくスープまで飲み干すことができます。
京都 1731   米原 1825
米原 1846   大垣 1922
この列車は本来、米原から豊橋まで行く新快速ですが、使用車両の到着が遅れたため10分遅延し、大垣止まりになりました。
大垣 1938   名古屋 2011
多少のトラブルはありましたが、無事、名古屋に帰ってくることができました。

今回、青春18きっぷを使い、7110円の交通費と2日半の日程で、名古屋から栗林公園、金毘羅山、高松城址玉藻公園、岡山城、後楽園、姫路城、伏見稲荷大社を周遊してきました。
その結果感じたことは、JRにとって新幹線がドル箱なので、在来線は結構遅れるし、それに伴って間引きされる列車も多いということです。しかし在来線でしか得られない地元の生活感もあり、予定を立てず、料金を気にせず、自由気ままにあちこち立ち寄れる青春18きっぷには、それを補って余りある楽しさがありました。
一方で長期休暇の取りづらい社会人には、在来線で同じ場所を二度行き来するのは時間の無駄でもあります。そこで思ったのですが、LCCと青春18きっぷを組み合わせると安くて無駄のない旅行ができます。ここでは名古屋発着のモデルケースをいくつか挙げておきます。
・名古屋→関空(京都、大阪観光をしながら、青春18きっぷだけで移動可)。ピーチアビエーションで関空→仙台、仙台→名古屋(あちこち立ち寄りながら青春18きっぷ利用)
・ジェットスターでセントレア→博多。博多から名古屋まで、山陽もしくは山陰を経由して青春18きっぷ利用。
・エアアジア or ジェットスターでセントレア→札幌。札幌→仙台(青函トンネルは青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券で乗車可)。仙台→関空(ピーチアビエーション)。関空→名古屋(青春18きっぷ利用)
なお、泉佐野市にふるさと納税するとピーチポイントがもらえるため、関空→仙台間は実質無料で利用することができます。
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小説を書きました [雑談]

小説を書きました
もしよろしければ読んでみてください。


七の王国
https://ncode.syosetu.com/n5261ex/
かつてこの地上には古代ネリシア王国と呼ばれる国家が栄え、高度な科学文明が栄えていた。
しかしある時、漆黒の破壊神と呼ばれる存在が舞い降り、人々を絶望の淵へと追いやった。
そこに現れたのが剣士カシウスとその仲間たちである。剣士カシウスが振るう剣の先からは炎のドラゴンが生まれ、すべてを焼き尽くしたという。
――緑豊かなグリンピア王国には、このような創世記が伝わっている。
グリンピア王国の少年ラックは隣国レッディード王国に攻めこまれた最中、剣の先から炎のドラゴンを生み出すという剣士カシウスと同じ能力に目覚める。そしてこの王国には、かつて一夜のうちに海の底に呑まれたアトランティス王国と同じ「テラノム・サーサスール」という言葉が伝わっていた。
七の王国をめぐる冒険譚が今始まる。

という全20章、約37万文字で完結する小説です。
前半は三つの王国をめぐるバトルファンタジーものですが、そこでしっかりと伏線をばらまき、後半でそれらを怒涛の勢いで回収していきます。
その最終調整があるので、一応最後まで書き上げていますが、小出しにしかアップできません。
(北斗の拳やドラゴンボールと同程度の)暴力シーン、残虐シーンがあります。念のためR15で。


タイムトラベルの終わり
https://ncode.syosetu.com/n9160dl/
私事ですが、高校生の頃、相対性理論にハマりました。
そして時空図を学んで最初に思ったことが「光速を超えると時間と空間が逆転するよね?」
自分にとっては当たり前のことでした。そう考えるだけでタイムパラドックスやシュレーディンガーの猫、EPRパラドックス、ブラックホール中心部の特異点問題など、長年にわたるSF、理論物理学のパラドックスがすべて解けるのに、世の中には自分と同じことを考えている人がいない。
それが長年の謎でしたが、数年前に特殊相対性理論の公式からも自分の予想した通りの解が出てくることに気付きました。。
やっぱり自分の考えは間違っていないよね?
ということで、それを小説の形でまとめてみました。
(タイムマシンの原理だけは、自分でも無理があると思います)

現在は医師として働いているので、まわりに超ひも理論や相対性理論について対等に話し合える相手がいないことが悩みの種ですが、これまでに一度だけ名大卒の優秀な研修医が「先生の考え方は正しいと思います」と言ってきてくれました。
これが正しければ、既存のタイムトラベル系SFのほとんどすべては過去の遺物になります。
「自分が主催するパーティーに未来人が来ないことが、タイムトラベルが不可能であることの実験的証拠」と論じた車いすの天才・故ホーキング博士に、「単に動機がないからでしょ」と反論できます。
一応、そんなチャレンジングな作品です。
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函館旅行記(18年8月) [国内旅行記]

中学生の長男と一緒に函館に行ってきました。
今回は夏休み期間中の旅行であり、普通に航空券を買うとかなりの値段になります。そこで復路に搭乗する2か月前に、ユナイテッド航空のホームページから下記特典航空券を予約しました。二人分の往復で所要2万マイルです。
DAY1 NH499 NGO 1315 HKD 1445
DAY3 NH4828 HKD 1305 NGO 1440
ホテルは楽天トラベルで、1泊目はホテルオールインステイ函館(ツイン、朝食付き15000円)、2泊目はスーパーホテル函館(スーパールーム、朝食付き11800円)を予約しました。2か月前までフライトが決まらず、結局当初の第一希望から旅行先を変えたため、すでに空室のあるホテルは少なくなっていました。
なお、じゃらんでOTSレンタカー(48時間以内で8640円が、じゃらんクーポンで500円引き)を予約しました。

旅行初日、セントレアにある味仙で台湾ラーメンを食べ、カードラウンジ(同伴の長男は620円)に立ち寄ってから搭乗しました。函館空港到着後、レンタカーを借りて、まずはトラピスチヌ修道院(入場無料、駐車場200円)へ。ただし修道女たちの生活の場へは入れないので、外から建物を見て、展示館を見学して終わりです。
次に五稜郭へと向かいました。高さ100メートルを超える五稜郭タワー(大人900円、中学生680円)からは五稜郭の他に函館山を望むことができます。周辺に高い建物がないので、視界は良好でした。また五稜郭の中央には函館奉行所(大人500円、中学生250円)が再現されており、そちらも見て回りました。6年前に再現されたばかりであり、いかにも新築という香りがします。
ここを見終えると、時刻は1700でした。レンタカーでホテルに向かい、夕食はホテルから徒歩10分以内のところにある函館駅の2階でとりました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、0730にチェックアウト。0900過ぎに松前城に到着しました。ここは最北端にある日本式の城郭で、春には桜の名所にもなるそうです。ただしオリジナルは昭和24年に火災で焼失してしまい、現在経っているのは鉄筋コンクリートで復元されたものです。そのためこぎれいなものの重厚さはなく、中の展示と共にあまり印象には残らない場所でした。個人的には、最北端の城に来たというスタンプラリー的な意味合いで訪れました。
次に向かったのは松前奉行所。こちらは江戸時代の街並みや家屋を再現し、屋内にはマネキン人形を配置したテーマパークです。松前城との共通入場券で大人と中学生合わせて1000円ちょっとでしたが、チケットに値段の記載がなかったので詳細不明です。江戸時代の庶民の暮らしぶりを知るには良い場所で、松前漬けの試食もできました。
その後、トラピスト修道院(トラピスチヌ修道院の男性版)に立ち寄ってトラピストバタークッキーを買い、正午過ぎに函館駅前に戻ってきました。駐車場に車を停めて、函館朝市のきくよ食堂本店で巴丼(ウニ、イクラ、ホタテの三食丼、一人1815円)を食べてから、駐車場を移動し、旧イギリス領事館、旧函館区公会堂、北方民族資料館(共通入場券は大人720円、中学生360円)、ハリストス修道院(大人200円、中学生100円)、金森赤レンガ倉庫(古い赤レンガの建物内に地元のショップが入った場所)を徒歩でハシゴしました。
時刻は1500です。一度ホテルにチェックインし、休憩してから1700過ぎに出発。函館駅2階で塩ラーメンを食べてから、1800のバス(一人400円)で函館山に向かいました。このバスは土日のみの運行ですが、夕方から夜にかけて10分おきに走行しており、函館駅前から函館山の展望台までを30分で結んでいます。展望台はかなりの人出で、風も強く、なかなかゆったりと夜景を楽しむことは難しかったのですが、それでも明るいうちから暗くなるまでを何回かに分けて見ることができました。新世界三大夜景(モナコ、香港、長崎)からは外れてしまった函館ですが、その理由が少し分かった気がします。海のそばに市街地があり、光あふれる大地と漆黒の海のコントラストが美しいことは大前提ですが、函館は高層ビルがないために、そのコントラストが二次元で完結してしまっているのです。そのため、どこかのっぺりとした印象を受けました。
帰りも函館駅行きのバスに乗り、そこからは徒歩でホテルに帰ってきました。

3日目、0630からホテルで朝食をとり、0740に出発。国道5号を北上して、0820に大沼国定公園(駐車場400円)に着きました。ここでは当初、遊覧船(1100円、駐車場で割引券の配布あり)に乗るつもりでしたが、長男が眠そうにしていたので、乗っても中で寝てしまうだけと考え、急遽レンタサイクル(1時間500円×2台)を借りることにしました。しかし大沼を1周するのは70分のサイクリングコースであり、店の人に勧められたのは大沼に浮かぶ小島を結ぶ遊歩道(自転車乗り入れ禁止)の反対側まで自転車で大回りして移動し、あとは遊歩道を店のほうに戻ってきながらゆっくり散策するというコースです。これなら自転車は不要でした。
景色そのものは美しく、レンタサイクルを返した後も別ルートを散策したりして、結局ここで1015まで時間をつぶしました。その後、レンタカーで空港方面に戻り、湯の川にあるブルートレインという店で塩ラーメン(1杯540円)を食べてから、レンタカーを返却しました。今回レンタルしたのはソリオのハイブリッドで、285キロ走って15.88リットル(2382円)でした。函館空港からは遅延なく、セントレアに帰ってきました。


実は先月末に長男と二人で青春18きっぷを使い、京都日帰り旅行をしました。その残りが3日分あるので、今月は中国、四国方面にも旅行する予定です。
来月以降は9月に黄山、10月にシェムリアップ(アンコールワット)、11月にヤンゴン、12月に南京、1月に西安、2月に高雄、3月にバンコクに行く予定です。今月から燃油サーチャージが上がるため、先月のうちに駆け込みで今年度末までのチケットを発券しました。
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チェコ・ポーランド旅行記(18年7月) [海外旅行記]

チェコのプラハとチェスキー・クロムロフ、ポーランドのクラクフとワルシャワを周遊してきました。
今年1月、燃油サーチャージが上がる前にエミレーツ航空(EK)のホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 EK7031 NGY 1500 KIX 1830
DAY1 EK317 KIX 2345 DXB 0450+1
DAY2 EK139 DXB 0905 PRG 1330
DAY8 EK180 WAW1500 DXB 2245
DAY9 EK316 DXB 0340 KIX 1750
DAY9 EK7032 KIX 1920 NGY 2250
NGY、KIX、DXB、PRG、WAWはそれぞれ名古屋駅前、関空、ドバイ、プラハ、ワルシャワで、名古屋駅前と関空の往復はエミレーツ航空の専用バスです。航空券代86500円に空港税、サーチャージなどが上乗せさせて総額103370円でした。
ホテルは Expedia でカーリン・プラハ(朝食付き3泊で14870円)とブラマホステル(朝食付き1泊で4542円)を、Booking.com で Amicus Zoliborz(朝食付き2泊で9223円)を予約しました。
現地での陸路移動は、REGIOJET のホームページで下記バスチケットを予約(片道 7.5ユーロ(以下E)×2=15E=1962円)
https://www.regiojet.com/
DAY3 Praha Na Knížecí 0900 Český Krumlov - AN 1150
DAY3 Český Krumlov - AN 1800 Praha Na Knížecí 2055
LEO EXPRESS のホームページで下記の鉄道とバスのチケットを予約(1等車で34.5E=4567円)
https://www.leoexpress.com/en
DAY5 鉄道 Praha 0810 Bohumin 1142
DAY5 バス Bohumin 1155 Kraków 1425
ポーランド国鉄のホームページで国内最速鉄道のEIPを予約(1等車で119ズウォティ(以下Z)=3861円)
http://rozklad-pkp.pl/en
DAY6 EIP3100 KRAKÓW GŁÓWNY 1846 WARSZAWA CENTRALNA 2108
また5日目はアウシュビッツに行く予定ですが、1か月前に予約が始まった都市間の陸路移動の手配を済ませてから、博物館の公式ホームページを見ると、すでに当日午前中の英語ガイドツアーは満席になっていました。チェコ語やポーランド語、ドイツ語のツアーには空席がありましたが、私はそれだと1%も理解できません。やむをえず、ベルトラでクラクフから日帰りの現地発着英語ツアー(40E=5355円)を申し込みました。
https://www.veltra.com/jp/europe/poland/krakow/a/134332
もし個人手配で行く場合は、https://moj-bus.pl/?lang=en で Kraków から Oświęcim へのバス(片道13Z)を申し込み、博物館の公式ホームページ(http://auschwitz.org/en/)でガイドツアー(英語ガイドは50Z)を申し込めば、合計76Z(2466円)で済むと思います。とは言え、親日国で、Wカップの終盤戦も0-1での終局に協力してくれたポーランドで多少余分な出費をするのは、やぶさかではありません。

以上、今回のプランを旅行会社風に書き出してみます。
1日目 午後、名古屋から関空まで専用バスで移動。深夜関空発。(機内泊)
2日目 ドバイで乗り継ぎ。午後、プラハ着。市内観光をしてからホテルへ。(プラハ泊)
3日目 世界遺産チェスキー・クロムロフに日帰り観光。(プラハ泊)
4日目 プラハ市内観光。(プラハ泊)
5日目 プラハから鉄道とバスを乗り継いでクラクフへ。午後、クラクフ市内観光(クラクフ泊)
6日目 クラクフからアウシュビッツ強制収容所へ日帰りツアー参加。その後、高速鉄道でワルシャワへ。(ワルシャワ泊)
7日目 ワルシャワ市内観光。(ワルシャワ泊)
8日目 午前中、ワルシャワ市内観光。その後、空路ドバイへ。(ドバイ空港と機内泊)
9日目 空路、関空へ。その後、専用バスで名古屋へ。お疲れ様でした。

なお事前手配した航空券、都市間の陸路移動、ホテル代、現地発着ツアーの合計は147750円で、他には現地での飲食費、入場料、市内のバスと地下鉄代、土産物代が必要になります。


旅行初日、午前中の仕事を終え、1500過ぎに名古屋駅太閤通口の噴水前に行きました。ここにエミレーツと書かれたジャンパーを着た女性がいて、バスの予約を確認できれば、近くのバスに案内してくれます。1530に名古屋駅を出発し、東名阪道を通って1830に関空着。ターミナル内のすき屋で牛丼を食べてから、カードラウンジに行きました。ここは、当日の搭乗を証明する航空券を持っていれば、チェックイン前でも入ることができます(WEBチェックインをしてこなかったのが悔やまれます)。
2100過ぎにラウンジを出てチェックインカウンターに向かうと、すでに長蛇の列です。結局、50分くらい並びました。この時間、出国審査を済ませた先のカードラウンジはすでに営業を終えており、日本で現地通貨への両替をしてから搭乗しました。
ドバイには0400過ぎに着きましたが、その時点での気温(つまりその日の最低気温)は35度。かつてドバイで海水浴をしたら良い湯加減だったのを思い出しました。プライオリティパスで最寄りのマルハバラウンジに入ると、デーツ(甘い干しナツメヤシ)やアラビアンコーヒー(薬草茶のような感じ)など、こちらの定番メニューもありました。
プラハにはほぼ定刻通り到着。両替レートは関空で5.69円→1クローナ(以下Kc)に対し、プラハ空港で5.95円→1Kc、プラハ駅で5.40円→1Kc、今回見つけた最もレートの良い両替所(国立マリオネット劇場最寄り駅の出口そば)で5.19円→1Kcでした。東ヨーロッパでは日本円のレートがあまり良くないイメージがあったので、日本である程度両替したのですが、微妙でした。
入国審査を済ませてから、エアポートエクスプレスバス(60Kc)でプラハ駅へ。駅の地下にあるLEO EXPRESSの営業所で5日目に乗る鉄道のホームが1Bであることを教えてもらい、キオスクで1.5Lのペットボトル(24Kc)を買い、地下鉄の切符売り場で24時間券(110Kc)2枚と30分有効の1回券(24Kc)1枚を買い、これで仕込みは完了です。1枚目の24時間券に刻印をしてから、地下鉄でKrizikova駅に向かいました。ホテルはそこから徒歩数分です。
荷物を置いて少し休憩してから、この日の観光に出発。ホテルからFlorenc駅まで歩き、駅近くに2300まで営業しているスーパーを見つけました。一番安いミネラルウォーターは2Lで4.9Kc、ビールは500ccで16.9Kcです。近くの店では割と大きなピザが一切れ35Kcで売られており、これで地元民の物価感覚が分かりました。ここから地下鉄に乗り、Andel駅へ。翌日乗る予定のチェスキー・クロムロフ行きのバスは、この駅から地上に出たところにあるNa Knížecí バスターミナルから出発しています。バスターミナルといっても小さく、たまたまチェスキー・クロムロフ行きのバスが止まっていたので、乗り場はすぐに分かりました。
時刻は1700過ぎです。空腹だったこともあり、バス乗り場から100メートル程のところにあるポトレフェナー・フサという店に入りました。ここは地球の歩き方2018にも載っていますが、プラハの地ビール会社の直営ビアレストランだそうです。私は厚切りポテトの上に肉団子をのせて3種類のソースと野菜を美しく盛りつけた大皿料理(149Kc)と地ビール500cc(39Kc)を頼みました。チップが必要かどうか分からなかったのですが、注文を取って料理を持ってきてくれたウェイターと会計のウェイターが別人だったので、不要だと判断しました。ちょうどいい感じで酔いが回り、腹も膨れています。
地下鉄で Namesti Republiky 駅に行き、そこから徒歩で旧市街広場を抜けてカレル橋まで歩きました。これはヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋ですが、両脇の観覧に聖人像が安置されており、プラハの定番観光地です。川向こうの丘の上にそびえるプラハ城や、周りの建物の雰囲気が、ブダペストの街並みに似ていると感じました。どこかヨーロッパになりきれていないエキゾチックな風景です。しかし夕方だとプラハ城は逆光になるので、写真を撮るなら朝のほうが良さそうです。
そこから徒歩と地下鉄でホテルに帰ってきました。

3日目、0700からホテルで朝食をとり、0800過ぎに出発。地下鉄でAndel駅に向かいました。前日使い始めた24時間券はこれでお役御免です。Andel駅地下のパン屋でパン(総菜パン1個と菓子パン2個で62Kc)を買い、0900発のバスに乗りました。3時間弱の間、車内にトイレもなければ、トイレ休憩もありません。車内で総菜パンを食べ、水は飲まないようにして過ごしました。途中、何度か乗客の入れ替えがありますが、終点まで乗っていれば地球の歩き方2018の地図にあるバスターミナルに着きます。とはいえ、バスが停まるスペースがあるだけで建物は一切ありません。ここから地域博物館を超えて市庁舎前広場に向かう途中、右手にトイレ(10Kc)を見つけました。やはり現地通貨、水、ホテル、確実な移動手段と並んで、トイレは必須のライフラインです。
チェスキー・クロムロフ城はプラハに次いでチェコ国内で2番目に大きな城であり、ここの城主になれば国内で最大面積の支配者になれるというジンクスがあったそうです。16世紀には最盛期を迎えますが、その後徐々に廃れていき、結果的に当時の面影をそのまま残す白っぽい壁とレンガ色の三角屋根の街並みが残ったため、世界遺産にもなっています。城と街並みのあいだには曲がりくねったウルタヴァ川が流れ、ボートなどで渓流下りを楽しむ人たちの姿もありました。
この日はあいにく月曜日なので、城内の英語ガイドツアー(所要1時間で320Kc)は休みでしたが、城の博物館と塔(共通券180Kc)に入場しました。博物館では城主たちの暮らしぶりが分かりますし、塔の上から望む世界遺産の街並みとその彼方に見える豊かな自然は一見の価値ありです。
買っておいた菓子パンを食べてから、城の売店でエッケンベルグ(チェスキー・クロムロフの地ビール、500ccで35Kc)を注文しました。ブドウの木が生い茂って作り出した木陰に座り、眼下の街並みを睥睨しながら、よく冷えた地ビールを喉に流し込むと、かなり幸せな気分になれます。
その後、遠大な城の庭園(入場無料)を見て回り、寄り道しながら市庁舎前広場へと戻ってきました。時刻は1600です。地球の歩き方2018に乗っていたホスポダ・ナ・ロウジというレストランに入り、ローストポーク(200g、サラダとパンがついて139Kc)とエッケンベルグ(300ccで23Kc)頼みました。これがちょっと早めの夕食です。その後、街中を散策しながら時間をつぶし、1740にトイレに寄ってから、1800のバスに乗りました。夕食からトイレまで1時間以上あけておけば、ビールによる利尿作用もなくなり、その後3時間のトイレなしタイムに安心して突入できます。それを見越した上で夕食を早めにしました。
2100前にNa Knížecí バスターミナルに着き、2枚目の地下鉄24時間券を刻印して(使用開始して)ホテルに帰ってきました。

4日目、0700からホテルで朝食をとり、0800前に出発。地下鉄で Namesti Republiky 駅に行き、そこから市民会館、火薬塔、旧市場広場、カレル橋を散策しながらマラー・ストラナ広場にある聖ミクラーシュ教会(70Kc)へ。0900オープンで、0905に着きました。内部は「普通の教会」という印象しか残っていません。
そこから階段を上ってプラハ城へ。私はAコースのチケット(350Kc)を買いました。尖塔とステンドグラスが美しい聖ヴィート大聖堂、巨大なホールを持つ旧王宮、プラハ城博物館とも言うべきプラハ城についての展示、10世紀に建てられた聖イジー教会、中世の武具や錬金術師たちの暮らしぶりを展示した黄金小路、ルネッサンス様式のロジュンベルグ宮殿の順に見て回ると、時刻は正午になりました。
地下鉄で一駅だけ移動し、ユダヤ人地区へ。地球の歩き方には、この近くにあるバッテルカというレストランで平日のお得なランチがあると書かれていましたが、「ランチメニュー」と言っても普通のメニューしか出てきません。仕方なくパスタ(140Kc)とビール500cc(49Kc)を頼みました。
私はこれまで寺院、モスク、教会へは数多く訪れていますが、ユダヤ教教会のシナゴークは初めてです。少し高かったのですが、530Kcのセット券を買い、すべて見て回ることにしました。シナゴークごとに趣がまったく違いますが、ダビデの星が描かれていたり、ユダヤの言葉で書かれた書物や銀細工の展示があったり、男性が肖像画でユダヤ教の帽子をかぶっていたり、ナチスに殺害された人たちの名前が壁にびっしりと書かれていたりと、いずれもユダヤ教であることは何となく伝わる仕様です。ピンカス・シナゴークでは、ナチスの収容所に入れられた子供たちの描いた絵が展示されていましたが、ベッドの上で人が人を襲う構図や、ナイフを持って切りかかるところを多くの人が並んで見ている構図の絵があり、全体的に色彩は暗く、これを描いた子供たちの境遇がどのようなものだったか想像できてしまいます。
また旧新シナゴーグには半地下の礼拝堂があり、ここの屋根裏にはゴーレムが安置されているという言い伝えがあります。16世紀に高徳のラビ(司祭)が土塊から人造人間を作り出し、護符を入れると動き始めましたが、そのうち制御できなくなり、護符を外して眠りにつかせたとのこと。でも個人的には、ゴーレムは妖精の笛で眠りにつき、ザメハで目覚めるというイメージです。
ここまででシナゴークはお腹いっぱいになり、旧市街広場に面した聖ミクラーシュ教会とティーン教会をハシゴしました。どちらも「教会や、ああ教会や、教会や」と言わんばかりの見事な教会っぷりですが、見慣れたはずのそれがなぜか新鮮に見えました。
ここから再び地下鉄で移動し、国立博物館本館へ。しかし周辺が工事されており、入り口スタッフから ”close” と言われてしまいました。何だか気が抜けて、これ以上観光する元気はなくなりました。Muzeum 駅地下のピザ屋で35Kcのピザを3枚食べ、途中、プラハ駅のスーパーで総菜パン、ペットボトルの水を買いこんでから、ホテルに帰ってきました。

5日目、ホテルで0700から朝食をとり、0720にチェックアウト。プラハ到着初日に買ってあった1回券で地下鉄に乗り、たまたま出くわした切符チェックを難なくやり過ごし、0740にプラハ本駅に着きました。しかし0810発の列車は20分遅れと表示されており、それが40分遅れに変わり、結局55分遅れで出発しました。東欧なので1時間以内の遅れは想定の範囲内です。切符購入の際に電話番号を登録してあったので、逐一メールが届いたのですが、乗り継ぎのバスは電車を待ってくれているようでした。Bohumin駅で電車を降り、駅を出てすぐ右手にLEO EXPRESS のバスが停まっていました。ポーランドの街並みを見ていると、チェコ以上にひなびた印象です。なお今回はビジネスクラスに乗車したので、電車とバスでそれぞれ軽食とドリンク2杯が無料でした。
結局50分遅れでクラクフのバスターミナルに着き、そこから徒歩でホテルに移動しました。私はいつも立地重視でホテルを選ぶので、今回も旧市街のフロリアンスカ門から南に10メートルという超一等地です。ホテルに荷物を置き、すぐに観光に出かけました。
中央広場を超えて南下していくと、徒歩20分ほどでヴァヴェル城に着きます。クラクフは11世紀から15世紀までポーランドの首都として栄えたので、ヴァヴェル城は言ってみれば京都御所のような場所です。途中で見かけた街中の両替商は30.77円→1Zでした。関空のレートは34.75円→1Zなので、結果的にはここで両替すればよかったのですが、それでは京都に初めて来た外国人が京都駅前で日本円の所持金ゼロの状態から観光をスタートするようなものです。それもなかなかハードルが高いので、やむをえません。ちなみにワルシャワのショパン国際空港では、36.36円→1Zでした。
なお到着時に1600を回っていたので、ヴァヴェル城の最終入場には間に合わなかったのですが、ヴァヴェル大聖堂(12Z)には入ることができました。ここは歴代ポーランド王が戴冠し、そして埋葬された場所です。美しく装飾された聖堂内部を見た後、その地下にある歴代王の棺を見て回りました。
その後、聖ペテロ聖パウロ教会(入場無料)、聖マリア教会(礼拝の最中で入り口周辺しか入れませんでしたが無料)を見て回り、ホテル近くの24時間営業の店(カルフール系のEXPRESS)でフランスパンのサンドウィッチ2個(5.99Zと6.35Z)、1.5Lのミネラルウォーター(2.15Z)、500ccの缶ビール(2.89Z)を購入してから、いったんホテルに戻りました。それらで簡単に夕食を済ませ、再び観光に出発。
中央広場には織物会館と呼ばれる中東テイストの建物が建っており、そこの1階はアラビアンな雰囲気の商店街になっています。そこを見て回った後、営業時間は2000までで最終入場が75分前という地下博物館に1830過ぎに行ったところ、”close”と言われてしまいました。
仕方がないので、翌日のアウシュビッツツアーの集合場所であるホテルの場所、その夜に乗る高速鉄道のプラットフォーム、中央広場や駅周辺のトイレの場所を確認し、必要なライフラインだけ確保した上でホテルに戻ってきました。

6日目、ホテルの朝食は0730からで、ツアーの集合は最寄りホテルに0720なので、ホテルでの朝食は諦めるしかありません。前日にも立ち寄ったホテル近くの24時間営業の店まで出向いてフランスパンのサンドウィッチ(3個で21.97Z)を買い、朝食と昼食にすることにしました。
0700にチェックアウトし、大きな荷物を預かってもらってから、集合場所のAndelホテルへ。ほぼ定刻にピックアップしてもらい、他のツアー客もピックアップして回ってから0800に出発しました。バスの車内でいきなりアウシュビッツに触れたドキュメンタリー番組が流れ、まわりの乗客の顔が険しくなります。
0930過ぎにアウシュビッツ博物館に到着し、「働けば自由になる」という(ユダヤ人たちをだます)スローガンの書かれた看板をくぐると、赤レンガの建物が並んでいました。風は心地よく、周りの木々は美しく、元々は穏やかな自然に囲まれた場所だったのでしょうが、今となっては重々しいオーラを放つ負の世界遺産です。
囚人たちの生活の場の他に、処刑された囚人たちの顔写真、その際に用いられた劇薬の空き缶、囚人たちの髪の毛、装具や松葉づえ、かばん、靴――それらが別々に集められ、まさに山積みといった状態で展示されていました。銃殺用の「死の壁」には献花がされており、説明を聞かなくてもここがどのような場所だったのか想像できます。絞首台、焼却炉、ガス室も見学しました。次にバスで少し移動し、ビルケナウへ。ここはアウシュビッツよりさらに巨大な収容所でしたが、今では「死の門」から鉄道の引き込み線が伸び、一部建物だけが端のほうに残っています。唐沢寿明版の「白い巨塔」で何度か出てきたアウシュビッツの光景です。
それらを見終え、バスでクラクフに帰ってくると時刻は1430でした。私は前日に不完全燃焼で終わったヴァヴェル城のそばで降ろしてもらい、ロストヴァヴェル(10Z)とステートルームズ(20Z)を見て回りました。前者は城の足元にある遺構とそこで発掘された品々が展示された場所です。後者は王の居住空間で、巨大なタペストリーが数多く展示されていました。また王族の肖像画に交じってアラビアンな装いの人物もいて、やはりこの地方がイスラムの影響を受けていたことが分かります。そこまで見終えたところでかなり脱水状態になっていたので、旧市街に戻る途中でビールとミネラルウォーターを買いました。
前日も訪れたアラビアンな装いの織物会館の地下には地下博物館(21Z)があります。織物会館の地下で発掘された遺構を利用し、昔のポーランド人たちの暮らしぶりを再現したビデオなど、ユニークな展示がありました。
そこを見終えると時刻は1730です。ホテルで荷物を引き払い、道中の店でプランスパンのサンドウィッチ(5.10Z)を買って、公園のベンチで食べてから、ワルシャワ行きの高速鉄道EIPに乗るため、クラクフ駅に向かいました。電車は定刻通り出発しましたが、加速の際にはアクセルを踏み込んでからギアを切り替えるような加減速の波があり、揺れもそれなりに大きいので、やはり新幹線の乗り心地には及びません。
今回は少し奮発して一等車にしたので、車内でのミールサービスがありました。好みのドリンク2杯とオードブル(4種類の中から選択、私は鴨肉のローストにしました)をオーダーできます。でもそれだけで1食とするには物足りないので、前もってサンドウィッチを食べておいて正解でした。
ワルシャワ中央駅に到着後、地下鉄1回券(3.4Z)を買い、最寄り駅まで移動してからホテルにチェックインしました。なお地下鉄の車両は質素で、照明が暗く、広告もほとんどなくて、旧社会主義国の香りがプンプン漂っていました。

7日目、ホテルで0700から朝食をとり、0830に出発。地下鉄1回券(3.4Z)で Centrum駅に移動し、文化科学宮殿の北部分にある進化博物館(12Z)に入場しました。この日の観光地のうち、ここだけが0800オープンで、あとはすべて1000以降のオープンです。昔の動物、恐竜の化石や骨格標本、メスのアウストラロピテクス(ルーシー?)の復元模型などがあり、30分は楽しめました。
そこから徒歩で国立博物館(20Z)に向かうと、ちょうど開館したばかりの1000過ぎです。中世から現代にいたる絵画や像の展示がメインですが、クラクフでも同じような物をたくさん見てきたので、ポーランドの作風が何となく分かりました。作品数そのものは膨大で、少し駆け足で見て所要90分でした。
次は新世界通りを少し北上し、ショパン博物館(22Z)へ。平日の昼前だけあって、予約なしでもすぐに入れました。ショパンに関する楽譜や文書、肖像画、ポーランド語の説明は正直よく分からなかったのですが、小さなコンサートホールのような場所があり、コンクールのコンテスタント?たちがショパンの曲を奏でる場面を映画形式で流しており、自宅では体験できない臨場感を味わえました。
その後、すぐ近くにあるショパンの壁画(やや落書き風)を見てからさらに北上し、聖十字架教会(入場無料)へ。ここを入って左手前の柱にはショパンの心臓が安置されているそうです。
そこからすぐ近くにあるワルシャワ大学の構内を少し散策してから、今度は国立民族博物館(12Z)に向かい、世界各地の民族衣装、民具、アートなどを見て回りました。これまで世界の民族衣装の写真を撮りためていたので、そのコレクションを増やすことができました。
ここを見終えると時刻は1400です。最寄りの地下鉄駅に歩いていく途中、オープンテラスの店で16.99Zのランチセットを見つけ、食べることにしました。メニューはヌードルが入った大きなスープ、豚の串焼きのポテト添え、デザートのチュロスです。
食後、地下鉄とバスの24時間券(15Z)を買い、地下鉄に乗って旧市街に向かいました。旧王宮(20Z)は前日のヴァヴェル城と内装が似ており、近くにある洗礼者ヨハネ大聖堂(入場無料)は教会としてそれほど印象に残る場所ではありません。旧市街広場はヨーロッパの町で見慣れた光景ですが、中央に武装した人魚像が建っていました。そこに面したワルシャワ歴史博物館(20Z)は古い民家を寄せ集めて作った博物館です。最上階からは旧市街広場を見渡せ、一世代前?の武装人魚像が展示されていましたが、その他には構造が複雑で道に迷った印象しかありません。
そこから地下鉄駅に向かう途中、コンビニで9.99Zの寿司が4.99Zになっているのを見つけました。こちらの寿司はどんなものだろうと思って買ってみたところ、最悪でした。コメの部分は炭水化物を固めた工業製品のような味で、わさびも着色料を使った液体状です。独断と偏見でランキングすると、10点満点中、九兵衛9.5点、なだ万9.2点、マリオットアソシア9点、ユナイテッド航空の成田ファーストクラスラウンジ7点、スシロー6点、中国国際航空の北京ファーストクラスラウンジ3点、ポーランドのコンビニ寿司1点といったところです。
その後、地下鉄に乗って文化科学宮殿へ。30階の展望台(20Z)からワルシャワの街を見渡してきました。周りに高い建物がなければ、このくらいの高さで十分です。四方向とも、市街地の向こうには延々と緑が連なっていました。
その後、ワルシャワ中央駅から空港に向かう175番バスの乗り場(中央駅南側の道路手前から20分に1本程度。道路の向かい側から乗ると、空港とは逆方向に行ってしまいます)と鉄道のプラットフォーム(4番から30分に1本程度)を確認し、先ほどの寿司では舌も胃袋も満足していなかったので、中央駅北隣のショッピングセンター2階(日本式に数えると3階)にあるMARGHEという店に入りました。ここは大皿に自分の好きな料理を盛り付けていき、全体の重量から皿の重さを引いた重量に対して、100g当たり3.99Z払うという形式です。リーズナブルな値段で現地の料理を少しずつ試せるので、旅行者にお勧めです。私は538gで21.47Zでした。寿司を食べた後では少し多かったかもしれません。
その後、地下鉄に乗ってホテルに帰ってきました。

8日目、0700にホテルで朝食をとり、0800に出発。主だった観光地は前日に見て回ったので、この日は地下鉄に乗って街中を適当に散策する予定です。まずはワルシャワ・スタディオン駅を見てから、ヴィスワ川のほとりに建つもう一つの人魚像を見て、残った時間はワルシャワ中央駅北隣のショッピングセンターを散策したり、土産物を買ったりして過ごしました。1020にショッピングセンターを出て、ホテルに戻って荷物を引き払ってから中央駅に戻り、1140発の空港行き鉄道(SKM)に乗りました(前日の24時間券を利用)。1200過ぎに空港に着き、あらかじめWEBチェックインしておいたスマホの搭乗券でシェンゲンエリアを出て、プライオリティパスでラウンジに入り、昼食をとってから搭乗しました。

9日目、ドバイでラウンジに立ち寄り、定刻通り関空着。その後、エミレーツ航空の無料バスで名古屋駅前に帰ってきました。
私は普段、日本より東に行く場合は遅寝遅起き、今回のように西に行く場合は早寝早起きをして時差を多少吸収しています。また旅行先では普段より1時間多く睡眠をとるように心がけ、機内では到着地の時刻に時計を合わせて意識を変えることで、時差ボケを防いでいます。とはいえ、一番の対策は寝ることです。今回も帰りの機内と帰宅後に睡眠剤を飲んで、とにかく寝ることを心掛けました。なお機内で寝る場合は筋弛緩作用のある薬を内服するとかえって寝苦しくなるので、私はルネスタとベルソムラを愛用しています。このあたりのノウハウは旅慣れた旅行医学認定医ならではのものでしょう。


さて、最後に今回の旅の予算をまとめます。16380円を2963Kcに両替し、最終的に507Kc余りました。また13900円を400Zに両替し、最終的に0.01Z余りました(ほとんど使い切りました)。旅行前の手配に要したのが147750円なので、147750+16380+13900=178030円です。これは現地での食事、ドリンク、移動、トイレ、チップなどすべて含めての金額で、実際にはそこから500Kc(端数切捨て)が余りました。
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上海旅行記(18年6月) [海外旅行記]

今年1月、Surprice のホームページで、年末年始3000円引きキャンペーンを利用して下記航空券を購入しました。
DAY1 CZ380 NGO 0915 PVG 1055
DAY3 CZ379 PVG 1755 NGO 2125
CZ、NGO、PVGはそれぞれ中国南方航空、セントレア、上海浦東国際空港です。航空券13000円に空港税やサーチャージが上乗せされて総額21020円が、3000円引きで18020円になりました。
またExpedia で上海市内のハオ・ドォ・ホテル(2泊朝食付きで6672円)を予約し、Trip.com で下記高速鉄道のチケットを購入しました。片道あたり、二等車39.5元+手数料20元=59.5元です。往路だけMUFGプラチナアメックスで購入し、海外旅行傷害保険の上限額を1億円にしておきました。これで高速鉄道の事故が起き、車両ごと埋められてしまっても、残された家族が路頭に迷うリスクを減らせます(事故の概要を知らない人は、中国 高速鉄道 事故 生き埋め、で検索してください)。
DAY2 G7006 上海 0900 蘇州 0925
DAY2 G7021 蘇州 1815 上海 1841

旅行初日、セントレアで出国審査後、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
上海到着後、地下鉄(7元)で人民広場駅へ。途中の駅で乗り換えがあって、所要60分ほどでした。途中までマグレブと呼ばれるリニアモーターカーが並走しています。以前乗ったときは時速430キロで走行しており、割と揺れました。現在では一時時間帯を除いて時速300キロに抑えているようです。
人民広場駅の地下商店街で12元のヌードルをすすって軽く腹ごしらえし、上海市歴史博物館(入場無料)へ。ここは歴史ある建造物を数年前に博物館に改装した場所です。上海市の歴史の紹介という触れ込みですが、後半は共産党のプロパガンダ的展示になっていました。屋上庭園からは近隣の高層ビル群を見渡すことができます。
次に上海博物館(入場無料)へ。私はこれまで中国にあるほとんどの省、自治区、直轄市に訪れていますが、その私が知る限り、中国国内でトップクラスの展示内容を誇る博物館です。内容は古代青銅器、古代彫刻(主に仏像)、陶磁器、絵画、書道、印鑑、貨幣、家具、玉器、少数民族の工芸など多岐にわたり、少し急いで所要2時間強でした。
改めて思うのですが、昔の中国人は良い仕事をしました。もし毛沢東が共産主義とかいう愚かな社会実験で人民のやる気を奪っていなければ、今の中国はもっと栄えていたでしょう。擬人化するなら、中国は粗暴で自己中心的で、でもなかなか優秀だというやっかいな奴です。ちなみに日本は人目を気にしすぎる神経質な優等生、韓国は第一印象だけは悪くない、性根と認知能力の歪んだ話の通じない奴(誇大妄想で病識なし)といったところでしょうか?
博物館から徒歩10分程度でホテルに到着し、チェックイン後、少し部屋で休んでから再び出発。ホテル周辺は下町で、庶民的な食堂が数多くあります。私はそのうちの一軒で美味大腸面(25元)を注文しました。中華スープに粉っぽい麺とホルモンが入っているラーメンです。
そこから地下鉄(3元)で上海火車駅に移動し、翌日の高速鉄道の切符を前もって引き換えておきました。以前、切符の引き換えのために北京西駅で1時間以上並んだことがあり、当日朝では時間的に余裕がないと思ったのです。ただ幸運なことに、この日は10分程度の待ち時間で済みました。
そこから再び地下鉄(3元)に乗って南京東路駅へ。ここから東に数百メートル歩いたところにある外灘(バンド)は、川の手前に十九世紀の歴史的建造物が立ち並び、川の対岸には現代的な超高層ビル群が立ち並ぶという定番の夜景スポットです。高さ632メートルの上海センタービルも新たに加わり、以前よりもにぎやかでバランスの良い夜景を見ることができました。
帰りは南京東路駅を通り越して人民広場駅まで歩行者天国を散策し、人民広場駅から大世界駅までは地下鉄(3元)に乗って、ホテルに帰ってきました。
以前、中国と韓国の高級ホテルで、飲水用のコップをトイレブラシで洗っていた事例がありました。いわんや私が一人旅で利用するような格安ホテルをや、ということでコップは自分で洗ってから使用しました。

2日目、朝7時からホテルで朝食をとり、8時前に出発。地下鉄(3元)で上海火車駅に向かい、そこから9時発の高速鉄道に乗りました。電車番号はG7006ですが、この頭文字がGだと最高時速300キロ、Dだと200キロです。
蘇州到着後、北広場に出て右手にあるバスターミナルで遊1バス(ハイシーズン2元)に乗りました。このバスは虎丘を出発して、蘇州駅北広場、北塔報恩寺、蘇州博物館(拙政園と獅子林も徒歩圏内)、玄妙観、留園、虎丘へと時計回りで巡る観光向けバスです。最初に蘇州博物館で降りましたが、入り口付近に1時間近い行列ができていました。この日は土曜日で、入場無料なので仕方ありません。あきらめて拙政園(オフシーズン70元)に向かいました。ここは蘇州四大名園のうち最大の庭園です。たしかに美しい場所ですが、人民まみれで歩くこともままならず、人民酔いしました。ここを出ると、時刻は11時半です。近くの食堂で平麺の炒め物(20元)と青菜炒め(12元)を頼んだところ、どんぶりいっぱいの白米が出てきて、合計34元でした。この白米はすべてのテーブルに出されていたので、2元のお通しといったところです。
次に獅子林(オフシーズン30元)へ。ここも蘇州四大名園の一つですが、ここには岩山をくりぬいて作った迷路のような通路があり、そこを歩いているうちに方向感覚が狂ってきます。
再び遊1バスに乗って留園(オフシーズン45元)へ。ここも蘇州四大名園の一つですが、全体的に意匠が似ているので、同じような中国庭園でおなか一杯といったところです。
次は遊1バスで虎丘(オフシーズン60元)へ。ここは小高い山の上に立つ中国版ピサの斜塔です。一応電動カーなどもあるようですが、自分の足で登ってもそれほど大変ではありません。この山の北西には美しい竹林もあり、一見の価値ありです。
ここから遊1バスに乗って蘇州駅に戻ろうとしたところ、遊1南というバスを見かけました。
「もしかしたらこれまでと逆回り?」と思ったのですが、時間も十分にあったので乗ってみました。結果、これまでの道を戻りながら、所要1時間で蘇州駅北広場向かいの道路沿いの停留所に到着しました。どうやら遊1が時計回りで、遊1南が反時計回りのようです。
時刻は17 時過ぎで、結果的にちょうど良い時間した。駅構内の食堂で牛肉の炒めものとライス、きくらげの炒め物、コーラのセット(43元)を食べてから、1815発の高速鉄道に乗り、上海駅から地下鉄(3元)でホテルに戻ってきました。

3日目、朝7時からホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発。この日は午前中に豫園、午後に上海一の高さを誇る上海センタービルに行く予定です。
ホテルから歩いていくと、ちょうど豫園がオープンする八時半に到着しました。ただ、最初は豫園の入り口を通り過ぎ、上海城(こざとへんに皇)廟(10元)の入り口についてしまったため、そちらに入りました。さまざまな神像が祀ってあり、正直なところ何の宗教なのかよく分かりません。読経や信者の祈り方を見ている限り、中国仏教に似た何かです。
次に豫園(40元)に入りました。ここの庭園は池を多用しており、緑も多くて都会のど真ん中にいることを忘れされてくれますが、前日からの流れで中国庭園は割とおなかいっぱいです。
時刻は10時前で、すぐに上海センタービルに行っても時間を持て余すと思ったので、上海博物館に立ち寄ろうと思って徒歩で向かいました。しかしそこにあったのは数百メートルはありそうな長い行列。やはり日曜日に入場無料の観光地を訪れようとすると、こうなるようです。すぐに諦めて人民広場駅まで歩き、地下の商店街にある北京ダック専門のファストフード店で北京ダック(皮に包んだ完成品の状態で1ピース3.5元を4個)を食べてから、地下鉄(3元)で陸家嘴駅に向かい、そこから徒歩で上海センタービルに向かいました。展望台だけでも180元するため、さすがにこちらはあまり並ばずに入れると思ったのですが、それでもチケットを買うのに20分並びました。正直なところ私自身、値段が高いので来ようかどうか迷ったのですが、これまでに上海テレビ塔、金茂ビル、上海環球金融中心の展望台に上ったことがあり、ここだけ来ないのも中途半端です。
「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせて(?)入場しました。
ここのエレベーターは世界最速で、上りは秒速18メートル、下りは秒速10メートルです。他の高層ビルのエレベーターもだいたい同じ速さなので、きっと人間の体が気圧変化に対応できる限度がそのくらいなのでしょう。
さすかにかなりの高さですが、PM2.5が視界を遮って全体的に白く霞んでいます。地平線は霧の彼方で見えず、冷静に考えれば、もう少し低いほうが上海の街並みを一望するには良かったのかもしれません。しかしせっかく180元も払い、時間も余っていたので、1時間半ほどそこからの景色を眺めていました。
その後、地下鉄(6元)で空港に向かい、出国審査後にプライオリティ―パスでラウンジに入り、定刻より10分早く名古屋に帰ってきました。
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八丈島旅行記(18年6月) [国内旅行記]

東京都の八丈島に行ってきました。
今年4月にユナイテッド航空の1万マイルを使って、下記特典航空券をゲットしました。
DAY1 NH86 NGO 0755 HND 0900
DAY1 NH1893 HND 1215 HAC 1310
DAY2 NH1894 HAC 1405 HND 1500
DAY2 NH263 HND 1625 FUK 1820
DAY2 NH448 FUK 1940 NGO 2055
NH、NGO、HND、HAC、FUKはそれぞれ順に、全日空、名古屋、羽田、八丈島、福岡です。帰路は羽田から名古屋への直行便が取れずに迂回ルートになりましたが、必要マイルは片道5000マイルで変わりません。楽天トラベルでホテル・リード・アズーロ(朝食付き、1泊7500円)を、カーセンター八丈のネット予約フォームでレンタカー(軽自動車、24時間で3000円)を予約しました。

旅行初日、自宅近くのすき屋で朝食をとり、セントレアへ。セントレアで八丈島までのチェックインを済ませ、カードラウンジに立ち寄ってから、羽田行きに搭乗しました。羽田でもカードラウンジに立ち寄り、空港内で早めの昼食をとってから搭乗……のつもりが、羽田でラウンジを利用した後にそのクレジットカードを紛失していたことに気づきました。取り急ぎ、家族カードを持っている妻に依頼して私のカードを利用停止にしてもらってから搭乗し、警察への届け出は八丈島についてからすることにしました。八丈島は東京都なので、羽田空港と同じく警視庁の管轄になります。
八丈島到着後、カーセンター八丈に電話してピックアップしてもらい、レンタカーを借りました。八丈島は緯度的には熊本より北ですが、道路脇にはヤシの木が立ち並び、手つかずの自然が南国ムードを盛り上げてくれます。北にある八丈富士と南にある三原山が合体した8の字のような形の島で、両者の間にある平野部分に空港や市街地があります。まずは南西にある登龍峠展望台へ。ここからは海の向こうにそびえる八丈富士(標高854メートル)を望むことができます。私が普段乗っているクラウンなら何の労苦もないはずの山道も、軽自動車だと妙にドライブし甲斐があって、これはこれでアリです。その後、末吉温泉みはらしの湯(500円)に立ち寄りました。ここは奇数日と偶数日で男湯と女湯が入れ替わり、絶景を望む露天風呂は奇数日が男湯になります。今回は旅行初日が奇数日であり、ここだけは初日に行くと決めていたのです。海に突き出した緑の大地を遠まきに眺めながら、硫黄臭のあるにごり湯に浸かってきました。
その後、裏見ヶ滝遊歩道を散策して、落差7~8メートルの滝を正面と背後から眺め、入場無料・水着着用で男女混浴の裏見ヶ滝温泉に浸かり、雄大な大地と海、そして空中に作られた道路を望む大坂トンネル展望台に立ち寄り、八丈島警察署で遺失物届を出してから、ホテルにチェックインしました。ちょうど8の字の下半分を時計回りに一周した感じです。私が予約したのは離れの建物でしたが、無料アップブレードでオーシャンビューの本館にしてもらえました。
少し休憩してから夕食に出かけましたが、一人で運転して居酒屋に行っても色々と切ないですし、洋食の店に入っても旅情を感じられません。あまり入りたい店が見つからず、結局スーパーで八丈島っぽい総菜を閉店間際の3割引きで買いこんでホテルに帰ってきました。離れの建物に行けば電子レンジもありますし、オーシャンビューの部屋で摂る夕食も悪くありません。
夕食後は車で2分ほどの距離にある姉妹ホテル(リードパークリゾート八丈島)に行って露天風呂に入り、帰ってきてから、買っておいた酒を飲みました。

2日目、朝7時からホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発。前日8の字の下半分を一周したので、この日は上半分を反時計回りで一周することにしました。島の西にある八丈小島を海の向こうに望んでから、南原千畳敷海岸に行き、海に突き出た黒い火成岩の大地を歩きました。次に八丈島独特の玉石垣を眺め、閉館になった歴史民俗資料館で高床式住居の屋外展示を見てから、八丈島植物公園(入場無料)へ。ここのビジターセンターでは、八丈島の成り立ちや生態系に関する15分間のビデオを見ることができます。また八丈島独自の小型鹿であるキョンやオオシマザクラなども見ることができました。
次に八丈富士を車で登っていき、その七合目にあるふれあい牧場(入場無料)へ。ここは周囲で牛が放し飼いになっている展望台であり、八丈富士側から市街地や三原山を望むことができます。その後、八丈富士の七合目辺りを一周する鉢巻道路をぐるりと回ってから下山しました。この日の昼は八丈島名物の島寿司を食べる予定ですが、基本的に予約の必要なレア商品です。前日、空港レストランのメニューにあることを確認していたので、そちらに行ってみましたが、入荷するのは13時以降とのこと。そちらは諦めて、空港東にある八丈ストアで島寿司黒むつ握り(1599円)を購入し、車内で食べました。単なる漬け寿司だと思うのですが、通常の握り寿司より割高で、なぜ限定の割高商品になるのか、食べただけでは理解できませんでした。
その後、ガソリンを満タン(12.28Lで2296円)にしてから返車し、空港に送ってもらいました。そして羽田、福岡と乗り継き、定刻通り名古屋に帰ってきました。
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ウルムチ旅行記(18年4月) [海外旅行記]

中国内陸にあるウイグル自治区の省都ウルムチに行ってきました。
今回はANAマイルによる特典航空券ですが、その獲得には総合内科専門医の受験が関係しているので、そちらにも触れておきます。
私が勤めているのは中堅の民間病院であり、昨年は3名の研修医がやってくるはずでした。しかしその中で、超一流大学卒で素晴らしい経歴を持っていて、私より年上の人が医師国家試験に落ちてしまいました。年を取ってから医学の勉強をするのは大変なのだと実感し、何となく自分でもチャレンジしてみたくなりました。私はもともと神経内科専門医(日本神経学会)を持っており、内科全般の総合内科専門医(日本内科学会)には興味がなかったのですが、医師国家試験の代わりに今から自分が挑戦するなら総合内科専門医試験がうってつけだろうと考え、昨年4月に受験を思い立ちました。試験日は9月です。
私には病院でストックしてある研究費のようなものがあり、学会費や医学書という用途限定で自由に使えるのですが、楽天のセールに合わせて医学書を買いこみ、楽天ポイントを貯めこんでANAマイルに移行しました。それが今回の特典航空券の一部です。
そしていざ勉強を始めてみて実感したのは、記憶力の著明な低下でした。幼稚園の頃は一度聞いただけでアニメソングの歌詞を丸覚えでき、小学二年生までは国語の教科書を二回朗読したら句読点まで丸暗記でき、高校時代は1分間に31桁の数字を覚えてクラス最高記録を出しました。その代わりに頭を使った時の体力消費が著しく、1日3時間の勉強を2週間続けることが困難な体質でした。
医師国家試験の時は図書館で後ろに座っていた同級生から「お前、いつ勉強しているの?」と言われるくらい中座の時間が長く、30代前半で受けた神経内科専門医試験の時も妻から「いつ勉強しているの?」と言われました。しかし直近の20分間で覚えた内容を暗唱して見せたら、妻が黙りこむ程度には覚えることができたものです。
それが現在では一度覚えても数日後には数割忘れてしまい、まったくはかどりません。そのかわり、1日3時間の勉強を2週間以上続けることができる体質になっており、妻からも「今回は勉強していた」と言われました。昔のように頭をフル回転できなくなり、その分体力消費も抑えられただけのような気がします。結果的に辛うじて合格しましたが、昔とは比較にならないほどの記憶力低下を痛感しました。
やはり人間、四十歳を過ぎたらそれまでの貯金(知識や経験)で生きていくのだと再認識しました。私くらいの年になると、勉強してもあまり頭に入らなくなりますが、他人に教えながら勉強すれば効率が上がるという研究を耳にしたことがあります。そこで私は「一緒に総合内科専門医試験を受けることになった、自分をすごく慕ってくれて、でも少し出来の悪い後輩」という空想上の生き物に翌日教えるつもりで勉強していました。
そんなエピソードもあって貯めたANAの23000マイルで、中国ウイグル自治区の省都ウルムチに行ってきました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1120
DAY1 CA1291 PEK 1550 URC 2000
DAY4 CA1296 URC 1010 PEK 1350
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (CA、NGO、PEK、URCは順に中国国際航空、名古屋、北京、ウルムチ)
発券は昨年の11月で、サーチャージや空港税など別途7750円かかりました。
またCtrip で、ウルムチ南駅(旧ウルムチ駅、ウルムチ最大の駅です)から1キロほどの場所にある Yilite Hotel (4つ星、朝食付き、3泊で11360円)と下記の高速鉄道を予約しました。
DAY2 D8802 ウルムチ南 1003 トルファン北1057
DAY2 D8837 トルファン北 1745 ウルムチ南 1845
一等車で片道あたり58.5元(二等車だと49元)ですが、往路だけMUFJプラチナアメックスで支払いました。このカードに附帯する海外旅行傷害保険は5000万円ですが、前もってカードで旅費(の一部)を支払っておくと1億円に増額されるのです。でもマイルを貯める上では非効率的なので、最小の金額だけこのカードで払いました。ちなみに私のメインカードはマイレージプラスセゾンカードです。1000円で15マイル貯まるので、(使い方も工夫すれば)JALやANAのカードより効率が良く、ふるさと納税や車の税金もこのカードで払っています。


そして旅行初日、セントレアでウルムチまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。北京でもCA国内線ファーストクラスラウンジに立ち寄り、ウルムチ行きに搭乗。ウイグル族はイスラム教徒なので、機内食も清真(ハラール対応)で、アルコールのサービスはありません。
定刻前にウルムチ空港に到着し、ターミナル2を出て左に進んだところにある空港バス(15元)で市内へ。2030に出発し、火車南駅(ウルムチ南駅)まで所要55分でした。中国国内の他の駅よりもセキュリティーが厳重な駅舎に入り、翌日の切符を引き換えるのに30分かかり(復路のみ手数料5元)、そこから歩行者に優しくない車道を渡ってホテルまで歩くと30分近くかかりました。ホテルのチェックイン時、外国人は交番でパスポートを見せて登録する必要があるようです。ホテル隣の交番まで足を運ぶ必要があり、デポジットを300元預けてからようやくホテルの部屋に到着しました。客室内のWIFIは携帯電話の番号を登録する必要があり、外国人にはハードルが高い仕様です。私は有線LANに自前の無線LAN親機をつないで事なきを得ました。
駅の入場にしろ、ホテルのチェックインにしろ、無線LANにしろ、かつてウイグル族の暴動が起きたこの町ではいまだにセキュリティーがガチガチになっています。前回、暴動の一か月後に来た時にはネットも携帯電話もつながらなかったのですが、さすがに今回はつながりました。

2日目は日帰りでトルファンに行く予定です。ホテルで0800から朝食をとり、0840に出発。駅近くまで歩いたものの、車がどんどん来る駅前の太い道路を横断する勇気がなかったので、そこだけタクシー(10元)を使ってしまいました。でもBRT1号線(1元)に乗ればよかったのだと、後から気づきました。
駅舎でパスポートチェックを伴う厳重なセキュリティーを通り抜け、1003発の電車に乗車。一等車とはいえ、横幅を少し広くしただけのシートで、新幹線グリーン車のような快適性はありません。窓の外には乾いた大地が広がり、ところどころ工事で掘り返されています。遠くには風力発電のプロペラが連なっていました。
1057にトルファン北駅に着き、駅舎を出るところでもパスポート提示を要求され、そのまま駅前の交番に連れていかれて写真まで撮られました。地球の騙し方2018西安敦煌ウルムチには、208番バスが市内に向かうと書かれていますが、202番バスの間違いです。私も最初すっかり騙されて、駅を出て右手(駅舎に向かって左手)にあるバス乗り場で208番バスを待っていましたが、202番バス(1元)しか来ません。あきらめて乗ってみたところ、市の中心部である高昌路と老城路の交差点より70メートルほど北にある停留所に、所要30分で到着しました。その道向かいからは、トルファン北駅に向かう202番バスが出ています。
帰りの目途も立ったところで、そこから東に800メートルのところにあるトルファン博物館(入場無料、要パスポート)へ。この地方の美術品、書物、恐竜の化石、そして土葬されていた多数のミイラが展示されており、私のペースで所要50分でした。書物以外は撮影もOKです。ミイラはエジプトと違って防腐処理をされていないので、かつお節のような質感になっています。見た目もちょっと生々しいので、
「良いダシが取れそうだけど、良い子のみんなは見たり食べたりしたらダメだぞ」という感じです。
その後、地球の歩き方にも載っていた蘇来曼拌麺王(博物館の道向かい。店の屋根の部分の色が赤系に変わっています)でラグ麺(羊肉や野菜のあんかけが載ったツルツルの麺、15元)と羊肉串(5元)を食べました。人気店だけあって、また来たくなる味です。
とりあえずこれで十分トルファンを満喫できたのですが、まだ時間があるのでブドウ棚で覆われた青年路を歩いてみました。作り物のブドウの房がぶら下がるのは意見が分かれるところでしょうが、オアシス感満載の場所です。トルファンはブドウの栽培が盛んなイスラム教徒の住むオアシス都市で、超市(スーパーマーケット)に入ってもビールは売られていませんが、なぜかワインは見かけます。
その後、老城西路の南にある市場2か所(いずれも要パスポート)に入りました。干しブドウや木の実などが並べられ、量り売りされているところは、中東のスパイスマーケットを彷彿とさせます。食堂では敦煌名物の黄麺(ラクダ or ロバの肉が載った麺)もあり、回族の白い帽子をかぶった人がペルシャ絨毯を売っており、色とりどりの女性の民族衣装が並び、見ているだけで楽しい場所です。その後、ウイグル族のナン(インドと違って円形で硬く、歯で噛み砕かないと食べられませんでした。出来たてならもっとしっとり柔らかいのですが、数日作り置きしてあったようです。直径20センチ、高さ3センチで2.5元)をかじったり、高昌中路の地下街を散策したりして時間をつぶし、1620発の202番バスに乗り、トルファン北駅に戻ってきました。
ここでもやはり厳重なセキュリティーチェックがあり、1745発の電車で1845にウルムチ南駅に到着しました。駅前でラグ麺(18元)を食べたのですが、昼のラグ麺が恋しくなるくらい別物でした。
その後、最終日のために空港行バスの乗車場所と出発時間を確認し、徒歩でホテルに戻ってきました。

3日目はウルムチ市内をブラブラと散策する予定です。0800からホテルで朝食をとり、0940に出発。まずは新疆ウイグル自治区博物館に向かうため、ホテル前の道を走っていた52番バス(1元)に乗りました。地球の騙し方には、52番バスが博物館に向かうと書いてあったからですが、実際には数百メートル離れた友好路を走っていました。仕方なく博物館から最も近そうな停留所で降り、徒歩で博物館に向かいました。時刻は1015です。お決まりのセキュリティーチェックを受けて中に入ると、この地方の歴史的展示、近隣の民族とその文化の紹介、そしてミイラなどの展示がありました。その中でも桜蘭美女と呼ばれる女性のミイラが、この博物館の目玉です。前回来た時は撮影禁止でしたが、今回はフラッシュを使わなければ写真撮影もOKです。この桜蘭美女だけは他のミイラと違って黒ずんでおり、良いダシが取れそうにありません。顔の復元図を見ると、「顔面偏差値50以下」と感じました。あくまで私の独断と偏見です。
所要70分で一通り見終わり、博物館近くのバス停でウルムチ南駅に向かうバス(1元)に適当に飛び乗りました。紅山商城が最寄りの停留所だったと思いますが、その後の進路予測を誤り、一つ先の停留所で降りました。そこから徒歩で紅山方面に向かい、途中の百貨店にあったフードコートでラグ麺(20元)を食べてから紅山公園(入場無料)へ。ここは小さな遊園地といった趣の場所で、日曜日ということもあって子供連れの家族でにぎわっていました。その奥には山道を登る階段があり、山頂にある建物(20元)からはウルムチの街並みを一望できます。周囲は緑で覆われ、川のようにうねる幹線道路を多くの車が走っており、ちょうどその窓ガラスが日の光を反射してキラキラと光っています。空気は澄んでおり、遠くにある雪をいただいた山まで一望できました。気温は高いのですが、湿度が低いため、風を浴びながら異国の街並みを眺めているだけで心地良くなってきます。
その後、小西門まで歩き、BRT3号線(1元)に乗りました。BRTとは、前もって保安検査と料金の支払いを済ませたうえで乗る2両編成の幹線バスです。新華路臨時駅で降り、そこから少し歩くとウイグル色豊かな国際大バザールがあります。アラビアンな建物の中に、アクセサリー、男性服、女性服、子供服、ドライフルーツ、ペルシャ絨毯など様々な商品が売られており、店員も客もウイグル族の比率がぐっと増えます。私は漢族に間違われて彼らから嫌がらせされないように、地球の歩き方を手に持って歩いていました。ここでは日本人アピールをするのが正解でしょう。中東の雰囲気を堪能した後は、地下にあるカルフールでウイグル土産を購入。これでこの日の観光は終了です。
団結路を少し西に歩いていくと、バスの停留所があり、10番と16番のバスがウルムチ南駅に向かうとのこと。私は先に来た16番バス(1元)に乗り、終点一つ手前の長江路(カシュガル国際飯店の前)で降り、そこから徒歩でホテルに戻ってきました。一休みしてから夕食に出かけ、近くの店でラグ麺(25元)を食べました。ラグ麺が気に入ってそればかり食べていましたが、後で本を読み、他の料理も試すべきだと後悔しました。

4日目、1010のフライトに搭乗するのであれば、0800からホテルで朝食をとることは不可能です。泣く泣く断念して0650にチェックアウト。ウルムチ南駅まで徒歩で向かい、0730発の空港バスに乗りました。そのバスが遅れて0750の出発になったのは、中国なので想定内です。空港でチェックイン後、プライオリティパスでラウンジに入り(といっても菓子とドリンクしかありません)、飛行機に搭乗。北京でもBGSプレミアムラン時に立ち寄り(行きの国内線でもそうでしたが、私はCAファーストクラスラウンジではネット接続に失敗します)、定刻より早く名古屋に帰ってきました。

なお5月は東京と札幌に出張があり、そこで1日余分に泊まって観光してくるので、それが旅行替わりです。6月は八丈島と上海、7月はプラハ~ワルシャワ、8月は長男と一緒に札幌、9月は黄山、10月はシェムリアップ(アンコールワット)、11月はヤンゴン、12月は南京に行く予定です。
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長崎旅行記(18年3月) [国内旅行記]

昨年8月に長男と宮崎に行った際、帰りのフライトが台風でキャンセルになり、代金がピーチポイントで帰ってきました。そこで今回はそれを使って長崎に行ってきました。
DAY1 MM177 KIX 1225 NGS 1345
DAY3 MM178 NGS 1429 KIX 1525
座席指定なしで総額10430円ですが、ピートポイントを使ったので、不足分1380円だけカードで支払いました。
ホテルは楽天トラベルで、1泊目がファーストキャビン長崎(ビジネスクラスキャビン素泊まり、50%オフセールで更に500円割引クーポンを使い、2300円)、2泊目がホテルアークインてんねん(素泊まり4800円)です。
また2日目の午後に、じゃらんでシーマン商会主催の軍艦島上陸ツアー(4300円、割引クーポン利用で3300円)を申し込みました。
名古屋から大阪難波までの往復は近鉄株主優待券(チケットショップで1800円)と近鉄特急チケットレス(1620円)の組み合わせで手配しました。

初日、7時発の近鉄特急アーバンライナー、南海電鉄(920円)を乗り継いで関空へ。ターミナル1でカードラウンジに立ち寄ってからターミナル2に移動し、コンビニのおにぎりで軽く昼食を済ませてから搭乗しました。長崎には定刻通りにつき、1405発のエアポートリムジンで長崎駅へ。しかし途中、出島の近くにある停留所で多くの乗客が降りたので、私もなんとなく降車しました。江戸時代の貿易を支えた出島は、明治時代になって周辺を埋めたてられ、今では完全に内陸地になっています。だだしその一帯を発掘し、かつての出島を再現するプロジェクトが進んでおり、その一帯は有料(510円)の観光地になっていました。オランダがインドネシアのジャカルタをハブ港にして長崎まで船を送っていたこと、そして当時の生活ぶりなどを知ることができました。出島に出入りできた日本人女性は遊女に限られ、その遊女システムを戦場に持ち込んだのが慰安婦です。当初は日本列島の出身者が8割以上でしたが、時代とともに朝鮮半島出身者の比率が増え、終戦間際には過半数が朝鮮半島出身だったという論文を見たことがあります。彼女たちが慰安婦になった主な動機は生活苦、学費や医療費を稼ぐためでした。しかしこれまで慰安婦を利用した兵士たちの出身地について言及した話は耳にしたことがありません。日本列島出身の慰安婦を朝鮮半島出身の兵士が買う場面も当然あったはずです。
続いて出島ワーフを経由して長崎県立美術館へ。ここは運河を挟んで二つの建物が立ち並ぶ現代的な建物です。常設展(400円)を見たものの、あまり印象には残っていません。
そこから中華街を抜けてホテルまで歩き、チェックインをして部屋に荷物を置いてから再出発。この日は夕食で長崎ちゃんぽんを食べようと思っていたのですが、なぜか道中にあった寿司と田舎料理のバイキング(1100円)に惹かれ、そちらに入りました。まあ、焼きちゃんぽん(焼きそば?)や皿うどんも食べることができたので良しとします。
そこから長崎駅まで歩き、駅ナカを適当に散策してから5番バスに乗って伊佐山へ(170円)。終点で降りて、そこから山道を700メートルほど登っていくと世界新三大夜景(香港、モナコ、長崎)の一つを望む展望台につきます。光あふれる大地と漆黒の海のコントラストが、美しい夜景の必要条件ですが、新三大夜景も旧三大夜景(香港、ナポリ、函館)もすべてこの条件を満たしています。ただし伊佐山展望台は風が強く、体感温度がかなり低いので、長時間これを眺めていることはできません。私も頑張って20分が限界でした。帰りのバスは長崎駅を通り過ぎてもっとホテルに近い場所で降り(200円)、そこから徒歩で戻ってきました。
なお、この日泊まるファーストキャビン長崎は、飛行機のファーストクラスやビジネスクラスのような快適さを追求した「簡易宿泊所」のチェーン店です。人は飛行機の中ではなぜか極端に要求水準が低くなり、ろくにプライバシーも保てない2~3畳の狭いスペースで寝床がかろうじてフラットになるだけのファーストクラスを有難がっていますが、この条件を地上で再現したら簡易宿泊所にしかならなかったというオチです。ちょっと広めのカプセルホテルといった感じなので、5000円以上の正規料金を出す気になれず、これまでつい敬遠していましたが、今回ようやく泊まることができました。

2日目、ホテルに荷物を預けて7時過ぎにチェックアウト。近くにあった松屋で朝食をとり、徒歩で8時オープンの大浦天主堂(600円)に向かいました。ここは隠れキリシタン関連で世界遺産候補になっていますが、その背景を抜きにすれば、ヨーロッパの片田舎ですぐに見つかりそうな、ありふれた教会にしか見えません。パイプオルガンを普通のオルガンで代用し、ステンドグラスにも目立った技巧は感じられず、これで600円取るのはいただけません。一方のグラバー園は見どころもたくさんあり、610円の入場料が安く感じられました。最後のほうには、長崎くんちや長崎ランタンフェスティバルに使われる山車なども展示されています。次に向かった孔子廟(600円)は文字通り孔子をまつった場所ですが、奥にある博物館には値札のついた景徳鎮が展示されており、興をそがれました。一方、コルクや象牙を使った彫刻品は精緻の一言です。
その後、路面電車(120円)で公会堂前まで移動し、長崎歴史文化博物館(600円)へ。11時から行われていた地元の人たちによる寸劇を見て、その他の展示もサラッと見て、正午にここを後にしました。徒歩で出島ワーフに向かい、海辺のカフェでトルコライス(800円)を食べてから、軍艦島上陸ツアーの集合地点へ。
軍艦島は江戸時代から石炭を採掘していた場所で、最盛期の昭和35年には5300人がここで暮らしていました。当時の肉体労働者としては破格の高給で、商店、学校、映画館、パチンコ、病院などの施設もあり、東京都心部の9倍という高い人口密度だったそうです。しかし湿度80%、気温38度の炭坑内で時々死者も出る労働環境、台風のたびに10メートル以上の波が押し寄せ、施設が次々に破壊される孤島という立地、前述の人口密度、石炭の需要などを考えると、平成の時代に通用するビジネスモデル、生活環境ではありません。昭和49年に閉山となり、当時の住人たちは極めて短期間のうちにここから立ち去ることを強制されました。
今回のツアーでは、かつてこの軍艦島に住んでいた人がガイドをしてくれることになっています。まずは船上から遠巻きに軍艦島の全景を眺め、それから上陸。島の遺跡は百年以上前のものかと思うほどに朽ち果てており、40年ちょっとでここまで痛むことを考えると、そこに住み続けるのはかなり大変だったと思われます。ガイドさんは話し上手で、抑揚をつけながらツアー客の心に訴えかける言葉を次々に言ってきますが、冷静に考えてここでのビジネスモデルが時代に合わなくなったという理由が大きいので、「これが日本の未来の姿かもしれません」などと大風呂敷を広げられると、個人的にはかえって興覚めしました。人を感動させるには前向き(ポジティブ)、斬新(陳腐でない)、同調(相手の考えや価値観にシンクロする)、そして正しい認識と感情のセーブ(言いすぎない、自分だけ勝手に盛り上がらない)が重要だと思っています。しかし「みんなで一致団結して助け合う」という古き良き日本人の伝統が最後まで残されていた、逆にそうでなければ生きていけない特殊な環境と、そこでのプライバシー皆無の集団生活に思いをはせることができました。国内でありながら、海外よりよほどカルチャーショックに満ちた場所です。
16時に下船し、徒歩で前日のホテルに向かい、荷物を引き取ってからこの日のホテルにチェックイン。少し休んでから眼鏡橋を散策し、近くのリンガーハットで長崎ちゃんぽんを食べました。
 
3日目、0740にホテルをチェックアウトし、前日と同じく松屋で朝食をとりました。そして路面電車(120円)で浜口長に向かい、そこから徒歩で長崎原爆資料館(200円)へ。0830オープンで0835に着いたので、ほぼ計算通りです。海外の戦争、虐殺関連の資料館で色々とえげつないものを見てきた私には、ここの展示は少しマイルドに見えます。いえ、もしかしたらえげつなく見える程度の形さえ留めなかっただけかもしれません。
ここではICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の活動も紹介されていましたが、私はこれについて懐疑的です。私はサダム・ムセインなき後のイラクを見て「民度の低い国には独裁者がいたほうがまだマシ」と思っていました。ですから同じく民度の低い国々で独裁者を打ち倒す「アラブの春」が起きた時、やはり懐疑的でした。結果は御覧の通りで、上からの抑制が取れ、治安や統制が取れなくなり、国が乱れました。シリアに至ってはいまだに紛争地域です。それと同じように「民度の低い人々の国がある以上、抑止力としての核兵器があったほうがまだマシ」と思っています。短絡的な思考の持ち主が美しい理想だけを追い求めるあまり、現状をさらに悪化させることがあります。彼らの認識では「理想を追い求めただけなのに、なぜこんな結果になった?」と思うのでしょうが、はたから見ている私には最初からその終末像が見えていることがあります。現在、核保有国の多くは核実験をしなくてもコンピューターによるシミュレーションで代用できますし、一部の国が力ずくで新たにそれを手に入れようとしない限り、核兵器が使われるリスクも限りなくゼロです。これは比較的まだマシな状態だと思っています。
その後、併設の長崎市歴史民俗資料館(無料)、近くにある原爆落下中心地、平和公園、浦上天主堂を見て回り、路面電車で長崎駅に戻ってきました。
駅ビルの5階にある店で長崎ちゃんぽんを食べてから、空港バスで長崎空港へ。長崎と到着地の関空でそれぞれラウンジに立ち寄って時間調整し、南海電鉄(ピーチ機内で820円)、近鉄特急に乗り継いで名古屋に帰ってきました。
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釜山旅行記(18年2月) [海外旅行記]

昨年3月、日本航空(JL)ホームページで下記の特典航空券を発券しました。所要12000マイルと5900円です。
DAY1 JL3082 NGO 0815 NRT 0925
DAY1 JL0957 NRT 1035 PUS 1305
DAY3 JL0958 PUS 1405 NRT 1610
DAY3 JL3087 NRT 1830 PUS 1950 (NGO、NRT、PUSはそれぞれ名古屋、成田、釜山)
ホテルは楽天トラベルで東横イン釜山駅店2(3つ星、朝食付き2泊で10100円)を予約しました。

最近、私は韓国人の民族特性を「常に自分は悪くないと考える頭の悪さ」という一文で説明できるような気がしています。
喚こうが、暴れようが、人を貶めようが、常に自分は悪くないと思っていられるので、ヒートアップした時の行動は必然的に醜悪になります。自分は常に悪くないという前提があるので、周りからは理解できない根拠のない自信を持っていられます。自分は常に悪くないので、詰めの甘い仕事をしても堂々としていられます。「ケンチャナヨ」と開き直れます。それで結果が悪ければ、自分のせいではないので他人のせいにします。そして自分は常に悪くないという前提で物事を考えるので(前提条件が間違っているので)、そこから導き出される考察は救いようのないほど的外れなものになります(例:日本人が韓国を嫌うのは嫉妬しているから)。それが「最悪の時に最悪の選択をする」と言われる彼らの行動様式に結びつきます。そしてそれを指摘しても、絶対に受け入れることはできません。この気持ち悪いまでの頭の悪さ、認知バイアスを、昔の日本人は「バカでも○ョンでも」と形容し、バカ○ョンカメラという語が作られたのかもしれません。韓国人には、知能指数に反映されない頭の悪さがあります。もちろんノーベル賞に結びつくような常識にとらわれない発想とも縁遠く(むしろ何かに執着してばかりで)、現在のところ科学系のノーベル賞受賞者は出ていません。相手の神経を逆なでするようなことを散々してきて、いざ冷たくあしらわれると、何も悪くない自分が一方的に冷遇されたと心の底から信じます。彼らの脳内では、彼ら自身は常に何の非もない被害者なのです。
朝鮮には「荒々しい言葉で話しかけてこそ、返ってくる言葉が美しい」ということわざがあるそうです。慰安婦案件での執拗な嫌がらせを見ていると、このチンピラ精神が韓国人の骨の髄までしみ込んでいることがよく分かります。それでも彼らの脳内では、彼ら自身は常に善良な被害者なのです。
一方で中国人ほど粗暴ではなく、民度も中国人よりまともで、表面的には愛想の良い民族です。何も知らなければ、韓国人の第一印象は割と良いでしょう。だからこそ、これまで多くの日本人が騙されてきました。
今回はそんな韓国への旅行です。ヒャッハー!
嬉しさのあまり、つい歓声が出てしまいます。

私が以前ウルムチに行った時、航空券を発券してから旅行当日までの間にウイグル自治区で大規模な暴動が起き、旅行を取りやめるかどうか悩みました(結局行きましたが)。そんな経験があったので、きな臭い朝鮮半島に行くなら、突然戦争になるリスクの極めて低いオリンピック期間中にしようと思いました。釜山を選んだのは、有事に米艦が釜山港から日本人を退避させる計画になっていたからです。
もちろん平昌には行きません。そもそもソウルから平昌までのKTXを個人で予約できず、オリンピック観戦のための韓国旅行そのものを諦めたという話も聞きますし、風が強くて体感温度はバナナで釘を打てるレベル。地下水にノロウイスルが入り込んで、多くの患者が出ています。現地のホテルは直前までぼったくり料金を提示し、結局空室だらけになってしまったとのこと。自業自得ですが、地元ホテル関係者の脳内では、その料金で泊まりに来なかったチョッパリ(日本人の蔑称)のせいになっているかもしれません。そんなところに金を落としたくないので、私は韓国の国内放送でオリンピックを観戦するだけで十分です。一方で会場近くに勃っているというモルゲッソヨ像だけはぜひ見たかったのですが、仕方ありません。釜山で9cm大のモルゲッソヨ像が売られていないか探してみることにします。知らない人は「モルゲッソヨ」でググってください。
かつて北京オリンピック期間中に天津に行った際、ホテルでテレビを見ていると、日本人選手と中国人選手による柔道の決勝戦が放映されていて、日本人選手が勝った瞬間に他の試合に切り替わるというシーンを目撃しました。韓国のテレビではどうなのか、それも楽しみの一つです。

旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、成田乗り継ぎで、釜山に向かいました。今回は手持ちのウォン(以下W)を持ってくるのを忘れてしまったため、釜山金海空港で3000円だけ両替しました。レートは100円=937Wです。そこから軽電鉄(1400W)と地下鉄(16000W)を乗り継いで温泉場駅へ。駅の近くに虚心庁という有名な温泉施設があるのです。料金は平日8000W、土日10000Wで、この日は金曜でしたが、実は旧正月で韓国の祝日だったため、10000W取られました。20世紀に造られたスーパー銭湯のような場所です。
ここでモルゲッソヨ長さについて少しだけ触れておきます。プランク長さはこの宇宙で最小の長さですが、モルゲッソヨ長さは韓国で最小になるとされている長さです。日本人のモルゲッソヨ長さ上位半分をA群、下位半分をB群、韓国人の上位半分をC群、下位半分をD群とします。この四群間で比較すると、D群はかなりの確率で他群とのあいだに有意差が出そうです。ただしあくまで個人の感想なので、本当にそうなのかはモルゲッソヨ。意味が分からない人は、気にせず読み流してください。どうせたいしたことは言っていません。
ここで90分ほど費やしてから、地下鉄で釜山駅に移動しました(1600W)。駅舎内を散策してからホテルに向かい、チェックイン。部屋で少しテレビを見てから、南浦洞へ夕食を食べに出かけました。この日のメニューはサムゲタン(12000W)と屋台のトッポッキ(2000W)です。街中の両替所で両替したところ、100円=995Wでした。食後、手乗り慰安婦像と9cmモルゲッソヨ像が売られていないか探してみましたが、見つかりませんでした。手乗り慰安婦像は実在するようですし、9cmモルゲッソヨ像も作れば私のような韓国マニアに受けると思うのですが……。

2日目、ホテルで朝食をとってから9時に出発しました。まずは地下鉄の一日乗車券(5000W)を買って梵魚寺駅へ。5番出口と7番出口の間にある細い道を山側に数十メートル上っていくと、90番バス(1300W、お釣りは出ません)のバス停があります。人の流れに沿って歩けば迷わずに済み、バス自体も頻繁に出ています。終着のバス停で降り、山道を登っていくと、韓国特有の色鮮やかな寺院が見えてきます。ちょうど読経の最中で、信者も大勢いたので、そこに混じって周りの様子を観察してきました。立位と土下座の姿勢を繰り返す祈り方はイスラム教、ロシア正教、チベット仏教などに通じるものがあります。つまり世界三大宗教すべてに共通しており、敬虔な信者が祈りを捧げようとすると、必然的にこのスタイルに行きつくのかもしれません。
ここを見終えてから90番バスと地下鉄を乗り継いで西面駅に向かい、その南西にあるデジクッパ通りの店でデジクッパ(6500W)を食べました。これは薄い豚肉が入った白湯スープで、釜山の郷土料理です。
食後、地下鉄で大渕駅に行き、そこから徒歩で釜山博物館へ。通常3000Wですが、この日は旧正月で無料でした。ここの日本語説明文に思うところがあったので、いくつか紹介します。

・16世紀後半、北東アジアの国際秩序に変化が起こり始めたことで、日中間の三か国は国内外で揺らぎ始めた。この当時日本は乙卯倭変と寧波の乱以後、朝鮮、明との貿易が廃止され経済的に大きな打撃を受けた。これに戦国時代を終結させた豊臣秀吉は、経済的困難を解決し国内勢力間の対立を解消するため、朝鮮を侵攻し、文禄・慶長の役が始まった。(豊臣秀吉の朝鮮出兵の動機が、私の知っているものと違います)
・近代という新しい時代が海を渡って朝鮮に訪れた。1876年、日本の弾圧によって結ばれた日朝修好条約は、近代という新しい時代の流れが前途多難であることを予告していた。同条約後に朝鮮初の近代的な開港場となった釜山には多くの西洋人が訪れた。開港当初、漁港に過ぎなかった釜山は、次第に都市へと変化し、都市空間の所々にエキゾチックな要素が定着し始めた。これらの開港期の変化は、釜山の人々の生活に、葛藤、調和、共存の可能性を予告した。(えーと、日本の弾圧で釜山が発展したということですか?)
・日本は開港直後に設けた専管居留地を足場に植民地収奪のための施設を拡大していった。朝鮮人らは新たな教育を受け入れ、近代化と民主主義教育を活性化させる一方、商業組織を作って日本の経済侵略に対抗した。しかし1910年、日本の韓国併合により自主的な近代化は失敗してしまった。日本は日本統治時代の間、湾港埋め立て工事や市街地の計画、道路網の整備、電車の開設などを通じて、釜山を植民都市にしていった。(日本が釜山を発展させたという事実しか読み取れませんが、なぜか文句を言っています)
・1876年、釜山港の開港とともに西洋人の居留区が形成され、西洋の文化が移植され始めた。人々は興味深く彼らの姿を見て、不思議なもの、奇異なものとして驚いた。かといって、当時の人々が西洋の見知らぬ文化を快く受け入れたのではなかった。人々は、自動車や電車のような文明の利器を西洋から来た怪物とみなし、強い拒否感を示した。(日本が未開な朝鮮を近代化させてしまいました。ごめんなさい)

ここを見終えた後、地下鉄2号線、3号線、4号線を乗り継いで(試乗して)東菜駅に行き、そこから1号線で草梁駅へ。ここには日本領事館があり、その裏手、駅の5番出口と7番出口の間にあるエレベーターの後ろに、日韓合意後に増殖した慰安婦像があるのです。もともとは米兵が運転する車との交通事故でなくなった少女の像でしたが、いつのまにか慰安婦という設定に変わり、広く定着しました。このあたりに反日さえできれば事実関係はどうでも良いという韓国の国民性が出ています。マフラーやら靴下やら色々と着こんでいましたが、周りに人影がなかったのが意外でした。
だって韓国の国教である反日教の御本尊ですよ?
大統領ですら顔色を窺うという韓国の国母ですよ?
この像に祈りを捧げるだけで、日本の勢力が及ばなかった年代、地域で日本軍の慰安婦として働かされたり、日本軍によってジープやヘリコプターで拉致され、クリスマスを祝ったりしたという時代考証を無視した時をかける少女になれるのですよ?
警察官の七倍という高給を得て、給料の前借りができて、貧しい家で育っても数年後にはなぜか周囲よりもかなり裕福になれるのですよ?
休みの日には将校と出かけることもあったと米軍の資料に書かれているくらい自由で、それでも韓国人が大好きな被害者になれるのですよ?
避妊具を支給されて、現在ではその日本メーカーを戦犯企業と呼んでいるのに、それでも妊娠して開腹手術でおろされたと下腹部の手術痕を見せて「今年」証言できるくらい長生きできるのですよ?
現在、アメリカでは韓国人の職業売春婦が多くて問題になっており、韓国人の若い女性は入国審査で手間取るという話もありますが、そんな時でもこの像に祈りを捧げれば、どこにでも行けて、たくさん客がついて稼げるというご利益があるとかないとか。
そんなありがたい御本尊に対して、韓国人は冷たくないですか?
私はもっとこう、近づくだけで親衛隊が因縁をつけてくるような刺激を期待していて、何か言われても「モルゲッソヨ」とやり過ごすつもりだったのですが、これでは反日が足りません。
という訳で、地下鉄で中央駅に移動し、釜山近代歴史館(入場無料)へ。ここならきっと、あなたの期待していた反日に出会えます。
まずは日本統治時代の楽しそうな写真の数々が展示され、映画で誰かが死んだ時のような切ない曲がミスマッチに流れてくる1階を見てから2階へ。ここが日本統治時代の展示であり、反日成分に満ち溢れています。ちなみに3階は朝鮮戦争時代の展示です。

・釜山港が開港し、朝鮮政府は1896年、日本との外交・貿易業務を担当する監理署を設置して監理を派遣し、対外交渉の業務の体系を備えた。監理の下には治安を担当する警務官を置いたのだが、初代の警務官は朴であった。一方釜山が開港し、仲買い商は経済の事情をよく知らない日本の商人との取引をして利益を得るため、釜山港に集まった。彼らは日本の商人と競争するために銀行・汽船会社・倉庫業などを育成させ、自主的な近代化を推し進めた。朝鮮の商人は日本の商人とまともに競うことはできなかった。そこで釜山の朝鮮の商人らは日本の商人に対して組織的に対抗するため、商人団体である商業会議所を設けたり、1907年に国際報償運動を主導し、日帝の経済侵攻に抵抗した。(事情をよく知っている地元民に有利な展開だったはずなのに、日本の商人に自由競争で負けたのですね。それは経済侵攻ではなく、あなたたちに実力がなかっただけですよ)
・日帝強占期の朝鮮と日本との貿易の骨格は朝鮮米と日本の工業製品との交換であった。日帝は日本人産業資本家の利潤確保のため、安い朝鮮米を日本に持ち去り、日本で生産された工業製品を朝鮮へ持ち込んだ。日本に流入した朝鮮米は日本の労働者の賃金を引き下げ、安い日本の工業製品は朝鮮の家内手工業を破壊した。(ごく普通の競争であり、貿易ですね。安い朝鮮米というからには対価が支払われたということであり、購入したものを持ち去るのは当たり前のことです。朝鮮が一方的に被害者ぶるのは違和感があります)
・日帝の朝鮮に対する基本政策は、米の収奪のための農業振興政策であり、土地調査事業、産米増殖計画などが代表的な農業政策であった。(日本は朝鮮米に対価を払った顧客であり、さらに増産の手助けをしたということですね。これでなぜ感謝されないのか不思議なレベルですが、実際には収奪と言いがかりをつけられ、恨まれています)

まだまだありますが、なんだか途中で疲れてきました。
おなか一杯になったところで南浦のロッテ百貨店に向かい、17時からの噴水ショーを見ました。そして前日と同じ店でソルロンタン(7000W)、トッポッキとチキン(唐揚げチリソース)の盛り合わせ(3000W)を食べてから、ホテルに帰ってきました。
その後、ホテルでテレビを見ていましたが、オリンピック放送については普通ですね。韓国人が勝った試合ばかり何度も再放送しているので、韓国がメダルラッシュなのかと勘違いしそうになりますが、18日時点でのメダル総数は日本のほうが上でした。でも日本人がメダルを取った前日の試合の放送もあったりして、特にこれといった思想は感じられません。

3日目、ホテルで朝食をとり、9時前にチェックアウト。この日はぶらぶらと南浦洞周辺を歩き回りました。チャガルチ市場にはたくさんの魚が並んでいますが、日本より割高ですし、韓国の下水道が未発達で海洋汚染されていることを知ると、まったく食指が動きません。釜山タワー(8000W)の麓まで行きましたが、そもそも韓国の街並みがあまり美しくないので、何度も来たいと思える場所ではありません。今回はパスしました。そして足が向かった先は釜山近代歴史館。もう何もかもが香ばしくてネタの宝庫です。ここではっきりさせておきますが、私が韓国ネタでごはんをおいしく食べられるのは、韓国に嫉妬しているからではありません。認知バイアスでなければ、ここまで読んで分かりそうなものですが、一応言及しておきます。
11時にネタの聖地を後にして、地下鉄(1600W)と軽電鉄(1400W)を乗り継いで空港へ。プライオリティパスでスカイハブラウンジに入り、ここで軽く昼食をとってから搭乗し、成田乗り継ぎで名古屋に帰ってきました。
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札幌旅行記(18年2月) [国内旅行記]

札幌の雪まつりに行ってきました。
この時期、札幌行きのチケットは眼玉が飛び出るくらい高くなります。そこで昨年10月のエアアジアジャパン(DJ)就航キャンペーンと、それに対抗したジェットスター(GK)のキャンペーンを利用して航空券を購入しました。
DAY1 DJ1 NGO 0735 CTS 0925
DAY2 GK186 CTS 1635 NGO 1835
NGOとCTSはセントレアと新千歳で、往路6000円、復路6300円です。
宿泊は楽天トラベルでニコーカプセルリフレ(朝食つき3700円のところ、楽天バウチャー利用で3200円)を予約しました。ここは大通り近くにあるカプセルホテルで、朝から晩までロウリュウ(サウナでの熱波サービス)をしています。本当はプライベート空間のあるデラックスカプセルを予約したかったのですが、雪まつり期間中だけあって予約解禁日にはすでに空室がなく、スタンダードカプセルの予約になりました。
題して「北の大地! 熱波と雪の祭典2日間」。ツアー代金は往復飛行機と朝食付きの宿泊で総額15500円です。
往復とも、あらかじめWEBチェックインを済ませ、搭乗券をプリントアウトしておきました。

初日、定刻より少し早く新千歳に着き、0930の電車で札幌に向かいました(1070円)。所要時間は38分です。駅周辺を少し散策してから地下鉄の一日乗車券(830円)を購入し、東豊線でつどーむ会場のある栄町へ。ここから100円のシャトルバスが出ており、乗車の行列ができていました。しかし私の感覚では徒歩圏内です。
ここは小学生、高校生の作品と子供向けの氷のスライダーがある場所です。一通り見終えるころには寒くなってきて、日清が経営する休憩室に立ち寄りました。北海道限定?の北のどん兵衛・鴨だしそば(200円)を食べて温まり、帰りにつどーむに立ち寄ると、ドーム内にローカルフードの屋台が立ち並んでいました。ザンギ(鶏の唐揚げ、300円)、ジンギスカン焼きそば(500円)で昼食を済ませ、地下鉄で福住へ。ちなみにつどーむ会場から大通会場へのバス(210円)も見かけました。
私は福住からバス(210円)に乗り、羊ヶ丘展望台(520円)へ。雪原にたたずむクラーク像の写真を撮り、歩くスキー(貸出無料)を体験しました。普通のスキー板より細くて軽く、エッジがないので、雪目に足を取られてバランスを崩してしまいます。大学時代に高速クアッドリフトに3分間乗って、その距離を1分半で降りてくる周回ハムスターだったことを思い出し、この日もハムスターをしていたら、1時間ほどで「もう終わり」と止められてしまいました。
その後、足湯(無料)に入ってから、1534発のバスで福住に戻り、そこから地下鉄で丸山公園へ。すでに16時を回っていたので外門までしか行けなかったのですが、雪の北海道神宮を参拝してきました。外人には興味のある風習らしく、二礼二拍手一礼の参拝を写真に収めている姿を見かけました。
その後、地下鉄で大通り駅に向かい、狸小路商店街で味噌ラーメンを食べてから、ホテルにチェックイン。先にも書いたとおり、ここでは毎時0分からロウリュウを行っています。まずはサウナ室に直行し、18時からの回で存分に熱波を浴びてから、夜の雪まつりへと出かけました。自衛隊が作成する巨大雪像は大通会場にあり、ここが雪まつりのメイン会場です。スノボのジャンプ台、FF14「白銀の決戦」、ストックホルム大聖堂、薬師寺大講堂、手塚治虫オールスターズなどの大雪像、そして旧台中駅の大氷象がありました。中でもFF14 と薬師寺大講堂で行われるプロジェクションマッピングは完成度も高く、これだけのために札幌まで来る価値があったと言えるものです。西のほうには様々なチームが作成した雪像もあり、外国チームも参加していました。マカオ、インドネシア、タイという雪とは無縁の国の完成度が高く、新鮮な驚きがありました。
大通会場を見てから、すすきの会場へ。ここは高さ2メートル程度の氷像の展示がメインです。氷のシート(座席)や滑り台もあり、私も体験してきました。
ここを見終えてからホテルに戻り、22時のロウリュウで体を温めました。

2日目、ホテルで朝食をとりました。ここの朝食メニューはかなり充実しており、国内にある1万円以下のビジネスホテルでここを超えるところは少ないと思います。定番メニューはもちろんのこと、チーズフォンドュ、チョコレートフォンドュ、タラコ、塩辛、フルーツ、スクランブルエッグ、湯豆腐、ジャージャー麺、北海道フードコーナーなどかなりバリエーション豊かです。
食後、8時からのロウリュウで体を温めてからチェックアウト。冷たい外気が心地よく感じられます。しかし前の晩に立ち寄ったすすきの会場と大通会場を再び散策し、11時半を回ったところで寒さに嫌気がさしてきました。これ以上、屋外を歩くのは辛かったので、地下街を通って札幌駅まで歩き、土産物を買ってからJRで新千歳空港へ。
空港内のフードコートで松尾ジンギスカンのジンギスカン丼(980円)を食べ、カードラウンジで時間をつぶしてから、飛行機に搭乗しました。セントレアではカードラウンジに立ち寄って時間を調整し、名鉄電車で帰ってきました。
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松山旅行記(18年1月) [国内旅行記]

昨年7月、泉佐野市へのふるさと納税でもらったピーチポイントで下記航空券を購入しました。
MM309 KIX 1155 MYJ 1250
MM310 MYJ 1320 KIX 1410 (MM、KIX、MYJはそれぞれピーチ、関空、松山)
座席指定料、支払手数料など込みで総額7750円相当です。
ホテルは楽天トラベルでホテル泰平を予約しました。本来なら朝食・天然温泉つき2泊で10180円ですが、12月に配布していた5000円引きバウチャーを使用したので5180円です。
名古屋から難波まではアーバンライナーを利用しますが、名阪まる得きっぷが昨年末に発売中止になってしまい、出発1週間前の時点では格安チケットショップでの値段も高騰(ノーマルシート3300円→3600円)していました。そこで株主優待乗車券(1800円)を購入し、特急券はチケットレスでノーマルシート(1620円)を購入しました。合計3420円で162ポイント貯まるので、これまでと大差ない値段で収まりましたが、このチケットレス割引も3月までとのこと。名古屋在住の私としては4月以降、少しだけ関空から足が遠のきそうです。

旅行初日、0700発のアーバンライナーで難波に向かい、南海電鉄(920円)に乗り継いで関空へ。第1ターミナルのカードラウンジ比叡に立ち寄り、コンビニで総菜パンを買ってから、バスで第2ターミナルへ移動し、チェックイン手続きをしました。
機内でパンを食べて軽めの昼食を済ませ、松山到着後にカードラウンジに入りました。ここのラウンジは到着時にも利用でき、ポンジュースや、ポンジュースや、ポンジュースが飲み放題なのです。その他、申し訳程度にコーヒーやお茶も飲めます。まずは四半世紀ぶりの愛媛訪問を祝して、ポンジュースの駆けつけ三杯。水腹になったところでインフォメーションセンターに行き、伊予鉄の電車・バス2日間フリー乗車券(2000円)を購入しました。3月以降に3日間フリー乗車券も発売されるようですが、今はまだ2日券までしか買えません。
フリー乗車券で空港リムジンバスに乗り、道後温泉に直行しました。道後温泉本館は夏目漱石ともゆかりがあり、重要文化財に指定されています。私は410円のチケットで入浴だけしました。その後、近くの店で「第3回Sea級グルメ全国大会」で優勝した、じゃこカツ(300円)を食べ、松岡市立子規記念博物館(400円)に立ち寄ってから、路面電車で松山市駅へ。ここの高島屋の最上階には大観覧車(正規料金700円)があり、フリー乗車券を持っていると1回だけ無料で乗ることができます。山の上にある松山城にはやや高さが及びませんが、それでも85メートルの高さから松山市街を一望できました。
この日の夕食は鯛めしにしたいと思って探していたところ、駅地下の愛南ダイニングという店で愛南鯛めし御前(1280円)を見つけ、そちらを注文しました。ご飯の上に鯛の刺身を載せ、卵の入った甘辛い汁をかけて食べるのですが、この汁だけでご飯が進みます。
食後、路面電車でJR松山駅に少しだけ立ち寄ってからホテル泰平に向かい、チェックインしました。ここは奥道後温泉からパイプで湯を引いてきた温泉ビジネスホテルです。身の凍るような寒さの中、ホテル最上階の露天温泉に入りました。。

2日目、早朝に露天温泉に入ってから0700に朝食をとり、0740に出発。路面電車で松山市駅に向かい、0830発のバスに乗り換えて、とべ動物園(500円)へ。旭山動物園の行動展示を取り入れた印象もあり、なかなか楽しめました。寒くて鳥インフルエンザがはやっているので、寒さに弱い動物と鳥類は一部見られなかったのですが、これは致し方ありません。
1125発の松山市駅行きバスに乗り、大街道口で降りて、まっぷる2017に載っていたアサヒという店に入りました。3代前のオーナーが戦後間もない頃に考案したという甘い肉の入った鍋焼きうどん(550円)は歩き疲れた体に優しく、食が進みます。私が食べ終わる頃には店の外まで行列ができていました。
食後、松山市駅から伊予鉄道高浜線に乗り、三津駅へ。ここから十分ほど歩いた場所に無料の渡し船があり、それで対岸に渡りました。乗客は私ひとりで、何となく申し訳ない気がします。船を降りたすぐ近くに三津の隣駅(港山駅)があり、電車に乗って松山市駅に戻ってきました。
そこからは徒歩で、愛媛県立美術館(常設展300円)、松山城二の丸史跡庭園(200円)、松山城(500円)をハシゴしました。
愛媛県立美術館――地元画家による絵画が多く、明治時代の愛媛の雰囲気が伝わってきました。
二の丸史跡庭園――コンクリートと大理石で作られた幾何学模様の現代庭園。池には水しぶきを上げる噴水もあり、史跡庭園という名前には異議あり。
松山城――天守閣は瀬戸内海と山地、市街地を一望できる市内随一の展望台です。標高133メートルの山登りはちょっとした運動になります。
これらを見終えてからホテルに戻り、18時からホテルレストランのディナーブッフェ(1500円)に行きました。しかし愛媛らしさを感じさせるメニューはミカンだけだったので、これならどこかローカルフードの店に行っても良かったかもしれません。
食後、路面電車で道後温泉に向かい、ライトアップされた道後温泉本館を見てきました。

3日目、ホテルで朝食をとり0840にチェックアウト。徒歩で坂の上の雲ミュージアム(400円)に向かい、開館する0900ちょうどに到着しました。ここは司馬遼太郎の同名小説に関する博物館です。私は詳しくなかったのでゆっくり見て1時間くらいかかりました。
大街道を散策しながら松山市駅に向かい、駅の南東にある子規堂(50円)へ。ここは正岡子規が17歳まで暮らしていた生家です。今回は子規に関する展示館をハシゴして、一気に詳しくなりました。
松山市駅を1125に出発する空港リムジンバス(560円)で空港に向かい、松山空港と関空でカードラウンジに立ち寄り、南海電鉄(ピーチ機内で820円)と近鉄特急アーバンライナーを乗り継いで、19時過ぎに名古屋に帰ってきました。


最後になりますが、来月から燃油サーチャージが上がります。シンガポールケロシンや円相場、サウジアラビア王国の動静を見ている限り、今後も高止まりしそうな雰囲気です。
それを見越して、1月中にかなり先まで航空券を発券してしまいました。
2月は札幌雪祭りとオリンピック期間中の釜山訪問、3月は長崎、4月はウルムチ、6月は上海、7月はプラハ・ワルシャワ周遊、9月は黄山、11月はヤンゴン、12月は南京への旅行を予定しています。
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奄美大島旅行記(18年1月) [国内旅行記]

昨年7月、バニラエアのホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 JW873 KIX 1250 ASJ 1435
DAY3 JW874 ASJ 1515 KIX 1640 (JW、KIX、ASJはそれぞれバニラエア、関空、奄美大島)
座席指定はせず、往復で総額11860円です。前日に往路WEBチェックインを済ませ、搭乗券をプリントアウトしておきました。
また楽天トラベルで奄美ポートタワーホテル(1泊目は郷土料理を満喫!島めぐりプラン2食付き、本来6650円のところを楽天バウチャー使用で6050円。2泊目は素泊まり4200円)とレンタカー(コンパクトクラス48時間、本来6800円のところを楽天バウチャー使用で5300円)を予約しました。

初日、朝8時に近鉄名古屋を出発するアーバンライナー(金券ショップで3700円)に乗り、難波駅で南海電鉄ラピートβ(1270円)に乗り継いで関空へ。その足で、プライオリティパスで入れる大韓航空ビジネスクラスラウンジへと向かいました。ここで飲食を済ませておけば、1時間半のLCC機内で何のサービスもなくても特に不自由しません。
奄美空港に定刻通り到着し、レンタカーを借りてから、空港のそばにある奄美パークへ。ここは奄美の自然や文化を紹介する奄美の郷と、晩年を奄美で過ごした日本画家・田中一村記念美術館の二本立てで、共通入場券は620円でした。奄美の郷はジオラマとビデオ、写真が主な展示内容であり、島の雰囲気を何となく感じることができます。田中一村記念美術館は池の上に浮かぶ建物自体がアートであり、彼の作品も個人的には気に入りました。近くには無料展望台もありますが、あいにくの雨空で、しかも1月なので南国らしさは感じられません。
ここを見終えてからホテルに向かい、レストランで郷土料理の夕食(鶏飯、ソーメンチャンプルー、豚の骨付き肉、さつま揚げ、鶏肉の衣揚げ、巻貝、カツオのたたき)をとりました。鶏飯はよそったご飯の上に鶏肉、薬味、海苔などを載せ、温かいだし汁をかけて食べるのですが、このだし汁がおいしくて、ついつい食が進みます。
車のカギをホテルに預けるシステムだったこともあり、食後はホテルで過ごしました。

2日目、朝6時半から朝食をとり、8時過ぎに出発。まずは国道58号を南下して黒潮の森マングローブパークに向かいました。ここでは10時、11時半、13時、14時半、16時の1日5回、所要1時間ほどのカヌー体験ができます。しかし着いたのが9時過ぎで、あまりに時間を持て余すので、国道58号をさらに南下して奄美大島南端の古仁屋へ。せっかくレンタカーがあるので、南まで行ってみたかったのです。でも単に来ただけでは寂しいので、加計呂麻島行きのフェリーチケット(往復690円)を買って、片道25分の船旅をすることにしました。10時20分のフェリーに乗り、45分に到着。最初フェリーターミナルかと思った大きな建物は徳洲会加計呂麻診療所で、それ以外には小さな売店とフェリーのチケット売り場しかありません。さすが徳洲会のお膝元と感心して、売店でみき(500㏄のペットボトルが190円)を購入し、11時発のフェリーに乗りました。船旅を楽しむのが目的なので、加計呂麻島には上陸しただけで満足です。みきとは米、白糖、さつまいもを発酵させて作った神事に使われる飲み物ですが、500㏄で450Kcalもあります。胃腸に優しいので、これにビタミンB1、ビタミンCを加えて体調の悪い時の栄養摂取ドリンクとして売り出せば、本州でも需要があると思います。逆に私はカロリーが高くて持て余しました。
11時25分、古仁屋に到着し、せとうち海の駅の2階にあるレストランで海鮮丼(1000円)を食べてから、黒潮の森マングローブパークへ。12時20分に到着し、13時からカヌーでのクルーズに出発しました。手漕ぎボートに慣れていれば、難なく乗ることができます。この時はたまたま満潮で、マングローブの森がアーチを作る小川まで入っていくことができました。あいにくの雨で水が濁っていましたが、晴れている時は水面に森の景観が映し出され、とてつもなく美しい景色が見られるようです。私は写真で見ただけですが……。
その後、マングローブの森を紹介する映画を見て、展望台にも上ってから、ホテルのある名瀬へと向かいました。奄美博物館と奄美海洋展示館に行くためです。
まずは営業終了時間の早い奄美博物館へ。この日は成人式で、通常300円の入場料が無料でした。7世紀に歴史に現れ、琉球王国の属国となり、薩摩藩の統治を受け、戦後はアメリカ領になり、1953年に日本に復帰した奄美の歴史と文化、そして自然について知ることができます。
次に奄美海洋展示館(500円)へ。入り口には巨大な水槽があり、奄美の魚たちとウミガメを見ることができます。上の階ではこのウミガメたちに餌をやることもでき(入場料に含まれています)、ウミガメたちが牛久大仏の鯉のように岸辺まで必死に寄ってくる様子を楽しめます。ここでは奄美の海に関する20分間のビデオ上映もありました。
その後、名瀬の街中にある鳥しんという店に入り、第1回S-1グランプリ優勝メニューである奄美黒豚パパイヤ丼(950円)を注文しました。私は定食屋のつもりで行ったのですが、ドリンクを勧められ、お通し(300円)を出されました。居酒屋感覚で行かないと「ドリンクを頼まない、お冷だけの水飲み客」になってしまう店のようです。
夕食後、ホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食(この日は別料金で750円)をとり、8時過ぎにチェックアウト。観光したい場所は前日までに大体周り終えたので、この日はマイナーな観光地を巡る予定です。名瀬の街中にある123マートという24時間営業の土産物屋(コンビニ?)で土産物を買ってから、県道79号を南下して奄美野生動物保護センター(入場無料)へ。奄美博物館を訪れていれば、それで7割方カバーできそうな内容です。そこから県道79号を戻り、国道58号沿いにあるてっちゃんという店で鶏飯丼(750円)を食べ、西郷隆盛とゆかりのある西郷松(道から見るだけ、無料)、西郷南洲翁遺跡(西郷が隠れ住んだ家、200円)を見てから、奄美自然観察の森(入場無料)へ。オフシーズンで私の他に客の姿はなく、森の中の道を少し歩くだけの場所ですが、奄美大島を世界自然遺産に推す動きがあるようなので、もしそうなれば私が訪れたことがある世界自然遺産が自動的に一つ増える計算です。
その後、国道58号、県道602号、県道601号を北上し、島のほぼ最北端にある「夢をかなえるカメさん」の像を見てから、あやまる峠に立ち寄り、レンタカーを返却してから空港まで歩きました(徒歩数分)。
帰りのフライトは約50分遅延し、17時半に関空着。空港内のすき家で牛丼弁当を買ってから18時5分発のラピートβと19時発の近鉄特急アーバンライナーを乗り継いで、名古屋に帰ってきました。アーバンライナーのデラックスシートは1時間に1便しかなく、19時の電車に乗るために、切符売り場の混雑状況を(悪いほうに)予測しながら逆算しました。


最後に一部訂正をします。
これまでの海外旅行回数を158回とカウントしていましたが、久しぶりにブログ記事を見ながらエクセルでまとめてみたら、161回の間違いでした。時々カウントを忘れていたようです。
海外旅行161回、59か国、延べ海外旅行日数619日、これまでに発券した海外旅行特典航空券82枚、国外での総フライト数522回です。
海外旅行161回で発券した海外旅行特典航空券82枚、私が管理している妻と子供のマイル口座も加えると述べ95枚になります。毎留(マイル)というハンドルネームの面目躍如ですね。

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武漢旅行記(17年12月) [海外旅行記]

今年1月に中国国際航 (CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券代18000円に空港税などが上乗せされ、総額24640円です。
DAY1 CA 160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA208 PEK 1545 WUH 1810
DAY3 CA203 WUH 1245 PEK 1440
DAY3 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、WUHは名古屋、北京、武漢)
またCtrip で武漢鉄路江城大酒店(漢口駅前、3つ星、2泊朝食付きで8838円)を予約しました。

初日、セントレアで武漢までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入って朝食をとりました。
北京ではターミナル3C(国内線)のファーストクラスラウンジへ。ここはいつも乗車率150%の満員電車状態ですが、この日は80%といったところで、一応空席を確保することができました。
武漢到着後、空港駅から地下鉄2号線(5元、10駅、所要35分)で漢口火車駅へ。ちなみに中国語の火車駅は鉄道駅、汽車駅はバスターミナルです。ホテルは駅舎に隣接しており、駅のアナウンスが夜遅くまで聞こえてきました。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0800に出発。この日は市内の目ぼしい観光地を周遊する予定です。
まずは漢口火車駅から地下鉄(3元)に乗り、鐘家村へ。そこから徒歩で帰元禅寺(10元)に向かいました。ここには複数の堂があり、様々な仏像や菩薩像が安置されています。きちんと基本ルールに従っており、悟りを開く一歩手前の菩薩像はまだ現世での虚栄心が残っているので冠やネックレスで着飾っていたりしますが、悟りを開いた仏像は装飾具を身に着けていません。仏陀のそばに阿南尊者(釈迦の弟子のひとりアーナンダ)らがいて、割と原始仏教にも忠実だと感じました。一方で最後の一角には500人の尊者らの像があり、一人ひとりがファンキーな表情と仕草をしています。ハーフ三十三間堂・ファンキー親父バージョンと言ったところでしょうか。
次の晴川閣(入場無料、要パスポート)までは公共交通機関の便が悪かったのでタクシー(12元)を使いました。ここは湖北省で最も美しい建物と称えられているそうですが、「え、そうなの?」といった感じです。建物自体はごく普通ですが、すぐそばを流れる長江と、PM2.5で白くかすんだ武漢の街並みを一望できます。
ここから次の黄鶴楼へもタクシーを使うつもりでしたが、黄鶴楼南路に行く561番バス(2元)を見つけたので、そちらを利用することにしました。中国のバスではお釣りをもらえませんが、財布の中には小銭がありません。近くの屋台でソーセージを見つけ、「たぶん3元くらいだろう」と思って10元札を出すと7元が戻ってきました。これで小銭を用意でき、黄鶴楼南路へ。そこから徒歩で黄鶴楼(80元)に向かいました。ここは西暦223年に見張り台として建てられた山上の楼閣ですが、その後何度も再建を繰り返し、現在の建物は1985年に五重塔として建造されました。しかしその1世代前は三重塔、2世代前以前は二重塔だったので、歴史的価値よりも見栄えとエンターテイメント性に重きを置いた建造物です。
その後、そこから徒歩圏内にある辛亥革命博物館(入場無料、要パスポート)に向かい、中華民国建国にまつわる展示を見ました。ここには胡錦涛前主席や習近平主席も訪れており、中国共産党にとって中国国民党関連の展示はNGではないようです。
ここを見終わると時刻は1320でした。次に向かう湖北省博物館へは、黄鶴楼南路から411番バス(2元)1本で行けますが、やはり小銭がありません。バス停そばの店で牛肉面(牛肉麺、12元)を食べて小銭を作り、バスに乗りました。
30分ほどバスに揺られて湖北省博物館(入場無料)に着き、広大な博物館内部をざっと見て回りました。本館の所要時間は60分、その後分館で絵画の個展とガンダーラ仏の特別展を見て回り、コーヒーを飲んでいると60分経過しました。このうち私が感銘を受けたのは、ガンダーラ仏の特別展です。ガンダーラ仏は額に比べて目がくぼんでおり、鼻筋が高く、ローブのしわの表現が豊かで、奥行きが強調されているのが特徴です。日本の博物館で同様の特別展を開いたら、入場料が1300円くらいで、それでも人でひしめき合うパターンです。これを人口密度の低い場所で、無料で見せてもらったお礼として、博物館直営の売店で20元のコーヒーを飲んだ次第です。
帰りは411バス(2元)に70分間揺られて漢口火車駅まで戻ってきました。この日利用した561番と411番バスは、いずれも漢口火車駅を発着するので、利用価値が高いと思います。
漢口駅の地下にはフードコートがあり、李先生というチェーン店で、焼き豚、スープ、ごはん、漬物のセット(34元)を食べてから、駅舎隣のホテルに戻りました。空港へは地下鉄1本、主要な観光地へはバス1本で行ける漢口駅に隣接しているので、立地条件は最高です。中国の三つ星ホテルにしては割高ですが、仕方ありません。

3日目、朝食後、部屋に荷物を置いたまま0840にホテルを出発。この日はホテルから徒歩圏内にある武漢博物館に行く予定です。0900のオープンに合わせて行ったのですが、改装中のため来年4月末まで休館でした。仕方なくホテルに戻り、部屋で時間をつぶしてから空港に向かおうと思ったのですが、0925に部屋の主電源が落ちてしまい、「早く出ていけ」という無言の圧力を感じたのでチェックアウトしました。
地下鉄(5元)で空港に向かい、ラウンジで昼食をとってから搭乗。北京でもラウンジに立ち寄り、定刻より早く名古屋に帰ってきました。
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沖縄旅行記(17年12月) [国内旅行記]

今年8月、ジェットスター(GK)がキャンペーンをしていたので、脊髄反射で下記チケットをポチってしまいました。座席指定料、支払手数料などすべて込みで往復総額6640円です。
DAY1 GK383 NGO 1150 OKA 1430
DAY2 GK384 OKA 1510 NGO 1715 (NGO、OKAはそれぞれ名古屋、沖縄)
ホテルはJALのホームページを経由し、楽天トラベルでホテルエアウェイ(朝食付き4200円)を予約しました。
今回は行きなれた那覇の街を適当にぶらつく予定です。WEBチェックインを済ませ、往復搭乗券を前もってプリントアウトしておきました。

旅行初日、セントレアでカードラウンジに立ち寄り、あらかじめ買ってあった総菜パン1つで軽めの昼食をすませてから搭乗。この日のフライトは機材当直遅れのため80分遅延しました。GKはいつも20分遅れるのが標準仕様ですが、これだけの遅延は初めてです。
那覇空港到着後、ゆいレールの1日乗車券(購入後24時間有効、800円)を購入し、各種特典が記されたゆいレールナビゲーターという紙を駅係員からもらいました。
ゆいレールに乗り、琉球テイストの軽やかな車内音楽を聴くと、沖縄に来たという実感が湧いてきます。
この日はもともと首里城に行くつもりでしたが、残り営業時間を考えて急遽予定を変更しました。まずはゆいレールを県庁前で降り、パレット久茂地1階にあるブルーシールアイスの店でダブルのアイスを注文(ゆいレールの1日乗車券提示で560円→330円)。
その後、営業時間の関係で福州園(200円→140円)、那覇市立博物館(350円→280円)の順に観光しました。福州園は那覇と福州の友好都市提携10年を祝して作られた中国式庭園です。私が見て「普通の中国式庭園」と感じるので、規模はともかく、かなり本格的に作りこまれています。那覇市立博物館は毎回一部展示内容が変わるので、それなりに飽きることはありません。今回は琉球の冬の衣装と、3つの市が合併して那覇市が誕生する以前の資料が展示されていました。
その後、県庁前から再びゆいレールに乗り、首里へ。ここから徒歩5分のところにある、あぐり食堂という店で、みそ汁定食(600円)を注文しました。沖縄のみそ汁には豚肉、野菜、豆腐がたっぷり入っており、定食のメインになるおかずです。ここではどんぶりに入ったみそ汁にマグロの刺身、マカロニサラダ、目玉焼き、ライスがついていました。
店を出ると時刻は1845です。ここから首里城まで歩き、夜空にライトアップされている城郭を眺めました。しかし中に入れるわけではなく、下から見上げると城の部分が城壁に隠れてしまうため、近くまで行くメリットはあまり感じられません。ゆいレールの車内か、儀保駅のホームから遠巻きに眺める程度が良さそうです。
ゆいレールを美栄橋で降りてホテルにチェックインし、部屋に荷物を置いてから国際通りの散策に出かけました。

2日目、ホテルで6時半から朝食をとりました。ここはバイキング方式で、沖縄そば、チャンプルー、ポーク卵といった定番メニューもあります。
8時にホテルをチェックアウトし、ゆいレールで首里城(820円→660円)へ。この時期、首里城は高校生の修学旅行の団体であふれていました。私は9時からのガイドツアーに参加しましたが、今回は初心者向けの解説が多く、少し物足りなく感じました。
そこからゆいレールでおもろまちに向かい、沖縄県立博物館(410円→330円)と同美術館(330円→250円)へ。博物館には地元の小学生の団体が来ていました。内容はかなり充実していますが、さすがに5回以上来ていると興味のある内容は大体頭に入っています。美術館では沖縄出身の芸術家たちの作品が展示されていました。
その後、徒歩で国際通りに向かい、やっぱりステーキという店で200g1000円のステーキを食べる予定だったのですが、道中にある同様の店で「海ぶどう食べ放題」という文字に引かれ、そちらに入りました。しかし客は私ひとりであり、いちいち店員を呼ばないと海ぶどうを持ってきてもらえないので、おかわりしにくいこと、この上ありません。肉は普通の赤身ですが、考えてみればもっと良い肉を食べる機会も普段からあり、沖縄に来て安い肉に飛びつく必要はないのかなと感じました。
食後、牧志公設市場の近くで60円のサーターアンダギーを買って食べ、県庁前まで国際通りを歩いてからゆいレールに乗り、那覇空港へ。ここのカードラウンジにあるグァバジュースが好きですが、この日はなぜかありませんでした。もっとも代わりに飲んだマンゴジュースもおいしかったので問題はありません。
この日はジェットスターにしては珍しく(初めて?)定刻通りセントレアに到着しました。

今月は中国の武漢にも行く予定です。
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ホーチミン旅行記(17年11月) [海外旅行記]

15年ぶりにベトナムのホーチミンに行ってきました。
1月にアシアナ航空(OZ)のホームページで下記航空券を購入しました。総額39540円です。
DAY1 OZ121 NGO 1105 ICN 1310
DAY1 OZ735 ICN 1915 SGN 2240
DAY4 OZ736 SGN 0010 ICN 0645
DAY4 OZ124 ICN 1530 NGO 1720 (NGO、ICN、SGNはそれぞれ名古屋、ソウル、ホーチミン)
またExpedia でドンコイ通りの近くにある Asian Ruby Center Point Hotel(3つ星、朝食付き2泊で9204円)を予約し、GetYourGuide で2日目の Upper Mekong River tour with Vinh Trang Pagoda(メコン川クルーズ日帰りツアー、英語ガイド、昼食付き22ドル)と3日目の Saigon Sky Deck Fast Track Ticket(高層ビルの展望台入場券、9ドル)を申し込みました。このうち2日目のツアーにはホテルへの無料送迎サービスがついていますが、あらかじめツアーコンダクターに英語メールで依頼する必要がありました。

初日、セントレアでホーチミンまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスで大韓航空のラウンジに入りました。この日はいつも行くスターアライアンスラウンジが混雑のため、プライオリティパス所有者の入場制限をしていました。
韓国当局からの出発許可が下りず、1時間以上遅れて出発。後から機内放送で聞いた話では、この日は大学受験の試験日だったそうです。試験中は飛行制限すら行うという韓国の苛烈な受験戦争の一端を垣間見ました。まあそこまで頑張っても就職の門は狭く、一流企業に就職しても40代でリストラされ、食うに困ってチキン屋を開業し、競争過多でつぶれるまでがヘル朝鮮(韓国人は自虐ネタでこう呼びます)のあるあるネタですが……。
ソウルではスカイハブラウンジに入り、プルコギなどを食べながら時間をつぶしました。
ホーチミン行きの便も日中の遅れのあおりを食らってか、離陸許可待ちで50分遅延しました。ホーチミン到着後、空港の両替所で2000円を35.7万ドンに両替し、ドンコイ通りに向かう49番バス(4万ドン)に乗ろうとしたところ、すでに営業を終えたとのことでした。近くにいたタクシーの運転手が17.5万ドンを提示してきましたが、それを断って109番バス(2万ドン)に乗り、スマホのナビで位置情報を確認しながらドンコイ通りに一番近いところで降ろしてもらい、そこから徒歩10分弱でホテルに到着しました。途中、24時間営業のサークルKを見つけ、333ビール(330mLで1.3万ドン)やミネラルウオーター(1.5Lで1.1万ドン)を購入しました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、0700にオープンする近くの両替商で両替しました。レートは空港より良く、5000円が1013500ドンになりました。200で割ると日本円になる計算(1万ドン→50円)ですが、100で割って円をつけた(1万ドン→100円)くらいが日本の物価感覚に似ています。
0730過ぎにホテルロビーでピックアップしてもらい、旅行会社の営業所でバスを乗り換えて、メコン川クルーズツアーに出発。この日は40名くらいの参加者で、そのうち日本人は私を入れて5名でした。1時間半ほどドライブし、最初にココナッツと竹の繊維を使った商品を売るお店へ。この手のお店は旅行会社にキックバックするために高めの料金設定になっています。つまりここで買う人からぼったくり、その分ツアー代金を安くする仕組みです。特に欲しいものはなく、「買ったら負けかなと思ってる」の精神でやり過ごしました。
次にパゴダ(寺院)に立ち寄りましたが、仏像の顔立ちがいかにもベトナムだと感じました。いろいろな国で博物館に行くうちに、何となく顔立ちで製作国が分かるようになったようです。ここでは僧侶がマイクを使って読経していました。
その後、バスで少し移動してからボートに乗り、メコン川クルーズへ。泥で濁った透明度ゼロの大河をボロボロの船で疾走する様子はバンコクのチャオプラヤ川を彷彿とさせます。もっともこちらは川向うにジャングルがみえるような、ど田舎です。
最初に立ち寄ったのはココナッツ・キャンディーを作って売っている場所です。旅行前、妻にここでお土産を買ってくると言ったら拒否されたので、即席で「ジャングルの奥にあるチャーリーとココナッツ工場」という物語を作って聞かました。私はココナッツミルクのように真っ白になって帰るか、工場の後継者になってココナッツ・キャンディーをたくさん持って帰るか、どちらかという設定です。当然真っ白になるわけにはいかず、ココナッツ・キャンディーを購入したわけですが、280gのパッケージ6個で15万ドンでした。
再びボートに乗って移動し、昼食会場へ。ここではなぜか昼食内容で2グループに分かれ、日本人5名を含む計9名のテーブルには大きな川魚の姿揚げが出てきました。これを野菜と一緒にライスペーパーにはさんでチリソースをつけるのですが、北京ダックのような雰囲気で結構いけました。
そこからまたボートで移動し、大蛇を首に巻くアトラクション(チップ1万ドン)があったので体験しました。鱗は難くないし、変温動物なので余計な熱を発しないし、特に不快感はありません。その後、4人乗りの小さな手漕ぎボートで10分ほどクルーズをして、櫓をこいでいた女性からチップを要求されました。これを払ってから上陸し、ハチミツ茶をふるまわれ、地元の音楽を聞かせてもらい、チップを要求され、バスに乗って1740にホーチミン着。
最寄りの降車場所からホテルに歩いて帰る途中、激しいスコールに見舞われました。この雨の中、これ以上観光する気はなくなったので、ホテル近くにあるフォー専門のチェーン店(フォー24)に入ってフォーの大(5.9万ドン)を食べ、外に出ると雨はやんでいました。
その後ホテルに帰って少し様子を見ても、これ以上降りそうな気配はありません。そこで徒歩で20分かけてメコン川ディナークルーズの船着き場に向かい、予約不要のベンゲー号に乗船しました。これは3階建てで各フロア数百人は乗船できる巨大な船で、各フロアでは歌やダンスのショーが行われています。私は3階に案内され、すでにフォーを食べた後だったので、ソーセージの盛り合わせ(8万ドン)と333ビール(2.5万ドン)だけ注文しました。周りを見ると、私以外の客はみな5人以上の団体客ばかりで、割高な料理をモリモリ食べています。数百人の中で一人だけ「ボッチで金払いの悪い客」になってしまい、その負のイメージを払しょくするために人一倍ダンサーやシンガーに拍手していました。料金はテーブルチャージ込みで15.9万ドンでしたが、従業員がチップを欲しそうな目でこちらを見ていたので2万ドン渡しました。それでも酒とおつまみ、歌とダンスのショー、ナイトクルーズで総額900円弱ですから、安いものです。
2020から50分ほどクルーズがあり、下船後、ホテルに帰ってきました。

3日目、この日はホテルで朝食を済ませた後、部屋に荷物を置いたまま8時過ぎに出発しました。チェックアウトは正午までなので、それまでに小休止のためホテルに戻ってくる予定です。まずはホーチミン作戦博物館(1万ドン)へ。革命の経緯が紹介された博物館ですが、これと言った見どころもなく10分ほどで見終わってしまいました。そこから歴史博物館(1.5万ドン)に行き、9時からの水上人形劇(5万ドン)を見るつもりでしたが、最少催行人数の10人に満たず、中止になりました。その他の展示は石器から始まって、仏像や近代の装飾品など、幅広い展示がありました。ここを出てくると時刻は9時半です。時間つぶしがてら隣にあった動植物公園(5万ドン)に立ち寄り、1時間ほど見て回りました。動物との間が曇ったガラスで遮られており、かなり残念な展示になっています。旭山動物園にスタッフを留学させたいところです。動物自体はキリン、象、トラなどスタンダードな種が種が大体そろっていました。
ホテルに一旦戻り、小休止してからチェックアウト。その際、大きな荷物を預かってもらいました。ホテル近くにあるフォーのチェーン店(フォー・オン・フン)でスペシャルフォー(大)7.6万ドンを食べてから、ホーチミン市博物館(1.5万ドン)へ。近代のベトナム人の暮らしぶりが分かる展示になっていました。
次にホーチミン最大のベンタン市場へ。天井の高い大きな建物の中に屋台のような店がひしめきあっており、旧ソ連圏の市場とどことなく雰囲気が似ています。
そこからサイゴン・スカイデッキへ。私が前もって支払ったのは9ドルですが、ここでは20万ドンです。ファストトラックチケットという名称だったので入場券売り場に並ばなくて済むと思ったのですが、そもそもガラガラでした。それなら当日現地で20万ドン払ったほうがわずかに安かったかもしれません。展望台では頭の中にあったホーチミンの地図を一通り復習でき、今まさに発展中の街並みを体感することができました。
そこから統一会堂(4万ドン)に向かい、南ベトナム政権時代の大統領官邸を見て回りました。プライベートのカジノ室や映画館まであり、まるで王侯貴族のような暮らしぶりです。
時刻が15時になったのを見計らい、15時にオープンするサイゴン大教会に向かったのですが、残念ながら改装中でした。隣にある19世紀に建てられた中央郵便局(入場無料)に立ち寄ったところで低血糖状態になっていたので、ダンキンドーナツに入り、ドーナツとベトナム風アイスコーヒーのセット(3.5万ドン)で血糖値を上げました。
次に戦争証跡博物館(1.5万ドン)へ。ここでは主にベトナム戦争時代の悲惨な写真が展示されています。体が吹き飛び、頭と片腕だけになった遺体を持ち上げる敵兵、死体の山、殺されそうになって命乞いする人々、傷だらけの人、枯葉剤による先天性奇形の子供たち。私はカンボジア、バングラデシュ、タイ、モンゴルなどでえげつない展示を見てきたので慣れていますが、免疫がないとショッキングかもしれません。
ここを1630に見終わり、近くにある水上人形劇(22万ドン)の会場に行くと、すでに当日券は1700と1830の両方とも売り切れていました。サイゴン・スカイデッキではなく、こちらのチケットを前もって押さえておかなければいけなかったようです。
仕方なくドンコイ通り方面に戻り、地球の歩き方に載っていたブン・ダウ・ゴー・ニョー・フォー・ニョーという店で、ポークBBQ入りの甘酸っぱいスープに米麺と野菜を浸して食べる料理とティー(合計6.5万ドン)を頼み、ドンコイ通りを一通り散策してから、荷物を引き取り、空港に向かうことにしました。
ドンコイ通りからであれば49番バスが便利ですが、明らかなバス停がなく、渋滞の不規則な流れの中で49番バスを止めて乗りこむ自信はありません。仕方なく、109番バスの始発地点である9月23日公園バスターミナルまで30分以上かけて歩き、そこからバス(2万ドン)に乗りました。しかし実はパスター通り沿い、サイゴン・センターの道向かいに109番バスのバス停留所があり、ドンコイ通りのすぐ近くから乗車できるようです。
ちなみに空港についた時点での所持金は39.7万ドン。22万ドンの水上人形劇を見ていたら、ちょうどいい残額のはずでした。フライト3時間前の2110にチェックインが始まり、プライオリティパスでラウンジに立ち寄ってから、飛行機に搭乗しました。

4日目、30分遅れでソウルに到着し、朝から午後までプライオリティパスで使えるラウンジをハシゴしました。
マティーナラウンジはシェラトンウォーカーヒルの運営で、5つ星ホテルの簡易ビュッフェを楽しめますが、テーブル席のみでいつも混んでいます。アシアナ航空ビジネスクラスラウンジは最も広くゆったりしていますが、食事は一番しょぼい印象です。スカイハブラウンジはその中間で、それなりに空席があり、食事も充実しています。これらを渡り歩き、定刻通り名古屋に帰ってきました。
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ローマ旅行記(17年10月) [海外旅行記]

今回はもともと3日間の日程で中国の合肥に行くつもりで、中国国際航空(CA)のホームページで航空券を購入していました。しかしその後、帰国便の運休が決まり、翌4日目の帰国日程に無理やり変更されてしまったので、無料でキャンセルしました。CAで4日間の日程なら、もっと他に行きたい場所がたくさんあります。4日間あれば、もっと遠くに行けます。そんな感じでスイッチが入ってしまいました。
そうだ、ローマ、行こう。
ということで、CAのホームページで下記航空券を購入しました。19800円の航空券代にサーチャージ、空港税などが上乗せされ、総額53740円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA939 PEK 1340 FCO 1855
DAY3 CA940 FCO 1950 PEK 1320+1
DAY4 CA159 PEK 1645 NGO 2045 (NGO、PEK、FCOはそれぞれ名古屋、北京、ローマ)
ホテルはExpediaで、テルミニ駅近くのホテルメトロポリ(2つ星、朝食付き2泊で10508円)を予約しました。

旅行初日、セントレアでローマまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスのビジネスクラスラウンジに入り、朝食を済ませました。中継地の北京でもCAファークラスラウンジに入りましたが、保安検査の行列で時間をとられたため、滞在できたのは30分弱でした。
ローマ到着後、Shiaffini社のバス(往復8.9ユーロ、以下E)で、テルミニ駅(ローマ中央駅)へ。駅の売店でローマパス48時間(28E)を買い、駅から徒歩数分のところにあるホテルにチェックインしました。
この日、ローマで使ったのは36.9Eです。

2日目、朝7時半にホテルでコンチネンタルブレックファーストをとり、8時過ぎに出発。2つ星ホテルなので朝食の内容は質素ですし、駅前には24時間営業のマックがあるので、朝食なしのホテルにして早朝出発でも良かったかもしれません。そう思いながら、貧乏性なので、ホテルで朝食がついていると食べてしまうのですけどね。
地下鉄に乗ってローマパスの使用を開始し、まずはコロッセオへ。ローマパス48時間は、最初の観光施設が無料で、2件目からは割引になります。一応、ガイドブックやネットでは12Eのコロッセオを最初にするのがセオリーと書かれていたので、それに従いました。ローマ観光は16年ぶりで、前回コロッセオに来た時にはドラクエ4の闘技場の音楽が頭の中で鳴り出したのですが、今回はそれから年月も経ち、その現象は見られませんでした。今回は昼に訪れたきりですが、前回見た夜のライトアップも見事でした。
ローマパスでコロッセオを無料にすると、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘も無料になり、3施設をマイペースで周遊して所要2時間でした。ここからは徒歩で、近くの施設から順にめぐっていく予定です。
カラカラ大浴場(所要30分、ローマパスで8E→4E)を見てから、古代の競技場跡であるチルコ・マッシモを通り、道中の店でピザ2枚(6.1E)のランチをとり、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。ここは真実の口で有名ですが、近くで見るだけなら行列なしで無料、口の中に手を入れるなら2E払って長い行列に並ばないといけません。ここは見るだけにして、真実の口広場、マルケルス劇場(外から見るだけ)を経由し、世界最古の美術館であるカピトリーニ美術館(15E→13E)に入場しました。コロッセオ3施設が12Eなので、こちらに先に来たほうが得だと気づいても後の祭りです。まあ、正規の15Eでも来る価値のある博物館だと思ったので良しとします。ここの裏手からはフォロ・ロマーノを一望でき、そちらも必見です。ここを見終えたのは14時でした。
巨大なタイプライタと呼ばれるウィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を外から眺め、シエスタ休憩中のジェズ教会とサンタ・マリア・ソプラ・マリアノ教会を素通りし、パンテオン(入場無料)に立ち寄ってから、アンテンプス宮(7E→3.5E)へ。ここはローマ国立博物館のうちの1施設で、他の国立博物館と共通の入場券になっています。ここで料金を払えば、他の3施設も無料で入れます。正直、ここだけならカピトリーニ美術館に相当見劣りすると感じました。ここを見終えると、時刻は16時前です。
サンタンジェロ橋を通って、ローマ皇帝たちの廟として建てられたサンタンジェロ城(14E→7E)へ。チケットを買うのに20分、観光に40分かかりました。昔の城の中を徒歩で上っていき、一番上の展望台からはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を一望できます。
その後、サン・ピエトロ大聖堂(入場無料)でも保安検査に30分並び、17時40分に入場しました。以前来たときはその壮麗さに感動したものですが、今回中に入った時の最初の感想は「なんだ、普通の世界遺産クラスの教会じゃないか」でした。あちこちで世界遺産の教会を見て回り、不感症になってしまったようです。よくよく見れば細部まで手の込んだ装飾が施され、どこもかしこも美術品の塊で、かなり凄いことになっているのですが、裏を返せば世界遺産クラスの教会はどこもかしこもとんでもなく凄いということです。2点ほど普通の教会と異なる点を挙げると、入り口の上にパイプオルガンがないことと、礼拝の時に信者たちが座る椅子が置かれていないことです。
ここを出たのは18時20分で、すでに夜のとばりが訪れようとしていました。かなり良い雰囲気の写真を何枚か撮り、地下鉄オッダヴィアーノ駅まで歩く途中にあった店でカルボナーラのパスタとカプチーノ(9E)の夕食をとり、満員の地下鉄に乗ってホテルに帰ってきました。
一応、この日だけでローマパスの元は取れました。実際に使ったのは42.6Eです。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。この日は10月の最終日曜日です。前日までのサマータイムが終わり、時計を1時間遅くしないといけません。
この時間はまだオープンしていない施設が多いので、営業時間と関係のない観光地からめぐる予定です。地下鉄でスパーニャ駅に行き、スペイン広場の階段に座ってから、トレビの泉に後ろ向きでコインを入れ、バルベリーニ広場の噴水を見てから、9時オープンのカプチン派修道会博物館(ローマパス無効、8.5E)へ。ここでは約4000人の修道僧たちの骨を使って美しく飾られた堂があります。天井からぶら下がる照明の下にある丸いボールは大腿骨頭で、肋骨と脊椎を使って模様を描き出し、「ここでこの骨を使ってくるとは、お主できるな」と唸りたくなる出来栄えです。最初に修道僧の肖像画などの展示がありますが、それを見ても「この人も装飾の一部になったんだろうな」としか思えません。人骨の展示が多い場所と言えば、バンコクのシーウィー博物館や、ウランバートルの戦争博物館などが思い浮かびますが、ここにあるのは天寿を全うした修道僧たちの骨による装飾であり、残虐性のない背徳的な美という点で唯一無二の展示です。
現代人に不足しがちなカルシウムを存分に堪能した後、地下鉄でテルミニ駅に戻り、ディオクレティヌアスの浴場跡へ。ここはローマ黒質博物館の分館の一つであり、前日のアンテンプス宮の入場券で入れます。古代の浴場跡の施設は壮麗ですが、展示品そのものは「ほかの博物館には置けないB級品を並べてみました」という感じです。ここを45分かけてみた後、地下鉄でバチカン博物館へ。通常の入場料は16Eですが、毎月最終日曜日は無料になるのです。そのかわり閉館が14時と早く、激混みになるので、終わり際のほうが空いているのではないかと考え、11時過ぎに到着するように計算していました。しかしその時点でも400メートルほどの長蛇の列で、最初の10分の速度と行列の長さで計算したら、12時半の入場締め切りに間に合わないと思ったのですが、途中から速度がアップし、12時20分になんとか入場することができました。もちろん内部も人でごった返しており、じっくり鑑賞する余裕はありません。人の流れに乗って、8割がたの展示をサラッと見て回り、所要80分でした。出口はサン・ピエトロ大聖堂につながっており、この日も内部を見学できました。日曜日なので、ミサなどで観光客の入場制限があってはいけないと思い、前日のうちに来たのですが、杞憂でした。
この後、地下鉄駅に向かう道中でテイクアウトのピザ2枚(4.8E)を食べ、テルミニ駅そばにあるマッシモ宮(国立博物館の分館の一つ、他の分館と入場券共通)へ。こちらはフラスコ画、コイン、彫像など階ごとに展示内容が分かれており、今回訪れた3館のなかでは一番見ごたえがありました。私のペースで所要60分です。
少し時間が余ったので、近くにあったサンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学し、ホテルで預けてあった荷物を引き払い、16時40分発の空港行きバスに乗りました。所要40分で、フライトの2時間半前に空港に到着し、それから30分でチェックイン、保安検査、出国審査をすべて済ませたのですが、プライオリティパスで使えるラウンジが空港内トレインに乗った先にある離れ小島にあり、40分しか利用できませんでした。シャワーを使い、軽く飲食してからラウンジを出て、空港内トレインで本館に戻り、再び保安検査を受け、ラウンジのために結構大変な思いをしました。これでは本末転倒です。
ローマから北京までの機内は日本時間を意識して、できるだけ寝て過ごしました。
この日使ったのは13.3Eです。

4日目の午後、北京に到着し、CAファーストクラスラウンジに立ち寄ってから、名古屋に帰ってきました。

(追記)
今回の旅費をまとめてみました。
事前払いの航空券とホテルが64248円、現地で使ったのが92.8Eです。これを10月31日のセンレアでの円→ユーロへの両替レート(1E=135.75円)で計算すると、64248円+12598円=76846円になりました。一方、今回の搭乗でANAのマイレージに6218マイル貯まりました。
旅行中は意識していなかったのですが、実はローマ旅行の最安値を更新したのではないかと思っています。
航空券、ホテル、現地での交通費、入場料、食費すべて込みで77000円以下でローマに行ったことがあるという方、おられましたらコメントをください。
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大阪旅行記(17年10月) [国内旅行記]

1泊2日で格安大阪旅行をしてきました。
楽天トラベルで日本三大ドヤ街のひとつ、大阪あいりん地区にあるホテルミカド(誕生月のみ素泊まり1泊500円)を予約し、格安チケットショップで近鉄特急アーバンライナーのデラックスシートのチケット(3700円×2)を購入しました。現地では大阪周遊パス2日券(3300円)を使いたおす予定です。これさえあれば、大阪市内にある38の施設に無料で入場でき、大阪市営の地下鉄やバスも乗り放題になります。
ここまでで旅の予算は3700×2+500+3300=11200円です。

初日、自宅近くの牛丼家で朝食をとり、朝7時のアーバンライナーに乗りました。この日、アーバンライナー70周年の記念式典が行われたようですが、朝7時の時点では普段と何ら変わったことはありませんでした。
9時過ぎに上本町で降り、最寄りの地下鉄駅で大阪周遊パス2日券を購入。まずは8時半オープンの四天王寺の中心伽藍(300円→無料)に入りました。金堂内部には釈迦の生涯が現代的な筆致で描かれており、五重塔の最上部には仏舎利が安置されていました。
そこから徒歩で南下し、慶沢園という庭園(150円→無料)を見てから、天王寺動物園(500円→無料)へ。前の週に旭川の旭山動物園に行ったばかりなので、動物との距離が遠く、みな檻の中でじっとしていると感じました。一番の収穫は、久しぶりにニュージーランドの国鳥キーウィを見られたことです。日本国内でキーウィを飼育しているのはここだけだそうです。
動物園を出ると時刻は正午前です。まだまだまわりたいところが山のようにあるので、近くのコンビニでパンやおにぎりを買って公園のベンチで昼食を済ませました。
食後、日本一高いアベノハルカスの展望台(1500円→1350円)に上りました。遠くまで一望でき、眼下も見渡せて、ちょうどいい高さです。海外にある500メートル級の高層ビルになると、雨天の際にビルの中腹に雲がかかり、何も見えなくなるのです。
地下鉄で天満橋駅に移動し、大阪水上バス天満橋ベストビュークルーズ(1500円→無料)の1740発チケットをあらかじめ入手しておきました。次に大阪城御座船のチケットに引き換えに行ったのですが、こちらはすでに当日分が完売になっていました。大阪城天守閣(600円→0円)、同西の丸庭園(200円→0円)、同やぐら(700円→0円)、第二次世界大戦時の大阪での戦禍を伝えるピースおおさか(250円→無料)を見てまわり、京阪シティモール内の飲食店で夕食を済ませてからクルーズ船に乗りました。ちょうど日が沈む時間帯で大阪の夜景を船の上から一望できました。
チェックインがあまり遅くならないよう、一度ホテルに立ち寄ってからまた出かけました。天然露天温泉スパスミノエ(750円→0円)で入浴し、大阪府咲洲庁舎展望台(700円→0円)で夜景を見て、大阪梅田のHEP FIVEに到着したのは22時過ぎです。閉店間際のすいた状態で、梅田ジョイポリスワイルドリバー(体感型の急流下りアトラクション、600円→0円)と観覧車(500円→0円)を利用してからホテルに帰ってきました。

2日目、ホテル近くにある24時間営業の飯屋で朝食をとり、あいりん地区を散策しました。土方の男性、元土方の高齢者、世界各国から安宿を求めてやってくる旅行者の姿があり、海外旅行慣れしている私にとって特に身の危険を感じる場所ではありません。
一番営業開始時間の早い9時オープンの通天閣(700円→0円)に入り、ビリケンさんの足の裏をなでてから、9時半オープンの大阪市立東洋陶磁美術館(特別展900円→0円)へ。主に中国、朝鮮の陶磁器が展示されていましたが、現地の博物館で見なれているので、軽く流しました。これは大英博物館に訪れた際に感じたことですが、やはり地元の博物館が一番充実しています。
次に10時オープンの大阪くらしの今昔館(600円→0円)へ。江戸時代の街並みが再現され、大正、昭和時代に使われた生活用品などの展示がありました。ここの客の多くは中国人を始めとする外国人です。
その後、東梅田に向かい、駅地下で昼食をとってから、梅田スカイビル 空中庭園展望台(1000円→0円)へ。二つのビルの上にまたがる形で設置された展望台はもちろんのこと、そこへと至る空中エスカレーターも見どころの一つです。本当は前日の夜に来たかったのですが、時間の都合でこの日の昼になりました。
そこから難波に移動し、とんぼりRiver JAZZ Boat のチケット窓口に行ったところ、まだチケット引き換えは始まってなく、この日の大阪周遊パスでの引き換え分は売り切れと言われました。つまり最初から現金客オンリーで、大阪周遊パスの客はお断りのようです。やむをえずとんぼりリバークルーズ(900円→0円)の19時発チケットに引き換え、若手芸人の30分お笑いライブを見られる道頓堀ZAZA(500円→0円)、上方浮世絵館(500円→0円)をハシゴしました。大阪には2000組のお笑い芸人がいて、ZAZAで1日6回のショーをしても二人組ユニットの一人当たりの日当は300円とのこと。割と面白いユニットもいれば、最初から売れる気ないだろとツッコミをいれたくなるような芸人もいて、普段テレビで上澄みの芸人しか見る機会のない人間にとっては良い社会勉強になりました。浮世絵館のほうは所要10分ですぐに見終わりました。
残りの時間は単価の高いクルーズをめぐる予定です。16時発の帆船型観光船 サンタマリア デイクルーズ(1600円→0円)、キャプテンライン(1300円→0円)に乗船後、夕食をとり、19時発のとんぼりリバークルーズに乗りました。
そして20時発のアーバンライナーで名古屋に帰ってきました。

以上、無料もしくは割引で利用した施設の通常料金との差額は総額14900円でした。地下鉄にも無料で乗っているので、これを上乗せするとさらに数千円積みあがります。
交通の便の悪い施設、単価の安い施設は切り捨て、オープン時間の早い施設から遅い施設へと最短距離で移動していくのが効率の良いまわり方です。しかし今回は一応、行きたい施設を優先しました。フリーザ風に言えば、こんな感じでしょうか?
「私の周遊力は53万です。ですがもちろんフルパワーで大阪を周遊する気はありませんからご心配なく」
ちなみにこの周遊力、今月末にローマに行く際にも役に立つ予定です。
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旭川旅行記(17年9~10月) [国内旅行記]

新千歳空港経由で旭川に行ってきました。
5月にジェットスターのホームページで下記航空券を購入しました。
DAY1 GK181 NGO 0710 CTS 0855
DAY3 GK186 CTS 1650 NGO 1840(NGOは名古屋、CTSは新千歳)
座席指定料、支払手数料込みで総額15960円です。
また楽天トラベルでホテルクレッセント札幌(朝食、最上階大浴場、駐車料金込み2泊で10700円)を予約しました。
当初は札幌から旭川まで旭山動物園きっぷ(6130円)か、ふらの・びえいフリーきっぷ(6500円)を使う予定でしたが、9月上旬に楽天のキャンペーンで新千歳空港貸し出し・返却のレンタカーを格安(割引クーポン利用、3日間2200円)で申し込めたので、そちらに変更しました。
初日の朝は早いため、前日のうちにWEBチェックインを済ませ、搭乗券をプリントアウトしておきました。


旅行初日、自宅近くのすき家で朝食をとってから、始発電車でセントレアへ。
新千歳空港に到着後、送迎車で店舗に向かい、0920過ぎに出発。まずは滝川市にある松尾ジンギスカン本店に向かいました。ここは札幌市内や新千歳空港のフードコートなど多くの店舗を持つチェーン店の本店で、一度来てみたかったのです。1130に到着し、平日限定の2種食べ比べランチ(マトンと極上ラム100gずつ、ごはん、みそ汁、漬物、サラダ付きで1280円)を食べました。私の貧乏な舌には野性味あふれる安いマトンで十分なようです。
次に滝川市美術自然史館(620円)へ。ここにはティラノサウルスやマンモスやタキカワカイギュウ(滝川海牛)の化石のレプリカがあり、それなりに迫力があります。平日昼間に片田舎の割高な博物館に来たため、最初から最後まで客は私一人でした。
1230に滝川市を後にして、1340に中富良野町営ラベンダー園(入場無料)に到着。すでにオフシーズンのため売店やリフトは営業していませんが、帯状に植えられたケイトウ、マリーゴールド、サルビアが花を咲かせ、色鮮やかなコントラストを見せていました。
次に富良野周辺のラベンダー畑の中でも一番有名なファーム富田(入場無料)に向かいました。ここの隣には町営の無料駐車場と、とみたメロンハウスという店があります。名前からしてファーム富田の系列かと思ったのですが、別物でした。「とみたメロンハウスで購入したものをファーム富田に持ち込まないでください」という掲示があり、ガイドマップにも「この場所にある商業施設はファーム富田とは関係ありません」と書かれていました。そうとは知らず、とみたメロンハウスで赤メロンパンとふらの牛乳(370円)を買ってしまいました。いや、メロンパンは外がカリカリで中はしっとり甘く、牛乳はタンパク質たっぷりで、味そのものには満足したのですよ。でもファーム富田が入場無料のため、何か購入するならそちらで、と思っていたのです。なお、ファーム富田のラベンダーはすでに単なる観葉植物になっており、別の畑ではラベンダー以外の花が帯状に植えられて色鮮やかなコントラストを見せていました。
そこからさらに北上し、上富良野の日の出公園ラベンダー園(入場無料、あたり一面に植えられた観葉植物を丘の上から見渡せます)とフラワーランド上富良野(入場無料、こちらには別の花が帯状に植えられており色鮮やかなコントラストを楽しめました)をハシゴしてから、今度は南下して、1640に富良野駅そばにある唯我独尊というカレー店に入りました。
ここの一押しは自家製ソーセージカレー(1150円)ですが、富良野で有名なのはオムカレーです。私はオムカレー(1150円)を頼みました。半熟のオムレツにチーズがからんでおり、この店のスパイシーなカレールーとよく合います。この店ではカレールーのおかわりができますが、その時に「ルールルルー」と言わないといけません。「北の町から」に出てきたキタキツネを呼ぶときの有名なセリフが、富良野でルーをおかわりするときの合言葉になっているのです。ここのルーはサラサラとしてあまり腹にたまらないので、飲み物感覚でおかわりできました。
言い伝えでは、釈迦は生まれてすぐに七歩歩き、右手は天を指し、左手は地面を指して「天上天下唯我独尊」と言ったそうで、店名はそこから取っています。言葉の意味は、スマップの「世界に一つだけの花」に出てくる「もともと特別なオンリーワン」と大体同じです。余談ですが、6年間の苦行の末、苦行だけでは悟りを開けないと悟った釈迦は、近くの村娘から乳製品をもらいました。その村娘の名がスジャータで、その時の釈迦の言葉がサルピス(サンスクリット語で、美味しい)でした。カルピスはそこからの造語です。
というわけで、唯我独尊でサルピスなルールルルーを飲みました。うん、我ながら意味不明です。
この後、旭川市内のホテルに向かい、チェックインしました。

2日目、朝7時にホテルで朝食をとり、8時前に出発しました。まずは前日素通りした美瑛に向かい、ピラミッド型の展望台がある北西の丘展望公園(入場無料)へ。ここでは2~3か月前までラベンダーが咲いていた観葉植物がありました。そのすぐそばには、かつてスカイラインのCMに使われたケンとメリーの木(道路沿いにあり、当然無料)があります。草原にそびえる一本の木は、CMのエピソードを知らなくてもちょっと写真を撮りたくなるくらい絵になります。さらに少し移動すると、ぜるぶの丘(入場無料、200円寄付募集)があり、色とりどりの花が咲いていました。
そこから旭山動物園(820円)に向かい、10時に東門の無料駐車場に到着しました。途中、1日500円の有料駐車場がたくさん待ち構えていますが、ここではスルースキルが問われます。旭山動物園は行動展示(動物を自然に近い形で飼育し、自然に近い動きを展示する)の元祖ですが、これは動物と観客の双方を信頼し、両社の距離をできるだけ縮めることでなりたっています。
途中、中央食堂で半熟卵と鶏ザンギ(唐揚げ)カレーライス(700円)を食べ、ゆっくり見学して所要4時間半でした。
まだ早かったのですが、その日の予定を終えたのでホテルに戻りました。
少し休憩してから徒歩で出かけ、旭川駅裏手にあるあさひかわ北彩都ガーデン(入場無料)でサッポロクラシック缶ビールを飲みながら沈む夕日を眺め、地元のグルメガイドに載っていた天金というラーメン屋で正油ラーメン(700円)を食べてから、再びホテルに戻りました。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。富良野にある、かんのファーム(入場無料)、夕張市の東隣にあるシューバロ湖、夕張駅に立ち寄りながら、空港近くにある千歳水族館を目指しました。
シューバロ湖はダムによってできた人造湖のようで、そのほとりには閉校になった小中学校、高校の記念碑が立っており、道路が湖の中へと伸びており、湖に沈んだ鉄橋の上半分が顔を出し、陸上と同じ木々が水中から生えていました。哀愁漂う景観です。
夕張駅にも同じ情緒を期待して行ったところ、駅舎そのものはひなびた雰囲気で、単線の終着地となる無人駅でしたが、その背後に立派なリゾートホテルが建っていました。言わば哀愁とレジャーを足して2で割った雰囲気で、求めていたものとは違いました。
千歳水族館についたのは正午過ぎですが、駐車場が満車でした。空港の近くで時間をつぶそうと思っていただけで、どうしても行きたい場所ではなかったので、さっさとレンタカーを返却して空港に向かいました。満タンにすると30.06リッターで3824円でした。これにレンタカー代金2200円を足した6024円が今回現地で使った交通費の総額です。500キロ以上の距離を自分のペースで移動でき、当初鉄道の旅で組んでいたプランより安く、はるかに多くの場所に訪れることができました。
新千歳空港では松尾ジンギスカンフードコート店でジンギスカン定食(1000円)を食べ、カードラウンジで時間をつぶしました。
そして定刻通りセントレアに帰ってきました。
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人工知能は電気内科医の夢を見るか? [雑談]

先日、当院の名誉院長と雑談していて「内科医の仕事は人工知能で置換できるか?」という話題になったので、私の考えをまとめてみました。
結論から言えば、「現在のディープラーニングの延長ではノー」です。

人工知能と人間の頭脳は根本的に進化の系統が違う別物です。
人工知能は「常にルールが変わらないという制約の中で最大限の能力を発揮するもの」であり、人間の頭脳は「ルールが毎回変わる、もしくは初めてでルールが分からない状況で、比較的まともな働きをするもの」です。
常にルールが変わらないボードゲームでは、すでに人間は人工知能に勝てなくなっています。しかしこれが毎回、飛車と角行と金将と銀将の動き方のルールが変わる将棋だったらどうでしょう?
人工知能がどれだけディープラーニングを行い、最上のデータベースを蓄積していたとしても、ルールが変わった直後であれば藤井四段に勝てるとは思えません。人間では考えられない凡ミスをしてゲームエンドでしょう。
それと同様に、毎回細かなルールが変わってくるのが医療現場です。同じ疾患、同じ症状であっても患者個人個人で訴えの程度や表現は変わってきますし、その価値観も違います。
どうしても手術は嫌だ。治るなら積極的に手術を考える。たとえ植物状態でも長生きしてほしい。そんな状態になったら苦しまずに早く逝きたい。独り身だ。介護に熱心な家族がいる。
医者が扱う症例のすべて、患者ひとりひとりが数値化の難しい独自ルールを抱えているのです。
現在のCPUは、機構の複雑さで言えば人間の脳と同程度です。それなら本来、両者の処理速度は対等であり、人間にも1秒間に1億回以上の計算ができても良さそうなものですが、そんなことはありえません。
これはなぜでしょうか?
私は、人間の脳が99%以上無駄に働いているからだと思っています。
ここで簡単な実験をしましょう。まず、ひらがなの「あ」という文字を白紙に書いてください。あなたはそれを「あ」という文字だと認識せずに眺めていることができますか?
多くの人は勝手に頭の中に「あ」という音が浮かんでくるはずです。つまり「あ」という映像を見るだけで脳が勝手に「あ」という文字だと認識し、それに対応する「あ」という音をメモリーから呼び出す処理をバックグラウンドで始めるのです。
この時、人間の脳は無意識のうちに「あ」という文字が「い」でも「う」でも「え」でも「お」でもないという確認までおこなっています。だから頭の中に「あ」以外の音が浮かんでこないのです。
現在の人工知能は、この「一見無駄そうに見える関係ない処理」を一切行っていません。将棋の人工知能は最適手の計算だけにすべての処理能力を注ぎこみ、今日の昼食のメニューについて処理速度を割くことはしないでしょう。
この差が、私が最初に述べた「根本的に進化の系統が違う別物」という結論に結び付くのです。
いくつか実例を挙げてみます。

将棋に、はさみ将棋のルールを加えた新しいゲームについて考えてみます。基本的に将棋と同じで相手の王将を取れば勝ちですが、同時に自分の駒で相手の駒をはさめばそれを取ることができます。
私がこのゲームを思いついたのは、将棋について考えている最中、はさみ将棋という別のゲームを連想したからです。しかし現在のディープラーニングの手法を用いただけの人工知能では、この着想は不可能でしょう。

私は弟と二人兄弟で、子供が一人います。私が子供の頃、「父・母・私・弟」という家族構成の中で、私は母から「お兄ちゃん」と呼ばれていました。
私が子供を実家に連れて行くと、今でも母は私のことを「お兄ちゃん」と口走ります。子供にとって私は「父」であり、母にとって私は「息子」です。どこにも「兄」の要素はありません。
頭の良い人がこの場面に出くわしたら、家族構成の中で一番若い人を起点にして呼び名を決めていること、私には弟か妹がいて母がかつての家族構成を引きずっていることに気づくでしょう。しかし人工知能がこの仮説、推論を行うことはありません。これ一つとっても、今の人工知能は患者家族と会話するには完全な役不足です。

話が長くなりましたが、人間は普段から関係ないことまで考えている(一見無駄な処理をしている)生き物だからこそ、初めての場面に出くわしても別の事例を引っ張ってきて類推し、何とか対応できるのです。人工知能が最も苦手とする状況でもありますが、医療現場ではこれが頻回に起こります。
そのかわりルールが変わらないという制約の中では、人間は人工知能にかないません。
医療現場では人間と人工知能は補完的な関係になると思います。写真の中から猫を見つける、胸部X-pから初期の肺がんを見つけるというタスクであれば、ルールが変わらないので人工知能に軍配が上がるでしょう。実際の症状から診断を見つけ出すという作業も、基本的にルール変更はありません。しかしそれを踏まえて個々の患者にどう説明し、どう対応するかという話になると、現在の人工知能はまったく使い物になりません。治療ガイドラインの一部変更にも、かなり混乱をきたすでしょう。
人工知能は人間の医師の能力を補完するパワースーツにはなるでしょうが、医師を排斥する完全自立型のロボットにはなりえないというのが私の意見です。
あなたの仕事も、ルール変更が頻回にあるか、人対人のコミュニケーションが絶対的に必要か、の2点で考えてみれば、人工知能に置き換え可能か想像がつくと思います。
現在の人工知能にはどこまで進化しても越えられない壁があります。この現状を打破するには別のブレイクスルーが必要ですが、それについてはたまたま昔の記事でその青写真に触れていたので紹介しておきます。6年前にたまたま思いついただけなので、ディープラーニングのような思考の厚みに関する考察がまったくありませんが、ご容赦ください。

一番じゃなきゃダメです
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2011-07-09


それともう一つ、シンギュラリティについても述べておきたいと思います。これは、人工知能が人間の能力を超えることで、人工知能による自律的で飛躍的な技術進歩が生じるという技術的特異点です。
私はこれも当分先だと思っています。
私が子供の頃、科学者の過半数は一世代後に自動車が空を飛んでいると予想していたそうです。しかし実際にはご存知の通り、空を飛んでいません。
オスプレイとドローンが空を飛んでいるので、その中間サイズの乗り物を作り、個人が操縦すれば空飛ぶ自動車の完成です。でも近所のおじさんやおばさんがそれを操縦して、あなたの家の上空を飛んでいったら嫌ですよね?
また私が生まれる以前、アポロ11号が月に着陸しましたが、最近はだれも月に行っていません。
どちらも技術的には可能ですが、諸事情でやっていないだけと思われます。
このように科学技術が進むと「やろうと思えばできるけど、あえてわざわざやらないこと」が増えてきます。
昔見たUFOの番組で、ビートたけしが「ほかの天体からやってくる宇宙人のくせに自分の手で物をつかむなんて原始的すぎる」と意見を述べていたことがありますが、これがまさにその好例です。
現代の人類も宇宙に行くだけの科学技術を持っていますが、その一員である私はいまだに紙に書かれた回覧板を隣の家まで自分の足で歩いて届けに行っています。隣の家に回覧板を届けるロボットを作る必要性に迫られれば、すぐにでもできそうなものですが、誰もわざわざそんなことはしません。きっと手で物をつかむ宇宙人も同じ心情でしょう。
世界的な人工知能の権威であるレイ・カーツワイルは、その著書「シンギュラリティは近い」の中で、人間が自分の脳と人工知能をリンクさせ進化のスピードを飛躍的に早めるという未来図を予想していましたが、それが始まるべき今年になってもそんな兆候はどこにもありません。
だって脳と人工知能をリンクさせようと思ったら、麻酔を弱くして、ある程度意識がある中で接続状況を確認しながら頭に異物を埋め込まないといけないので、痛いですよ。
感染症を引き起こして脳に障害が残るかもしれませんよ。
庶民が牛丼を食べる値段でできる手術ではありませんよ。
もし仮に現状でそのような技術が可能だとしても、それが普及するとは到底思えません。
加えて言えば、銀河鉄道999のように人間の脳を機械の体と接続しても、脳に老人班やレビー小体が出現し、海馬が委縮し、脳自体の老化が進んでいくのですから、永遠の命は得られません。サイボーグも80年生きれば、クルマのアクセルとブレーキを踏み間違えるくらいに認知機能が低下してきます。
レイ・カーツワイルは「やろうと思えばできるけど、あえてわざわざやらないこと」というマージンと「人間の脳を機械と接続すること」の現実を無視して、そのような未来図を描いていたように思います。
そして人間の脳と人工知能の特性の違いを無視して、ただカタログスペックだけで両者を比較していました。
しかし人工知能が人間の頭脳と同じように一見無駄そうに見える無関係なことにまで多大な処理速度を割き、その上で人間の脳をシミュレートしてそれを超えるには、現在のCPUではまったく処理能力が足りません。
「この人、人工知能並みに無駄な思考ができない人だな」と感じていたので、ここで吐露します。
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宮崎旅行記(17年8月) [国内旅行記]

文中に環境依存文字を使ったところ、chromeでフリーズするようになったので、一度削除してから再掲載しました。

中学生になった長男と2人で宮崎に行ってきました。
ふるさと納税でもらったピーチポイントを使い、足りない分はクレジットカードで支払い、ピーチアビエーション(MM)のホームページで下記航空券を購入しました。往復2人分で総額32480円です。
MM189 KIX 1550 KMI 1655
MM190 KMI 1725 KIX 1830(KIXは関空、KMIは宮崎)
また楽天トラベルでホテルスカイタワー宮崎駅前(ツイン朝食付き8200円)、都城シティホテル(ツイン朝食付き8600円)、バジェットレンタカー宮崎空港店のレンタカー(コンパクトクラス48時間7660円)を予約しました。
名古屋、難波間は近鉄特急アーバンライナー・デラックスカー(チケットショップで3700円×4)です。

旅行初日、朝10時発のアーバンライナーで大阪難波に向かい、難波の駅地下で昼食をとりました。そこから南海電鉄(890円×2)で関西空港に向かい、宮崎へと飛びたちました。ちなみにこの日は台風が接近してきており、もしかしたら宮崎に着陸できずに関空に引き返すかもしれないというアナウンスが流れていました。
なんとか宮崎に到着し、空港のインフォメーションセンターでバジェットレンタカーの送迎車を呼んでもらいました。レンタカーを借り、帰宅ラッシュの渋滞の中を宮崎駅前のホテルへ。チェックインを済ませてから、徒歩6分ほどの場所にあるチキン南蛮の元祖、おぐら本店でチキン南蛮(ライス付き1010円×2)を、駅前にある「ぐんけい」という居酒屋で焼酎水割り、マンゴジュース、鶏だしのラーメン、地鶏の炭火焼き(計3142円)を食べてから、ホテルに帰ってきました。
チェックインの際、ホテル最上階(18階)にあるラウンジで使える無料ドリンク券をもらっていたので、そちらにも立ち寄ってから部屋に戻ってきました。
この日、ネットで調べるとバニラエア―の奄美諸島便は台風のため運休になったとのことでした。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時半過ぎにチェックアウト。
まずはレンタカーで宮崎神宮に向かいました。ここでは神武天皇を祀っているそうです。
次に平和台公園(入場無料)へ。ここには紀元2600年を記念して建てられた巨大な平和の塔がありますが、インドネシアのボロブドゥールあたりにありそうなデザインです。はにわ公園も併設されており、さまざまな形の埴輪を見かけました。そのほとんどは細長の目をしています。
そこから北へと向かい、西都原にある宮崎県立西都原考古学博物館(入場無料)へ。私はここをポエム博物館と名付けました。展示品に対する説明文が少なく、それを探しているとかわりにポエムが目に飛び込んでくるのです。
・どこに行くのか、走り始めたものは止められないのか。やり直しは何時だってできる。終わりなんて、完成なんてありはしない。人間の英知を信じきることだ。「知」にも力が必要である。
・不幸は人間のうちである。引き寄せる不幸を、何故か人間は振り払うことができない。平安を願いつつ、人は平安を生きることができないでいる。失うことの意味は、いつも残された者だけが後悔のうちに思い起こすものだ。
・話しかけてほしかった。ただ、そんなことだった。遠くに風の音を聞いた。暗闇は深く、星はすべて輝いている。必ず風は吹いてくる。
こんな具合です。
「ポエムに凝っている俺スゲー」な人が、ポエムを盛り上げるための小道具として土器や土偶を並べてみたと言われても納得します。熱い何かに心酔していることは伝わってくるのですが、私は普通に説明文が読みたかったのですよ。
次に西都原古墳群を少しだけ散策し、13号古墳の内部を見てきました。墓の内部が地上よりも暑いという点は、エジプトのピラミッドと共通しています。
この日、当初の予定ではもう少し宮崎県北部を散策してから南下する予定でした。しかし台風が近づいてきており、この日のうちに南のほうも観光を済ませておこうと思い、宮崎市南部にある道の駅フェニックスに向かいました。ここは本来、南国ムードたっぷりで美しい日向灘を望める場所ですが、台風の影響で空は曇り、強風が吹きあれ、くすんだ色の海に高波が踊っています。ここでチキン南蛮定食(1000円×2)を注文し、さらに南下してサンメッセ日南(大人700円、中学生500円)に向かいました。
ここはイースター島以外で唯一、島公認のモアイ像が復元されている場所です。イースター島に行った知人から「最初は興奮するけど、モアイしかないから1時間で飽きる」と聞いたことがあり、大変な労力・時間・金額を要する割には、あまり報われない観光地なのかもしれません。それなら国内でレプリカ7体を見て、お手頃にそこそこ満足しておくのも悪くありません。
その後、雨の中レンタカーを運転してホテルに向かいました。チェックインして部屋でネットにつなぎ、情報収集すると、すでにこの日のピーチアビエーションの宮崎・大阪間は運休になっていました。これから台風が近づいてきて、翌日午後に宮崎に最接近するので、翌日の運休も決まったようなものです。翌朝レンタカーを返し、陸路で名古屋まで帰ることにしました。
まずはレンタカー会社に電話し、宮崎空港店での返却を宮崎駅前店での返却に変更してもらいました。これで1時間くらいはタイムラグをなくせます。夕食のため近くにあるイオンのフードコートまで出向き、帰ってきてから再び翌日の手配をしました。
宮崎から福岡までは
1 大分経由の在来線で北上
2 鹿児島まで在来線で南下し、そこから九州新幹線
3 高速バスで八代に出てから九州新幹線
4 高速バスで福岡まで
の4パターンが考えられますが、すでに鹿児島県内の在来線と新幹線は運休になっているようでした。これで2番の可能性は消えましたし、今後台風が近づいてくると1番や3番も運休になる可能性が大です。
そこで宮崎バスのホームページから翌日10時発の高速バス(4540円×2)を予約し、ホテルのパソコンからバウチャーをプリントアウトしました。
その後、山陽新幹線が止まる前に大阪まで逃げ帰れば、もともと手配してあったアーバンライナーで名古屋まで帰ってこられそうです。

3日目、朝6時からホテルで朝食をとり、7時前にチェックアウト。レンタカーで都城から宮崎まで高速道路(740円)を走り、通行止めになっていないことを確認してから、バジェットレンタカー宮崎駅前店がオープンする8時ちょうどに返却しました(ガソリン代2046円)。
宮崎駅に入ってみると、すでにJRのすべての電車が運休になっていました。バスの駅前営業所に行き、10時のバスをもっと早い便に変更できないか尋ねたところ、8時半と9時半はすでに満席で、9時のバスは運休が決まったとのことでした。それ以降のバスも今後の況次第で運休するかもしれないとのことです。つまり8時半のバスに乗れなければそれ以降の便は運休すると考えてよいでしょう。これで飛行機、電車、高速バスのすべてが封印されてしまいました。
最後の手段としてレンタカー会社に戻り、福岡乗り捨てで新たにレンタルできないか交渉しました。乗り捨て料込み、6時間で16654円と高額ですが、背に腹は代えられません。レンタカーを用意してもらう間に、バスの駅前営業所まで行って10時のバスをキャンセルしたところ、ちょうど運休が決まったとのことで、手数料なしで全額が返ってきました。
こうして8時半過ぎにレンタカーで宮崎駅前を出発し、高速道路が閉鎖されないことを願いながら福岡に向かいました。宮崎から八代へ(九州南部を東から西へ)抜けると嵐は止み、空は明るくなり、周りを走っている車の数が多くなりました。これで、なんとかなりそうです。
結局、正午過ぎにバジェットレンタカー福岡駅前店にレンタカーを返し(ガソリン代2740円、高速代5000円弱)、1410博多発、1731名古屋着の新幹線のぞみの切符(18740円×2)を買ってから、駅ナカの麺通りで昼食をとり、なんとか無事に名古屋まで帰ってきました。

台風の影響で飛行機はおろかJRや高速バスまで運休になる中、帰りの手段を手配するのはかなり大変でした。どれだけ天気予報や運行状況を見ながら考えても、選択肢が目の前から一つ、また一つと消えていくのです。最終的にかなり割高な旅行になってしまいました。
今にして思えば、最初からレンタカーの乗り捨て場所を福岡駅前に変えてもらえば良かったのですが、乗り捨て代、高速代、運転の手間やリスクを考えて二の足を踏んでしまいました。その場では知恵を絞ったつもりでも、なかなか最適解にはたどり着けないものです。翌日の仕事や子供の部活に穴をあけず、つじつまを合わせられただけでも良しとします。
福岡から名古屋(または大阪)への移動は、福岡空港まで行ってLCCの空席がないか確認する手も脳裏をよぎったのですが、夏休みの日曜午後、しかも台風が近づく中で安い空席がある可能性は低く、格安チケットを求めて奔走する父親の背中を息子に見せるのも好ましくないので、行動には移しませんでした。
新幹線で名古屋まで直帰したため、すでに引き換えてあった大阪難波から近鉄名古屋までのアーバンライナーのチケットは、近鉄の窓口で1か月有効の引換券に代えてもらい、それをチケットショップに売却しました(2800円×2)。ピーチアビエーションには後日電話して、払い戻しをしてもらう予定ですが、大部分はピーチポイントで帰ってくるので、またピーチを利用してどこかに行かなければなりません。
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バンコク旅行記(17年7月) [海外旅行記]

今年1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。チケット代15000円に各種料金が上乗せされ、総額30120円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA959 PEK 1405 BKK 1835
DAY3 CA980 BKK 0100 PEK 0620
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100(NGO、PEK、BKKは名古屋、北京、バンコク)
またExpedia で NARAI HOTEL(3つ星、1泊4145円)を予約しました。
今回は「3万円のチケットでちょっとバンコクまで行ってきます」というノリで、現地での予定は決めていません。行きなれた街ですし、マイナーな観光地を適当に見て回る予定です。

旅行初日、セントレアでバンコクまでのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。最近のスターアライアンスラウンジは何種類かバリエーションのある料理を日替わりで提供しているようで、毎回メニューが違っています。
北京に到着するとかなりの曇り空でしたが、見晴らしは悪くないので、PM2.5によるものではなさそうです。ここでもCAファーストクラスラウンジに入りました。国内線のラウンジはいつも激混みですが、国際線は空いていてゆったりできるので好きです。
バンコク到着後、空港内(1万円=2760バーツ、以下B)ではなく、鉄道駅の近く(同2980B)で両替しました。ちょっと歩くだけで、かなりレートが違います。エアポート・レイル(45B)と高架鉄道(31B)を乗り継いでチョンノンシー駅まで移動し、そこから徒歩10分弱でホテルに到着。チェックイン後、間違えて朝食なしの宿泊プランを予約していたことに気づき、少し凹みましたが、気を取り直して近くの屋台街に出かけました。熱気とカオスにあふれた雰囲気の中、50Bのパッタイを食べるだけで少し幸せになれるのですから、安いものです。

2日目、7時(日本時間9時)まで寝坊し、前日の屋台街に朝食を求めて出かけました。ホテルの朝食会場はお洒落な場所だったのですが、それでも「朝食なしプランの宿泊客ですが、300B払うのでやっぱり食べさせてください」と言うより、「いつもホテルの朝食ばかりだから、たまには屋台の朝食に挑戦してみよう」と考えたほうが、気分が明るくなれる気がしたのです。味付けご飯に卵焼きが乗った弁当(25B)とグリーンカレー(25B)を購入し、部屋でローカルテレビを見ながら朝食。たまにはこういうのも悪くありません。本当は屋台街で食べたかったのですが、朝食の時間帯はテイクアウトの品ばかりでした。
食後、ホテルのプールでひと泳ぎして。10時にチェックアウト。フロントで荷物を預かってもらい、高架鉄道でナショナルスタジアム駅に向かいました(28B)。ここから少し歩いたところにタイのシルク王ジム・トンプソンの家(150B)があります。11:05からの日本語ガイドツアーに参加し、見て回りました。私もジム・トンプソンの商品は好きで、私が気に入るネクタイの柄は、かなりの確率でハンティング・ワールドか、サルバトーレ・フェラガモか、トラサルディか、ジム・トンプソンのどれかです。しかしその一方で、ジム・トンプソンの最大の功績は、タイシルクというアジアンな商品に自分の名前(欧米のブランド名)を与えたことではないかとも密かに思っています。
余談ですが、インナーの棚のクロスは我が家とほぼ同じで、ジム・トンプソンと私はデザインの好みが似ていたのかもしれません。我が家はその後、北欧好きの妻やリビングで寝泊りする長男の影響を受けてカオス化しましたが、当初のコンセプトではアジアンリゾートを目指しました。
ジム・トンプソンの家を見終わり、ナショナルスタジアム駅に戻ってくると、時刻は正午を回っていました。脱水状態のすきっ腹にコンビニで買ったシンハビール(39B)を流しこみ、近くのショッピングセンターにあるフードコートで豚肉入りフライ麺(60B)とトムヤムクン(90B)を注文しました。
食後の散歩を兼ねて、ショッピングセンターを見て回りながら隣のサイアム駅まで歩き、そこから高架鉄道でパヤタイ駅に向かい(25B)、駅から徒歩数分のところにあるスアン・パッカード宮殿(100B)に入場しました。ここはその名の通りかつて宮殿として建てられた建物で、現在は王族のコレクションを展示した博物館になっています。それなりに見ごたえがありますが、王宮そばにある国立博物館の下位互換と言えなくもありません。
そこから高架鉄道でアソーク駅に向かい(34B)、近くにあるカムティエン夫人の家(100B)に入場しました。ここではタイ北方の家屋があり、その内部で彼らの暮らしぶりが紹介されています。個人的には、ここもサイアム・ニラミットの下位互換と感じました
その後、アソーク駅隣のショッピングセンターを散策してから、高架鉄道でチョンノンシー駅に戻り(37B)、近くのマッサージ店でフットマッサージをしてもらいました(1時間250B+チップ)。足裏には多くのツボがあり、どこか内臓が悪いと、その部分に対応するツボを押された際に痛みが走るそうです。しかし特に痛い部分はなかったので、健康状態にはさほど問題がないのかもしれません。
そこから前日と同じ屋台街に向かい、タイ風チャーハン(50B)を食べてから、ホテルで荷物を引き払い、高架鉄道(31B)とエアポート・レイル(45B)を乗り継いでスワンナプーム国際空港に到着しました。
フライト3時間前からチェックインが始まり、私は出国審査後にプライオリティパスでコンコースGのラウンジに入り、シャワーを利用しました。

3日目、0100のフライトに搭乗し、機内ではほぼ寝て過ごしました。
北京到着後、CAファーストクラスラウンジに直行し、夕方までここで時間を過ごしました。最近は北京経由の旅行が多かったため、半日市内観光をすることも多く、新たに行ってみたい場所がなかったのです。
セントレアには、ほぼ定刻通り帰ってきました。

なお今後の予定ですが、8月は宮崎、9月は札幌・旭川、10月はローマ、11月はホーチミン、12月は武漢、1月は奄美大島と松山、2月は釜山へのチケットを手配済みです。
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バルト三国旅行記(17年6月) [海外旅行記]

旧ソビエトで、現在はEU加盟国であるバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)に行ってきました。いずれも初めて訪れた国なので、私の渡航歴はこれで一気に増えて59か国です。
燃油サーチャージが復活する直前の今年1月、楽天トラベルで下記航空券を購入しました。
DAY1 AY80 NGO 1030 HEL 1440
DAY1 AY113 HEL 1625 TLL 1700
DAY6 BA6062 VNO 1145 HEL 1325
DAY6 BA6093 HEL 1715 NGO 0850+1
AY、BA、NGO、HEL、TLL、VNOはフィンエアー、ブリティッシュエアー、名古屋、ヘルシンキ、タリン、ヴィリニュスの略です。往復ともフィンエアーによる運行ですが、帰りはなぜか(形式上)ブリティッシュエアーの共同運航便のほうが安かったので、こうなりました。航空券77000円に空港税などが上乗せされ、総額90540円です。
ホテルはExpedia.co.jp でOlevi residence(エストニアの首都タリン、3つ星、朝食付き1泊で5960円)、Formus Hotel(ラトビアの首都リーガ、3つ星、朝食付き2泊で13014円)、Hotel Conti(リトアニアの首都ヴィリニュス、4つ星、朝食付き2泊で11980円)を予約しました。
またLUX Express のホームページで下記のバスを予約しました。
DAY2 タリン 1830 リーガ2255(16ユーロ、以下E)
DAY4 リーガ0900 シャウレイ 1125(12E)
リトアニア北部の町シャウレイには十字架の丘と呼ばれる有名な観光名所があり、DAY 4 にリーガからシャウレイ経由でヴィリニュスまで移動する予定です。リーガからシャウレイへは小型バスしか移動手段がなく、当日の申し込みではほぼ満席になっているため、あらかじめ申し込みました。一方シャウレイからヴィリニュスまではバスと電車があります。
バス https://www.autobusubilietai.lt/index.php?lang=0&
電車 https://www.traukiniobilietas.lt/portal/en
電車のほうが所要時間も短くて料金も安いのですが、クレジットカードでの支払いができないのでネット購入できません。しかし夕方以降に合計3便、計12車両の運行があり、当日の直前でもすべてが満席になることは皆無であったため、現地で電車の切符を購入することにしました。
以上、航空券とホテル5泊、タリンからリーガ経由でシャウレイまでのバスで合計121494円と28Eです。

ここで、今回の旅程を旅行会社風にまとめてみます。
1日目 名古屋からヘルシンキ乗り継ぎでエストニアの首都タリンへ。タリン泊。
2日目 タリン市内観光。18時半のバスでラトビアの首都リーガへ移動。リーガ泊。
3日目 リーガ市内観光。リーガ泊。
4日目 リーガからバスでリトアニアのシャウレイへ。十字架の丘を観光し、夕方の鉄道で首都ヴィリニュスへ。ヴィリニュス泊。
5日目 ヴィリニュス市内観光。ヴィリニュス泊。
6日目 ヴィリニュスからヘルシンキ乗り継ぎで名古屋へ。機内泊。
7日目 朝、名古屋に到着。お疲れさまでした。


旅行初日、手持ちのユーロが少なかったのでセントレアで両替しました。一般的に両替レートはマイナー通貨国のほうが良いので、円よりメジャーなドルとユーロは日本で、それ以外は現地で両替するのが原則です。チェックインと出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
およそ10時間のフライトを終え、ヘルシンキで入国審査。ここで「ビザ不要」の列があるのを見落とし、”ALL PASSPORT“の列に並んでしまったため、中国人に交じって長時間並び、審査の際にも根掘り葉掘り聞かれ、かなり時間をつぶしてしまいました。ただしフィンランドとバルト三国はシェンゲン条約加盟国なので、最初に入国審査を済ませてしまえば、それ以降は自由に移動できます。
ヘルシンキからタリンまでのフライトは小型のプロペラ機で、雲の上まで上がったと思ったらすぐ降下をはじめ、所要30分ほどで到着しました。空港の両替所で24時間有効のタリンカード(25E)を購入。これさえあれば、タリン周辺の公共交通機関が乗り放題で、主な観光地にも無料で入場できます。
1730に空港を出るバスに乗り、夕方の渋滞に巻き込まれ、30分かけて旧市街に到着しました。その足で19時までオープンしているはずのヘレマン塔に向かったのですが、どうしても入り口を見つけることができません。あきらめてホテルに向かい、チェックインすると、部屋はフロントから階段を下りた地下にあると言われました。ドーム屋根の古い地下室を改装した趣のある部屋です。ほとんど光が差し込まないのは残念ですが、立地と雰囲気が良くてリーズナブルなので仕方ないでしょう。
部屋に荷物を置いて再び散策に出かけました。旧市街の中心地であるラエコヤ広場に行くと、オープンテラスのしゃれた店が並んでいます。メインディッシュの値段は12E以上ですが、それを素通りして、地球の歩き方2017に載っていたコンプレッサーという店に向かいました。ここは伝説的なパンケーキの店だそうで、デザート系から料理系まで様々なパンケーキが4~5Eで用意されています。私はチキンフィレのパンケーキ、クリームチーズ添え(5E)とマッシュルームのスープ(3.2E)を頼みました。かなりボリュームがあり、胃袋的にはどちらか一品でも十分でした。
食後、腹ごなしのため、小高い丘の上にあるトームペアに向かいました。ここはお城や大聖堂があるハイソな一角です。その一番北にある展望台に行くと、旧市街の街並みを一望できました。色とりどりの可愛らしい屋根がひしめき、おとぎ話に出てきそうな景色です。
その後も翌日の下見としてレストランや博物館の場所を確認して回り、スーパーでミネラルウォーターを買ってからホテルに帰ってきました。
この日はタリンカードと夕食で33.2E使いました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウトして、荷物を預かってもらいました。この日はタリンカードを使い倒す予定です。
前日も訪れたトームペアに向かい、8時オープンのアレクサンドルネフスキー聖堂(無料)、9時オープンの大聖堂(通常5Eがタリンカードで無料)に入りました。大聖堂には塔があり、上に登ればタリンの街並みを一望できます。
その後、ラエコヤ広場に開設された青空市場をのぞいて時間をつぶし、10時オープンの聖ニコラス教会(通常6Eが無料)へ。この時間から多くの観光地がオープンします。
1020旧市庁舎(通常5Eが無料)。昔の豪華な家屋の内装を見ることができます。
1050エストニア歴史博物館(通常6Eが無料)。その名のとおりです。
1115ロシア博物館(通常3Eが無料)。その名のとおりです。
1140カルヤケルデルで昼食(4.3E)。地球の歩き方に載っている激安ランチの店で、ランチセットは1種類しかありません。エストニア語のメニューが読めなくても、「ランチメニュー」と言えば店の人が英語で教えてくれます。この日のメニューは肉の入った濃厚なトマトスープ、パン、ミートローフのフライドポテトと温野菜添えでした。やはりかなりのボリュームです。
1220占領博物館(通常6Eが無料)。ソ連統治時代の品などが展示してあります。
1250キークインデキョク(通常5Eが無料)。塔の内部が博物館になっており、中世の展示が目立ちます。拷問道具もありました。
1320エストニア飲み物文化博物館(通常10Eが無料)。入り口でリンゴのスパークリングワインを試飲し、昔のバーなどのセットを2~3個見て終わり。商売熱心で自社ワインを勧めてきます。
1340タリン市博物館(通常4Eが無料)。その名のとおりです。
1415太っちょマルガレータ海洋博物館(通常6Eが無料)。太っちょな塔の内部が海洋博物館になっています。
1500聖オレフ教会(通常3Eが無料)。ここの塔に上ればタリンの街を一望できますが、階段オンリーで息切れします。
1540自然史博物館(通常5Eが無料)。エストニアにいる動物のはく製や魚の模型があります。
1610健康博物館(通常8Eが無料)。人体に関する博物館で、解剖標本もあります。ここを見終わると、バスが出発する2時間前でした。結局ここまでで25Eのタリンカードを74E相当利用しました。別に急いだつもりはなく、マイペースで時間の許す限り観光した結果です。
ホテルに戻って荷物を引き払い、前日のバス停まで歩きましたが、乗ろうとした路線の乗り場が分かりません。結局そのままバスターミナルまで歩いてしまいました。
1730バスターミナル着。売店で買ったチキンサンド(3.2E)とバナナ(0.6E)を待合室で食べ、1830発のバスに乗りました。トイレ、無料ドリンクサービス、無線LAN、プライベートテレビ、コンセントがあり、とても快適です。
2240予定より早くリーガのバスターミナルにつき、道向かいにあるホテルにチェックインしました。
この日は昼食と夕食で8.1E使いました。

3日目、前日の夜が遅かったので、少し朝寝坊。ホテルで朝食をとり、0850に出発しました。まずは道向かいにある中央市場へ。旧社会主義国らしく素っ気ない建物の中に、色とりどりの商品とそれを求める客がひしめきあい、活気にあふれていました。値段もイチゴ1Kgが2.5E、ブルーベリー1Kgが3E、チーズ1Kgが5~6E、菓子パンが1個0.3E以下といった具合で、どれも日本の物価の数分の一です。市場の雰囲気を楽しんだ後、リーガ駅に向かい、市場とは打って変わった真新しいスマートな建物内を散策しました。
その後、旧市街を抜けてダウガヴァ川のほとりへ。対岸には真新しいビルも散見しますが、基本的に緑が豊かです。次にリーガ城(大統領官邸、入場不可)、聖母受難教会(入場無料)、聖ヤコブ教会(入場無料)を見て回りました。マイナーな教会は厳かな雰囲気を独り占めできるので、割と気に入っています。
それからスウェーデン門、城壁を経て、ラトビア軍事博物館(入場無料)へ。軍人の写真や兵器の実物が山ほどあり、中には痛々しい展示も混じっています。ラトビアとしては、無料でも良いので多くの人に来て欲しいのでしょう。
次にリーガ大聖堂横のドゥアマ広場に行くと、青空市場が軒を連ねていました。可愛くデコレーションされたお菓子を売る店が多かったので、0.5Eで小さなものを一つ買ってみました。クッキーの生地に乾燥状態のクリームが乗っていて、しっとりと甘くて美味です。また広場の一角では小学生くらいの子供たちが伝統的な衣装に身を包んで踊りを披露していました。軽快な音楽に合わせて飛びはねるダンスはエネルギッシュで、無料で見られてラッキーでした。
その後、リーガ大聖堂に向かうと、普段3Eの入場料が10Eになっていました。時刻は正午前で、正午からパイプオルガンの演奏が始まるそうです。地球の歩き方にも「これを聞かなければ、リーガに来たことにならない」と書かれていたので、たまたま丁度よいタイミングで来たようです。重厚なパイプオルガンの音色を聞いていると交感神経が弛緩し、リラックスして25分間の演奏を楽しめました。
これを聞き終えてから、地球の歩き方に載っていたマルナー・ビテという店に入りました。洒落た内装の店で、7Eの日替わりランチを頼むと、豆がたくさん入った歯ごたえの良いサラダ、パン、鶏肉と色とりどりの野菜を紙に包んで煮込んだものが出てきました。味もボリュームもばっちりで、これを西欧諸国で頼めば20Eは取られそうです。
食後、聖ヨハネ教会(寄付1E)と聖ペテロ教会(9E)を見て回りました。後者には高さ123mの塔があり、高さ72mの展望台までエレベーターで昇れます。高層ビルのない旧市街を一望でき、かなり遠くまで見通せました。
それからブラックヘッドの会館、市庁舎、国立オペラ座、自由記念塔、ラトビア大学(いずれも外から見るだけ)に立ち寄り、ラトビア歴史博物館(3E)に到着したのは1530でした。普段は17時までオープンしていますが、この日は翌日が休日のため16時に閉まるそうです。前日、タリンの博物館をどれも20~30分で見て回ったので、何とかなると思ったのですが、想像以上に展示内容が多く、最後は時間が足りなくなりました。時間の制約がなければ、私がマイペースで見て40分くらいです。
次にパウルス・ストゥラディンシュ医療歴史博物館(2.13E)へ。ここは医療に関する世界的にも大きな博物館とのことですが、個人的には前日訪れたタリンの健康博物館のほうが見ごたえがありました。20分くらいでサラッと見終わり、近くにあるユーゲンシュティール(新芸術)建築が立ち並ぶ通りへ。一言でいえば、人や動物の彫像で飾り立てた、少し奇抜で派手な建物です。何も知らなければ「この建物、かなり装飾に凝っているなー」と思って終わりですが、逆にこちらに見慣れると通常の建物が殺風景に思えてきます。
これを見終えると時刻は17時。そこからバスターミナルまで歩き、2階にあるカフェテリア形式の店でオイルサーディン(1.1E)、魚、ニンジン、ポテトの山盛りサラダ(2E)、チキンハンバーグ(1.9E)、シナモンの効いたパン(0.6E)を食べ(計5.6E)、ホテルに帰ってきました。
この日は入場料と昼食、夕食で37.73E使いました。

4日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウト。前日にも立ち寄った中央市場を少し散策してから、9時発のバスに乗りました。幸い(?)運転の荒いドライバーで、定刻より早い1110にシャウレイ着。1130~1230に昼休憩があるというバスターミナルの荷物預り所に荷物を預かってもらうことができました(0.6E)。トイレ(0.2E)を済ませ、インフォメーションでドマンタイ行きバスの時刻表をもらいました。2017年6月現在、下記のとおりです。
往路シャウレイ発 0725D 0825D 1025 1100 1215 1310 1415 1540 1730 2030
復路ドマンタイ発 0733D 0850 0932D 1043 1212 1303 1403 1502 1727 1903 (Dは日曜運休)
1215発のバスに乗ることにして、次に切符を買うため駅に向かいました。
1725シャウレイ発、2003ヴィリニュス着、2等席で(9.7E)です。本当は3Eほど高くても一等席が良かったのですが、朝の時点でネットから確認すると売り切れでした。ともあれ、これでヴィリニュスまでの足を確保できたので一安心です。
バスの発車まであと30分ほどしかなかったので、駅隣にあるフライ専門の弁当屋で3.5Eの弁当を買いました。巨大なキュウリのピクルス2本、豆のピクルス、ケバブ系の肉の細切れ、そしてフライドポテトがLサイズで3人前くらい入っていました。これを途中まで食べてからバスターミナルに戻り、1215発のバスに乗車(0.8E)。所要20分ほどで、草原のど真ん中にあるドマンタイのバス停に着きました。そこからさらに20分ほど歩くと、十字架の丘が見えてきます。ここにはエストニアの人口よりもたくさんの十字架があるそうですが、現地を見てその理由がわかりました。手前の売店で1~2Eの小さな十字架が売られており、観光客が思い思いに追加していくのです。おかげで場所によっては十字架のゴミ捨て場のようになっており、5分で十字架は見飽きます。しかしそれは観光客が行き来する中央の道だけであって、少し脇に回ればそういう軽率な十字架はなくなり、地元の人たちの思いがこもった十字架ばかりになります。十字架の丘を抜けた先には、祭壇がガラス張りになっていて十字架の丘を望める教会もありました。この近辺で1時間あまり過ごしてからドマンタイのバス停に戻り、1503のバス(0.84E)でシャウレイのバスターミナルに戻ってきました。
バスターミナル横のショッピングセンターで時間をつぶし、出発1時間前にスーパーの総菜コーナーで、ニシンとオニオンのマリネ288g(1.44E)、オリーブ、トマト、パプリカ、キュウリ、カッテージチーズが入った色とりどりのサラダ260g(1.48E)を買ってから、預けていた荷物を受け取り、駅に向かいました。
電車はこの駅が始発のようで、出発15分前から乗車できました。二等席には向かい合わせの4人ボックスと6人ボックスがありますが、基本的に1つのボックスに1組の客が座っていて、私は6人ボックスを独り占めできました。インターネットで見ていた以上に空席が目立つので、これなら当日に切符を購入しても満席で乗車を拒否される可能性は限りなくゼロでしょう(保証はできません)。
バルト三国はそれぞれ人口300万人以下の小国なので、都市と都市の間にはほとんど手つかずの草原が広がっています。「こんな豊かな自然の中で暮らせたら」と憧れる反面、実際に住んだら、寒くて、物流やインフラが不自由で、冬の間はほぼ一日中真っ暗で、きっと3日で日本が恋しくなることも分かっています。実はモンゴルでパオ(テント)を訪れた際、最初の10分間は感動したのですが、20分後には「なぜお金を払って、こんな寒くて何もない場所にいるのだろう? これなら自分の部屋でネットをしていたほうが幸せなのに」と思ったものです。
電車は定刻通りヴィリニュスに着きました。タリンやリーガはメルヘンチックなおとぎの国でしたが、ヴィリニュスは陰鬱さの残る旧ソ連国家という印象です。ホテルも「ちょっと立派な昭和40年代の建物」的な、中途半端な古さを感じさせました。
この日は荷物預け入れとドマンタイへのバス往復、ヴィリニュスへの切符、昼食と夕食で18.36E使いました。

5日目、ホテルで朝食をとり8時前に出発。最初にホテルからほど近いハレス市場に行きました。ここはリーガの中央市場を小さくしたような場所で、天井の高い殺風景な建物内にさまざまな店が立ち並んでいます。
そこから旧市街に至る門の中で唯一現存する「夜明けの門」へ。ここをくぐると、陰鬱な旧ソ連国家から一変してメルヘンチックな街並みになります。旧市街の雰囲気はタリンやリーガに割と似ていました。門の上にはオープンエアーの聖テレサ教会(入場無料)があり、ちょうど司祭たちが祈りを捧げていました。
そこから旧市街に向けて北上すると、ロシア正教の聖霊教会(入場無料)があります。ロシア正教では信徒たちがひざまずき、ひれ伏すようにして祈りを捧げるため、普通の教会と違って椅子がありません。ここでも司祭たちが祈りを捧げ、聖歌が流れていました。
そこからヴィリニュス駅に向かい、翌日の空港行き電車の時刻表をもらってから、2番トロリーバスに乗って聖ペテロ&パウロ教会(要寄付)へ。バスの運転手に1Eを払って切符を購入し、それに時刻を刻印する必要があります。なお最寄りのバス停は、教会手前にあるロータリーの少し手前です。教会内は無数の白亜の彫像に彩られた壮麗なもので、ヴィリニュスに来たら必見です。
ここから4番トロリーバス(1E)に乗って、KGB博物館に向かいました。ソ連秘密警察のKGBが拷問や処刑に使った建物ですが、この日は祝日で、あいにくの臨時休業です。あきらめて徒歩で大聖堂(入場無料)に向かいました。ここも豪奢な内装で、ヴィリニュスに来たら外せません。
そこからリトアニア国立博物館(2E)、考古学資料展示館(2E)を回りました。この2か所に行けば、昔のリトアニアの人々の暮らしぶりが分かります。
次に丘の上にあるケディミナス塔(丘の上の城博物館、5E)に向かい、その頂上にある展望台からヴィリニュスの街並みを一望しました。博物館を名乗っていますが、塔内部に目ぼしい展示はなく、5Eは丘の上の展望台に上るための値段です。足元に王宮を望み、その向こうには旧市街が広がり、反対側にある川の向こうには現代的な高層ビルが立ち並ぶ一角もあります。
その後、王宮に向かいましたが、ここの博物館も残念ながら祝日で休業でした。時刻は14時前です。地球の歩き方に載っていた、ヴィリニュス大学の東隣にあるフォルト・ドゥヴァーラスというエストニア料理店に入りました。ここには昔の地下室をそのまま流用した地下席があり、1階席よりも趣があります。リトアニアの郷土料理でツェペリナイという芋を柔らかく煮込んだ団子に肉を詰めたもの(4.55E)、芋とトマトのスープ(2.55E)を頼み、サービスで黒いライ麦パンがついて、7.1Eでかなりのボリュームがありました。
食後、ヴィリニュス大学と学内にある聖ヨハネ教会(1.5E)に入場。ヴィリニュス大学という名前から、日本でいう東大のような位置づけかと思ったのですが、人口300万弱のリトアニアで学生数は2万人以上とのこと。どう考えても東大クラスの学生ばかりを集めることは困難です。教会はそこそこ豪奢で、言語学部2階のホールにあるフレスコ画は美しいのですが、よく見るとユニークなものでした。ただし祝日なので19世紀の古書室には入れませんでした。写真で見る限り、スターウォーズの撮影に使われたアイルランドのトニリティー・カレッジのロングルームと少し雰囲気が似ている気がしたのですが……。
その後、後期ゴシック様式のアンナ教会(入場無料)、赤レンガのベルナルディン教会(入場無料)に立ち寄ってから、「ヴィリニュスのモンマルトル」と呼ばれるウジュピスに向かいました。ここはヴィリニャ川のほとりにあり、独立宣言をおこなった芸術共和国で、独自の憲法も制定されています。実際に行ってみると何の変哲もない通りがあるだけですが、その一角に多くの言語で憲法が表示されていました(英語や中国語はありますが、日本語はありません)。すべての人はヴィリニャ川のそばで生きる権利があり、ヴィリニャ川はすべての人のそばを流れる権利がある。すべての人は幸福である権利がある。すべての人は不幸である権利がある。すべての犬は犬である権利がある。といった具合で、芸術家たちの遊び心にあふれた憲法です。
そこから聖カジミエル教会(入場無料)、旧市庁舎(外から見ただけ)に立ち寄り、17時過ぎにホテルに帰ってきました。これ以降食事はとらず、早めに寝て体内時計を日本時間に戻すようにしました。
この日はトロリーバスと入場料、昼過ぎの食事で19.6E使いました。

6日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウト。駅まで歩き、空港行きの切符(0.7E)を買ってから0845発の電車に乗りました。8分で空港に到着し、1時間弱待ったところでチェックインが開始になりました。ホテルの部屋にいても時間が気になるだけで特にすることがなかったので、つい早めに空港に来てしまったのですが、これなら1時間後の電車までホテルで待機していたほうが良かったかもしれません。
ともあれ、早めに保安検査を済ませてプライオリティパスでラウンジに入ることができました。また乗り継ぎ先のヘルシンキでもラウンジに立ち寄り、定刻通り名古屋行きのフライトに搭乗しました。
この日使ったのは電車代0.7Eだけです。

7日目の朝、セントレアに無事帰ってきました

以上、今回の旅費は121494円+145.69Eです。これを出発当日の日本での両替レート(1E=128.26円)で計算すると、140180円になりました。この料金には移動、宿泊、入場料、食事代が含まれますが、現地でのトイレ代、ミネラルウォーター、アルコール類、お菓子、お土産代は別途です。
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石家庄旅行記(17年5月) [海外旅行記]

中国河北省の省都、石家庄に行ってきました。中国に31ある省、直轄市、自治区のうち、これで27か所目です。
今年1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。チケット代8000円に空港税などが加算され、総額13020円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (NGO、PEKは名古屋、北京)
またCtrip のホームページで下記ホテルと高速鉄道を予約しました。
Hoton Hotel(河北博物院そば、準4つ星、2泊朝食付きで438元)
DAY1 G573 北京西 1618 石家庄 1739 (128.5元+手数料35元)
DAY3 G606 石家庄 0935 北京西 1054 (同上)

旅行初日、セントレアで出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
北京には定刻よりも早く着き、手持ちの元が少なくなっていたので空港で両替をしました。ちなみに北京首都空港の両替所はレートが悪い代わりに手数料なし、上海浦東空港の両替所はレートが良い代わりに1回数十元の手数料を取られます。
出発まで微妙に時間があったので、機場快速(25元)と地下鉄(3元)を乗り継いで、北京随一の繁華街、王府井へ。久しぶりの街並みを散策してから天安門広場に向かうと、そこには保安検査の長い行列ができています。天安門広場には過去に何度か来たことがあり、どうしても再訪したかったわけではないので、断念して天安門東駅から地下鉄(4元)で北京西駅に向かいました。
駅の切符売り場に行くと、そこでも長い行列ができています。予約した切符を受け取るために仕方なく並ぶと、その列が途中で窓口を閉められたり、別の列に並びなおすとそこの係員が中座してどこかに行ったりと、日本ではありえない散々な目にあって、何とか切符を受け取りました。手数料5元を払って帰りの切符も一緒に受け取ったのですが、もう一度この苦労をしないで済むなら値千金です。結局ここで50分ほどロスしました。
切符を手に出発フロアに行くと、そこでも多くの人がひしめきあっています。私は少し早い夕食として、構内にある中華風ファストフードの店で牛肉と野菜の炒め物をご飯に乗せたものとホット豆乳のセット(25元)を平らげ、牛肉とマトンのミートパイ(各8元)を買ってから電車に乗りました。列車番号がGから始まる時速300キロの和諧号です。
石家庄到着後、駅のバス乗り場を見ていると博物院を経由する42番バス(1元)を見つけました。以前、長春の駅前からタクシーに乗ったところ、メーターが界王拳をマスターしていて数倍速で跳ね上がったことがあったので、どうも駅前のタクシーは苦手です。博物院近くの停留所から1キロほど歩きましたが、何とかホテルに到着し、チェックインしました。
ちなみに石家庄は人口1000万人の大都市です。夜になって外に出てみると、ネオンと高層ビルに彩られた中国の大都会の夜景が広がっていました。これでなぜ地下鉄がないのか不思議ですが、バスだけで移動するのはかなり大変だと分かりました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時半に出発しました。この日は石家庄の北15キロのところにある古都正定(旧名常州)に行き、隆興寺(50元)、天寧寺(15元)、臨済寺(入場無料)、広恵寺(15元)、開元寺(20元)、県文廟(15元)をハシゴする予定です。バスでのアクセスは大変なので、流しのタクシーに乗りました。「正定寺廟群 隆興寺」と書いた紙を見せ、所要30分で37元です。反日デモが盛んな頃は、日本人だとばれないように漢字を初めて書いたような筆跡で韓国人に成りすましたりしましたが、THAADでもめている現在は、韓国人に間違われるほうが危険なので普通に書きました。行先として隆興寺を選んだ理由は、一番大きくて知名度が高いのと、今回訪れる寺院の中で一番奥にあるため、そこから歩いて戻りながら観光すれば時間のロスが少ないからです。
隆興寺では門を守る四天王、モンゴル人のような顔立ちの大仏、巨大な千手観音像などが広い敷地内に点在しており、奥には中華風の庭園もありました。観光客の数も多く、メジャーな観光地のようです。
天寧寺には高さ41m、臨済寺には30.7m、広恵寺31.5mの塔だけがあり、開元寺には39.5mの仏塔と高さ14mの鐘楼がありました。県文廟は中国各地に点在する孔子を祀る場所であり、奥には孔子像の置かれた建物がありました。これらの場所には観光客の姿もほとんどなく、内容と位置関係から言っても、天寧寺と開元寺だけ押さえておけば十分な気がします。
それらを見て回る道中、それなりにきれいで客も入っている清真(イスラム)料理の店を見つけ、牛肉面(牛肉麵、10元)を食べました。清真料理の麺のスープは独特な風味がありつつもあっさりしており、個人的には気に入っています。
県文廟を見終わったところでタクシーを拾い、前日ホテルにチェックインした時にもらっておいた名刺大のカードを見せてホテルに帰ってきました(35元)。時刻は13時半です。
少しホテルで休憩してから再び出かけて歩いていると、大学病院(河北医科大学附属人民医院)を見つけました。立ち寄ってみると、天井の高いエントランスホールに中国系航空会社のCAのような制服を着た案内嬢がいて、壁には本日診察している医師の写真が掲示されていました。少し斜めになって腕を組んでいる人もいて、白衣を着ていなければまるでラーメン屋の店主です。頑固一徹、腕に自信ありとでも言いたいのでしょうか?
なお余談ですが、私自身はこういう場所に写真を掲示されるのが苦手です。顔が割れるのを避け、数日の休みで世界各国に出かけ、場合によっては国籍を偽り、ヒット&アウェイで観光という情報収集ミッションをこなしてくるのですから、割と忍者や特殊部隊のような仕事に向いているのかもしれません。
大学病院を見学後、河北省博物院(要パスポート、入場無料)に入りました。中国各地の博物館を見てきた私にとって目を見張るほどの展示はありませんが、展示品の数は膨大で、見て回るのに90分ほどかかりました。
その後、ホテル隣のショッピングセンターで羊肉の麻辣火鍋(31元)を食べてからホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。タクシー(18元)で石家庄駅に向かったのですが、行きに1元のバスでホテルまで来た時とは労力も所要時間も雲泥の差。普段は公共交通機関を乗りこなすと幸せになれるのですが、今回は少し懲りました。
0935発の和諧号に乗り、北京西駅からは機場バス(30元、所要70分)で北京首都空港へ。12時半前に空港につき、まだ名古屋行きのチェックインは始まっていなかったのですが、他のカウンターで預け入れ荷物がないことをアピールしてチェックインさせてもらい、出国審査と保安検査を済ませ、13時過ぎにプライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入りました。そちらで少し遅めの昼食をとり、ほぼ定刻通り名古屋に帰ってきました。最近のCA名古屋―北京路線は、体感的に乗客の8割以上が中国人です。
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鄭州・洛陽龍門旅行記(17年4月) [海外旅行記]

中国河南省の省都、鄭州に行ってきました。私はこれで中国に31ある省、自治区、直轄市のうち26か所に訪れたことになり、今年の年末には29か所になっている予定です。「目指せ、全制覇」と言いたいところですが、(一番行きたい)チベット自治区には基本的に団体ツアーでしか行けないため、日程もコストも無駄に要し、ハードルが高いのが現状です。
それはさておき、1月に中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。航空券17000円に空港税などが上乗せさせて総額23700円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA1325 PEK 1455 CGO 1645
DAY3 CA1332 CGO 0945 PEK 1125
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (NGO、PEK、CGO はそれぞれ名古屋、北京、鄭州)
宿泊はCTRIP で鄭州駅から近いAnxin Boke Hotel(準3つ星、2泊朝食付きで516元)を予約しました。
ところが3月末になって急にCA1325 の運航中止(減便)が決まり、この区間を下記の通り変更されてしまいました。
DAY1 CA1331 PEK 2110 CGO 2300
この時間だと空港から市内までの公共交通機関はなく、数少ないタクシーにドライバーの言い値で乗るしかありません。値段面、安全面ともに不安を覚えたため、空港から徒歩数分の鄭州エアポートホテル(準3つ星、2泊朝食付きで736元)に予約を変更しました。
今回は中国3大石窟のひとつで世界遺産の龍門石窟に行く予定です(他の石窟への旅行記はこちら)
↓貴陽・大同旅行記(13年6月)
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2013-06-17
↓ 敦煌旅行記(15年10月)
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2015-10-20
↓ 重慶・大足旅行記(15年5月) 三大石窟ではありませんが、世界遺産です。
http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18

そこで新しい宿泊先に合わせてCTRIPで下記の高速鉄道乗車券を申し込みました。
DAY2 C2964 新鄭空港 0853 鄭州東 0912(12元+手数料20元)
DAY2 G2833 鄭州東 1017 洛陽龍門 1056(65.5元+手数料20元)
DAY2 G664 洛陽龍門 1619 鄭州東1658(65.5元+手数料20元)
DAY2 C2835 鄭州東 1843 新鄭空港 1902(12元+手数料20元)
もしかしたら前もって手配しなくても現地で普通に買えるのかもしれません。しかし今回の手数料は満席で乗車できなくなる事態を避けるための保険、いわば必要経費だと思っています。ちなみに中国の高速鉄道はすべて指定席で、それが売り切れたら乗車できません。しかし乗車券さえ持っていれば、もし乗り遅れてもそれより遅い電車に立ち席で乗ることができるそうです(伝聞)。

なお今回の中国旅行では注意すべき点があります。
これまで反日色の強い中国に旅行する際、私は日本人だとばれないように気を遣ってきました。しかし現在ではTHAAD問題で韓国人のほうが叩かれています。おそらくこれはしばらく続くでしょう。今後はむしろ韓国人に間違われないように気を遣う必要があります。
中国共産党による統治には、自分たちへの不満をそらせるための外敵、いわばガス抜きの相手が欠かせません。それはこれまで日本の役目だったのですが、現状では多くの中国人が日本に旅行するようになり、その民度と科学技術の高さに一目置く人たちも増えてきました。「日本が悪い」には齟齬が生じるようになったのです。
そこで彼らには新たな外敵が必要になりました。私はそれが韓国であると考えています。
中国での日本人の蔑称は「日本鬼子」、韓国人の蔑称は「高麗棒子」ですが、前者が本当に恐ろしい相手というニュアンスなのに対し、後者はボーっと突っ立っている木偶の坊というニュアンスです。あなたが中国共産党の指導者だとして、どちらかを敵にする必要に迫られたら、どちらを選びますか?
先日、韓国人の9割は認知バイアスであるとの報告がありました。韓国人は物事を認識する際、目先の感情に引きずられる傾向が顕著です。国をあげて「強大だった古代朝鮮」というファンタジーを信じ、漢字・印刷・飛行機・忍者・ソメイヨシノなどありとあらゆる起源を主張し、「すべて相手が悪い」という思考回路で日本や朴槿恵元大統領にすべての責任を押し付けたがり、相手に対して横暴にふるまうことが許される被害者になることを(無意識に)望み、暴力をふるったほうがふるわれたほうに「自分が被害者」という意味不明の理論を展開することもあり、偽証罪は日本の100倍以上、観光地でのぼったくりは途上国レベル。でも当の本人たちは病識に欠け、尊大でプライドに満ち溢れています。
そのような国民性が嫌われるのでしょう。どうも中国人のネットでの意見を見ている限り、韓国を叩くのであれば異論も少ないようです。
個人的には中国人の隣で日本語のガイドブックを開けやすくなったので助かります。

旅行初日、セントレアで鄭州までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入って朝食をとりました。一部のメニューが更新され、ソーセージ、スクランブルエッグ、スパゲッティナポリタン、サンドウィッチ、おにぎりなどが並んでいました。
北京にはほぼ定刻通り到着し、9時間ほど乗り継ぎ時間があったので、皇帝一族の庭園として作られた世界遺産の頤和園に行くことにしました。機場快速(25元)と地下鉄(5元)を乗り継いで、西苑駅へ。駅から西に5分ほど歩くと、頤和園の東門につきます。入場だけなら30元ですが、徳和園、文昌院、佛香閣、蘇州街(計45元)にも立ち寄れる60元のスルーチケットを買いました。歴史的建造物である徳和園と文昌院の内部には美術品の展示もあり、佛香閣は山の上に建てられた寺院で、蘇州街は川のほとりにある昔ながらの中国の商店街です。
頤和園自体は巨大な池とそれを望む山を擁する非常に広大な庭園で、東門から北門に歩いて抜けると地下鉄一駅分移動することになります。湖のほとりに広がる中国建築とあふれれんばかりの人民を見ながら、スルーチケットの付帯施設にも立ち寄り、北門へと抜けると時刻は16時半でした。
ここから地下鉄と機場快速を乗り継いで、1時間ちょっとで空港に戻ってきました。保安検査を済ませ、プライオリティパスで国内線(ターミナル3C)のファーストクラスラウンジに入ると、そこは大混雑。席を確保できない人たちが通路をさまよい、若い白人男性は床に座り込み、食事コーナーはまるで立食パーティーの会場です。私のようなラウンジ乞食にまで開放しまくったせいで、最近はいつもこんな有様です。まあ文句を言えた筋合いではないので、食べるものを食べ、飲むものを飲んだらさっさとラウンジを立ち去り、近くにある一般スペースのシートに座って時間をつぶしました。こちらには地べたに座り込むバックパッカーもいなくて、のんびり広々と快適にくつろげます。
そして搭乗の1時間前になって、搭乗口が隣のターミナル3Dであることが判明しました(それまでは未定でした)。バスで3Dに移動し、プライオリティパスでこちらのラウンジにも入ってみると、新しくて、空いていて、とても快適でした。本来ラウンジとはこうあるべきです。
鄭州到着後、空港駅の乗車券販売窓口で予約票とパスポートを見せて翌日の切符を入手してから(手数料5元)、屋外に出て、空港左前方にすぐ見えるはずのホテルを探しましたが、それらしき建物はありません。スマホのナビソフトとにらめっこしていると、ホテルはかつて使われていたターミナル1の左前方にあり、現在使われているターミナル2からは少し離れていることが分かりました(ターミナル2を出て正面左側に廃墟となったターミナル1の建物が連なり、その向こうにホテルが見えます)。夜道を15分ほど歩いてなんとかホテルに到着しました。

翌2日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発しました。ターミナル2経由で空港駅まで歩き、保安検査を受けてから乗車。飛行機同様、ペットボトルは持ち込むことができません。
空港駅から東鄭州までは電車番号がC(時速200キロ弱)で、東鄭州から洛陽龍門まではG(時速300キロ弱)です。窓の外には果てしなく草原が広がり、ところどころで何かを採掘した後のように地面が大きくえぐれ、そんな大地の真っただ中に建造中の高層ビル群を散見します。どう考えてもこんな場所にマンションやオフィスの需要はないので、これが噂の鬼城(ゴーストタウン)なのでしょう。
東鄭州に到着後、一度改札を出てから乗車口を探しましたが、どこにもありません。実は中国の高速鉄道駅は空港に似た作りになっており、1階が到着フロア、2階がプラットホーム、3階が出発フロアになっています。それが分かってから3階に移動すると、4階にいくつかのレストランが並んでいるのが見えました。この日の夕食はこの駅で済ませる予定なので、あらかじめ物色しておきました。
洛陽龍門までの電車は時速300キロ弱で走行していましたが、個人的にはN700系よりも揺れが少ない気がします。N700系は加速が鋭い代わりにときどきマッシブなモーターの存在を感じますが、こちらはもっとスルスルと加速していく印象です。あとは日本の新幹線なみの安全性があり、まわりの乗客や乗務員が中国人でなければ言うことなしです。
洛陽龍門駅に到着し、駅の外に出ると目の前に洛陽龍門駅と龍門石窟を往復しているK71番バス(1元)が停まっていました。これに乗れば15分で龍門石窟につきますし、帰りのバスも行きの降車場所とほぼ同じところから出発しています。この区間はタクシーを使うことも考えていたのですが、思わぬ福音でした。
バスの降車場所から人の流れに沿って5分ほど歩くとチケットオフィスに到着します。そこでチケット(100元)を買い、人の流れに沿って西岸の石窟から見ていくことにしました。山の岩肌に多くの穴が穿たれ、そこには大小無数の仏像が彫られています。顔を削り取られた仏像も多いのですが、それすらもこの石窟が歩んできた歴史を語り伝えているのでしょう。振り返ると眼下には青い水をたたえた穏やかな川の流れがあり、その向こう岸には緑の山肌とそれを削り取って作られた対岸の石窟が見えています。空は澄み渡り、風は心地よく、そしてまわりは足の踏み場もないほどの人民でひしめき合っています。
まあ、大都市からのアクセスが容易な中国の世界遺産なのですから、こればかりは致し方ありません。
なおこの近辺には食堂がなく、私はときどき見かける売店でアイス(5元)、ゆで卵(3元)、ハムエッグの中華風ハンバーガー(10元)を買って食いつないでいるうちに、昼食分の胃袋が満たされてしまいました。
西山石窟(川の西岸)、東山石窟(川の東岸)、香山寺(山の中腹にあるごく普通の中国寺院)、白園(白居易を祀った中国庭園)を順に見て回り、帰りのバスに乗って洛陽龍門駅に戻ってくると時刻は15時半でした。帰りの電車が出発する50分前で、思ったより時間を使いました。
鄭州東駅に到着後、あらかじめ物色してあった店に入り、中華風ミートパイとラー油の浮いたヌードル(35元)を注文。大体どの店も予算は50元以下といったところです。食後、マクドナルドでコーヒー(11元)を飲んで一服し、再び電車に乗って空港に戻ってきました。そこからホテルまでの道は、腹ごなしの散歩にちょうど良い距離です。

3日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウト。7時発の空港行き送迎バスに乗せてもらい、チェックインと保安検査を済ませてからプライオリティパスでラウンジに入りました。乗り継ぎ地の北京でもラウンジに直行し、結局この日は1元も使うことなくセントレアまで帰ってきました。

これまで中国の陸路は予約システムが未熟で、私のような短期旅行者が確実にチケットを手配するのは難しかったのですが、今回CTRIPで高速鉄道を予約してみて、ようやく国際水準に追いついたと感じました。これなら空路と陸路を組み合わせて、これまでアクセスしにくかった場所にも足を延ばせそうです。
なお来月は北京西駅から高速鉄道を使って石家庄に行く予定です。
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石垣島旅行記(17年3月) [国内旅行記]

小学校を卒業したばかりの長男と2人で石垣島に行ってきました。妻はこれまでさんざん公共交通機関利用の体力勝負旅行に連れまわした結果、「家で留守番しているから勝手に行ってきて」状態になったので今回も留守番です(その代わり小遣いを渡す条約を結んでいます)。
昨年12月、泉佐野市にふるさと納税してピーチポイントをもらい、それを使って航空券をゲットしました。片道9990円の航空券×4(往復2人分)に空港使用料、座席指定料、支払手数料を上乗せして総額43700円が実質ほぼ無料です。
DAY2 MM231 KIX 0715 ISG 1000
DAY5 MM232 ISG 1035 KIX 1255(MM、KIX、ISGはそれぞれピーチ、関空、石垣)
関空発が0715と早いため、大阪で前泊する必要があります。そこで今回は名古屋から大阪への移動日を旅行初日とカウントします。
楽天トラベルで大阪泉佐野駅前のビジネス旅館美松荘(初日、素泊まり5610円)、石垣島離島ターミナルそばのホテルピースランド石垣島(2日目、朝食付き8700円)、西表島の海人の家(3日目、朝夕食付き7000円)、ホテルピースランド石垣島(4日目、朝食付き9200円)を予約し、オリックスレンタカー西表島大原店で3日目13時から4日目13時までレンタカーを手配しました(9180円、楽天クーポン利用で6180円)。今回は3日かけて小浜島、黒島、西表島、竹富島の4島を周遊する予定です。
名古屋から大阪までの往復は近鉄特急アーバンライナーのデラックスカー(大人はチケットショップで3700円、小人は近鉄窓口で2390円)で手配しました。

旅行初日、19時名古屋発のアーバンライナーに乗り、大阪難波で南海電鉄(大人590円、小人300円)に乗り換えて泉佐野駅前の宿にチェックインしました。風呂は自宅で済ませてきて、あとは駅の近くで安く泊まれることを重視して選んだ場所ですが、昭和時代の下宿を思わせる古びた宿です。長男には逆にそれが印象深かったようでした。

2日目、5時49分の南海電鉄(大人490円、小人250円)で関空へ。ターミナル1のすき家で朝食をとり、バスでターミナル2に移動して搭乗しました。早起きで眠たかったので、機内ではほとんど寝て過ごしました。
石垣島到着後、バスで離島ターミナルへ(往復で大人1000円、小人500円)。石垣島ドリーム観光(以下IDT)のブースで3日間のフリーパス(大人4000円、小人2000円)を購入し、荷物を無料で預かってもらいました。IDTは八重山観光と安栄観光の合同チームと比べたら便数の少ない弱小会社ですが、3日間のフリーパスが合同チームの大人5800円に比べて圧倒的に安く、各種割引特典もついてきます。そこで今回はIDTを利用することにしました。
この日は小浜島に行く予定ですが、フェリーの出発時刻まで2時間近くあります。近くにある八重山そばの店でソーキそば定食(1000円×2)を頼み、石垣私立八重山博物館(大人300円、小学生無料)に入場し、公設市場や土産物屋に立ち寄って、時間をつぶしました。
12時50分のフェリーで小浜島に渡り、レンタサイクル(2時間×2台で1200円、IDTのフリーパス提示で1割引き)で島内散策へ。起伏の激しい島で、長男は途中でへばっていましたが、良い運動になったと思います。まずは島で最も高い大岳(標高99メートル)に上り、八重山列島を一望しました。それから海際まで下ってマングローブの森を眺め、島の南東にあるシュガーロードを走り、トゥマルビーチに立ち寄ってから港に戻り、15時20分のフェリーで石垣島に帰ってきました。
預けていた荷物を受け取り、ホテルにチェックインしたところ、なぜか沖縄そばのカップ麺を2つもらいました。少し休憩してから夕食に出かけ、昼とは別の店でグルクンのフライ定食(1080円×2)を注文しました。グルクンとは沖縄地方で食べられている魚ですが、柔らかい白身が美味です。それに小さな八重山そば、ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)、もずく、ゴーヤの漬物がついていました。食後、土産物屋で海ぶどう(100gで490円)を、コンビニでブルーシールアイス(140円)を買ってからホテルに戻ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウト。離島ターミナル内のIDTのブースで荷物を無料で預かってもらい、9時20分発のフェリーで黒島に向かいました。ここはその日現在、210人の人間と2860頭の牛が暮らす平坦な牛の島です。IDTのフリーパスを提示してレンタサイクルを1時間半×2台借りたところ、700円でした。
まずは黒島研究所(500円×2)へ。ここは黒島の海や文化、海洋生物を紹介した博物館です。内容のわりに高い印象がありますが、1日平均30人弱しか客が来ないようなので、きっと赤字でしょう。「大丈夫です、ナマコですよ」というどこかで聞いたようなフレーズの書かれたナマコおさわりコーナーがありました。その後、改装中の黒島ビジターセンター、北にある桟橋、島に一つしかない小中学校(児童8人、生徒4人、教師15人)、黒島展望台に立ち寄り、11時半のフェリーで石垣島に戻ってきました。
すぐに預けてあった荷物を引き取り、売店でおにぎりを買って小腹を満たし、12時半のフェリーで西表島へ。到着後、レンタカーを借りてから、近くの食堂で満八そばセットと野菜炒め定食(計1850円)を注文しました。その後は15時半開始の仲間川マングローブクルーズ(大人1540円、小人770円)に参加する予定ですが、100分ほど空き時間があります。近くのスーパーでお茶などを買いこみ、西表野生生物保護センター(入場無料)でイリオモテヤマネコに関する展示を見て、外周道路の起点である南風見田の浜に立ち寄って、時間をつぶしました。
15時半出発のクルーズ船は、私たちを含めて乗客が5人しかいない、大変ゆったりしたものでした。朝は団体ツアー客が押し寄せて大渋滞になるのを知っていたので、あえてこの時間にしたのです。満潮のためマングローブの足元にある放射状の根っこは見られなかったものの、普段は案内しない場所にも足を延ばしたりして、大変満足できる内容でした。
その後、レンタカーで西表島を北上し、星形の砂粒があるという星砂の浜に立ち寄ってから宿に到着しました。ここは西表島外周道路の終点である白浜という漁村に位置しており、公民館に隣接した素朴で開放的な建物です。田舎が好きな私にとって、海と山に挟まれたこの辺境の地に泊まること自体が旅の目的の一つでした。この日の夕食はガーラという魚の刺身、地元で採れた4種の魚フライ、カボチャの煮つけ、みそ汁とごはんといった内容で、味、ボリュームともに満足できました。
夜9時過ぎに外に出てみると、満天の星空が広がっています。それでもまだ周りが明るかったので、車を走らせて真っ暗な道路まで移動すると、さらにくっきりと星々が浮かび上がりました。オリオン座、北斗七星、北極星、天の川――無料で天然の、そして最上級のプラネタリウムです。物の怪やハブが出そうで、足元が怖かったのですが……。

4日目、宿で朝食をとってからチェックアウト。そのまま西表島外周道路を南下し、由布島(大人1400円、小人700円)に向かいました。ここでは水牛がひく車に乗って遠浅の海を渡ることができます。碧く揺らぐ水面と遠くの緑を眺めながら御者の奏でる沖縄民謡に耳を傾けているうちに、由布島へと到着しました。島の住人はゼロですが、日中は観光施設として水牛の池、マングローブ遊歩道、蝶々園、ブーゲンビリアガーデンなどが解放されており、飲食施設や売店もあります。それらを見て回り、レストランでサービスのマンゴジュースを飲んでから、11時の水牛車で西表島へと戻ってきました。
すぐに前日と同じ食堂に向かったのですが、あいにく臨時休業です。大原付近ではそこ以外の飲食店を知らなかったので、あきらめて近くのスーパーで弁同を買って昼食にしました。他にすることもないので、レンタカーを返却してからフェリー乗り場で時間をつぶし、13時25分発、竹富島行きのフェリーに乗りました。
竹富島には14時に到着し、すぐにグラスボートの切符売り場に向かったのですが、あいにくこの日は波が高く、海の透明度が低いのでお勧めしないとのことでした。仕方がないのでそちらは諦め、14時20分発の無料送迎バスで島の中心地に向かい、14時半から村の中を散策する水牛車に乗りました(IDTのフリーパス提示で大人1000円、小人500円)。水牛にもいろいろな性格の個体がいて、怠け者に当たると1周するのに1時間近くかかる場合もあるそうです。今回は運よく素直で働き者の牛に当たり、20分ほどでコースを1周しました。とは言え、自分の足で歩けば10分弱のコースです。その後も村唯一の展望台(一人100円)に上ったり、村唯一の商店でアイスキャンディー(100円)を買ったりして時間をつぶしてから、15時40分発の港行き無料送迎バス、16時発のフェリーを乗り継いで、石垣島に帰ってきました。
一昨日と同じホテルにチェックインすると、この日も沖縄そばのカップ麺を2個もらえました。しかし合計4個のカップ麺は、持って帰ろうにも無駄にかさばります。そこでその日の夕食は急きょカップ麺ということになりました。ただ何となく満たされない感じがして、後で土産物を買いに出かけたついでにアイスなどを買ってきました。

5日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウトし、8時半のバスで石垣空港へ。関空にはほぼ定刻通りにつき、ターミナル1のすき家で牛丼弁当を買ってから13時35分発のラピートβ(大人はピーチ機内で1030円、小人は南海電鉄の窓口で640円)に乗り、15時発のアーバンライナーで名古屋に帰ってきました。なおこの日の夕食はふるさと納税で届いた牛肉でした。
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最安シンガポール旅行記(17年2月) [海外旅行記]

今回の旅行は表題のとおりです。
昨年10月、楽天トラベルで下記の航空券を購入しました。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1120
DAY2 CA975 PEK 0010 SIN 0630
DAY3 CA970 SIN 0015 PEK 0620
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (CA、NGO、PEK、SINはそれぞれ中国国際航空、名古屋、北京、シンガポール)
チケット代金が14000円で、それに空港税などを足して総額25620円です。
通常、シンガポールに旅行すると航空運賃とホテル代がかさみます。そこで今回はCAを利用することで航空運賃を抑え、0泊3日の旅程にすることでホテル代をなくしました。もちろんそれでは色々と大変なので、プライオリティパスでラウンジを使い倒す予定です。実は、北京とシンガポールはプライオリティパスのラウンジだけで1日過ごせる数少ない空港なのです。いわば旅行道ならぬラウンジ乞食道ですが、一度このダークサイドに足を踏み入れると元の明るい世界には戻れなくなるので注意してください。

初日、セントレアでシンガポールまでのチェックインを済ませ、スターアライアンスラウンジで朝食をとりました。唐揚げ、カレーライス、サンドウィッチ、おにぎり、巻き寿司と各種ドリンクが用意されており、ビジネスホテルの朝食くらいの価値はあります。
飛行機で北京上空に差しかかると、青い空と乾いた砂の大地が広がり、はるか彼方はPM2.5の白い霧に覆われていました。旧正月明けで大量の爆竹による大量のPM2.5を想像していたのですが、思ったよりは見通しがききます。
空港から西単行きのバス(24元)に乗り、西直門橋南で降りました。この日は北京動物園に行く予定です。スマホのナビで現在地を確かめて、地下鉄の西直門駅まで歩き、そこから1駅(3元)で動物園駅に着きました。時刻は14時前で、パンダ館にも入れる14元の入場券を買って入場しました。この日の閉演時間は17時ですが、広大な敷地に動物舎が点在しているため、時間内に見て回ることは難しそうです。
結局パンダ、サル、ライオン、クマ、ウマ、カンガルー、キリン、爬虫類、鳥類などを見て回ったものの、ゾウとサイは諦めました。
ゴリラ舎ではゴリラと入場者を隔てるガラスがあり、その1メートル手前に手すりがあるのですが、中国人の母子がそれを乗り越え、ガラスを叩いてゴリラにアピールしていました。中国人の民度は相変わらずで、何というか見ている側も見られている側も両方サルです。パンダ舎では4~5頭のパンダがいましたが、午後の遅い時間帯なのであまり活発には動いていませんでした。
途中、ミネラルウォーター(2元)と台湾式の焼きソーセージ(5元)を買い、17時に動物園を後にしました。当初は北京ダックを食べるつもりでしたが、この時間から確実に入れる店に心当たりがなく、またレストランを求めて中国人だらけの通勤電車に揺られるのも辛かったので、そのまま空港に向かうことにしました。東直門駅で地下鉄(4元)と空港快速(25元)を乗り継ぎ、空港到着後、出国審査を済ませて中国国際航空のファーストクラスラウンジに入りました。時刻は18時半で、夕食コーナーが充実している時間帯です。ホットミール、サラダ、スープ、お粥、ヌードル、点心などが食べ放題で、下手に市内でお金を払って食べるよりも豪華な夕食にありつけました。食後はシャワーも利用し、コンセントそばのシートでこのブログ記事を書いたり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶしました。なおこのラウンジは22時以降プライオリティパスで利用できなくなるため、途中でプラザプレミアムラウンジに移動しました。
というわけで、この日の出費は77元です。

2日目、定刻より少し遅れてシンガポール・チャンギ国際空港に着き、すぐに帰りのチェックインをしました。この空港はショッピング、食事、バタフライパークなどの設備が充実しており、それをユーザーに楽しんでもらうため、多くの航空会社が出発の24時間前からアーリーチェックインを受け付けています。最初の窓口では頭の固そうなお局様から、まだ早いから午後に来るようにと言われましたが、その言葉には何の根拠もありません。別の窓口を探してアーリーチェックインを依頼すると、普通に受け付けてくれました。チャンギ国際空港は搭乗客と到着客が同じフロアで混ざりあう特殊な構造になっているため、ここで搭乗券を手に入れてしまえば、到着直後からラウンジを利用できるのです。近くにあったプラザプレミアムラウンジに入り、朝食をとることにしました。ここにはラクサと呼ばれるシンガポールのローカルヌードルがあります。ココナッツベースの辛いスープに半透明の麺をからませ、パクチーをたっぷり利かせると、それだけで東南アジア旅情がそそられます。このほかにもホットミールやサラダ、マンゴープリンを食べ、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせてから出発することにしました。時刻は8時半です。
入国審査と両替(1万円=122.1シンガポール$、以下S$)を済ませ、まずはセントーサ島へ。ハーバーフロント駅まではMRT(2.6S$)で、そこからはセントーサエクスプレス(往復4S$)です。S.E.A.アクアリウムの入場券(34S$、現地では38S$)もセントーサエクスプレスの乗車券と一緒に購入しておきました。ビーチ駅で降りると、目の前にはアメリカナイズされたリゾートビーチが広がっています。ここを道沿いに西のほうに歩いてくと、途中でレンタサイクル、レンタルセグウェイの店を見つけました。セグウェイには一度乗ってみたかったので、21S$払って500メートルの道のりを体験乗車することにしました。最初は急カーブで苦労しましたが、慣れてしまえば簡単です。最後のほうはかなり意のままに扱えるようになっていました。
そこからさらに西に行くと、エレベーターで高い塔に上り、そこから空中遊歩道を歩いていくアトラクション(無料)があります。その先にはシロソ砦とよばれる遺跡があり、旧日本軍との戦闘についての説明がありました。
次に山の中で鳥がさえずる遊歩道を抜け、S.E.A.アクアリウムの前までやってきました。時刻は正午で、歩き疲れたせいもあって空腹だったため、近くにあったマレーシア料理のフードコートでチキンライス(6S$)を注文しました。今回の旅行中、このチキンライスが自分でお金を払った唯一の食事らしい食事ですが、一番質素な食事でもありました。
そして食後はS.E.A.アクアリウムへ。私はかつてここがアンダーウォーターワールドと呼ばれていた頃にも来たことがありますが、その時よりもかなりレベルアップしていました。ガラスチューブの水中トンネルから始まって、数多い水槽のそれぞれで絵になる写真を撮れるのです。最奥部には美ら海水族館をほうふつとさせる巨大水槽があり、多くの魚たちが泳いでいました。美ら海と違ってジンベイザメがいない分、小魚ばかりで物足りなく感じる部分もありますが、水槽の規模では決して負けていません。私は写真を撮りながら1周し、その後写真を撮らずにもう1周しました。所要時間は2時間で、見終わると時刻は15時半です。
ここからセントーサエクスプレスとMRT(1.6S$)を乗り継いで、シンガポール国立博物館(15S$)へ。ここはシンガポールの歴史に関する展示がメインですが、美術品や歴史的資料などが少ない分、ジオラマや写真、昔の人々の日曜道具などが数多く展示されています。そのため何を見たのかあまり頭に残らないのですが、1942~1945年まで日本に統治されたことだけは強調されており、しっかりと頭にこびりつきました。所要時間は100分で、見終わると17時10分です。この後、時間と体力が残っていればベイサイドに立ち寄ることも考えていたのですが、雨が降り始めたこともありMRTで空港に直行しました(2.2S$)。
出国審査を済ませてからSATSプレミアムラウンジに入り、ラクサやホットフードの夕食をとってからシャワーを利用。その後、搭乗口に近い別のラウンジに移動すると、そこにはフィッシュスパがありました。これまで鳥羽水族館や志摩マリンランドで手だけなら体験したことがありますが、ここでは両足を水槽に浸してドクターフィッシュに角質の掃除をしてもらえます。客は私一人で、巨大な水槽のドクターフィッシュたちを1時間ほど占有すると、明らかに足の皮膚の摩擦係数が減少しました。足の疲れも取れたような気がして(プラセボ効果?)、気分よく飛行機に搭乗できました。この日の出費は86.3S$です。

3日目、6時半過ぎに北京空港に到着し、この日も少しだけ観光することにしました。入国審査を済ませ、空港快速(25元)とMRT(3元)を乗り継いでよう和宮駅に向かい、そこから徒歩で孔廟と国子館(両方で30元)へ。孔廟は孔子を祀った廟で、国子館は元の時代に作られた最高学府です。どちらも科挙とかかわりの深い場所ですが、無理やり日本で例えるなら、学問の神様・菅原道真を祀った神社と鎌倉時代の幕府御用達の学問機関といったところでしょうか? 北京の観光地としてはマイナーですが、メジャーなところは大体行きつくし、空港から近くてまだ行ったことがない観光地を探したらここに白羽の矢が立った次第です。科挙とは膨大な暗記を要した史上最難関の試験の一つと聞いたことがあり、ひらめきで勉強量不足をカバーして何とか辻褄を合わせてきた私のような人間には絶対にクリア不可能です。「思いて学ばざれば則ちあやうし」という孔子の言葉が耳に痛かったのを思い出します。建物そのものは特に印象に残るほどではありませんが、先人たちの向学心と努力に敬意を表して見学してきました。
その後、北京最大のチベット仏教寺院であるよう和宮にも立ち寄ろうと思ったのですが、押し寄せる中国人の群れが尋常ではなく、彼らと入場の順番を争う生存競争に巻き込まれたくなかったので、おとなしくMRTと空港快速(計28元)を乗り継いで空港に戻り、中国国際空港のファーストクラスラウンジで昼食をとりました。ここまでの出費は、途中で買ったミネラルウォーター2本(3元)を含めて89元です。
その後も同ラウンジで仮眠を取ったりして時間をつぶし、定刻通り名古屋に帰ってきました。

以上、0泊3日で北京、シンガポールの周遊旅行を行い、セントレアを出発してから到着するまでの総額は25620円+166元+86.3S$でした。これを当日の空港両替所のレートで換算すると25620+7068+3018円=35706円になります。最安シンガポール旅行記と言って差しつかえない額に収まったのではないかと思います。

実はこれまで長男の中学受験があって長期旅行は難しかったのですが、何とか無事に合格できました。来年度はもう少し足を伸ばせそうです。2月から燃油サーチャージが復活することもあり、1月中にかなり先まで航空券を仕込んでおきました。3月は長男と石垣島、4月は鄭州、5月は石家庄、6月はバルト三国、7月はバンコク、10月は合肥、11月はホーチミン、12月は武漢への旅行を予定しています。
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